公認会計士武田雄治のブログ

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知的生産術

【知的生産術コラム】第8回 知の編集術

「情報をインプットして、編集して、アウトプットする」という知的生産術のうち、「アウトプット法」の、しかも「出版」についてのみ長々と書いてきましたので、少し話題を変えましょう。
(出版以外のアウトプットについては、また後日書きます)

今回は「編集」について。

編集とは何かという点については、ここまでは、第1回のコラムで述べたとおりですが、個と個、部分と全体、既知と未知を足したり、引いたり、換えたり、移したり、繋いだりしながら、情報に付加価値を付けていくことだと考えています。

そのため、編集作業を行うためには「鳥瞰力」「思考力」「整理力」「発想力」「解決力」「表現力」なども必要になります。

「鳥瞰力」「思考力」「整理力」「発想力」「解決力」「表現力」・・・といっても、これでは意味不明だと思いますので、簡単にいいますと、モノの「感じ方」「見方・考え方」「表し方」を変える必要があります。

これは、訓練すれば出来ると思っています。

私が編集力を高めるために非常に良かったと思うツールは、以下の2つ。

1.日記
2. ノート


以下、それぞれ説明しておきます。



1.日記について
ここでいう日記とは、「朝7時に起きて、食パンを4枚食べた。あぁ、苦しいよ〜」というものではありません。

  ・その日、何をして何を感じたか
  ・何をイメージし、何をカタチにしたか
  ・どんな本を読んで、何を得たか
  ・誰と会って、何を考えたか・・・・

そういうことをヒタスラ書き留めるのです。

これが「思考の原点」だと思います。

この日記は、ヒタスラ書き留めると共に、何度も何度も読み返す必要があります。だから、ポケットサイズのノートがオススメです。私は無印良品で売っている文庫本サイズの100円位のノートを利用しています。これだと文庫本サイズなので365日常に携帯可能です。私は、仕事用のTUMIのカバンには常に過去3年分の日記を持ち歩いています。



2.ノートについて
私は手帳を持ち歩きませんが、TUMIには常にノートを4冊入れて持ち歩いています。
重いですが、持ち歩かないと気持ち悪いのです。

まずは、思い付いたモノをすぐに書き留めるポケットサイズのメモ帳。こちらはMIDORIのTRAVELER's notebookのパスポートサイズのノートを使っています。
2冊目は、編集前の情報の格納庫として利用するA5サイズのノート。こちらはジークエンス360を使っています。
3冊目は、編集作業の中でイメージをカタチにするためのA4サイズのスケッチブック。こちらはニーモシネを使っています。
最後に、編集したものをまとめるノート。こちらはモレスキンを使っています。

いずれもitoyaで買っています。



「編集には終わりはない」と思っていますので、完成形というものはありません。ノートに書いたものを切って貼ってを繰り返していくことにより新たな作品が完成します。

とにかく書くこと!
文具代を惜しまないこと!
itoyaを愛すること!


これが大事です。



なお、日記もノートも、PCで書くことはオススメしません。PCで書くと読み返さないと思いますし、文字の強弱を付けたり、文字の色を変えたり、図や絵を書いたり、そこに感情を表したり・・・ということができません。できたとしても面倒です。
自由にスケッチする遊び感覚が必要で、これはノートじゃないと無理です。PCでまとめたものがあったら、ノートに貼り付けて、そこに落書きしていきます。そうすれば、いろいろと新しいカタチが生まれてくると思います。



日記とノート。
ここに書いたことを3年やれば、編集力は確実に上がると思います。




【参考図書】
本文とは直接関係ありませんが、「知の編集術」というと松岡正剛氏ですよ。
とてもマネできません。

知の編集術 (講談社現代新書)知の編集術 (講談社現代新書)
著者:松岡 正剛
販売元:講談社
(2000-01-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
多読術 (ちくまプリマー新書)多読術 (ちくまプリマー新書)
著者:松岡 正剛
販売元:筑摩書房
(2009-04-08)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

【知的生産術コラム】第7回 出版企画書の提出方法

前回、「出版企画書の書き方」について書きました。

書いたら出版社へのアプローチが必要です。アプローチの方法も決まったものはなく、出版社に直接電話したり、メールしたり、郵送したりしている人もいるようです。本の「あとがき」に編集者へ謝辞を述べているケースがありますので、その個人名の書かれた編集者へ直接企画書を郵送しているという人もいるようです。ただ、突然見知らぬ人から企画書が送られてきても、捨てられる可能性が高いのではないかと思います。突然企画書を送るより、まずは会って話をすることが必要ではないかと思います(ただ、編集者は多忙極めていると思いますので、簡単に会ってくれないかもしれませんけど)。

個人的には、実際に本を出版したことのある人に編集者を紹介してもらうという方法が最もスムーズではないかと思います。特に、自分が出版したい出版社から既に本を出版している人や、自分が出版したい本と似たジャンルの本を既に出版している人から紹介してもらうのが良いと思います。自分の知り合いにそんな人がいなくても、知り合いの知り合い位まであたれば大手の出版社にはあたるのではないでしょうか。

【知的生産術コラム】第6回 出版企画書の書き方

本を出版したいという方から「企画書の書き方を教えて欲しい」という依頼が結構あります。

私は何冊か書籍を出したことはあるものの、2つの出版社から出したに過ぎませんので、出版業界のことは何も知りませんが、おそらく出版企画書に決まったテンプレート(雛形)も、決まった書き方もないと思います。

出版社の内部には決まった出版企画書のテンプレート(雛形)があり、それを編集者が記載して、編集会議のようなものにあげるのではないかと思われますが、我々がそのテンプレート(雛形)を入手することは出来ません。

ですので、我々が作らなければならない「出版企画書」といわれるものは、出版社の編集会議にあげる資料を作ることではなく、編集会議にあげてくれる編集者へのラブレターと考えた方が良いと思います。ラブレターに決まったテンプレート(雛形)はないように、出版企画書にも決まったテンプレート(雛形)はなく、むしろ「出版への想い」を伝えることが大切だと思います。

ただ、情熱だけで企画がとおるわけではないので、最低限必要なことを盛り込んでおく必要があります。

私の数少ない経験ではありますが、以下の3つは編集者へ伝える必要があると思います。

まずは、( こちらにも書きましたが)類書がないということを示すこと。類書があるとしても、類書と何が違うのかという差別化要因を示すこと。出版する意義を示すこと。

次に、目次。これは、「章」だけでなく、「節」「項」レベルまで示すこと。「章」だけだと中身がさっぱり伝わらないと思います。なお、書き手側からしても「項」レベルまでガッチリと目次が固まっているかどうかで、執筆速度は大幅に変わります。

最後に、著者プロフィール。特に初めて書く人は重要だと思います。
「公認会計士武田雄治 大手監査法人出身、現在コンサルティング会社役員」な〜んてプロフィールの人間、面白いですか? 面白くないですよね。本を書店で手にとってくれた人は、「表紙」「目次」「著者プロフィール」の3カ所を見ることが多いようです。このうち、どこか一つでもつまらないと感じるものがあれば、その本は本棚に戻されます。企画段階でも同様。出版社は「あんた何者?」と思ってますから、「こんなオモロイ人間だぜ!」ってことをアピールしてください。

なお、タイトルも決めておくべきですが、タイトルで企画が通ることはないと思います。はやり、中身(目次)が大切です。私の経験上、タイトルは出版段階で変わります(変えられます)。

書きたいことはまだありますが、私のようなド素人が差し出がましいことを書くと編集長に笑われそうですので、この辺で止めておきます。

まぁ、ラブレターだけで恋は実りませんから、出版企画書作りにナーバスになるよりも、編集長となんとかして会って、話をして、くどき落として、「そこまで言うなら・・・」と恋に落ちてもらう方が早いかも。

【知的生産術コラム】第5回 ノマドワーカー

最近、「ノマド」とか「ノマドワーキング」という言葉が大衆化してきましたね。
「ノマド(nomad)」とは、「遊牧民」を意味する言葉で、オフィスや自宅以外のカフェなど、働く場所を自由に選択する仕事のスタイルを指しています。

私も、オフィスには月1回くらいしか行かず、カフェを転々としていることから、「ノマドワーカー」といえるのかもしれません。ちなみに、カフェは年間数百回行ってます。コーヒーを飲み過ぎないようにしていますが、関西以外では喫茶店にミックスジュースが置いていないのは何故なんでしょうか。

さて、最近のカフェの多くは、「ノマド仕様」になってきています。WiFi接続ができるのは当たり前になってきていますし、電源を各テーブルに置いてくれている店も増えてきました。私のような自称ノマドワーカーにとっては、カフェがノマド仕様かどうかは極めて重要なことであり、WiFiやWiMaxが接続できないカフェがあれば、そのカフェの利用は次回から避けるようにしています。電源は、バッテリーが数時間は持つのでそれほどニーズがないものの、バッテリーが切れてきたら「電源カフェ」なんていう検索サイトまでありますから、電源カフェに向かいます。

カフェ側からすれば設備投資はいるうえに、回転率が低下するため、ノマドワーカーに使われたらたまったもんじゃないかもしれません。しかし、例えば、マクドナルドは、藤田田さんが社長の頃は、回転率を上げるためにあえて硬い木の椅子を使っていたと何かの本で読んだことがあります。それが今はソファー席はあるわ、WiFiはつながるわ、電源はあるわ、店によっては自習室のようなブース型の席まであるわ・・・、回転率が下がるような内装になってきているように思います。しかし、業績は絶好調。

このように消費者のニーズが変遷し、カフェもファーストフード店もノマド仕様になってきてます。私のように自宅やオフィスで集中できない人や、知的生産をする人にとって、カフェは最高の環境になってきたと思います。


【参考図書】
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきことノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと
著者:本田直之
販売元:朝日新聞出版
(2012-03-16)
販売元:Amazon.co.jp
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【知的生産術コラム】第4回 本を執筆する空間

本を執筆する場合、集中できるまとまった時間と空間の確保が必要になります。

集中できる時間や空間というのは人それぞれ。
オフィスや自宅でないと集中して執筆できないという人もします。逆にオフィスや自宅では集中できないという人もします。

私は後者です。
私の場合、夜中であれば自宅でも集中できますが、日中はどうしても集中できません。
そのため、日中に時間があればカフェで執筆をしています。カフェにノートPCだけを持参していき、執筆せざるを得ない環境・集中せざるを得ない状況に身を置くことにしています。

以前、ある雑誌で脳科学者の茂木健一郎さんが「瞬間集中法」というものを紹介していました。仕事力を劇的にアップさせるためには、効率的に仕事をするよりも、瞬間的に集中力を高めることが大事という内容。例えば、「朝10時になったら仕事を始めよう」ではなく、PCの電源を入れた0.1秒後に集中するという具合に瞬間的に仕事モードに切り替えることにより仕事力はアップするというもの。カフェでPCを立ち上げる時にインターネットのブラウザを立ち上げず、0.1秒後に原稿に向かうということを習慣にしておけば相当はかどります(但し、Yahoo!のサイトの国語辞書は多様するため、執筆しながらブラウザを立ちあげてますけど)。

なお、「カフェのような騒がしい場所でよく集中できるな??」と言われることもありますが、音漏れしにくいイヤホン・ヘッドホンをiPodに付けて音楽をガンガンにかけてますので、周りの音は全く聞こえません。ちなみに、音楽をかけるのは、聞くためではなく、周囲の音をシャットダウンするためですので、歌詞のないダンスミュージックを流していることが多いです。イヤホン・ヘッドホンは少し性能の良いものを買えば、音が全く変わりますので、買い替えをオススメします。家電量販店にいけば数千円のものから数万円のものまで多種多様に揃っていますが、とりあえずは5千円〜1万円位のもので試してみれば良いと思います。iPhone・iPodであれば、「設定」→「ミュージック」→「イコライザ」で、イコライザの変更ができますので自分の好みの音に変更してみてください。個人的には高音が大きい音より重低音のある音の方が気分が乗りますので、そういう設定にしています。

ちょっと話が反れましたので、戻しましょう。

私は、カフェ以外では、新幹線を執筆の場としています。
東京と大阪の往復は、執筆したい時は新幹線に乗ります。2時間半、誰にも邪魔されない集中タイムです。混んでいる時は、あえて「ひかり」に乗ったりもします。「ひかり」なら3時間の集中タイムです。N700系のぞみであればWiFiが繋がりますし(但し東京・新大阪間)、普通車A席・E席・最前列と、グリーン車全席には電源も付いています。定期的にコーヒーも売りに来てくれます。ちょっとしたプチオフィスです。

また話が反れていきますが、WiFiを繋ぐ必要がないのであれば、N700系の直後に出発するN700系以外の列車は穴場です。空いてます。はやりパッケージツアーなど団体さんはN700系に乗りますので混むのです。EXPRESS予約を携帯・スアホからできるようにしておけば、出発10分前でも空席状況を確認してから座席予約ができますので、早朝の時間帯や金曜日の夕方を除き、隣に人が座っていない席を予約することもできると思います。なるべく空いている席を確保することがプチオフィス化のポイントです。

こうやって、執筆するための空間は工夫すれば作り出すことが可能です。
最近では公園のベンチで仕事をしている人も見かけますね。コ・ワーキングスペースも増えてきているようです。自分のスタイルに合った方法で、執筆の時間と空間を作っていけば良いと思います。


【参考図書】
仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
著者:佐々木 俊尚
販売元:光文社
(2009-07-16)
販売元:Amazon.co.jp
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15分あれば喫茶店に入りなさい。15分あれば喫茶店に入りなさい。
著者:齋藤 孝
販売元:幻冬舎
(2010-09)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

ネットアスリートの時間術ネットアスリートの時間術
著者:茂木 健一郎
販売元:PHP研究所
(2011-03-12)
販売元:Amazon.co.jp
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【知的生産術コラム】第3回 本を執筆する時間

本を出版したいと思う人は、まず10万文字を書き切る根気が必要です。

ほとんどの執筆者は、執筆以外の別の仕事をしていますので、執筆は本業以外の時間に行わなければなりません。そのため、まとまった時間の確保が必要になります。

「どのようにして執筆のための時間を確保するのか」については、「あるべき論」など述べることはできませんので、私の話を少し述べておきましょう。

私の場合、執筆は「編集」であり、価値ある情報を編み出す作業と捉えていますので、相当の集中力を要します。空いた時間にちょこちょこと書き進めるということができません。ですので、3時間とか4時間とか、まとまった時間を確保しておく必要があります。

そうすると、昼間はまず無理です。
もし、昼間に3時間、4時間というまとまった時間があったとしても、電話は鳴るし、話しかけれるし、何かと誘惑はあるし、集中力が途切れる要因を避けることができません。

そのため、私は夜中に集中して執筆をしています。
具体的には24時から朝6時頃までは執筆タイムです。
誰にも邪魔されない時間です。それこそ寝食忘れて執筆に没入できる時間です。

執筆の集中期間は、なるべく午前中のアポイントを入れないようにして、ある程度の睡眠時間は確保するようにしていますが、まぁ、時には午前中のアポイントもありますから、極度の睡眠不足になります。一睡もしない日というのが年に何回かありますが、この歳になると相当キツイものがあります。おそらく、1冊本を書く度に寿命が1歳縮まっていると思いますけど、そんなことを言い出したら何も出来ませんからね。使命感でやってます。

こうやって、何とか集中して執筆できる時間を確保しています。

ただ、会社員の方などはこのような生活はできないと思いますので、昼間にまとまった時間を確保する必要があります。次回は、私の昼間の時間の使い方を述べてみます。


【知的生産術コラム】第2回 本を執筆するということ

アウトプットの方法は様々なものがありますが、もっともハードルが高いのは、本を執筆して出版することではないかと思います。

ただ、ハードルが高いといっても、年間に8万冊も9万冊も新刊書が発売されているようですから、その気になれば誰でも出来るはずです。

「どうやったら本を出版することができるのですか?」という質問はとても多いのですが、個人的には、次の2つの要件を充たせば、どこかの出版社から出してくれると思います。

 (1) 他人が書いていない内容の本を(=類書がない本を)
 (2) 最後まで書く


逆に、(1)も (2) もダメな人は、出版はダメでしょうね。
(タマに、日本語が下手くそ過ぎるという出版前のナマ原稿を見ることがありますが・・・、そんな人でも、編集者の腕がすごいのか、出版していますので、書けばなんとかなるはずです)

(1) の類書がないことは当然のこととして、(2) の最後まで書くということで躓く人が多いかもしれません。
一般的なビジネス書の文字数は10万文字程度です。分厚い本だと15万文字〜20万文字くらいあります。10万文字というと、A4サイズのWORD用紙で100枚くらいです。最低でもWORDで100枚くらいの原稿は書ききらないといけないということです。

私の場合、1日に5000文字書ければ良い方です。私の知人のベストセラー作家さんは1日1万文字くらい書けると言ってましたが、本を書くことが本業の彼でも1万文字です。10万文字を書こうと思うと、執筆だけに没頭し、他の仕事を一切していないとしても、10日〜1ヶ月はかかるということです。
普通の人は、本だけでメシは食えませんから、本業が別にあって、空いた時間に執筆をすることになるでしょう。そうすると、1日5000文字も書けませんし、毎日書くこともできません。10万文字を書くのに3ヶ月〜1年を要すると思って下さい。

だから、本を1冊書くという行為は、相当根気がいるのです。

「最後まで書く」ということが、出版することの要件であることの意味が分かってくれましたでしょうか。

本を書くことに限らず、アウトプットを行なうためには、ある程度のまとまった時間・空間が必要になります。
次回は、そんな話をしてみましょう。

【知的生産術コラム】第1回 知的生産とは何か?

最近、「知的生産術」的なことを話す機会が増えてきました。

私にとっては「術」というほどのものとは思ってませんし、ただ単に私が日々やっていることを淡々と話しているだけですが、皮肉なものでIFRSのセミナーよりも反応が良いのです。

ですので、これから何回か、「知的生産術」を連載していきます。ブログで連載するのは初めてなので、どこまで続くか分かりませんが、マンネリ感があったので良いかなーと。
繰り返しますが、私は「術」とは思ってませんし、ノウハウでもなんでもないです。パクれるものはパクって下さい。



まず、「知的な生産ってなんぞや」というところから話を進めます。

正確な定義があるのかどうか知りませんが、私は、
「知的生産とは、情報をインプットして、編集して、アウトプットすること」
と考えています。

「情報入手→編集→情報発信」ですね。



「知的生産」を、「編集」のところだけを指して定義している方もいるようですし、「編集」ではなく、「整理」や「再構築」といった用語で説明している方もいます。確か、知の巨人である齋藤孝教授が「整理」や「再構築」といっていたように記憶してます。

まぁ、用語はどうでもいいのですが、私は「編集」という言葉を使います。
知的生産には、この「編集」という作業が必要になります。
「編集」とは、集めて、編む、という作業です。世の中にあふれる情報を集めてきて(インプットして)、編むわけですね。

では「編む」とはどういう作業なのかということになりますが、これは一言でいうと「付加価値を付ける」ということだと考えています。
A、B、C、D、E・・・・と情報があふれている中で、AとBや、BとCとの「関係を発見する」ことにより、個々の情報が知識に変換するということも付加価値だと思います。AとBを「組み合わせる」ことにより、別のXという情報・知識が生み出されることも付加価値だと思います。CとDを「重ね合わせる」ことにより、別のYという情報・知識が生み出されることも付加価値だと思います。
このように、個と個、部分と全体、既知と未知を足したり、引いたり、換えたり、移したり、繋いだりしながら、情報に付加価値を付けていくことが編集ではないかと思います。



そうすると、「編集力」ってものが必要になるわけですね。
これは一つの鍛えるべき能力であり、誰もが先天的に備わっているものではないと思います。

どういう能力が必要かと考えると、まず「鳥瞰力」が必要です。全体を見渡せる力が必要です。編むという作業には「思考力」も欠かせません。他に「整理力」「発想力」「解決力」「表現力」なども必要になるでしょう。特に、体系的に整理する力が不可欠かと思います。



なーんてことを書くと、編集って特殊な能力がいる難しいものだと思われる人がいるかもしれませんが、そんな大層なもんじゃないです。「好きな人に、気持ちをまとめて、伝えること」と何ら変わりません。
だから、編集とは無意識の世界なのです。



次回からは、もっと砕けた内容でいきます。


【参考図書】
地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)
著者:齋藤 孝
販売元:講談社
(2009-12-17)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
セミナー開催情報
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プロフィール
武田雄治



公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●中小企業支援の「黒字社長塾」代表
●中小企業のコスト削減・業務効率化支援の「バックオフィスサービス株式会社」取締役
●海外展開・クロスボーダーM&Aの「OneAsia」アライアンスメンバー
●起業支援の「一般社団法人スタートアップエンジン」理事



■武田雄治本人によるコンサルティング、セミナー、執筆、取材等のご依頼は、武田公認会計士事務所のホームページよりお願いします。
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