公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

収録17本

okinawa

今週火曜日に沖縄に戻ってきたが、水木金と雨だった。3日連続でジムに行き、室内で走った。そして今日(土曜日)の午後、やっと晴れてくれた。涼しくなった夕方、いつものコースを走った。気持ちいい。

今週の授業で、学生から「どうやって習慣を形成しているのですか?」という質問を受けたが、同じ行動を繰り返したら習慣になるでしょ。1日の生活を「型」にはめればいい。起きてから寝るまでやることの「型」を決め、それをデフォルトにしてしまえばいい。そうすれば、やらない方が気持ち悪くなる。継続は力なり継続は無敵なり習慣の先にしか結果なし


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雨の水木金の3日間、自宅で17本の講義を収録した。これまで対面で実施していた「黒字社長塾」に、来春よりオンラインコースを追加する。YouTubeも刷新する。TikTokも開始する。TikTok →YouTube →オンライン受講 →対面コンサル、という導線を敷いて、沖縄に来ることができない経営者にも「経営の原理原則」を伝え、自分らしく絶対に儲かる「ビジネスシナリオ」を作り、意味のあるマーケティングを撃ちまくって売上・利益を上げ、世のため人のために貢献できる事業をカタチにするというところまでお手伝いするホンモノのビジネスコンサルティングを提供していきたい。

ということで、今週は自宅の壁をグリーンに。年内にあと30本以上収録する予定。やる時はやる。


kuroji




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夜、近所のおじいちゃん、おばあちゃんに強いお誘いを頂いて、読谷村の『大木海産物店』へ。

大木海産物


創業して40年くらい経つ老舗居酒屋。この界隈では一番美味しいと、我々を連れてきたかったようで、ジージもバーバもこの日を楽しみにしてくれていたらしい。嬉しい限り。

海産物店なので海鮮づくし。テンション満開のジージは、机に乗り切らないくらい注文するので、いつもの3倍は食べたな。満腹中枢が麻痺してる私も胃袋崩壊しかけた。ジージとバーバは全然違う話を機関銃のように喋り続けるので聴くのも必死だった。

それにしても美味しかった。県産の魚のバター焼き(下の写真)はヤバかった。この店の名物らしい。最後は当然に泡盛。酔うよね。けど楽しかった。いい店を教えてもらった。魚が食べたい気分の時はここに来ようと思う。

帰り際、ジージもバーバも握手を求めてくれたことが嬉しかった。「次は北谷の◯◯へ行こうよ!」と。行く行く!

我が子のように可愛がってくれてありがと!


大木海産物

関学 秋学期 第4講 〜 裸で生きろ

kwanseigakuin

秋学期 第4講。
先週に続き、今週も最高の天気。



kwanseigakuin

授業は11:00〜12:40(1時間40分)だが、いつも10:00頃にはキャンパスに入っている。絶対に遅刻する訳にはいかないからという理由もあるが、授業前にキャンパスを散歩し、その後、珈琲を1杯飲みたいから。

この日本庭園も好きな場所のひとつ。秋が近づいていることを感じる。



kwanseigakuin

商学部の近くにある「新月池」も好きな場所のひとつ。
つくづく、いいキャンパスだ。


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さて、授業。今日も学生との対話から開始。

前回の授業に続き、「人間関係」の質問が多かった。前回の授業で「良好な人間関係を築くため4つのステップ」という話をした。この4ステップを抜きに良好な人間関係は築けないと思う。ファーストステップは「自分が心を開く」ことであるが、多くの日本人はここができない。他人の目を気にしすぎるから、善良な行為(例えば、電車で席を譲る等)ですら恥ずかしいと感じるし、ある本によると今の若者は「個性的だね」と言われることが最もイヤであり、「個性的であること」を忌避する(『日本の死角』P88〜)。私のクラスでも、積極的に手を挙げて発言する学生は2割ほど。一度も手を挙げない学生の方が多い。

他人の目を気にして発言できない、行動できないというのは、「他人軸」で生きているということなのだ。「他人軸」で生きている限り、絶対に幸せにはなれない。「自分軸」で生きるべきだ。

「恥ずかしい」「自信がない」と思っている時は、他人の目を気にしている証拠。仮に「他人」がいなければ、恥じらいもないはずだし、他者と比較することもないはず。今すぐに「他人の目を気にしない」ということができなくても、徐々に自分らしく振る舞っていけばいい。自分という人生の主人公は自分なんだから、思い切り振る舞うべきだし、そういう人の方がカッコイイ。

裸で生きろ。

4年生の女性から、「先生は周りの人と比較して自信を失くしてしまったという経験はありますか?」という質問を頂いた。ないことはないが、ほとんどない。他人のことなんて、どーでもいいし、比較することもない。比較するのは、昨日までの自分だけ。昨日までの自分と比較して、成長していないことに不甲斐なさを感じたり、自信をなくしたりすることはあるが、それは成長のプロセスで必ず起こり得ることだと思う。



就活の話にもなった。4年生の多くは就活を終えているが、3年生は就活中だったり、2年生はインターンシップに参加したりで、授業を欠席する人が多い(特に月曜日は就活・インターンシップが忙しいらしい)。今日の第4講で初めての授業に出たという3年生もいた。私が学生の頃よりも就活が前倒ししている。

学生達の話を聞く限り、就活の前倒しは、大手企業の危機感からきていると思われる。企業の人不足に加え、大学生の人口も減少傾向にある中で、会社側はあの手この手を使って学生を囲い込んでいる。

つい先日、某メガバンクも副業を認めるという発表をし、某ホテルチェーンは大学1年生から内定を出すと発表した。学生達も「違和感しかない」と発言していた。そこまでしなければ、人の確保ができないのだ。

内定が出てからも、研修という名目で学生を会社行事に参加させるのも、学生を囲い込み、内定を辞退させないためである。内定を出しても返事がない学生には、役員が内定者と個別に食事に行くこともあるという。そうやって大人達が「職業選択の自由」を学生から奪おうとしていることは、私は卑怯なやり方だと思う。学生達は、そうやって囲い込まれ、足枷を付けられているということを認識すべきである。

私は思うのだ。大学生活という貴重な4年間に、就活に時間とパワーを注ぎ過ぎではないかと。学生時代に「天職」なんて分からないし、分かったとて、数年で辞めるに違いない就職先を、そこまで必死に探す必要があるのか。

そもそも、新卒で名の知れた有名企業・巨大企業に就職しなければならないのか。そうしなければ負け組なのか。新卒採用だけが選択肢なのか。有名企業だけが選択肢なのか。その絞られた選択肢のために、2年生や3年生から授業を休み、クラブを休み、バイトも休み、インターンシップに出なければならないものなのか。「違和感しかない」という君たちの感覚を、もっと大切にしてはどうか。

就職先というのは「雇用契約」を結んだ契約先に過ぎない。昭和時代と異なり、あらゆるものを犠牲にしてサラリーマン共同体の中で定年までジェネラリストとして働く必要はない。会社は、自分が成長するための「手段」であり「ツール」である。会社のツールになってはいけない。いま一度、自分がホントは何がしたいのか、じっくりと向き合ってほしい。1年や2年、社会人になるのが遅れても構わない(私が社会人になったのは25歳だ)。それよりも、自分らしく思い切り振る舞えるステージを探すべきだと思う。


他にも色々な話を学生としていたら、授業時間が終わってしまった。本題は翌週に持ち越し。まぁいいよね。


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授業後、西宮北口のパスタ屋さん『RYU-RYU』で学生とランチ。私が学生時代にも通っていた『RYU-RYU』は、今でも学生に大人気らしい。ガーリックバターライスが美味い。

RYURYU


今日一緒にランチをした学生は、昨年の春学期も秋学期も私の講義を履修してくれ、今年も春学期・秋学期共に受講してくれている。同じ講義の重複履修はできないので、今年は単位が付かない「聴講生」としての受講になるのだが、それでも毎週月曜日に自宅から上ケ原まで往復3時間かけて通って来てくれている。有り難い話だ。そういう聴講生が何人かいて、再履修にも関わらず、必死にノートを取ってくれている姿をみると、講義にも(雑談にも)熱が入る。

1人の教育者の存在が、良くも悪くも人生を変えることになる。
人生を振り返った時に、「武田に出会って人生が(良い方に)変わった」と言ってもらえるような「伝説の講義」をこれからも続けていきたいと思う。

人生は川の流れのようなもの

沖縄から伊丹空港へ。伊丹空港から三宮へ。

那覇は30℃、伊丹空港に着いたら19℃。飛行機を出た瞬間に「SAM !!」とシャウトした。夜は13℃まで下がった。さすがに1日17℃の気温差はこたえる。体感温度は氷点下。身体の芯から冷えた。

沖縄では11月頃までTシャツ1枚で過ごすことができるし、年間通してセーター類を着ることがないので、衣替えをする必要がないのだが、そろそろ関西出張に備えて冬物を出さなければ風邪引くわ。


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三宮の行きつけの肉割烹料理店『申虎』へ。
寅年のご主人と、申年の奥様で営んでいる。だから『申虎』。年齢バレてるやん。


申虎

今日のお肉はこちら。
◯◯県産の◯◯牛って説明を受けたけど、忘れた…。



申虎

大学のゼミの同級生であり、一緒に関学の非常勤講師をやっている三宅由佳さんと。
8月の夏期集中講座を一緒にやり遂げた打ち上げと、先日の三宅さんの日本舞踊の成功のお祝いと、今月の三宅さんの誕生日のお祝いを兼ねて。おめでとう!



申虎

肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉・・・のALL肉料理のフルコース。
いつも最後はステーキと肉カツなんだけど、今日は三宅さんの誕生日ということで、大将が牛肉でハンバーグも作ってくれた。バリウマだった。

美味しいジンファンデルも頂いた。ここに来ると幸福度が上がる。


ブルドーザーのように仕事をしまくっている三宅さんでも思い通りにならないことが多いようで、草刈りのような仕事しかしてない私が言うのもナンだけど、ブルドーザーは急旋回ができないんだから、一旦スピードを落としてから、ハンドルを切ればいいのではないか。人生は川の流れのようなもので、自然の流れに身を委ねたら、ベストなタイミングで、ベストな場所に流れ着くものだと思う。そこで抗うから、川底の障害物に引っかかったり、ウロコが傷だらけになる。鮭だって遡上したら死ぬんだから、抗ってはダメだ。

三宅さんのベストなタイミングは2029年なのよ。関学が神戸にキャンパスを開校する。100年ぶりに開学の地 神戸の王子公園に新キャンパスを作り、そこに三宅さんの研究分野である既存学部が移転する。あと5年、深く根を張れば、誰もあなたの才能を放っておかぬだろうよ。

シランケド。




申虎

阪急三宮駅前の「パイ山」は取り壊され、こんな公園に変わっていた。寒すぎて素通り。

今日はホテルではなく西宮のマンションにステイ。熱湯風呂に浸かって身体を温めた。授業、セミナー、収録が続くので、絶対に風邪だけは引けない。寒暖差が激しい時こそ、体温を下げないようにして、たっぷり寝るに限る。


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三宅つながりで三宅香帆著『ずっと幸せなら本なんて読まなかった』(幻冬舎新書)を読了。2019年に刊行された書評集『人生おたすけ処方本』を改題して新書化したもの。

三宅香帆さんの書評集『人生を狂わす名著50』(2017年刊行、デビュー作)は、ホントに人生を狂わせられた傑作であるが、それに比べると『すっと幸せなら〜』はトーンが下がる。ただ、この方の文章力はすごい。こういう書評が書けるのは才能だと思う、私が努力してもマネできんが、参考にはなった。

書を評することによって、人々の心を動かすって、ステキなことだ。私も多くの人の心を動かすような書評を書き続けたいと思う(書評インスタもフォローお願い致します)。




人生を狂わす名著50
三宅香帆
ライツ社
2019-01-25




「黒字社長塾 in 沖縄 北谷」開催!

黒字社長塾_和さびや_ワーク

4回目となる「黒字社長塾 in 沖縄」を本日開催した。
場所は、「和さびや」の個室にて。

個室の収容人数が8名であることや、「松下村塾」スタイルでやりたかったことから、私を含めて8名で実施することになった。4名が関東から、1名が関西から、2名が沖縄から、わざわざ北谷までお越し頂いた。

第1回「アカウンティング」(2023年7月開催)、第2回「マーケティング」(2023年8月開催)、第3回「マネジメント」(2024年4月開催)に続き、第4回目となる今回は「社員教育」がテーマ。拙著『「社長」の本分』の第1章・第7章と、以下の3冊を参考にしながら、「人」をどのように巻き込み、どのように動機付けを行い、どのように育て、どのように評価するのかについて、いくつかのワークを取り込みながら講義を行った。

経営の主たる資源は「人」であり、「人」なくして経営はできない。かつて(昭和時代)の日本的経営とサラリーマン共同体組織は崩壊し、個人中心主義の時代となったいま、社員のエンゲージメントを高めることが必要であり、会社は社員に対して仕事を通しての「充足感」(fulfillment)を与えなければならない。そのための"THE HEART OF BUSINESS"(ビジネスの核心)になるのが「パーパス」(Purpuse)である。上場企業のパーパス経営の事例を紹介しながら、個人中心主義時代の社員教育・社員育成・人事考課などについて考えてもらった。

今回も、私と受講生、また、受講生同士で対話をしたり、考えをシェアしたりする時間も多めに取った。各受講生の会社でどのような施策が取られているのかといった話はとても有意義だった。

13時〜18時までの講義は、あっという間だった。











講義の最後に記念撮影。

黒字社長塾_和さびや


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夜、同じく「和さびや」の個室にて懇親会を開催。


黒字社長塾_和さびや_懇親会


各自好きな飲み物で乾杯!
今日もおつかれさまでした。



黒字社長塾

お料理は、本日の黒字社長塾のための特別コース。
先付、鮮魚舟盛り、焼物(肉料理)、天婦羅、汁物、鮨、鯛釜飯、甘味まで、大満足の内容。初めて「和さびや」で食事をする受講生も満足して頂けた。



黒字社長塾

女将さんも来てくれた(どういう表情??)
生秘書ちゃんに感激してくれた受講生も。



黒字社長塾

個人的に、この鯛釜飯が大好き。
何杯でも食べ鯛。



黒字社長塾

ワイン好きの受講生が多くて嬉しい。
今日もたくさん飲んだ。

講義前のランチ会から、講義、夜の懇親会まで、10時間。楽しすぎる1日だった。



次回の「黒字社長塾」は来年3月に開催。次回は東京にて、8名限定で。詳細は後日告知します。
そして、来年4月1日より「黒字社長塾」のコミュニティが開校! こちらも詳細は後日告知します。

「黒字社長塾 in 沖縄」前夜祭

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今日も良い天気。
この時期でも最高気温は30℃くらい。泳いでいる人もいる。
暑すぎず、快適。

明日(10/19)は「黒字社長塾 in 沖縄」の開催日ということで、一部の受講生は昨日から沖縄入りしている。天候に恵まれて良かった。




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顧問先の社長も明日の「黒字社長塾 in 沖縄」を受講するために沖縄にやってきてくれた。社長の宿泊されていたホテルのロビーで2時間にわたってビジネスコーチング&コンサルティング。 月次決算のレビューから、翌期の経営計画の相談、マーケティングの相談、人材育成の相談、人生相談まで、話は多岐にわたるが、ひとつひとつ対話しながらフィードバックしていく。孤独な社長を、孤高の社長にすることが私の仕事。




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場所を変えて、夜、行きつけのビストロ『加藤食堂』へ。
ワイン好きの社長とここで食事がしたかった。



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今年6月に営業方針を変えて、メニューも変わったのだが、何を食べても美味しい。来るたびにメニューが少しずつ変わっていくので飽きることもない。社長も喜んでくれた。




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ワインはオーナーの奥様が選んでくれたものを頂いた。この店に関しては、私が選ぶより、私の好みに合うものを選んでもらった方が美味しいものに出会える。



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なんやかんやと閉店時間まで5時間近く語り合ったか。

この社長と出会って4〜5年になる。「出会った頃が懐かしいね」なんて話をしている時に、社長が号泣したのにはちょっと驚いた。この4〜5年の様々な出来事や想い出、気付き、スキルアップ、成長などを振り返ると感謝の気持ちが溢れてきて、また、今もこうやって一緒に食事していることに感謝で気持ちが込み上げてきたと。こんな所で涙を流すつもりはなく、「すいません…」と笑いながら謝っていたが、社長の想いが伝わって、とても嬉しかった。

お客様から感謝されることが私にとっての最高の報酬。カネのために労働することなんて、もういいんだよね。世のため人のため大切な人のために、自分にしかできないことをコツコツとやって、それを分かち合い、感動を与え、感謝を集めることに残りの人生を使いたいと思う。結果として、社会にインパクトを与え、社会に足跡を残すことができれば、我が人生は成功といえるんじゃないかな。コツコツやるのみ。

「黒字社長塾 in 沖縄」もコツコツやるのみ。

彗星とスーパームーン

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今日も良い天気。
沖縄北谷の宮城海岸。ダイバーだけでなく釣り人も集まる場所。




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今日(10/17)は「沖縄そばの日」

そば粉を使ってないのに「そば」と表示できるよう沖縄生麺協同組合が粘り強く交渉し、「本場沖縄そば」として商標登録が認められたのが1978年10月17日。それを記念して、10月17日は「沖縄そばの日」となった。

ということで「沖縄そば」を食べた。美味い!




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カヤックをしている人たちと美しいサンセットを撮ろうとしたら、紫金山・アトラス彗星を収めることができた。beautiful!



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日が沈んだら、今度はスーパームーン。
今日は忙しいなぁ…。

iPhone15でここまで撮れる。beautiful!

関学 秋学期 第3講 〜 人間関係を遮断するな!

kwanseigakuin

秋学期 第3講。
今日は、今年一番良い天気。



kwanseigakuin

商学部の近くにある「新月池」。
関学の中で好きな場所のひとつ。


前回の授業で、3年生の学生(女性)がこんなコメントシートを提出してくれた。

武田先生の授業を春から引き続き授業することができて嬉しいです。先生の授業は、日常的に刷り込まれた当たり前の概念に気付かせてくれる唯一の時間です。毎回の授業で、先生のお話を聞いていると、私自身が知らず知らずのうちに世間体に取り憑かれていると実感します。そのような無意識のうちに当たり前と思っていたことを覆してくれる授業は、新鮮で貴重な機会だと感じています。(以下省略)


2年生の学生(女性)からは、こんなコメントを頂いた。

今日は、教室に着くのがギリギリになってしまったので、1番後ろの席に座りました。いつも前方の席に座るので、今回は見える景色が違いました。
大半の人が顔を上げ、先生の顔をじっと見ながら話を聞く。時折ノートに目線を落として記録する。そんな授業が普通なようで余りないのが現状です。
やっぱり武田先生のお話は学生に響くものばかりだと感じました。(以下省略)


4年生の学生(女性)からは、こんなコメントを頂いた。

今までたくさんの授業を受けてきましたが、こんなにも100分間があっという間に過ぎた授業は初めてでした。(以下省略)


いずれも嬉しいコメント。
沖縄から時間をかけて通っていながら中途半端な授業をするはずもなく、たった100分の中ですべての学生に何らかの気付きとインスピレーションを与えたいと、こちらも汗びっちょりになりながら必死で喋っているのだが、それを誰一人寝ることなく真剣に受け止めてくれていることも嬉しい限り。


多くの学生から質問も頂いた。

前回の授業「人間関係」について話したので、人間関係に関する質問が多かった。友達がいなかったり、友達にイヤなことをされたり無視されたりイジメられたり、親からガミガミ言われたり、言いたいことが全否定されたり、とにかく人間関係というヤツは面倒くさい

だからといって、人間関係を遮断すべきではない。「人間関係なんてなくたって生きていける」みたいなことを言ってる大人がいるが、人間関係がどうしようもなく下手糞なだけ。生きていけるなら生きてみろ。人は一人では生きられず、他者との繋がりの中で生きていく。そして、誰かに依存し、誰かに助けられ、誰かに甘えながら生きていく。例外なく。

では、「良好な人間関係」を築くにはどうしたら良いのか。これには、以下の4つのステップが必要となる。

第1ステップ:愛と感謝(自分が心を開く)
第2ステップ:存在承認(相手を承認し、相手からも信頼される)
第3ステップ:傾聴  (相手が心を開く)
第4ステップ:フィードバック(自己主張ではなく、相手の話を受け止める)

第4ステップまでいって初めて「良好な人間関係」を築くことができる。逆に人間関係が下手糞な人は、いずれかのステップ(もしくは全てのステップ)を怠っている。人間関係の悩みを抱えている人は、まずは自分が変わることだ。相手を変えることなんてできない。愛と感謝をもって、相手の存在を承認することから始めなければならない。

それでもすべての人と「良好な人間関係」が築けることはない。合わない人とは合わない。「カフェで2時間話が持たない人は合わない人」と、何かの本で読んだことがあるが、その通りかもしれない。そういう人と無理に付き合う必要もない。大切にすべき人だけを大切にすればいいのだ。

前回の授業でも言ったが、それまで仲良かった友達が急に冷たい態度を取ってきたり、急に連絡がつかなくなったりすることなんて、当然ある。それをいちいち「私に非があるんじゃないか」「何か悪いことしただろうか」なんて悩む必要はない。友達なんて利害関係がないんだし、利害関係がないからこそ友達なんだから、そんな関係性である友達との関係に加害者・被害者意識なんて持つ必要もない。去る者を追うな。葬れ。人間関係なんて川の流れのようなものだ。

自分から少しだけ心を開ければ、新たな出会いは向こうからやってくる。過去に人間関係で傷ついたり、トラウマになったりしている人は多いが、誰しもが人には言えない何らかの事情を抱えながら生きている。私もそうだ。だからといって、人間関係を遮断したり、他人の目を気にしながら生きるべきではない。誰も自分のことなんて見ていない。だから、他者のことを気にしながら生きるより、自分が幸せに生きることにフォーカスすべきじゃないかな。



という前置きから、今日も稲盛和夫氏の『実学』を使って講義をした。授業で学ぶ「理論」と、実務の世界で行われている経理の「実務」との乖離は、多くの学生が驚いていたが、この授業では私の経験をできるだけ伝えながら、経理実務の実態を学んでほしいと思う。

今日もあっという間の100分が終わった。



kwanseigakuin

商学部の出口。ここもめちゃくちゃ好きな光景。
そろそろ紅葉色になるのかな。

何度来ても最高のキャンパスだと思う。
ここで働けることを誇りに思う。

日本舞踊を観劇

chatan

朝からなんとも微笑ましい光景。
どこかから旅に来た夫婦だと思うが、Enjoy snorkeling!


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今日も授業の前乗りで大阪へ。1週間が早い。


国立文楽劇場

3連休で激混みのなんばウォークを通り抜けて、国立文楽劇場へ。

大学のゼミの同級生であり、一緒に関学の非常勤講師をやっている三宅由佳さんが、以前から日本舞踊をやっており、6年ぶりに国立文楽劇場の舞台に上がるというので観劇。

私自身もその舞台を6年前に観て以来の国立文楽劇場であり、人生2度目の日舞観劇。



国立文楽劇場

劇場内はスマホ撮影禁止であるため、上の写真はネットから拝借した。
こんな大きな劇場での舞踊は気持ちいいだろうね。

三宅由佳さんの舞台は22分。瞬きを忘れるくらい観入った。
私には分からない世界観だったが(なんせ人生2度目の日舞観劇なのだ…)、すごかった。



国立文楽劇場

舞台が終わってから、舞台裏にお邪魔した。
この着物だけでも2kgくらいあるらしい。これを着て踊るだけでも大変だと思う。舞台裏ではぐったりされていた。ホントおつかれさま。

感想を聞かれたので、素直に「すごかった」と答えたら、「もっと違う表現できんのか!?」とツッコまれた。

神聖な場なので、小さく「すごっ」と呟いただけだったが、心の中では「すげーーー!!!」と叫んでいたよ。多様なボキャブラリーを持ち合わせていないので、それ以上の表現はできんが、すごいものはすごい。

税理士としても相当タフな仕事をこなしているのに、この舞台に上がるまでに稽古をしてきて、こんな大舞台で演じるなんて、ただただ感心。好きなことを必死に演じる姿は美しいと思う。私も人生という大舞台で必死に演じていきたいと改めて思った。


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夜、一緒に三宅さんの日舞を観劇した関学の児島教授と飲みに行った。

kobe

我々の聖地 西宮の甲子園口駅前にある『Sabu Chan's』というBARへ。味噌をアテにウイスキー、ワイン、レアな日本酒を楽しめるという個性的なBAR。マスターもかなり個性的。カウンター7席だけの小さなBARだが運良く席に座れた。

34年のお付き合いである児島先生とは話が尽きることがない。随分遅くまで飲んだ。アテに味噌も頼んだが、今日の日本舞踊も酒のツマミになる話。お互い「すごい」しか言えんかったけど。

kobe


三宅由佳さんは、また3年後(?)に国立文楽劇場で演じることが決まっており、その日に向けてまた練習を始めるとか。「すごい」。

またその時は児島先生と観に行きます。

今日も充実すぎる1日だった。
三宅さん、おつかれさま!

(※ 写真は許可を得て掲載している)

運命をひらく

北谷

今日もいい天気。
いつもと違うコースをジョギング。



和さびや

東京から友達ファミリーが『和さびや』に来てくれた。
このファミリーは、私が北谷に移住してからの1年半の間に3回も会いに来てくれている。毎回毎回家族旅行に同席するのもナンなので、今日は挨拶のみにして退席した。美味しい料理と美味しいワインをお楽しみください。そして沖縄を楽しみ尽くしてくださいませ。


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大田嘉仁著『運命をひらく生き方ノート』(致知出版社)読了。

なんと、著者の大田嘉仁さんは、稲盛和夫氏と同じ鹿児島県薬師町生まれ。新卒で京セラに入社し、稲盛氏の秘書になったり、京セラの役員になったり、JALの会長補佐を務めたり、すごいキャリアの方。

稲盛和夫氏の側近として稲盛氏の会話・教えなどをノートを取り続けたら、その数、約60冊になったらしい。本書は、その秘蔵ノートから稲盛氏の言葉をピックアップし、編集したもの。

そんな本、買わずにはいられない。

「生き方」「働き方」「考え方」…など、これまで上梓された稲盛氏の本の多くを読んできたので、敬天愛人、因果応報、動機善なりや、心を高める経営、成功方程式などなど既知の話も多かったが、改めて類稀なるすごい経営者だと思う。

特に感銘するのは、人(社員)を幸せにしたいという強い想い。稲盛氏の根底には、まず「社員を幸せにしたい」という強烈で持続的な願望を持ち、その願望を実現するために事業があるという考えがある(P108)。事業で成功したら、社員にその一部を還元し、それが社員の幸せにつながるという考えではない。いま風のコトバで言えば、まず社員のWell-beingを高め、エンゲージメントを高め、充足感(fulfillment)を高める。それが結果として事業の成功に繋がる。

実際に社員のエンゲージメントを高めることにより、生産性・創造性・効率性だけでなく、収益性も上がり、離職率は大幅に下るという調査結果もある(※1)。「全従業員の物心両面の幸福を追求する」という経営理念を随分前から掲げている稲盛氏の「生き方」「働き方」「考え方」に改めて尊敬の念を抱く。

(※1)P175参照。さらにはユベール・ジョリー著「THE HEART OF BUSINESS」を参照

ぷらっと慶良間諸島 〜阿嘉島・慶留間島 日帰り旅行

阿嘉島

朝イチで那覇から慶良間諸島へ。3年ぶりの慶良間。
高速船が満席だったので、フェリーで90分かけて阿嘉島の阿嘉港へ。



阿嘉島

阿嘉港でレンタサイクルを借りて、北浜ビーチ(ニシハマビーチ)へ直行。

北浜と書いて「ニシハマ」と読む。
北谷と書いて「チャタン」と読む。

南風原と書いて「ハエバル」と読む。
勢理客と書いて「ジッチャク」と読む。

絶対読めん・・・。

ちなみに私が一番好きな沖縄そば屋「謝苅そば」は「ジャーガルそば」と読む。
googleも変換してくれへん。



阿嘉島

ビーチは数名。海は貸切状態。



阿嘉島

青って何色あるんだろう。

慶良間諸島周辺の海は世界屈指の透明度を誇り、「ケラマブルー」と称されている。ダイビングスポットへ行けばとんでもなくキレイな慶良間の海に浸れるのだが、今回は時間がなかったので浅瀬でシュノーケリング。それでも十分キレイだった。何千という魚に囲まれて、ただただ泳いだ。



阿嘉島

那覇から1時間ほどでこんなキレイな海に潜れるんだから、わざわざ海外のリゾートビーチに行こうという気が失せる。ここで十分。旅費トータルで数千円だし。



阿嘉ビーチ

場所を変えて、ウミガメがいるという「阿嘉ビーチ」も潜ったが、残念ながらウミガメには遭遇できなかった。



慶留間島

泳いだ後は、チャリンコに乗って陸続きの慶留間島へ。

「ゲルマジマ」と読む。

読めねーよ。。



慶留間島

橋の上からの景色もヤバい。



慶留間小中学校

慶留間小中学校が見えるこの景色、おそらく沖縄No.1じゃないだろうか。

あっという間に帰りのフェリーの時間になったので、那覇に戻った。

大満足じゃ。また来る。
新刊書
決算早期化実務マニュアル3
新刊書
公認会計士


セミナー開催情報
■プロネクサス主催(オンライン)
2024/10/01 〜 11/29
『決算早期化(30日開示)を達成する決算実』

 →テキストに拙著『決算早期化の実務マニュアル《第3版》』を使用します。


■日本経営協会主催(大阪:対面)
2024/11/12(火)
『決算早期化を実現する「経理・決算の仕組み」の作り方』

 →テキストに拙著『決算早期化の実務マニュアル《第3版》』を使用します。


●満員御礼のセミナー、公募していないセミナーは掲載しておりません。
●武田雄治へのセミナー・講演・研修の依頼は、武田公認会計士事務所HPよりお願いします。
プロフィール
公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●関西学院大学 非常勤講師

武田雄治


■武田雄治本人によるコンサルティング、セミナー、執筆、取材等のご依頼は、武田公認会計士事務所のHPよりお願いします。
■業者様からの営業はお断りしております
■ブログのコメント欄に、コンサルティング等のご依頼や、個別案件についてのご質問・お問い合わせ等を書かれても、回答出来ませんのでご了承ください。

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