公認会計士武田雄治のブログ

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自己啓発のはなし

やりきったのか?






ビジネス雑誌まで「FIRE」を取り上げたか。両誌とも目次を見ただけであるが、「FIRE」の本質を分かっているとは思えない。本質を突いた内容じゃない方が売れるんだろうけど、投資信託などに手を出して、大火傷する人が出てくるんじゃないだろうか。それこそ「FIRE」だ。笑い話で済まされんわ。ご利用は計画的に。この手の雑誌や書籍を読むのなら、『ユダヤ人大富豪の教え』でも熟読して、Financial Independenceの意味を理解し、理詰めで金持ちになった方がいいと思う。それをせずに、Retire Earlyを目指すのは間違えてると思う。

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Retire Earlyといえば、プロスポーツ選手。日本ハム 斎藤佑樹投手に続き、今日(10/16)、日本ハム 栗山英樹監督が今シーズン限りで退任することを表明した。名監督であったと思うが、どんな人物であっても勝ち続けることはできないし、チカラが衰える時は来る。プロであるが故に、一線を退く日が必ず来る。

「やめるのは簡単。でも、諦めずに立ち向かう姿を見せる使命がある。だから絶対に逃げるな。」 栗山監督は、斎藤佑樹投手に数年前からこう言い続けたらしい。そして、斎藤佑樹投手から引退の報告をもらった時は、「自分でやりきったのか?」と問うたという(スポーツニッポンの栗山監督の寄稿より)。

自分がやりきったと思えたら、そこが終着点であり、一線を退くタイミングだと思う。そこまでやり切るのがプロではないだろうか。斎藤投手は、思うような結果が挙げられなかったと思うが、やり切ったのだと思う。

ちょこっと副業で儲けたからリタイアするとか、ミニマリストのような生活をして貯金を切り崩しながらやっていけそうだからリタイアするとか、私にはそんな人生に何の魅力も感じないし、そんな人と友達にもなれないと思う。


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なお、野村克也監督の『野村ノート』も良かったが、栗山英樹監督の『栗山ノート』も良かった。栗山監督が、日本ハムの全チームメンバーに『論語と算盤』を読ませ、大谷翔平選手が愛読していることは有名な話であるが、一流選手も、「論語」(=チームのため)と「算盤」(=個人の活躍・成績)のを高いレベルでバランスさせることが必要であり、ギリギリの勝敗になった時に勝敗を分けるのは人間力である。成功するためには、人間力を磨き続けなければならないと思う。『栗山ノート』はそういうことが書かれている。


栗山ノート
栗山 英樹
光文社
2019-10-22

ギフテッド

今朝の日経新聞に載っていた「Z世代の天才たち」という連載は大共感した。

13歳にして数学者の顔を持つ梶田君という少年を取り上げた記事。

5歳で2次方程式の解法を理解。小学校の入学時点で、義務教育課程の算数・数学から学ぶことはほぼなくなった。小学校1年生の時に母が購入した専門書「Mathematics1001」は400ページを超える洋書だったが、英語に四苦八苦しながら読破。小学校は、大好きな数学に時間を割くため(さらに、勉強の進度が合わなかったため)小学校は不登校になったが、ホームスクーリングを選択。その後も大好きな数学に打ち込み、学習院大学の飯高茂名誉教授と何本もの共著論文を発表するほどになったらしい。

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私も小・中学生の頃は数学少年で、深夜まで専門誌に載っていた問題を解いたり、数学オリンピックの問題にチャレンジしたりしていたので、この梶田君という少年の気持ちはよく分かる。

ただ、共感したのは、この梶田少年ではない。梶田少年の母親の教育方針。

母は、息子に「自由にしていいよ」しか言わなかったらしい。フツーなら「他の教科も勉強しなさい」とか言うだろうけど、それも一度も言わなかったらしい。

別のサイトによると、梶田少年は何か思いつくと夜中までそれに向かう日々が続いたが、母は「早く寝なさい」とも言わなかったという。「そうこうしているうちに、小学校に通う生活が合わなくなってしまいました」と。

息子が不登校になっても悩みはなく、「うちの場合はそれよりもワクワク、楽しいことがどんどん出てくる!というような感じ」で、「やればやるほど成果が出るのが親としてもとても楽しくて、この子はどこまで行くんだろう、という気持ちで見ていました」と。

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このお母さん、ホントにすごい人だなぁと思った。承認と観察のみ。子供は安心して心を開き、才能を開花させる。これが真の教育だと思う。

誰しも天から授かった「ギフテッド」といわれる才能の原石を持っていると思う。でも、それを伸ばすのも、潰すもの、家庭教育と学校教育如何だろうと思う。そして多くの人が家庭教育と学校教育に才能を潰されている。自分自身で決断する力も、行動する意思も奪われ、成績も個性も「オールB」の子どもを作り上げる。特異な才能や可能性に蓋をされ、総合的に偏差値が高い子供に育てるが、一億総ジェネラリストの自律できない大人が量産される。堀江貴文さんの『すべての教育は「洗脳」である』という本に、「旧態依然とした学校教育の中で、日本人は洗脳されて」おり、「自分の可能性に蓋をすることを推奨する恐ろしい洗脳」が現場で堂々と行われていると書かれているが、これは決して大袈裟ではないと思う。洗脳されると洗脳だと気付かないだけで、洗脳されていない人は洗脳だと気付く。

人生100年時代になり、雇用形態がジョブ型に移行し、AIが仕事を奪い、DX化により会社が根こそぎ変わっていく中で、一億総ジェネラリストを育成する教育をこれからも続けてどうするんだろうかと思う。DXならぬCX(コーポレート・トランスフォーメーション)が起きると、ふるい落とされる人が出てくるのではないか。

資本主義がリセットされ、「才能主義(talentism)」に変わっていくといわれるが、その才能(talent)を、大人も子供も磨かなければならないと思う。アカデミックな教育ではなく、そういう教育に携わりたい。私の人生第2幕はそこかなと思う。


【関連記事】
2021/9/8 何のために学ぶのか?

何のために学ぶのか?

先日紹介した橘玲著『無理ゲー社会』(小学館新書)の副題、『才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア』の一文がずっと引っ掛かっている。

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先日、twitterでこんなツイートを目にした。

日商簿記検定

「自己満の資格」を取得するために頑張っているのはなんのためのかな? というつぶやき。

確かに、日商簿記1級が実務に使えるのかといえば、使えないものが多いと思う。2級も3級も同様。日商簿記検定自体が「古臭さ」を感じる。だから、実務で使えないものを何で一生懸命勉強しなきゃならんのだ…という気分になるし、上のツイートのように「自己満の資格」と思ってしまうのだろう。

が、しかし、それを言い出したら、公認会計士試験も、TOEICも、あらゆる資格試験に当てはまる。公認会計士試験対策の教科書に載っている特殊商品会計の利益率算定とか、工業簿記の標準原価計算とかABC/ABMとか、実務で使ったことも見たこともない。大学受験をしたことがないから詳しいことは分からんが、あの勉強こそ実社会に役に立つのだろうか…という気もする。

ただ、資格試験の勉強することは、(益はなくても)「意味はある」と思う。資格試験も、大学受験も、MBAも、あらゆる資格やタイトルは、一定水準以上の知識や技能があることを証明しているものにすぎず、実務に使える能力があるかどうかとは全く別モノ。運転免許証を取得したことと、クルマの運転が上手いかどうかは全く別モノであることと同じ。ただ、一定水準以上の知識や技能を得るために何百時間、何千時間と勉強したことには「意味はある」。直接的に実務の役に立たなくても、その知識や技能は人生のどこかで活かされるし、それだけ勉強したということが精神をも鍛えてくれる。

私も、公認会計士試験の勉強をしている時に、こんな勉強をしても実務で使えないだろうと思っていた。しかし、公認会計士試験に合格し実務の世界に入った時に、「使えないのは自分」だということを痛感した。試験に合格したくらいの知識量では、巨大企業の会計監査は太刀打ちできない。合格後数ヶ月でその事実に直面し、打ちのめされて、凹まされ、監査の現場で泣いたこともある。そこからめちゃくちゃ勉強したが、それができたのは、公認会計士試験の受験勉強をしていたからである。あの苦しい受験勉強の経験がなければ、監査法人の仕事を乗り越えられなかったと思う。

どんな勉強であれ、やることに「意味はある」が、ただ勉強すればいいというものでもない。勉強にはひとつの付帯条件がある。勉強したら則行動しろ(=実務に活かせ)。学んだことは活かすべきだし、活かさないものは学ぶ必要もない。

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私の中で明確に定義しているものがある。それは「学ぶのは自由になるため」であり、「生きるのは幸せになるため」というもの。どこかに載ってるコトバではないし、個人的な思考の結果なので、反論も異論もあるだろうが、私はずっとこのように定義している。

別に勉強なんてしなくても生きていくことくらいはできると思う。でも、なんで古今東西、多くの人がペンを握り、本を読むのか。それは、誰しも学びたい欲求があり、情報に飢えているからであるが、それ以上に「不自由な生活を続けたくないから」ではないのか。

最近流行りの「FIRE」に関する本や記事の多くが間違えているということは以前も書いたとおり。もし本当に「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)をしたいのであれば、節約や貯金や引退の術を考える前に、人の10倍くらい勉強すべきだと思う。お金は知識がない人から知識がある人に流れていくのだから。その勉強は、資格試験の勉強でもいいし、その道の第一人者のセミナーに参加することでもいいし、その分野の本を読み漁ることでもいいと思うが、まとまった時間とお金を長期的に投資しなければ、大きなリターンは得られないと思う。いわゆる「1万時間の法則」である。そのことだけに1万時間集中し、「たゆまぬ努力」をすれば、その分野のプロになれるという法則。オリンピックに出るようなスポーツ選手も、皆、小さい時からそれくらいの「たゆまぬ努力」をしてきたに違いない。その努力に有益性なんて関係ない。自己満足でもいい。好きなことにただひたすら打ち込むことが人生に彩りを添える。1万時間とは、1日3時間勉強したとして約10年、1日10時間勉強したて約3年かかる。そこまで何か一つのことに対して「たゆまぬ努力」をすれば、不自由になることもなければ、ディストピアになることもない思うし、望むならば「FIRE」に近づくんじゃないだろうか。

私はこれまで数々の挫折をしてきたし、コンプレックスが消えることもない。そんな私でもユートピアにいる方法はあると思っている。それは何かに打ち込むことだと思う。「才能は遺伝」、「努力はムダ」という学術研究結果もある。そのとおりなのかもしれない。けど、才能がなければディストピアなのだろうか。そうは思えない。この世で起こっていることのほとんどが自己満足の世界なんだから、自分が楽しいと思うことに、熱中・集中・没頭・没入して勉強することがユートピアなんじゃないだろうか。


「こつこつと続けること、益はないが、意味はある」
(鍵山秀三郎)

「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史に残る。」
(鍵山秀三郎)



人間を磨く言葉
鍵山 秀三郎
PHP研究所
2015-04-17


焚き火の中に札束を放り込め

抹茶ラテ


某中小企業の顧問をしている。私より若い社長と、経理担当の奥様が、月に一度、月次決算の分析手法を学びにやってくる。経費の1円、粗利率の0.1%まで細かく分析し、全勘定科目に曖昧をなくし、筋肉質な財務体質を作ってきた。経費を削減すれば、粗利率を上げる。粗利率を上げれば、売上を上げる。そうやって1年で最終利益率20%を超える企業に変えてきた。「利益が出すぎちゃったね」「フェラーリ買うか(笑)」みたいな冗談が言えるくらいに変わった。経理が無知だった奥様も、私が驚くような財務分析をするようになってきた。

P/Lを見ると、社長がすごい金額を自己投資にあてていることが分かる。私への顧問料だけでなく、その分野のプロといわれる人への指導料、研修料、セミナー料などの計上額が大きい(もちろん事業に関連するものなので損金になる)。無駄な経費は1円もないが、自己投資の金額は妥協がない。焚き火の中に札束を放り込むような勢いだ。とんでもない勢いで成長する人というのは、こういう人のことを言うのだと思う。投資なくしてリターンなし。

「黒字社長塾」の新規募集はやってないと何度も言ったのに、「そこをなんとか…」と頭を下げて頼み込んできた時から成功する人だろうと思ってはいたが、どこまでも高い所へ登っている。

ジェフ・オルソン著 『スライトエッジ』(きこ書房)にも書かれているが、成功者と敗北者の違いをもたらすものは、「スライト・エッジ」=「わずかな違い」にすぎない。それは、現状を変えようと思った時に、本気になって行動するか、流されるかの違い。人はどの瞬間にでも成長曲線に乗るという選択をすることはできる(本書第9章参照)。もちろん、行動しないという選択もできる。


スライトエッジ
ジェフ・オルソン
きこ書房
2016-10-08


1枚のシートで人生が変わる『人生5カ年計画』のテンプレートを公開!

年末年始、私の恒例の儀式がある。
『人生5カ年計画』というものをアップデートしている。

夢や願望は、書けば叶うが、書かなければ忘れる。

なので、先日も紹介した『夢リスト』(夢を50個書き出したリスト)の他に、『人生5カ年計画』も作成し、夢・願望をいつ叶えるのかも書き出すようにしている。これを毎日見るノートに貼り付けて、毎朝見ることによって、優先順位付けが明確になるし、自分へのコミットメントの確認にもなる。そして、潜在意識が行動を突き動かしてくれる。そうやって、壮大な夢をこれまで叶えてきた。

この儀式は、2004年から続けており、毎年、年末年始にアップデートしている(途中2年間、あえて立ち止まるためにアップデートをしなかった期間があるが)。

今の『人生5カ年計画』のテンプレートは以下の通り。

人生5カ年計画フォーマット


このテンプレートの使い方は、昨日の【終わりの会】で説明しているので、興味ある方はご覧下さい。

今回アップデートした『人生5カ年計画』は、従来のものからガラリと変わった。人生第2幕が始まるのだと思う。

ちなみに、私の『人生5カ年計画』をちらっと見せて欲しいという声もあるのだが、これは誰にも見せたことがない。夢や願望をビジュアル化したビジョンボードを作って、家族や友達などとシェアする人もいるが、私は誰にも見せないようにしている。なぜなら、壮大な夢や願望に対して「ムリムリムリムリ〜!!!」というのは決まって身近な人だから。少し頑張れば実現できるものは夢とはいわない。いまは実現可能性がないと思うものであっても、人生をかけて実現させるものが夢だと思う。そんなもの、身近な人に共感してもらえるとは思えない。『夢リスト』や『人生5カ年計画』は、目標ではなく、夢を描くもの。未来は現在地の延長にはない。だから、描く夢や願望は実現不可能・想定外のものでいい。仮に周りの人間から失笑されても、自分だけを信じて圧倒的な行動を起こせば、夢は全部叶うと思う。『夢リスト』も『人生5カ年計画』も、自分のために、ぶっ飛んだものを作成すればいいと思う。

「したいことリスト」を100個書いてみた!

もう10年位前から、エクセルに「夢リスト」というのを付けている。自分の壮大な夢・願望を50個書き出し、それを普段持ち歩いているモレスキンの最初のページに貼り付けている。毎年大晦日に「夢リスト」をアップデートし、「達成」したものは非表示に、「未達」のものは残し、新しい夢を追加して、翌年度版の50個のリストを作り、それをまたノートに貼り付ける。

このノートは日々持ち歩き、記憶に定着するくらいに何度も何度も読み返す。そうやって思考の95%を占めている潜在意識にも擦り込む。すると、ノートに書いたとおりに「自分」が変わっていき、ノートに書いたことが「自分」になっていく、という感覚になる。そうやって、夢・願望を達成し、自分を変えてきたと思う。

「夢リスト」は、また大晦日に更新しようと思う。

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今週、「夢リスト」とは別に、「したいことリスト」を100個書き出してみた。長期的な願望を列挙する「夢リスト」とは別に、短期的にやりたいことを書き出してみようかと。

50個くらいは「秒」で書き出せるのだが、残り50個を書き出すのに数日かかった。人間の欲求ってそんなに少ないのか? ホントはどうしたいんだ? など色々思いながらも、100個絞り出した。最初に書いた50個より、残り数日かけて書いた50個の方が、ホントはやりたいと思いながら出来ていないことのような気がする。

「したいことリスト」も日々見返しながら、すべてやり尽くしたい。そうやって、来年も自分を変えいく。一度きりの人生を味わい尽くすために。後悔しないために。

のび太

のび太逃げた


今朝の読売新聞。

「のび太、逃げた。」という一面広告に目が止まる。

やっぱりムリだよ。/ 僕には、しずかちゃんをしあわせに / することなんてできないよ。

子供の頃から、/ 勉強もダメ。走るのもダメ。/ 力は、しずかちゃんより弱いくらい…。/ 自慢じゃないけど、僕は今まで / 何かで一番になったことがないんだ。

そんな男がしずかちゃんを / しあわせにできるなんて思えないよ。

だって、結婚って相手のことを / 「世界で一番しあわせにする」って / 約束することでしょ。

僕には、その自信がないんだ…。

ごめんね。しずかちゃん。/ 僕じゃない誰かと、/ しあわせになってください。

そして、僕のことはもう / 探さないでください。

のび太


いったい、何の広告????

と思って、次のページ(裏面)をめくると、今度は、しずかちゃんの一面広告。

のび太さんへ。

勉強が、苦手でもいい。/ 走るのが、遅くたっていい。/ 力が弱くたってかまわない。/ あなたは、あなたのままでいてください。

人のしあわせを願い / 人の不幸を悲しむことができる。

そんな、優しいあなたのままでいてください。多分それは、人間にとっていちばん大切なことです。

運動音痴で、意志薄弱なあなただけど / 私はあなたの / その優しさが大好きです。

だから、逃げないで戻ってきて。

大丈夫。私はあなたとなら、間違いなく世界で一番しあわせになれるから。

野比しずか


朝から泣けるわ…。。。

表裏両面を見て、映画『STAND BY ME ドラえもん2』の広告であることを知った。遂にあの2人が結婚するのか?

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先日、友人にこんな話をしていた。

勉強もダメ、走るのもダメ、といった過去の出来事にネガティブな感情を抱き、自分の箱に入り込み、あらゆる可能性を封じ込めてしまっている人が多い。そういう人は、何かをしようと思っても、カネがない、時間がない、自信がない…といった言い訳が先行する。だから何をやっても上手くいかず、さらにネガティブな感情を抱き、自分の箱に入り込む…、という負のスパイラルにはまり込む。まさに「のび太」現象が起こっている。

しかし、過去の出来事は変えられなくても、「意味付け」は変えることができるし、感情をコントロールすることもできる。人生は「振り子」だから、悪い事が起きた後には良い事が起こるはず。だから、負の感情になったら、一刻も早く気持ちを切り替えた方がいい。悪い面だけを見て、自分の人生まで否定すれば、可能性を掴むことが出来ず、ホントに人生が終わってしまう。しかし、「振り子」が振れた後のチャンスが来た時に一気に飛び上がる準備をしていた人は、人生が好転するんじゃないか、と。

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よく「1%でも可能性があるなら、その可能性を掴みにいけ」というようなことが言われるが、私も実体験として、それには同意できる。夢や願望を掴めるかどうかというのは、遺伝、学歴、才能、技量などは余り関係ない。強い意志(と、それに付随する圧倒的な行動とスピード)が、あらゆるものを凌駕し、欲しい結果を手に出来るのだと思う。

かなりの日本人が「のび太」だと思う。
ホントに掴みたいものがあるなら、言い訳せずに絶対に掴むと決断すべきだと思う。

一度しかない人生を楽しむために。




ちなみに、上の広告の表裏両面を光にかざすと、2人が手をつないでいるという仕掛け…。

のび太逃げた


おめでた過ぎる。

朝からホッコリした。。


(※ 写真はネットから拝借し、編集した)

健全な優等生 vs. 社会不適合者





昨日の続き

結局のところ、人間は「完全なる善」(=あるべき姿)なんて求めるべきではないのだ。長い歴史の中で、「完全なる善」の体現者なんて、きっと一人もいない。濁りのない海水なんてないように、濁りのない人間なんていない。人に道徳を説く人間だって、裏では悪事に手を染めている。

自分にも他人にも「あるべき姿」を求めるから、双方が疲れるし、孤独になるし、思考停止になる。成れの果てに正義中毒者を生み出し、同調圧力、付和雷同、他者監視、全体主義に繋がり、生きづらい環境を作る。精神疾患も自殺も、不登校も離婚も、他人に「健全な優等生」を求めることにも原因があるんじゃないか。

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脳科学者・中野信子さんの本は、これまでかなり読んできたので、最近出た『ペルソナ』も読んでみた。「初の自伝」らしいが、ざっくり言えば、正義中毒者(毒親など)から回避してきた半生が描かれている。

「健全な優等生」でない者は、「社会不適合者」といわれることがある。著者も自身のことを「社会不適合者」だと認めている(P75)。「社会不適合者」は、「健全な優等生」を求める人たち(親、教育者、職場など)との関係をこじらせてしまう。

では、「社会不適合者」は、「健全な優等生」を目指すべきなのか。道徳を説いてくる人間を叩きのめせば幸せになれるのか。いずれも違う。

私も「社会不適合者」だと思っているから共感できる箇所は多くあった。特に「自分をどれだけ大事にできるか、そのやり方を大人になってからでも学ぶべき」(P52)という点は大いに共感する。

自分を大事にするために、「言いたいことを伝える」ということが自分の身を守る武器になるし(P68〜)、世間や他人が提示した選択肢とは異なる「第三の生き方」を選ぶことも大切である(P52〜)。著者が、結婚しても子どもを持たず、アカデミズムに属しているのにバラエティー番組に出演している訳が、本書を読んで理解できた。

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「完全なる善」の体現者なんていないのだから、他人(家族、生徒、部下など)に世間の理想を体現しようなんて思うべきではない。もし自分がそのような「ハラスメント」を受けたとしても、憎しみや恨みといった負の感情の呪縛に苦しまず、「愛して欲しかった」というような感情を伝えるべきなのだろう。

とはいえ、簡単に感情のコントロールができるなら、悩みなんてないんだろうけど…。

自分自身も含め誰もが濁りも弱点も持っている。人生に深みを求めるべきではない。人間を無色透明にしてくれる存在なんてありえない。人間なんて所詮、沈殿物か浮遊物に過ぎない。それを容認した上で、互いの存在を承認し合える人間関係を築くことができれば幸せだと思う。それがたった一人の相手だとしても。

成功する人、破産する人

merrychristmas


今日も収録だった。

セミナーではなく、某会員サイトの一コマ。飲み屋を貸し切りにして、飲み食いしながらトークをするという「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)のような収録。「動画」を見るのが好きではない私としては、自分が出ている動画もほとんど見ていないのだが、繰り返し見ている人もいるらしい。

世間では成功者といわれるような人が集って、あれやこれやと話をするという企画なのだが、今日は「人生のターニングポイント」というお題を与えられた。今日、いろんな人の話を聞いて感じるのは、「右肩上がりの直線」を描くような人生を歩んでいる人なんていないということ。学校の先生や両親が感心するような、真面目で、健全な優等生もいない。どちらかといえば、不真面目で、問題児で、空気が読めないような人が多い。けど、それなりの富や自由を掴んでいる人は、人生のどこかで、思いっきりしゃがみ込み、思いっきり飛び上がっている。大気圏を突き抜けるくらいに。

まぁ、前から書いていることではあるが、成功したり、夢を実現させるには、知識量や能力や学力やIQなんて全く関係ない。圧倒的な行動力とスピードが全てを凌駕するのだ。行動しない言い訳をせず、弾を撃った者が勝つ。

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帰ったら、裁判所から封書が届いていた。以前の黒字社長塾のクライアントの社長が破産したという通知だった。この社長には「言い訳はいいから、いい加減に行動したらどないですか?」と何百回と言ったことがある。二言目には「忙しい」と返される。言い訳する人は、最重要事項を分かっていない人だ。

報酬を踏み倒されたので契約を解除し、それ以降、一度も会っていないが、破産するまで「忙しい」を言い続けたのだろう。そして、破産はコロナのせいにしているのだろう。

忙しいほど働く健全な優等生よりも、当たるかどうか分からない的に何万発も弾を打ち込むアホでいてほしかった。

やりたいことをやり尽くせ!

先日、巷では「成功者」といわれる人たち数名と食事をした。集まった人たちの総資産は100億を下らない。会話は「教育」の話になった。それぞれが登ってきた道は皆違うが、ここにいる人たちは学生時代に優等生だった訳ではない。高卒の人もいた。むしろ「学校教育(義務教育)は無駄だった」と思っている人ばかりだった。

私はブログでも度々書いてきたが、日本の義務教育は教育ではないと思っているし、日本の教育者を信頼していない(すべての教育者関係者がダメだとは思わんが、総じて教育者としての資質などないと思っている)。封建的で横並びで、出る杭を伸ばすのではなく、個性を叩きのめす。特に、私の中学3年間は、最低な教育者のもと、まるで囚人にされたかのような苦痛の毎日を送っていた。運動場に二宮金次郎像がある学校に通っていたのだが、事あるごとに「講話」のようなものを読まされる。大人も子供も考えることを放棄し、道徳を他人任せにしている。そして、体罰、暴力が平然と行われる。「これのどこが教育なのか」と、中学生の頃から教育者を見下していた(だから教育者から徹底的にイジめられた)。

知人の薦めで、堀江貴文さんの『将来の夢なんか、いま叶えろ。 』という本を読んだ。この本も日本の学校教育(義務教育)を痛烈に批判しており、共感することばかりであった。

本来の教育とは、自分自身の決断のもとに行動する意思を養うものである(P37)。千代田区立麹町中学校の工藤勇一先生が、教育とは「自律」する力を身に付けさせていくことだ、と述べているのと同じだろう。私も、それが教育だと思う。しかし、いまの教育現場では反対のことが行われている。家庭でも学校でも、あらゆることに対して「○○してはダメ」と禁止事項を並べ、子どものやる気・没頭力を奪い取り成績も個性も「オールB」の子どもを作り上げる。戦前戦後から、子どもを偏差値・学歴で人を評価してきたが、そんなものはホリエモンに言わせれば「オワコン」(終わったコンテンツ)なのだ。

ホリエモンはかつて『すべての教育は「洗脳」である』という著書も上梓されており、ここで「旧態依然とした学校教育の中で、日本人は洗脳されて」おり、「自分の可能性に蓋をすることを推奨する恐ろしい洗脳」が現場で堂々と行われていると書かれている。今でも状況は変わっていないだろう。洗脳されているから、それがおかしいと気付かない。ひとつのことに没頭することは「悪」で、「オールB」が評価されるシステムなので、本当にやりたいことも出来ないし、主体性も発揮できない。

ホリエモンは、子どもたちの可能性を引き出すため、通信制高校のサポート校「ゼロ高等学院」(ゼロ高)と学校を立ち上げたらしい。本書の後半も「ゼロ高」の話が書かれており、ゼロ高生7名が登場する。この7名を見て、主体性を発揮するというのは彼らのような人のことだと思ったし、自己実現はこの先にあるのだと思う。

今日の食事会で集まったメンバーは、全員が一般世間から見るとアウトローな人ばかりだし、変態ばかりであるが、なにかひとつのことに10年、20年とたゆまぬ努力をしてきた人ばかりでもある。偏差値や学歴や職歴なんかじゃなく、そういった努力の結果として高め続けた自分のバリューが人生の結果を作っていった。

古い価値観を捨て、「オワコン」を捨て、自分の才能の原石を磨き上げる努力をしなければ、そんじょそこらのジェネラリストで終わってしまうと思う。そういう価値観のパラダイムシフトを起こす必要があるし、そういう教育が必要だと思うし、そういう教育に携わりたいと思う。

「夢中になって、楽しい気持ちに罪悪感を感じることなく、遊び尽くせ!」(P230)

「やりたいことをやり尽くす。それが本当の勉強だ!」(P249)










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