公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

人生 寄り道 回り道 遠回り

hiroshima

広島の翌朝。

広島といえばチチヤスヨーグルト。


朝から広島の某大学の某ゼミでゲストとして呼ばれ、これから社会に出る学生にキャリア形成のことや、公認会計士のことや、人生において大切なことなどをお伝えさせて頂いた。同じ講義を後日関学の某ゼミでも行うので、具体的な内容はまたその時に書くことにする。

今日の広島は朝から大雨で、校舎前までタクシーで乗り付けてもらったので、学校の写真を撮り忘れてしまった。紅葉していてキレかったのに。なので、チチヤスヨーグルトの写真しかない…。


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今日の予定はこれだけなので、広島駅から博多駅へ。福岡空港から那覇空港へ。

13時3分発の広島駅発の「のぞみ」に乗って、車内で仕事をしていたら、車掌さんから「チケットを拝見させて頂けませんか?」と声をかけられた。車内の検札はなくなったはずなのに……なんでやねん……と思いながら、チケットを差し出したら、「お客様、反対方向に向かってます…」と。

「マ・ジ・か・・・」

無意識とは怖いものだね。以前、広島で教えていた時、広島駅の改札を通って右側(新大阪駅方面)のエスカレーターを登っていたので、今回も無意識に右手に進んでいた。たまたま新大阪駅方面も13時3分発の「のぞみ」があり、乗り込んでしまった。

随分昔に、間違えて「こだま」のチケットを購入してしまって、東京から大阪まで4時間位かけて帰ることになったという失態はあるが、新幹線を逆向きに乗ったのは初めての経験だわ。

なにごとも経験……なのか??


okayama

岡山駅で降りて、対面のホームに乗り換え、きび団子を買って、博多駅に戻った。2時間以上ロスした。おかげで仕事を片付けることはできたが、予約していた飛行機には間に合わず、予定より2時間遅い便で帰ることになった。便の多い福岡発で良かった。



fukuoka

帰宅が遅くなりそうだったので、福岡空港でラーメンを食べた。ランチタイムだと大行列の「幸ちゃんラーメン」も16時台は並ばずに入れた。美味かった。



beer

13時に広島を出て、自宅に着いたのが20時過ぎ。

えらい長い旅だったね。。

まぁ、そんなこともあるわ。(ないわ…)



きび団子

関学 秋学期 第9講 〜金持ち父さん 貧乏父さん

kwanseigakuin

秋学期 第9講。
いい天気。


kwanseigakuin

いつもと同じく、授業前にキャンパス内の日本庭園へ。
美しい。
大学にいることを忘れそう。


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さて、授業は早いもので第9講。

「お金持ちになりたい」という学生もいれば、「投資について教えてほしい」という学生もいるので、「金持ち父さん」になる方法を会計的に説明した。詳細はロバート・キヨサキ氏の本を読んでほしいが、「貧乏父さん」はP/L脳であり、「金持ち父さん」はB/S脳である。「貧乏父さん」は、収入(給料の手取り分)の中から支出(生活費など)を差し引いた利益を貯金するが、金融資産が蓄えられることはない。だから、いつまでも働き続けなければならない。他方、「金持ち父さん」はレバレッジを効かせて資産を積み上げ、その利回りで生きているため、自分が働かなくても生きていける。働くのは、資産であり、お金である。

この話が理解できなければ「金持ち父さん」にはなれない。お金は知識がない人からある人に流れていくものなので、投資の勉強はしっかりやった方がいいと思う。


BS脳

学生の間に金融資産を蓄えることはできないが、無形資産(B/Sにオンバランスされる無形資産ではなく、自分自身のバリューの意味)を蓄えることは今からでもできるので、自己投資も忘れないでほしい。最大の自己投資は会いたい人に会いに行くこと。最もコスパのいい自己投資は読書。どちらもほとんどコストはかからない。自己投資を続けるかどうかで、10年後、20年後の自己資産の価値は雲泥の差が開くことになるはず。


この話をした後、ある学生が「自分がレバレッジを効かせて多額のローンを組んで資産を購入するということのイメージが沸かない」と言っていたが、イメージできなければ、それを手にすることは絶対にできない。「すべてのものは2度作られる」というように、イメージしたものだけがカタチになるのだ。イメージできなければ、勉強した方がいいと思う。

このような知識を得たとしても、「お金持ちは賤しい」「お金は汚い」という価値観を持っている人もいる。今日の私の話に対して、どのような解釈(意味付け)をするかは自由だが、お金に対してマイナスの解釈をした人は、マイナスの感情を抱き、マイナスの意識が働き、マイナスの行動を起こし、マイナスの結果が生むはず。プラスの解釈をした人は、プラスの結果を生むはず。解釈(意味付け)を変えれば、結果(将来)は変わっていく。


前回の講義で、「目的」と「現在地」の話をしたが、「目的」を達成した時の自分と、「現在地」の自分は、全くの別人であるはず。「いまの自分」で「あっちの自分」を判断したり決めたりしないように。イメージしたものは手に入れられる(可能性がある)ので、大きなイメージを持った方がいい。



2年生(男性)から質問を頂いた。
前回の授業で、大人でも「現在地」を把握することは難しく、成功者といわれるような人はコーチを付ける(コーチングに多額のお金を払う)という話がありましたが、私達のような学生がコーチングにお金を支払えることはできません。学生が効果的にコーチングを受ける方法はありますか?

お金を払ってコーチングを受ける前に、「セルフコーチング」をすべき。つまり、自分で自分に質問をする。質問する内容は、次の3つ。

 1.本当は何がしたい?
 2.そのために何をしている?
 3.それでいいの?


この3つの質問を毎日毎日365日自分にする。今日の夜から寝る前にセルフコーチングをしてみてほしい。365日後にどうなってるか。おそらく全くの別人になっていると思う。

私が皆さんのコーチになったとしても、同じことを聞くと思うよ。

「本当は何がしたい???」

って。


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授業後、訳あって広島に向かった。


すし辰

広島は2週間ぶりだし、寒くて街まで出る気分でもなかったので、広島駅にある回転寿司屋「すし辰」で夕食を済ませた。広島の大学で教えていた時は月に1度は来た寿司屋。回転寿司なのに美味しい。コロナの時から回転しなくなり、タッチパネル式になったが、お皿も値段も回転寿司の時のまま。この値段でこのクオリティなら満足だわ。

今日は広島駅と駅前のシェラトンを往復しただけだが、外国人観光客の群れがすごかった。これぞオーバーツーリズムだな。かつての定宿だったシェラトンもコロナ禍の2.5倍位の値段になり、外国人でいっぱいだった。簡単に泊まれる値段ではなくなったが、ラウンジのケーキが美味しい。広島市内では一番良いお宿だと思う。


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東京国際フォーラムで開催される大イベントに登壇することになりました。

他の登壇者がすごすぎて、場違いとしか思えませんが…。


会計ファイナンス人材Conference

一隅を照らす

nacchanale

那覇から伊丹へ。

沖縄は今でも23〜24℃くらい。家を出る時はTシャツだが、シャツとジェケットとコートを抱えて機内に入り、伊丹に着いたら全部着用。この時期は手荷物が多い。


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大好きなイタリアン『Bacchanale』が、テナントビルの建て替えにより、10月に神戸六甲から西宮夙川へ移転した。そろそろ落ち着いてきた頃かと思い、新店へお伺いした。


bacchanale

18時開店のお店。18時に満席だった。すごい。

神戸のお店でも使っていた琉球グラスと沖縄壺屋の「育陶園」のやちむん。なんか嬉しい。




bacchanale

コースメニューは神戸の時からガラリと変わっていた。

いつも違って、いつも美味しい、というのが一番いい。

すべて満足。そして満腹。



bacchanale

このワインのエチケットがカッチョいい。

ワインはペアリングで。
ワインは神戸の時と同じく、オーナー兼ソムリエのこだわりが半端ない。




bacchanale

今日は、春から私の授業を履修してくれている学生N君(21歳)と一緒に食事をしていたのだが、私の話をノートに書き留める姿は感心する。「人と会うときはノートとペンを必ず持っていけ!」と授業で言ったのは私なのだが、食事や会話の途中でも「今の話、ノートに控えていいですか?」と、ナイフ・フォークを置いて、ペンに持ち替えて、必死に書き留めていく。素晴らしい。

春学期にも2人で食事をしたことがある。その時も、机の上にノートを開け、私の話を書き留めていた。ちなみに、前回も今回もノートはモレスキンだった。授業内で私が日々使っているモレスキンを学生に見せたことがあるが、彼もマネしてモレスキンを買ってくれたのだ。学生にとってはモレスキンは高額すぎる文具だと思うが、そういう投資はいいと思う。前回とはモレスキンの表紙の色が違っていたと思うので、もう2冊目なのだろうか。モレスキンに何でも気付きを書き込んでいけば財産になるはず。モレスキンに人生を詰め込んでほしい。


思えば、私が学生の頃に、こうやって食事や会話ができる大人はいただろうか。恩師 平松先生は雲の上の存在であり、1対1で食事したことはないし、1対1で会話することもほとんどなかった。他の教員もほとんど話をしたことはない。おそらく、学生時代に親以外の大人とまともに会話をしていない。今の学生も同じじゃないだろうか。にも関わらず、進路を決め、就活をしている。きっと「事実」を何も知らず、「解釈」だけで進む道を選んでる。恐ろしいことだ。

私の授業を履修してくれている学生から「実務のことをもっと知りたい」と言われることが多い。私に求められていることは、そこなんだろうと思う。関学商学部の会計コースには学者が多いが、実務家が少ない(たぶん私だけ)。知識よりもインスピレーションを、理論よりも実務の面白さを、全ての履修者に伝えていかねばと思う。そして、今日のような対話の場も積極的に持ちたいと思う。一人の学生に何らかの気付きを与えることができれば、徐々に関学全体に光が広がるかもしれない。「一隅を照らす」という生き方をしていきたいと思う。




bacchanale

関学の先輩であり、オーナー兼ソムリエの太田さん。
今日も最高のお料理、最高のワイン、最高のおもてなしをありがとうございました。
また必ず来ます。




bacchanale

店を出たら7℃。家を出た時との気温差17℃。死にかけた。

身体は冷え切ったが、素晴らしい学生に愛され、温かい気持ちの1日だった。

Mastery for Service.

沖縄の秋

okinawa

最高気温が30℃を下回るようになった。
紅葉はないけど、これが沖縄の秋なのかな。
昼間はTシャツ・短パンで過ごせるが、日が暮れるとちょっと肌寒くなってきた。



wasabiya

英会話教室(兼日本語教室)のK先生と、日本語を学びに来ている元米軍の友人Tと「和さびや」でランチ。Tさんは「和さびや」の英語メニューの翻訳をチェックしてくれた方でもある。

米軍の定年退職は50歳らしい。50代前半のTさんは、奥様が沖縄の人なのでリタイア後も沖縄に住んでいるが、ぶっちゃけヒマらしい。「日本で何かしたい、何が良いだろうか?」と聞かれたので、「Tさんの好きなアメリカンのファッションを日本に発信したらいいと思うよ」と軽く答えたら、結構マジになって考えてくれ、「次回はコンサルしてくれ」となった。喜んで。「飲みニケーション」という日本語を教えといた。死語かもしれんが。

Let's 飲みニケーション next time!!



大木海産物

毎週誰かが沖縄に遊びに来てくれるが、今週は4人の友達がバラバラの場所からバラバラの日程でやってきてくれた。「和さびや」にも行った。「大木海産物店」にも行った。どちらも美味しすぎる。

連日飲み過ぎだが、楽しかった。数年来の友達とは顎が痛いくらい笑い転げた。2年ぶりの投資家の友達からは面白い話を聞かせてもらった。

最近は私が不在の時でも、「和さびや」で食事するために沖縄まで来てくれる人がいる。嬉しい限りだ。年明けには、私のクラスの学生も「和さびや」に来てくれる。学生にとって、チケット代やホテル代は安くないだろうけど、「行きたい」ではなく「行く」と決めてチケットを取ってくれたことが嬉しい。

沖縄の冬が好き、という方も多い。温かいからね。人も少ないし。「和さびや」は1月からメニューを変えるみたいなので、また多くの方に来て頂ければと思う。

関学 秋学期 第8講 〜 目標に対するモチベーションが沸かないのは目的があいまいだから

kwanseigakuin

秋学期 第8講。
少し肌寒くなってきたけど、良い天気。



kwanseigakuin

授業前に立ち寄るキャンパス内の日本庭園
徐々に赤くなってきた。
来週くらいがピークだろうか。




kwanseigakuin

学内の生協に、八天堂の沖縄限定のクリームパンが40個限定で売っていたが、沖縄で見たことない…。


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先週金曜日は、公認会計士試験の合格発表だった。

合格者は今日から監査法人への就職活動が始まるため授業には出ていないが、私のクラスから5名の学生が合格していることが確認できた。まだ増えるかもしれない。すごいことだ。

5名のうち3名が3年生というのもすごい。
私が3年生の時なんて、まだ勉強も始めてなかったのに。

とにかく、すごい。おめでたい。嬉しい。

合格した人は、ここからがスタート地点。試験に合格するまでは死ぬほど勉強してきたと思うが、まだ社会に出て必要な知識の1%程度しか学んでいない。これからが本当に勉強。謙虚さを忘れずにコツコツと根を張っていってほしい。

合格出来なかった人は、がむしゃらに勉強を再開する前に、敗因を考えること。合格出来なかったことが、神からのどういうメッセージなのかを考えること。夢は逃げない。再び、来年の8月の試験に向けて、戦略的に勉強してほしい。




4年生の学生(女性)から以下のようなコメントシートを頂いた。
先日、バイト先で仲良くしていた友人ともめてしまいました。(中略)この友人と今後どうやっていくか分かりません。ただ、伝えたいことが相手のもとに100%届く訳ではないことが分かりました。前回の授業で「事実は1つ、解釈は無限」という話を聞いていたので、相手が私と同じ解釈をしてくれなくても仕方ないことだと考えることができました。人によって考え方が違うということに気づかされた経験でした。

何かを見たり聞いたりした時に、人は何らかの「解釈」をする。プラスの解釈をする人もいれば、マイナスの解釈をする人もいる。良いように解釈する人もいれば、悪いように解釈する人もいる。どのような解釈をするかは、人それぞれ。その解釈によって、人それぞれの「感情」が生まれ、人それぞれの「意識」が生まれ、人それぞれの「行動」が生まれ、人それぞれの「結果」が生まれる。

だから、人は違って当たり前である。「人と違うことは素晴らしい」ことであり、それぞれの人は個人として尊重されなければならない(日本国憲法第13条)。

しかし、日本人は「人と同じことが素晴らしい」という教育をされてきた。個性を否定され、協調性を重視されてきたので、人の目を気にし、空気を読まなければならなかった。

自分と他人は絶対的に違うのだ。ここでいう他人とは、仲の良い友達だけでなく、恋人、家族も含む。考えてることも、解釈も、価値観も、絶対的に違う。だからこそ、「他者との対話」が必要なのだ。対話することを面倒くさがってる限り、良好な人間関係を築くことはできない。対話をしたとて、理解ができないことの方が多い。それは質問をくれた方がおっしゃるとおり、仕方ないことだと考えるしかない。ただ、対話を面倒くさがって、勝手な「解釈」で相手を見る人が多いが、それは「思い込み」に過ぎず、その「思い込み」が自分も相手も傷つけることがある。

誰かともめたり、意見が合わなかったりという場面は今後何度もやってくるが、「自分と他人は絶対的に違う」ということを前提に、建設的な対話をしてほしい。



公認会計士を目指す2年生(男性)より。
以前の授業で「目標に対するモチベーションが沸かないのは目的があいまいだから」とおっしゃっていましたが、「目的」と「目標」に違いはなんでしょうか。

まず黒板に以下のような図を書いた。

目的と目標


「目的」とは「的」。「目標」とは目的の手前にあるものであり、目的を具現化・数値化したものであり、期限をつけたものである。例えば、「豊かな人生を歩む」という人生の「目的」を果たすために、「公認会計士になる」という「目標」を掲げる、という具合に。

「生きる目的」「働く目的」「勉強する目的」「結婚する目的」などなど、それぞれに「目的」があるはずなので、それを言語化していくべきだと思う。この「目的」があいまいだから、行動もあいまいになり、モチベーションも沸かなくなるのだ。大学生のこの時点で「目的」がハッキリと言語化できている人はいないと思うが、自分と向き合って、いずれは言語化できるようにした方がいい。それが自分の哲学を完成させることにも繋がる。

「目的」が明確でなくても「目標」を設定して構わない。私も学生時代は人生の目的なんて考えられなかったが、公認会計士になるという目標を掲げて勉強した。勉強しながら「目的」を見つけていくことでもいい。

ただ、「目的」「目標」を掲げるよりも大切なことは「現在地」を把握することなんだよね。「現状把握」というのが、簡単なようで難しい。自分はいったいどこに向かっているのか。自分が大切にしていることは何なのか。自分は本当は何がしたいのか。なりたい自分になるために何をしているのか。それは最良の方法なのか。もっと違う方法はないのか。そういったことを言語化できている人もほとんどいないと思う。大人でも「現在地」を把握することは難しい。だから、成功者といわれるような人は(スポーツ選手がコーチをつけるように)コーチをつけるのだ。コーチからフィードバックを受けることで「現在地」を知ることができる。「現在地」を把握することで「目的」や「目標」が(より)明確になることもある。

「現在地」と「目標」が明確になれば、そこに至るまでに要する時間と必要な行動が見える。それが「戦略」と言われるもの。公認会計士試験に合格するためには、がむしゃらに勉強するだけではだめで、試験日から逆算してどれだけの時間をかけて、どのような行動をするのかという「戦略」を立てるべき。そこに「目的」が北極星のように見えていれば、モチベーションが沸かないということはないんじゃないだろうか。

現時点で「目的」「目標」があいまいなら、まずは「現在地」を把握しよう。




他にも色んな話をしたが、長くなるので気が向いたら書くことにする。


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授業後、学生達がランチに誘ってくれた。
学内のステーキ屋『三田屋』にて。
就職が決まった人、これから就活する人、留学する人、会計士を目指す人、色んな人が色んな話をしているのを聞いているだけでも楽しい。


sanndaya



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夜、名古屋から会いに来てくれた友達と堂島の蕎麦屋『守破離』へ。大阪在住の時から何度も通った蕎麦屋。夜は一品料理もなかなか美味しく、日本酒も良いものが揃っている。こういう蕎麦屋は沖縄にない。


守破離


毎週のように誰かが沖縄北谷まで遊びに来てくれるのも嬉しいことだが、私が関西にいる日曜・月曜に大阪まで出てきてくれる人が多いことも嬉しいことだ。

今日あった友達は、私の経営者向けセミナーの受講生でもあるのだが、私のセミナーを受講して新規事業を立ち上げ大成功させた実績がある。その経験も活かして、また新しい事業を立ち上げたらしい。そういう話が聞けることも嬉しい。



守破離

久しぶりに「梵」(ぼん、born)を飲んだ。やっぱ美味しいね。




Osaka

深夜は極寒だった。
来週からはコートを持ってこないと死ぬな。。

中学生の時に読んだ本

中之島

授業の前乗りで大阪へ。
特に予定もないので、中之島を散歩。



中之島

沖縄ではまだ見れない紅葉。



中之島

誰?



金子眼鏡

かつて住んでいた淀屋橋まで歩いて、いつもの眼鏡屋で眼鏡を買った。
金子眼鏡は沖縄にないので、ここで買っている。

「地面師」の綾野剛がかけていた眼鏡のような六角形(八角形?)のフレームが流行ってるみたいだけど、たぶん流行りは直ぐに廃れると思うので、長く使えそうなものにした。




餃子の王将

1万歩くらい散歩して、餃子の王将へ。
餃子の王将も沖縄にないので、時々無性に食べたくなる。
めちゃくちゃ美味しい訳じゃないのに、なんやろか。



異端

餃子を食べて、行きつけのワインバーまでまた歩いた。
18時まで別の人がカフェをやってる場所が、19時からワインバーになる。「間借り」ってやつ。それでなくても8人位しか入れない小さな店に、巨大なワインセラーがあり、おそろしく高級なワインが収納されている。

私「間借りだよね?」
店「自分の店出したいんですけど、お金がねぇ…」
私「高いワイン、買いすぎやねん」
店「おっしゃるとおりです。昨日も(仕入れに)100万円使いました。」

そういう人、好きやけど、会計的には間違えてる。。



スカイビル

ぷらぷらしてたら日が暮れていた。

前乗りの時は、こんなもんだ。

明日は頑張る。シランケド。


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父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章 (知的生きかた文庫)
フィリップ・チェスターフィールド
三笠書房
2011-03-22



イギリスの政治家で文人のフィリップ・チェスターフィールド(1694-1773)が、1773年に書いた『息子への手紙(Letters to His Son)』の翻訳本。世界で1100万部も売れた本らしい。

日本では1988年に『わが息子よ、君はどう生きるか』というタイトルで発売され、2011年に『父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章』と改題され再販された。

私は『わが息子よ〜』を中学生か高校生の時に読んだことがあり、この本は捨てずにいまでも持っていた。『父から若き息子へ贈る〜』も社会人になってから読み返した。久しぶりに本棚の奥にあった本書を読み返してみた。

「怠惰な人というのは、物事を極める努力をしない」(P29)

「何かをする時は、それが何であれ、それだけに集中することが大切だ」(P70)

「一般論を用いること、信じること、正しいと認めることには慎重になってほしい」(P110)

「自分の頭を使って、物事をしっかり考える習慣をつけてほしい」(P118)

「できる限り自分より優れた人たちとつきあうよう、努力しなさい。(中略)どんなことがあっても避けた方がいいのは、程度の低い人たちと付き合うことだ」(P150〜)

「一番問題となるのが、虚栄心というやつだ。虚栄心のおかげで、人間は幾多の悪事を引き起こし、愚行に至った」(P154)

「いくら素晴らしい人たちと友好を深めても、君に相手を喜ばせようという気持ちがなければ、何にもならない」(P177)

「話をする時は、いつも、相手の目を見ることだ。(中略)相手の心の内を読むには、耳よりも目に頼った方が良い」(P187〜)

「生きる知恵の根本は、何といっても感情をおもてに出さないこと」(P249)

(※ 引用・頁数は『父から若き息子へ贈る〜』より)

この本を初めて読んだ時の父親の年齢とほぼ同じになった今、改めて読み返すと、私が学生に言ってることと余り変わりない。私がこの本によって成長したのか、私が成長してこの本に近づいたのか、どちらか分からんが、少しは成長したようだね。

2日連続で『JAPANESE DINING 和さびや』(沖縄北谷店)へ

chatan

今週もスカッと晴れる日が少なかったが、Tシャツ&短パンで過ごせる気温。
ジョギングしていても気持ちいい。



chatan

先日、今年最後の対面セミナーを終えたが、年内に幾つか収録があるので、その準備を。



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今週は2日連続で来沖のお客様と『JAPANESE DINING 和さびや』へ。


wasabiya

1日は、投資先の1つである大阪のベンチャー企業の社長・役員と。
沖縄で会うのは初めて。めんそーれ。



wasabiya

秘書ちゃんの実家の丹波篠山の黒枝豆をこの時期だけ提供している。自宅でも丹波篠山から取り寄せて食べているのだが、激しく美味い。これに出会ってから冷凍枝豆が食べられない…。

投資先の企業の役員とはちょくちょく会うが、投資先の事業に口出しすることはない。イチ株主から会うたびにゴチャゴチャ言われたら、経営者からすると鬱陶しいに違いない。ゴチャゴチャ言うために株主になった訳でもないし、短期的な金銭的リターンを求めて出資した訳でもない。一緒に面白いことがしたいと思ったから出資したのだ。だから、会った時も、面白くない話はしない。私より一回りくらい若い現経営陣と、ワイワイと面白い話をしていると、面白いビジネスシナリオやビジネスモデルが思いついたりするものだ。私にとって会食する目的はそういうもんだ。



wasabiya

今日もたくさん食べたが、〆の明石ダコの釜飯まで最高だった。



wasabiya_b

長い目で応援してます。
楽しい1日だった。


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翌日(11/15)、関学 平松ゼミの先輩・後輩が兵庫・広島・那覇から集まった。


wasabiya

上と下で21学年も離れているが、関学OB、平松ゼミOBの結束力はすごいなぁと改めて感じた。



wasabiya

今日は出資者が2名いるので、シェフからのサービスで舟盛りを出してくれた。最高!




wasabiya

名物の牛タンは、沖縄北谷店でも三宮店でも一番人気のメニュー。
(写真上はハラミ)

私の英会話教室で知り合ったアメリカ人が言うには、アメリカでは牛タンを食べることがないらしい。『和さびや』で "beef tongue" があると知って驚いたが、食べてみたら美味しくて感動したと。タンを知ってる日本人が食べても感動するよ…。




wasabiya

今日は6人もいるので、色んなワインを飲むことができた。
シェフがこのメンバーのために仕入れておいてくれたらしい。ありがとやで。


『和さびや』は早いもので開店して2ヶ月が経った。「お客様が一人も来ない日があったら店で一緒に飲もうぜ!」と開店前にシェフと話していたのだが、蓋を開ければ、お客様が来ない日なんてなく、シェフも連日夜中まで働き続けている。嬉しい悲鳴である。たった2ヶ月しか経っていないのに、リピーターも多い。来月は忘年会の予約もたくさん頂いている。まだ目標の売上高には達していないが、順調すぎるのではないかな。

私の知り合い・友達が『和さびや』に来たいという理由だけで、遠方から沖縄に続々とやってきてくれるのも嬉しい。みんな、フットワーク軽すぎ!

上質な空間で、縁のある人たちと、美味しい食事を食べ、美味しいワインが飲めることが幸せすぎる。こういう店を北谷で持ちたいという私の夢が叶ったし、叶えてくれたシェフや秘書ちゃんには大感謝だ。大切な人と大切な時間を過ごしたいというお客様が、日本全国から、世界中からやってきてくれるお店にしていきたいと思う。

今年最後の対面セミナー

決算早期化セミナー

今日は日本経営協会主催の決算早期化セミナー。

おそらく、
今年最後の決算早期化セミナー。
今年最後の対面セミナー。

日本経営協会は10年以上前から毎年セミナーの依頼を頂いている。そして日本全国から受講生を集客して頂いている。本当に有り難いことで感謝以外の言葉が思いつかない。そして、今日も遠方から会場まで足を運んで頂いた受講生の皆様にも感謝しかない。

今回は受講生が少なく、収録もなかったので、受講生と対話しながらセミナーを進めていった。一方的に話をするよりも何百倍も楽しい。

あっという間の6時間だった。

セミナー担当者から「来年もよろしくお願い致します」と言ってもらえた。
こちらこそ、よろしくお願い致します。


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はや田

6時間のセミナーが終わったら、もう日が暮れていた。

今年もセミナーおつかれ生、ということで、行きつけの『鮨 はや田』へ。



はや田

松茸はもう終わっていたが、勢子蟹を残してくれていた。

『鮨 はや田』も今年ラストだろうか。もう一度くらい来れるだろうか。こんな美味しい鮨屋は沖縄にはきっとない。何度も通いたいお店。



御堂筋イルミネーション

店を出ると、今日も御堂筋のイルミネーションが輝いていた。
場所によってイルミネーションの色が違う。

ホテルまで数km離れていたが、歩いて帰った。


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本日(11/12)公表された中央経済社HDの決算短信に載りました!

KPMG同期の浅野の本と一緒に。

有り難いことです。

ありがとうございます!


中央経済社

関学 秋学期 第7講 〜 行動して失敗することは成長の種になるが、行動しないという失敗はほんまもんの失敗

kwanseigakuin

秋学期 第7講。
全14講なので、もう半分が過ぎた。早い。

キャンパス内の日本庭園は先週よりも赤くなってきた。秋だね。




Pocky

教室に入ると、学生がポッキーをくれた。
11月11日は「ポッキー&プリッツの日」ということで。
ありがと!




3年生の学生(女性)から以下のようなコメントシートを頂いた。
前回の授業で「自分の強みも弱みも丸ごと愛してくれる人と付き合った方がいい」という話を伺いましたが、私は物心がついた時から自分のことが嫌いで、仲良くしてくれる友人や好いてくれる人に「なぜこんな私と一緒に居てくれるのか」と申し訳ない気持ちになることがよくあります。関係を疑ってしまう自分にさらに嫌気が差すのですが、どうしても自分のことが好きになれません。

自分というものが定まっていないため、自己評価が他人軸だったり、無意識のうちに他人と比較してしまい、自分が嫌いになるループから抜け出せません。

先生のお話や、先生が紹介して下さった本を読み、自分なりに噛み砕いて、自己肯定感を上げられるように努力したいです。先生のような様々なこと、多くのことを深く考えている大人の方のお話しを聞いて、感銘を受けたり、心に響いたり、そういうお話しが聞けることを心待ちにしていたのだと思います。先生のお話しを聞いて、自分の曲がった考えが徐々に矯正されているように感じます。色んなことを教えて下さる武田先生にも、この授業を勧めてくれた友人にも、とても感謝をしています。ありがとうございます。

とても嬉しいコメント。

私が学生達に再三言っていることは、他人軸で生きていたり、他人と比較したりしている人は、絶対に幸せになれないということ。そして、誰しもが自分にしかない才能(の原石)を持っているのだから、それを磨き続けるべきだということ。

最近「自己肯定感」というコトバがブームになってるけど、それほど自己肯定感がない人が多いということだ。長年我が国の教育は、個性を潰し、協調性を重んじ、他人と違うことをすることを許さなかったので、「自分のことが好き」という人の割合が世界的にみて極めて少ない。

戦後、マッカーサーが憲法を改正したが、日本国憲法で最も大切な条文は13条の「個人の尊重」(すべて国民は、個人として尊重される)と「幸福追求権」(生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする)だと言われている(詳細はこちら参照)。人は皆違うし、違っていいし、人と違うことは素晴らしいことだ、と憲法が謳っている。

私は、教育者や保護者という者は、人々の個性を尊重し、才能を伸ばすために在ると思っている。否定ゼロ、肯定100。自分を愛してあげて欲しいと思う。



2年生(男性)より。
前回の授業で「短所・弱点は、『克服すべきもの』と『諦めるべきもの』に分けることが大切で、全てを克服しなくていい」とおっしゃっていましたが、私の短所は積極的にコミュニケーションが取れないことです。しかし、成功する人は、行動力があり、コミュニケーションが上手いと思います。

私のこの短所は、性格的なもので直る気がしませんが、改善すべきでしょうか。私は、本当の自分を押し曲げてでも直す必要はないと思っています。無理矢理自分を押し曲げることは、偽りの自分を演じていると思うからです。

社会に適応するためには協調性も求められると思いますが、このバランスがとても難しいと感じています。

いい質問。

性格(キャラ)は変えられないので克服しなくていいと思う。学校教育では、こういった性格的な弱点までも矯正しようとし、「人と同じこと」をさせようとするから、学校が嫌いになる人が多いんじゃないかな。

私も積極的なコミュニケーションは上手ではないけど、傾聴力はある方だと思う。性格的な短所があることが社会に適応できないことではないと思う。自分らしく、自分の人生を演じるべき。



2年生(女性)より。
以前の授業で、「社会人の最初の2年で同期につけた差は一生埋まらない」「最初に2年でどこまで高い所まで行くかがとても大事」という話がありましたが(※)、「2〜3年くらいで転職する人も多いのに、就活にチカラを入れすぎじゃないか」という話もありました。

このお話しは、どうせ2年で辞めるんだから、とりあえず就活して良い企業に入って、テキトーにやって、また転職すればいい、という考えとは違いますよね? 会社を変えても自分の軸は変えず、何十年も同じことをやり続けることが自分の価値を高めることであり、転職は自分のステップアップのためにやるものだと思ったのですが、この点について詳しく教えて頂けると嬉しいです。
(※ なお、この話は、拙著『公認会計士 「試験」「仕事」「キャリア」のすべてがわかる本』にも書いている)

隣の芝は青く見えるので、青い芝を目指してバッタのようにぴょんぴょん飛び跳ねながら生きている人がいる。私のような歳になっても、そんな人間は多い。もし私がそんな人間だったとしたら、皆さんは私の授業を聞きたいと思うか? もし皆さんが経営者だとしたら、私をコンサルタントとして雇いたいか? 20年も30年も働いていて、何が専門なのかも分からない人に、誰が仕事の依頼をするのかね。逆に、20年も30年もひとつのことにコツコツと打ち込んで、その分野では誰にも負けないというものを持つことができたら、誰が貴方以外に仕事の依頼をするというのかね。私の周りにもバッタのような生き方をしている会計士・税理士がいる。いつも青い芝の上にいるので、そこそこ儲かってるのかもしれんが、そんな人間と一緒に仕事がしたいとは思わんし、そもそもそんな人間を信頼できない。

どんな会社に内定が出ようが、どんな部署に配属されようが、好き嫌いなく、与えられた仕事に打ち込み、極めるべき。きっとそれが天職になる。その会社から享受できるものは何も無いと思ったら、違う会社に転職するなり、独立するなり、次の道に進めばいい。転職・独立すべきタイミングで行動できないのは、行動して失敗することの何倍も失敗だと思う。行動して失敗することは成長の種になるが、行動しないという失敗はほんまもんの失敗であり、いつまで経っても成長も成功もない。

バッタのように飛び跳ねながら生きているのもどうかと思うが、動かなさすぎるのもどうかと思う。



4年生(男性)より。
最近、他人と関わる中で、その相手についての良くない噂を聞いてから、その人の言動に対してフィルターがかかってしまい、その人を直視できなくなりました。偏見のようなものに惑わされないようにするためには、どうしたらいいと思いますか?

「噂」を聞いて、「フィルター」がかかり、「偏見」を持つ。

おいおい。

「事実は1つ」だけど、「解釈は無限」であり、この話は「解釈」でしょ? 「事実」は何なの?? 「解釈」にすぎないことで勝手なフィルターをかけて、勝手な感情に揺さぶられて、誰得なの??

この世の中は「解釈」で溢れているが、「事実」を見るようにすべき。新聞報道を含むマスコミが報じていることですら「事実」ではないことが多いからね。本来のマスメディアは「事実」の裏にある「真実」を伝えるべきなのに、「事実」すら歪めている(だから「マスゴミ」と言われるのだ)。TVやネットの情報も大半が「2次情報」であり、「解釈」が含まれていると思った方がいい。できるだけ「1次情報」にあたり、「事実」を確かめ、「真実」を探るべき

我が国には癌で亡くなる人が多いということは聞いたことがあると思うが、興味がある人は、そのデータ(事実)を確かめ、そのような結果になっている理由(真実)を探ってほしい。マスコミが絶対に報じないことが分かると思う。



と、こんなやり取りをしながら、今日も『「経理」の本分』について授業を行った。

100分なんてあっという間。6時間くらい喋りたい。



kwansei

授業後、学生と。
20歳の学生を可愛くて仕方がないと思うのは、ワシがオッサンになったということだな。彼女達の父親より年上なんだから、オッサンなんだよ。事実は1つだ。


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授業後、京都の顧問先へ。3時間ほど密なミーティング。ほぼコーチング。

夜、行きつけの串屋へ。もう4〜5年前から通っているので、店の方も私の好みを分かってくれている。今日は、メニューに載っていないBaroloのバックヴィンテージを開けてくれた。香りだけでも満足。

Kyoto



Baroloに合わせて串を出してくれた。
これもメニューにはない逆ペアリングのサービス。

Kyoto


ホテルに戻ると、いつも接客してくれるソムリエ(たぶん20代の女性)から御礼のLINEが届いていた。「ご来店ありがとうございました!」「沖縄のお店にも行きたいです」「また連絡させて頂きます」「出張おつかれさまでした!」などなど。

こういう「情緒的な繋がり」を大切にしてくれるお店にはまた何度も通いたいと思うし、私が飲食店に興味があり飲食店投資をしているのもこういうところにある。不動産投資をしても入居者と接することなんて全くないからね。

今日も1日、楽しく充実しまくりだった。

「人生で楽しいことベスト10」を毎日・毎週・毎月・毎年やり続ける人生にしよう。

広島から大阪へ移動

hiroshima

広島2日目。とてもいい天気。

せっかく広島に来たので、お好み焼き(広島焼)を食べて帰りたいと思っていたが、ヒルトンのクラブラウンジの朝食バイキングにお好み焼きがあったので(さすが!)、朝からガッツリ食べた。チチヤスのヨーグルトも頂いた。朝から完璧。

午前中、前職の大学教授とミーティングをして、午後、広島駅へ。

朝食を食べたばかりだったので全くお腹は空いていなかったが、駅ビルに入ってる「ばくだん屋」へ。私が唯一食べるつけ麺。辛さを30倍まで選べるのだが、あえて辛いのを頼む。汗が出るほどの辛いスープに浸した冷たい麺とすすると口の中に辛さが広がる。直後に茹でたキャベツを食べると口の中に甘さが広がる。辛いと甘いを行ったり来たり。たまらない旨さ。考えた人、天才。


ばくだんや



広島といえば、ベーカリーショップ「広島アンデルセン」ともみじ饅頭「にしき堂」。この両社のコラボ商品「あたらしもみじ」がめっちゃ美味しい。お土産に買ったらとても喜ばれた。

アンデルセン



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午後、授業の前乗りで大阪へ。
特段予定もないので、昼から飲んでいた。

スカイビルの近くにある「CRAFT BEER BASE MOTHER TREE」へ。店内のビール醸造所で造られた自社醸造のビールを飲むことができるレストラン。クラフトビール好きにはオススメ。


craftbeer



その後、2軒ハシゴしてホテルに戻った。
御堂筋のイルミネーションは今年もキレイ。そして、懐かしい。

御堂筋イルミネーション



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積ん読の本
石井千湖
主婦と生活社
2024-10-01



「積ん読名人」12名の「積ん読」になってる本棚や机などの写真と、各人へのインタビュー集。実に面白い内容だった。

「本棚」の写真を集めた本は何冊か持ってるが、「積ん読」の写真を集めた本は珍しい、というか、初めてではないだろうか。

しかも、登場するのは角田光代、小川哲、柴崎友香など、著名作家も多い。


人はなぜ積ん読をするのだろうか。

小川哲さんは、以下のように言っている。

日常的に本を読むようになると、本がない状態は怖いんですよ。外出先で本が切れたり、読んでいる本がつまらなかったりしたときの保険のために、多めに本を買うようになったんです。保険で買った本を読む前に、新たに読みたい本が出てきて、どんどん積むようになってきました。」


角田光代さんは、以下のように言っている。

「本が出版されて、市場から消えるまでのサイクルがどんどん短くなっているんじゃないかなと。いつ読めるかわからなくても、読みたい本を見失うくらいなら買ったほうがいいと思って、積ん読するんじゃないでしょうか。」


私も大量の「積ん読」があるが、その理由は小川哲さんや角田光代さんと同じ。読みたい時に本がないという状況だけは避けたい。だから本棚に未読の本が並んでいる。私の場合、読み終えた本は捨てることが多いため、本棚を見れば「自分が新たに興味を持っている分野」「自分の未知の分野」を教えてくれる。まとまった時間が取れた時に、それらを一気に読むことによって、知のMAPが一気に広がっていく。

「積ん読」に罪悪感を持っている人や、もったいないと感じる人もいるようだが、「積ん読」をしないことの方がもったいないと思う。

なお、本書に、岩波文庫を全巻揃えることに執念を燃やしている方や、到底読み切れない量の本を買い続けている方なども登場するが、そういうのは理解できん。

「積ん読」というのは、未知を既知にするための助走である。読みたい本は惜しむことなく買っていい。読書の楽しみには、読む前から始まっているのだ。


本書は是非続編を出して欲しい。
もっといろんな方の積ん読を見てみたい。
新刊書
決算早期化実務マニュアル3
新刊書
公認会計士


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●武田公認会計士事務所 代表
●関西学院大学 非常勤講師

武田雄治


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