公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

ぷらっとバンコク Day4 〜 メークローン市場、水上マーケット

 Mae Klong
(上の写真はネットから拝借した)

朝7時頃にバンコクを出て、「メークローン市場」(Mae Klong)へ行った。上の写真の所といえば伝わるだろう。線路脇に野菜や果物などの商店が所狭しとひしめき合う鉄道市場。1日3本の電車がここを通り、1本目の電車は朝8時40分頃通る。我々は8時20分頃に現地に到着したのだが、既に多くの観光客で溢れていた。



 Mae Klong

10分前でも線路の上を多くの人が歩いている。



 Mae Klong

5分前位に市場内に、「間もなく電車が通過する」という放送が(各国の言語で)流れる。市場の人たちが一斉に店のテントやパラソルをたたみ、陳列物を片付ける。観光客も一斉に線路の外に移動する。そして、ほぼ全ての観光客がスマホを片手に電車の通過を待つ。

遠くから電車が近づく音は聞こえるのだが、なかなか前を通らない。それもそのはず。人間が歩く速度と同じ位のゆっくりとしたスピードで市場の中を通っていたのだ。

電車の中にも多くの観光客。まるで戦友が戦地から帰って来たかのように、地上の群衆が手を振って彼らを迎え入れる。彼らも地上の群衆に手を振って答える。なんともエモい光景だった。

電車が通り過ぎると、何事もなかったかのように、市場の人たちは再びテントやパラソルを広げて商売を再開する。これもまたエモい。

ちなみに数百mの市場の中に、買いたいモノは何一つなかった。ってか、売上幾ら?



 Mae Klong

この市場の先が、終点のメークローン駅。
市場にいた観光客が一斉に押し寄せる。
完全なオーバーツーリズム。トイレにも行けなかった。



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少し移動し、「ダムヌン・サドゥアク水上マーケット」(Damnoen Saduak Floating Market)へ。


floating market


ここも完全なオーバーツーリズム。



floating market

出れねーよ!



floating market

動かねーよ!

もう笑うしかない。

そして、買いたいモノは何一つない。




floating market

午前中に鉄道市場、水上市場を廻り、小腹が空いたので「メーブンミー」というタイヌードルのお店へ。メニューがタイ語しかなく、さっぱり分からないので、写真を指さして適当に注文したのだが、めちゃくちゃ美味しかった。タイ料理は何を食べても美味しいね。



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午後は一旦ホテルに戻って、プールでぼんやり過ごした。


kinnaree

夜は、スクンビット・ソイ8にある「キナリー」(kinnaree)というタイ料理店へ。前から気になっていたお店。


kinnaree

この「ミヤンカム」(Miang kham)という海老や鶏やナッツやライムなどを葉っぱに包んで食べるタイの伝統料理は、かなり美味しかった。



kinnaree

もう一つ、「Nuar Yang Supparad」というパイナップルの肉包みも最高だった。

他にも色々食べたが全て最高。タイ最高。



kinnaree

ワインは品揃えがそれほど良くなかったが、お手頃な値段でいいワインを頂いた。

店員さんのサービスもよく大満足。


店を出るとスクンビット通りは週末の道頓堀の何倍もの観光客でごった返していた。相変わらずすごい街だ。こんな活気は日本のどこにもないね。だから好きなんだよ。BKK。

ぷらっとバンコク Day3 〜 日本蕎麦屋 開店!

reiwabkk

沖縄の『和さびや』に続いて、バンコクの日本蕎麦屋『令和十割蕎麦』に出資し、この夏に開店した。

やっと店に行けた。



reiwabkk

ビジネス街のど真ん中、年末の土曜日ということもあり、ランチタイムでも並ばずに入ることができた。



reiwabkk

冷たい豚そば(冷しゃぶそば)と、冷たい鶏そばがオススメ。



reiwabkk

丼モノもオススメ。



reiwabkk

天ぷらもオススメ。
バンコクで、揚げたてサクサクの海老天が食べられるとは思わなかった。


この店のオーナー社長は、私と同じ北谷に住んでおり、彼の家で蕎麦を食べさせてもらったことがあるので、味が美味しいことは分かっていたが、改めて美味しかった。日本ではこれより美味しい蕎麦屋はたくさんあるが、バンコクでこれが食べられるのは嬉しいことだ。

ちなみに、この『令和十割蕎麦』が入居しているOne City Centre(OCC)はバンコクで一番高いオフィスビル(61階建て)。三菱系のビルだからか、『令和十割蕎麦』と同じフロアに神戸の寿司屋と神戸のラーメン屋も入居している。

バンコクに行かれた際は是非お立ち寄りください。




MahaNakhon

(上述の通り)バンコクで一番高いオフィスビルはOCCだが、バンコクで一番高いレジデンスはマハナコーン(MahaNakhon、78階建て、314m)。通称「ジェンガ」。



MahaNakhon

最上階78階は展望台(マハナコーン・スカイウォーク)からは、バンコクを360度見下ろせる絶景ビュースポット。30〜40階建ての建物が小さく見える。

入場料はTHB1,080(約5,000円)と、めっちゃ高いのだが、今日は外国人観光客で溢れかえっていた。こういう写真を撮るだけでも何分も並んだ…。ここもオーバーツーリズムだ。




MahaNakhon

300mのガラス床。
高所恐怖症の人は足がすくむだろうね。



いつかバンコクに移住したいと思っているが、その時はマハナコンのレジデンスに住みたい。ヒマがあればレジデンスの賃貸情報を閲覧してるので、イメージはできあがっている。強くイメージできたものは叶うはずだ。Image comes first.




MahaNakhon

料理好きのパートナーは、ひとりでトゥクトゥクに乗ってタイ料理教室へ。
私はホテルのプールでのんびり過ごした。

今日はクラブにも行かず、(ランチを食べすぎたので)ディナーにも行かず、ゆっくりと過ごした。

ぷらっとバンコク Day2 〜 世界NO.1のホテルへ

watarun

バンコク2日目。
朝食はアメリカンブレックファーストかタイ料理をチョイスできた。当然にタイ料理をチョイス。私はFried rice(炒飯)、パートナーはBoiled rice(お粥)。どちらもめちゃくちゃ美味しかった。こっちに来て、やっと食事ができた。



watarun

パートナーが対岸の寺院「ワット・アルン」(Wat Arun)に行ったことがないというので、ボートで川を渡った。どんどん物価が高騰するタイだが、ボートの値段は変わらない。5バーツ。約20円。これでも(円安なので)円換算すると高くなったと感じる。

バンコク3大寺院の1つとあり、川を渡るとすごい人だった。



watarun

急な階段だが途中まで登れる。
朝から気温は32℃。汗をかきながら登った。



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ワット・アルンを後にして、最近のバンコクのフォトジェニックスポット「タラートノイ」(Talat Noi)へ。中華街の近く。中国の裏路地の壁という壁をウォルアートにしてしまったような場所だった。


Talat Noi

これで集客できちゃうからすごいね。



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午後、今日の宿泊先「カペラバンコク」(Cappella Bangkoko)へ。

capperabangkoko


Forbesが選ぶ「世界のベストホテル50」で首位に輝いたホテル。
ホテルのエントランスに入った瞬間から、世界NO.1であることが分かった。
外観、内装、景色、サービス、全てが完璧すぎる。



capperabangkoko

部屋は最上階(10階)。
眼下にチャオプラヤー川。



capperabangkoko

いい眺め。



capperabangkoko

タイの御菓子と、フルーツと、愛のこもった手書きの手紙。



capperabangkoko

大きな浴室とバスタブ。



capperabangkoko

プールはほぼ貸切状態。
少し泳いで、ビール飲んで、本読んで、ちょっと寝た。
ぼんやりの時間。



capperabangkoko

部屋からのサンセットも最高のビュー。



capperabangkoko

夕食は、ホテル内のレストラン「コート・バイ・マウロ・コラグレコ」(Cote by Mauro Colagreco)へ。

ホテルも人生NO.1だが、ここのレストランも人生NO.1かもしれない。コース料理は全部で12品位あったが、1品たりと驚かないものがなかった。ミシュラン3つ星シェフ、マウロ・コラグレコ氏が考案した美食の数々は、どれも経験したことがない味ばかり。どういう才能がこういうものを創り上げるのか。ホントに美味しかったし、驚きの連続だった。

ただ、ひとつだけ、pigeon(鳩)の料理だけは食べられなかった(上の写真の真ん中のもの)。メイン料理は、pigeonか lambか beef を選べたのだが、店員さんがpigeonを押すのでpigeonを頼んでみた。が、生々しい見た目も、食感も、風味も、ちょっとダメだった…。

私もパートナーもpigeonを食べ残してしまったので、店員さんが深々と謝りに来てくれ、「今すぐ違うお料理を用意します」と言ってくれたのだが、既に腹十分目を超えていたので、丁重にお断りして、最後のデザートを頂いた。

三層になったアイスの上に、パリパリに上げた「しそ」が乗っていたのにはおったまげた。ウエイターも笑っていたが、”shiso leaf ” がアイスの上に乗っているのだ。これが、意外と合う。ホント、アイデアが凄すぎる。

capperabangkoko



ちなみに、チェックアウトした後の話だが、当ホテルのGeneral Managerから、「ご注文いただいた鳩の料理が口に合わなかったとのこと、大変申し訳ございませんでした」という内容のメールが日本語で届いた。

もう、何から何まで完璧すぎる。

このホテルは、リポート確定。世界NO.1だ。


COTE




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「カペラバンコク」滞在中は、外出せずに、24時間ホテル内で過ごそうと思っていたのだが、SNSを見ていたら、すごい情報が飛び込んできた。

私がいま一番好きなDJであり、ミュージシャンであるAndrew Rayel が、今夜バンコクのクラブでプレイするという。ヨーロッパに行かなければ会えないと思っていた人が、同じ時間にバンコクにいるなら、会いに行くよね??

クラブに問い合わせたら、24:30にステージに上がると。

ということで、24時過ぎにそのクラブ「ONXY」へ。


ONXY


Andrew Rayel の登場と共にクラブ内のボルテージは最高峰に達した。地元タイ人の若者だけでなく、白人も多かった(日本人は皆無)。DJプレイ自体は機械に依存しすぎだと思ったが、これもいまの時代のDJスタイルなんだろう。Juliana's Tokyo、Velfarre時代のディスコの方が100倍面白かったが、好きな音楽を大音量で聴きながら踊れるというこの上ない悦楽。

改めて思う。私は音楽が好きだと。
音楽なしでは行きていけない。
No Music, No Life.


ONXY

事前に1時間半のステージと聞いていたが、2時間弱プレイしてくれた。



ONXY
(上の写真はネットから拝借した)

ホテルに戻ったら朝3時だったが(日本時間の朝5時)、最高の1日だった。
まさかのAndrew Rayel 、これも引き寄せか。
世界NO.1のホテルと、世界NO.1のレストランと、世界NO.1の音楽。
この上なし。一生の思い出に残る1日となった。

ぷらっとバンコク Day1 〜 チャオプラヤー川沿いで飲む

BKK

関学の最後の授業をもって仕事納め。2週間後の期末試験まで休むことにし、年末はバンコクで過ごすことにした。那覇空港から直行便で約4時間。近くていい。


年末だからか外国人観光客がいつもより多く(特に白人観光客)、空港のタクシー乗り場は人が溢れかえっていた。配車アプリの「Grab」で空港内に待機しているタクシーを呼んだのだが、空港内の道路も大渋滞で、タクシー乗り場に来てもらうのに約30分。完全なオーバーツーリズムだ。




watarun

バンコクに19:30に到着したのに、なんやかんやでホテルに到着したのは21:30だった(日本時間の23:30)。腹ペコペコ。

今夜はバンコク3大寺院「ワット・アルン」(Wat Arun)の対岸にあるホテルを予約していた。絶景。このホテルの下は「The Deck」というバンコクで超有名なカフェバー。ここで夕食を取る予定だったが、着いた時にはラストオーダーの時間を超えていた。OMG!

周辺に深夜まで開いてそうなレストランはなさそうなので、ホテルのループトップバーに行ったのだが、ここも食べ物はラストオーダーの時間を超えていた。Snack系すら出せないと…。店員さんに、「空港から着いたばかりで何も食べてなくて、ハングリーなんだけど、何かない?」と聞いたら、ライムをスライスしたものを出してくれた。「Thank you!!」と言いながらも、心の中では「ライムかよ!」と叫んだわ。ナッツくらい出してくれや…。



watarun

仕方ないから、ビールで腹を膨らませることにした。
シンハービールを大ジョッキで。ライムをつまみながら。





watarun

ループトップも外国人観光客で賑わっていた。
バンコクって感じだ。
この活気がたまらなく好きだ。

深夜まで寺院からレーザービームが発せられているという意味不明なところも好きだ。

周りの喧騒をよそに、チャオプラヤー川を眺めながら、パートナーとしっぽり飲んだ。1年間おつかれさま。そしてありがとう。




watarun

ホテルのベッドからも「ワット・アルン」。
最高の眺めじゃないか。

31日までバンコクでのんびりと過ごす予定。

関学 秋学期 第13講 〜 最後の授業

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秋学期 第13講。
授業は全14講で、最終講は授業内試験(期末試験)を実施するため、授業は今日がラスト。

9月30日(月)の第1講目の授業から約4ヶ月が経過した。
この4ヶ月の間、知識ではなく、インスピレーションを与えることを心がけてきた。知識の有無ではなく、気付きと行動の有無を評価してきた。それが真の教育だと思っているからだ。

今日、授業の冒頭で、学生達にひとつの質問を投げかけた。

「この4ヶ月で、具体的に行動したことは何?」

複数の学生が挙手してくれた。

「読書する習慣が身に付きました」
「毎日ノートに向き合い、考える時間を持つようになりました」
「色んな世界を自分の目で見たいと思い、海外旅行に行きました」
「自分から心を開いて、挨拶するようになりました」
「自分から一方的に喋るのではなく、傾聴するようになりました」

などなど。

小さなことかもしれないけど、私の授業がキッカケで、具体的に行動して、習慣形成をしてくれている。会計とは関係ないことではあるが、学生達の習慣が変わったことは大きな意味がある。

「知識」というのは、関心があれば入ってくる。アカデミックな教育の世界で「知識」を詰め込ませるようなことはすべきではない。それよりも、学生達に(関心の入口である)「気付き」を与えるべきである。そして、教育者というものは、学生達に「行動」を促し、「習慣」を身に付けてさせなければならない。レポートや試験というのも、「知識」の有無を評価するものではなく、学んだことを振り返るという「習慣」を身に付けさせるために実施するものだと私は思う。

私の授業では、会計というものへの関心の入口を開くだけでなく、学ぶこと、生きること、社会人になること、大人になることへの入口を開いてきたつもりだ。だから、多くの雑談もしてきた。その雑談が聞きたいからと、履修登録をしていない学生も受講しに来てくれた。OBまで潜りに来てくれた。非常に嬉しいことである。

但し、長年教壇に立ってきたが、「教育者の虚しさ」というものも抱えている。具体的には以下の3つである。

1つ目。
授業期間中は行動・習慣にしていたことが、授業期間を終えるとやらなくなる人が多い。これは社会人向けのセミナーでも言える。聴いているときは一時的にテンションが上がる。やる気が出る。しかし、しばらく経つと、「コンフォートゾーン」に戻っていく。やらない。動かない。言い訳をする。そんな人間を山程見てきた。そういう人を見るたびに、「何のため」に勉強してるの?? と思ってしまう。

2つ目。
(上と似たような話だが)準備ばかりして行動しない人が多い。習慣の先にしか結果は出ないし、1歩踏み出さなければ永遠に2歩目はないのに、いつまでも最初の1歩を踏み出さない。「いつまで準備してるの?」と言いたくなる人は多い。準備(input)はもういいから、頭を使って考えて(throughput)、具体的に行動(output)してはどうなのか。

3つ目。
失敗を過度に恐れる人が多い。他人の目を過度に気にして、失敗することが恥ずかしいと思う日本人がめちゃくちゃ多いが、失敗は成功の糧であり、失敗しなければ成功はない。失敗から学ぶものなのだ。失敗を恐れて行動しないということが最大の失敗だと思わない?? 何かを学んだら、考えるよりも、行動すべきではないか??

私のクラスでは、(上述の通り)この4ヶ月で具体的に行動をしたことがあるとシェアしてくれた学生が何人もいたので嬉しかったが、そうでない人もいる。明日から冬休みに入るので、この年末年始の貴重な期間に一年の計を立てて欲しいし、具体的に何をするのかを決めてほしい。決断すれば人生は変わるが、決断しなければ流される。



授業の最後に、小児外科医の吉岡秀人先生が、NHK『最後の講義』で語ったことを学生達にシェアして締めくくった。

自分には価値があると思わない人間が、なぜ人の価値が分かるのか。

自分のことを大切だと思えない人間が、なぜ人を大切にできるのか。

幸せってものが分かっていない人間が、なぜ人を幸せにできるのか。

まず自分のために生きろ


多くの拍手を頂き、授業は終わった。

「大学生活で一番良い授業だった」
「大袈裟でなく人生が変わった」
「先生の教育に対する情熱に毎回胸が打たれた」
「授業で突き動かされて行動をするという真の”教育”をして頂けた方は武田先生がはじめてだった」
「今日で終わりかと思うと心が沈む」

などなど、授業後に多くの言葉を頂いた。

これこそが最大の報酬だ。
秋学期に出会えた全ての学生に大感謝。



来期は、春学期はお休みさせて頂き、また秋学期から講義を受け持つ予定。
来期も多くの学生と向き合いたいと思う。
Mastery for Service.







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中之島にて。

nakanoshima



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今年最後の出張、終わり。
楽しい1年だった。来年も楽しむのみ。

It's been a fun year.
No Fun,No Life!!


okinawa

初めて基地に入った

chatan

時差投稿となってしまい、12月21日付の記事を1月1日に更新することになってしまった。

ということで、皆様、明けましておめでとうございます

深夜の独り言のような、暇つぶしのような、備忘録のような、そんなブログをいつもご覧頂き、ありがとうございます。たくさんの「拍手」もありがとうございます。2024年の振り返りについては既に書き終えているのですが、12月31日付けの記事として更新します。更新まで少々お待ち下さい。

12月31日時点で、私のA面ブログとB面ブログが、ライブドアブログの財務会計部門で今年もワンツーフィニッシュをすることができました。感謝です。

blog



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さて、12月21日、今日は記念すべき1日となった。
生まれてはじめて嘉手納基地に入ることができた。

kadenaAB

上の写真はwikipediaから拝借。

嘉手納基地(正式名称は「嘉手納空軍基地(Kadena Air Base)」)は、3,700mの滑走路2本を有する国内最大の基地であり、日本最大の空港である羽田空港の約2倍ある。滑走路の周りの居住地区は、学校、図書館、野球場、ゴルフ場、映画館、スーパーマーケット等、米軍関係者のひとつの「街」が出来上がっている。この「街」を含む基地の総面積は、北谷町の面積を超える。とにかくデケーのだ。

北谷町にある私の自宅は、嘉手納基地とフェンスひとつで隔てられている。フェンスの向こうは(日本の領土だが)日本人が勝手に入ることはできない。勝手に入ったらおそらく捕まる。

今回、英会話教室に通ってる米軍関係者のご厚意により、Year-end partyを嘉手納基地内で開催することになり、特別にPassを発行して頂けることになった。基地は品川区と同じ位の広さらしく、当然に車で移動することになる。基地の外は人口が密集する北谷町・嘉手納町であるが、基地に入ったらまるでカリフォルニア。広大な芝生が一面に広がり、庭付きの平屋の家が建ち並ぶ。余りの広さに運転しながら唸った。道路も看板も信号機も何もかもアメリカ(製)。サンディエゴにホームステイをしている時を思い出した。ちなみに、嘉手納基地の住所は「KADENA AIR BASE APO 96239」らしく、この郵便番号はカリフォルニア州を指すらしい。つまり(郵便上は)嘉手納基地はカリフォルニア州の扱いになっている(普天間基地はワシントン州)。

何分か車で走ったところにボーリング場があり、そこでクラスの皆とボーリングをすることになった。当然、すべて英語表記で、靴のサイズはインチ表示。売店で売ってるものや、自販機で売ってるものまでアメリカ製。全てドルしか使えない。トイレの便座もTOTOやINAXではなく、アメリカ製。ここは完全にアメリカだった。


base

久しぶりのボーリングなので、スコアはいまいち。楽しかったので、それでいい。
下2人はクラスメイトのKidsのスコア。Good Job!




base

クラスの皆と。



base

ボーリングの後、基地内にある大型ショッピングセンターに連れて行ってもらった。ここもアメリカ製のものばかりが売っており、日本で買えないものも売ってたので、幾つかまとめ買いした。



base

日が暮れてから、Year-end party。

クラスの中では話したことがなかった人ともたくさん喋ることができた。2時間位宴会をして、最後にシークレットサンタ(プレゼント交換)をしてお開き。

こんなに英語漬けだったのは学生時代以来だったので若干疲れたが、心から楽しいと思った1日だった。こういう機会を作ってくれたK先生やクラスの皆様に感謝だわ。

今年1年を振り返ると、大きな出来事のひとつは、この英会話教室に通い始めたことだ。英語はまだリハビリ中だが、多くの友達ができた。とにかく楽しい。来年はもう少し本気で英語の勉強をしようと思う。いつでも移住できるように。


(※ 基地内の写真は許可を得た場所で撮影している)

公認会計士試験合格者へ伝えたい3つのこと / 合格者へのリレーメッセージ

今回の記事は、 てりたまさん(玉井照久先生)が企画された公認会計士試験合格者の皆さんへのリレーメッセージの第34走者としてバトンを受け継いだものです。





合格発表の翌日の11月16日から12月30日までの45日間、45人の公認会計士が合格者の皆様にメッセージを送っています(上のリンク先から閲覧できます)。このような企画を立案された てりたまさんには敬意を評します。また、この企画にお声がけ頂いたことに感謝申し上げます。



本年度の論文式試験に合格された皆様、合格おめでとうございます。

合格者へのメッセージということで、私が監査法人入所1〜2年目に学んだことを、3点に絞って書きたいと思います。これから監査法人等で働く皆様のご参考になれば。



■ ビジネスは「謙虚さ」が一番大事

私は合格したのは大学を卒業してから3年後でした。25歳で社会人デビュー。遅れを取り戻したいと、当時最も忙しいと言われていたKPMG(現 あずさ監査法人)東京事務所国際部に入所しました。

配属初日のことは忘れられません。国際部に配属された約30名の新人が座る会議室に人事担当のSパートナーが現れたかと思うと、「おめーら! おめでとうって言ってやるよ!」と大声で怒鳴り始めたのです。「恐ろしい所に来たもんだ…」と思いました。

そのSパートナーが、続けてこんなことも言ったのです。「おめーら! 公認会計士試験に合格しても、この組織の中ではピラミッドの最底辺の人間ってことを忘れんじゃねーぞ! 謙虚さを忘れんじゃねー!」と。

この時、私は、ガツーンと頭を叩かれたような気分になりました。合格発表後、入所・配属までの期間、「俺は会計士試験に受かったんだ!」「会計士の仲間入りだ!」と、若干浮かれていたところもありました。そこに「最底辺の人間ってことを忘れんな」「謙虚さを忘れんな」と言われ、目が覚めました。

あの日から20年以上が経ちましたが、今でも「謙虚さを忘れんじゃねー!」というSパートナーの言葉を忘れることはありません。ビジネスで最も大切なことは「信頼」であり、そのためには「謙虚」でなければなりません。会計士だからといって横柄な態度を出せば、一瞬で信頼を失います。失った信頼を取り戻すことはほぼ不可能です。特に独立すると、クライアントから信頼を失うということは、即収入を失うということに繋がります。普段から信頼獲得・信頼維持に務めることです。



■ 会いたい人に会いに行くことが最大の自己投資

社会人になるのが遅かったため、「人が10年かかって到達する所へ5年で行こう」と、入所直後から夜中も休日も働き続けました。1年目から残業時間が多すぎ、人事担当パートナーから呼び出され、「働きすぎだから、担当する仕事を減らせ!」を言われたこともありました。しかし、パートナーを説得し、働き続けました。国内上場企業の監査のみならず、米国・EU企業の監査や、独立行政法人・特殊法人の監査を行ったり、さらにはKPMGのグループ会社でコンサルティングをさせて頂いたりと、幅広い業務を経験することができました。1年目からは異例のインチャージに抜擢されたことも、いい経験となりました(大変でしたけどね)。

1年目からここまで幅広い仕事ができたのは、「この人と仕事がしたい!」と思った上司・先輩がいたら、とことん懐に入り込んでいったからです。

上司や仕事は「ガチャ」かもしれません。組織で働く限りは、イヤな上司に当たったり、イヤな仕事を振られたりすることは必ずあります。しかし、尊敬できる上司や先輩も必ずいます。私もKPMG国際部の中で、大尊敬の上司・先輩が数名いました。そのような方々には、遠慮なく話しかけ、甘え、食事に連れて行ってもらい、仲良くなり、最後には「一緒に仕事をしよう」と言ってもらえるようになり、実際にそのような方々から抱えきれないくらいの仕事を振って頂きました。そのような尊敬できる方々と一緒に仕事をすることが、会計士としても人間としても自らを成長させてくれます。

監査法人を退職してからも、「会いたい人が地球上にいるならどこへでも会いに行く」ことにしています。それが最大の自己投資だと思っています。



■ 最初の2年で高いところまで登りつめること

これまで多くの尊敬できる公認会計士の諸先輩方と仕事をさせて頂きましたが、私にとって監査法人1年目にKマネージャーと仕事をさせて頂いたことが、最も私を成長させてくれたと思います。

このKマネージャーも、事務所で私から話しかけ、仕事を振って頂きました。入所して間もない時に、Kマネージャーは私にこんなことを言ってくれました。

「武田くん、会計士としてあと40年、50年と働くことになると思うけど、どういう成長曲線を描くと思う?」と。

私は答えられませんでした。

すると、Kマネージャーは、こんなことを言ってくれました。

「1年目と2年目に急激な成長を遂げて、3年目以降はなだらかな右肩上がりとなるんだよ。ほとんどの人がそうだ。だから、これから2年間の間に、どれだけ高い場所まで行けるかが勝負なんだよ。そこで付けた差は、30年後も40年後も埋まらないはずだよ」と。

私の会計士としての人生を振り返ると、Kマネージャーがおっしゃってくれた通りだと思います。どんな仕事を振られても、与えられた仕事を極める。上司の仕事を奪い取ってでも、仕事を早く覚える。監査法人から享受できるものは全て享受する。社内外で顔を売る。そしてまた新しい仕事を振ってもらう。そうやって1〜2年目に高い場所まで登りつめたような気がします。ファストキャリア、特に最初に2年が大切です。



私はこれまで、監査法人勤務、事業会社勤務を経て、コンサル会社を立ち上げ、さらに個人事務所として再独立し、独立後は決算早期化などのコンサルティングを中心に幅広い仕事をしてきました。そして、コロナ禍でセミリタイアし、沖縄に移住しました。会計士試験に合格したばかりの頃は、このような人生・キャリアになるとは全く思いませんでした。沖縄移住どころか、独立することすら考えたこともありませんでした。しかし、目の前の与えられた仕事をコツコツとやっていくことにより、それなりに成長し、「天職」が見つかり、振り返れば道が出来ていた、という感じです。

合格されたばかりの皆様は、まだ先のことは何も分からないと思いますが、それでいいと思います。逆に今の時点でキャリアを決めてしまわない方がいいと思います。「謙虚さ」を忘れず、自己投資を怠らず、与えられた仕事をコツコツこなすことが、成長と成功への近道です。



なお、公認会計士のキャリア形成については、公認会計士平林亮子さんと共著で書いた以下の本にも書いていますので、興味があれば手に取ってみてください。


公認会計士 「試験」「仕事」「キャリア」のすべてがわかる本
武田雄治、平林亮子
日本実業出版社
2023-11-17




まだお伝えしたいことはありますが、長文になってしまいましたので、これくらいにしておきます。質問・感想などあれば、ご連絡ください。

改めまして、合格者の皆様、この度はおめでとうございます。同じ会計士として、この素晴らしい業界を共に活気のあるものにしていきましょう。
#公認会計士論文式試験合格おめでとう

2024年下期 良かった本

読書



半期に一度のエントリー。

今年7月〜12月までに読んだ本の中で、良かった本をピックアップしておきます。
(この期間に発売された本ではありません)






トリドール創業社長 粟田貴也著『感動体験」で外食を変える ー 丸亀製麺を成功させたトリドールの挑戦』(宣伝会議)。
「人」こそが最も重要な強みの源泉であり、「働く人の幸せ」を主軸においた経営改革に取り組んできたことがトリドールの成長の要因であり、企業の発展に欠かせない要因である。
私も幾つかの飲食店の投資をしているため、本書は大いに参考になった






上の粟田貴也氏の本で紹介されていた本。
どん底だった「ベスト・バイ」という家電量販店を大復活させたCEOによる著書。パーパスの重要性、well-beingの重要性、エンゲージメントの重要性が痛いほど理解できる一冊。経営者必読の書。




バリ山行
松永K三蔵
講談社
2024-07-25


芥川賞受賞作。
著者は関西学院大学文学部卒。
『バリ山行』といっても、バリ島の話ではなく、六甲山が舞台。
以前住んでいた芦屋や西宮も舞台になっていた。
バリおもろかった。




この下期もたくさんの良い本に出会うことができた。
さて、スマホを置いて、本を読もう。

一冊の本が旅よりも遠くに連れて行ってくれることがある。
良い本で、良い人生を。
No Fun,No Life !!



【過去に紹介した良かった本】
2024年上期 良かった本
2023年下期 良かった本
2023年上期 良かった本
2022年下期 良かった本
2022年上期 良かった本
2021年下期 良かった本
2021年上期 良かった本
2020年下期 良かった本
2020年上期 良かった本
2019年下期 良かった本
2019年上期 良かった本
2018年下期 良かった本
2018年上期 良かった本
2017年下期 良かった本
2017年上期 良かった本
2016年下期 良かった本
2016年上期 良かった本
2015年下期 良かった本
2015年上期 良かった本
2014年下期 良かった本
2014年上期 良かった本
2013年下期 良かった本
2013年上期 良かった本
2012年下期 良かった本
2012年上期 良かった本
2011年下期 良かった本
2011年上期 良かった本
2010年下期 良かった本
2010年上期 良かった本
2009年下期 良かった本
2009年上期 良かった本
2008年 良かった本



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2024年 Amazonで売れたものランキング

今年1月1日〜本日までに、このブログともう1つのブログを経由してAmazonで売れたものランキングです。

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5位・14位の『環境とビジネス』と、10位・11位の『運』と、6位・25位『会計士監査 現場の教科書』が重複してるけど、これは還元率の違いによるものかと思われる。名寄せしたら『環境とビジネス』が2位、『運』が3位。『環境とビジネス』はサステナビリティ開示に携わる方は必読。『運』は経営者・起業家の方にオススメ。

拙著『決算早期化の実務マニュアル《第3版》』はバカ売れした。感謝感激。

『めぐりズム』を紹介したことはないと思うが、なぜ売れてるのか謎。





友近

夢洲

伊丹空港から飛び立った飛行機は、舞洲の上を通過したのだが、このリング、完成するの?? 会場のシンボルらしいけど、周りは空き地だらけだね。




友近

那覇空港について、そのまま那覇市内で開催された友近のライブに直行した。



友近

ワロタワロタ。

天才やな。
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武田雄治


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