公認会計士武田雄治のブログ

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自己啓発のはなし

幸福に影響するものは何か(続き)

昨日の続き。

幸せに影響するのは、自らの「意図的な行動」であることが学術的にも明らかになっているから、「幸せになるために意図的な行動のリスト(幸せリスト)」を作ることをオススメすると書いたが、どういうことを書いたらいいのかという質問を頂いた。

列挙できない方は「幸せを遠ざけるもののリスト」を作ることをオススメする。

以前も書いたが、「やりたいことリスト」が書けない人は、「やりたくないことリスト」を書いてみると良い。「大切にしたい人リスト」が書けない人は、「意識的に遠ざける人リスト」を書いてみると良い。 「やりたくないことリスト」、「意識的に遠ざける人リスト」を50個くらいリストアップすると、大切なものが見えてくると思う。

同様に、自分の「幸せを遠ざけるもの」を50個くらいリストアップしてみると、自分が「幸せになるために意図的な行動」が何なのかが見えてくるはず。

普段、何気なくやっている行動や、付き合っている交友関係や、与えられた仕事などが、実は「幸せを遠ざけるもの」の最たるものであるかもしれない。あらゆる動物は、一度習慣化されてしまうと、その環境が当たり前となり、そこから抜け出せない。小さい時から鎖に繋がれた象は、小さな敷地から抜け出すという発想すら持たなくなる。いま、自分は鎖に繋がれた象になっていないか、これが本当に幸せなのか、自問する時間を持った方が良いと私は思う。

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Testosteroneさんのツイートより。これ、あるあるだと思う。

大切な人

幸福に影響するものは何か

国連が毎年公表している「世界幸福度ランキング」(World Happiness Report2021、2021/3/20公表)によると、日本は世界の中で149カ国中56位。毎年ランキングを下げている。G7の中ではダントツの最下位

世界の中でも、経済的、物質的には豊かさな国であると思うが、日本人の幸福度は極めて低い

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ソニア・リュボミアスキー著『幸せがずっと続く12の行動習慣』という本によると、「幸福を決定するもの」は、以下の通り。

遺伝的要素・・・50%
環境による要素・・・10%
日々の意図的な行動による要素・・・40%


幸福を決定するもの
([出処]ソニア・リュボミアスキー著『幸せがずっと続く12の行動習慣』より)

なお、能力や性格(パーソナリティ)を決定するものも、これとほぼ同じ割合であることは、橘玲著『無理ゲー社会』に詳しい。

「遺伝ガチャ」というコトバをよく聞くようになったが、幸福・能力・性格に影響する遺伝の要素は50%しかない。幸福になるために自分でコントロール可能なものは、日々の「意図的な行動」なのだ。

では、

●幸福になるために、どのような「意図的な行動」をしているだろうか?

●幸福になるために、どのような「意図的な行動」をすべきだろうか?


瞑想する
筋トレする
飛び跳ねる
感謝を伝える
好きなことに没頭する
好きなことを仕事にする
好きな場所で過ごす
好きな音楽を流す
趣味・経験・体験にお金を使う
幸福度のあがる環境を作る
ポジティブな感情を持つ
笑顔で接する
ネガティブな人と付き合わない
批判する人とは付き合わない
イヤなことはやらない
大切な人を大切にする
大切なことに時間を優先する
毎日寝る前に1日を振り返る・・・

などなど、「幸せリスト」をノートに書き出すことをオススメする(私もモレスキンに書いている)。



思考が変われば、言葉が変わる。
言葉が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人生が変わる。

それ以外に、人生は変わらん。


幸福になりたいと言ってるだけで幸福にはなれまへん。

「意図的な行動」により、意図的に幸せになるのです。


幸せがずっと続く12の行動習慣
ソニア・リュボミアスキー
日本実業出版社
2012-02-16




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今日は、本年第1回目のYouTube Liveでした。

今回のテーマは、『資産形成術』でしたが、今回も話が脱線しまくりました。まぁ、いいでしょう。非常に良い質問をくれたYさん、いつもありがとうございます!

しばらくアーカイブを残しておきますので、お時間ある時にでもご覧くださいませ。


▼閲覧は画像をクリックしてください。
資産形成




収録後に、スタッフの皆さんとケーキを頂きました。
めちゃくちゃ美味かった。

BDケーキ


ニャンさん、お誕生日おめでとう!

ニャン



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次回のYouTube Liveは、

2月18日(金)20:00〜 の予定です。

次回は金曜日です、

テーマのリクエストがあれば、何らかの方法でご連絡下さい。

ブスの25箇条

ブスの25箇条

画像はネットより拝借。

声に出して読みたい25箇条。

ここに1つでも該当する人とのお付き合いは遮断したい。

そして、ここに1つでも当てはまるような「ブス」にはならぬように気を付けたい。

人生、笑ったもんが勝ち。楽しく生きようぜ。

常識を変え、世界を変えていく人

年末の日経に掲載されていたユニクロの全面広告(募集広告)。

常識を変え、世界を変えていく人の条件がほぼ書かれている。

こういう人間で在りたいし、こういう人間と一緒にビジネスがしたい。


ファーストリテイリング

書いたことは実現する、書かないことは忘れる

北谷_陸上競技場


一年の計は元旦にあり。

想像できないものは実現できないので、夢はバカでかい方がいい。
身近な人から笑われるようなことの方がいい。夢なんだから。

そんなぶっ飛んだ夢を実現するシンプルな方法を書いておきます。

ご参考になれば。


(1)夢はノートに書くこと
書いたことは実現する、書かないことは忘れる。
できれば、データでなく、紙に書くこと。
思考を落とすノートを1冊、毎日持ち歩き、毎日見ること。
夢を実現した自分を毎日想像すること。
そうすれば、思考は現実化する。

(2)やると決めたことは、即行動に移すこと
気が狂ったほどの圧倒的行動が人生に変化をもたらすはず。
決断と行動を遅らせている間にあらゆるチャンスが逃げていくので、準備に時間をかけ過ぎず、スピードをあげて行動するべし。圧倒的な行動力とスピードが全てを凌駕する。

ちょっと行動してやめるのが、一番成功から遠い人間。
価値観と習慣を変えるほどの圧倒的な行動すること。
コンフォートゾーン(安全領域)に身を置いている限り、人生は何も変わらない。

(3)世間体を気にしないこと
人から何を言われても気にしないこと。
ネガティブな人間との関係を断絶すること。
成功の足を引っ張るのは身近な人だったりするので。

なので、夢はペラペラと人に喋りすぎないこと。
夢を人に喋ることのメリットよりデメリットの方が大きいというのが私が経験から学んだことです。



大切なことは自己との約束を守り、やろうと決心したことは必ずやりとおし、決して自己を欺かぬことである。これさえできれば、人生は自分のものである
(京都大学元総長 平澤興)



弱みを克服すべきか、強みを伸ばすべきか

先日14日(日)、私のセミナーを受講された方から、突然Messengerで連絡が来た。

「先生から教わったことが、いまテレビで放送されてて、涙流しながら観てます!」と。


すぐにTVをつけてみた。『初耳学』という番組で、林修先生と、USJを大復活の仕掛人 森岡毅さんが対談していた。これはすごい対談だった。YouTubeでも公開されており、何度か見返した。興味ある方は、ご覧頂ければと。




マーケティングの話もめちゃくちゃ参考になったが、上のYouTubeの21分頃から始まる「弱みを克服すべきか、強みを伸ばすべきか」という話がとてもいい内容だった(セミナー受講者が涙を流したというのも、この部分だったらしい)。

一応、要約すると、こんな内容だった。

日本社会は、子供から大人になっても、学校の先生からも、親からも、会社の上司からも、「弱み・苦手を克服しろ」という教育をする。しかし、弱み・苦手は克服できない。

得意なことを突き抜けてる方がいい。平均じゃなくて、いびつでいい。バランスの悪い人間であってほしい。

私(森岡)が、そう信じる決定的な理由が2つある。

ひとつは、弱みが強みになった人を見たことがない

もうひとつは、その人の成果・結果・プラスの影響は、その人の強みからしか出てない

今まで見てきた中で例外がないのです。

「弱みを掘る」という行為は、「動かない定数」にチャレンジすることに他ならない。

強みを徹底的に磨くべき。磨いて磨いて磨きまくるべき。

自分の中の「強み」を見て、「自分はこういうことが好き」「自分はこういうことが得意」ということを見定めることから全てが始まる

自分の中の強みや得意なことが分からないという人は、おそらく人と比べている。

自分の中の強みや得意なことは「動詞」にヒントがある。

例えば、「サッカーが好き」の「サッカー」は「名詞」。でも、「サッカーの作戦を立てるのが好き」の「作戦を立てる」は「動詞」。実は、「サッカー」が好きなだけじゃなくて、「作戦を立てる」という点(=動詞の部分)が本当に好きなところであり、その人の強みではないか。「作戦を立てる」のが好きという人は、分析能力があるかもしれないし、リーダーの素質があるのかもしれない。

もう1000%同意。

親と教育者が変わるべき。

子供の強みを潰しているのは、だいたい親と教育者だ。

数学が好きで好きで仕方ない少年に、「国語や社会の勉強をしないとどこの学校にも合格できないぞ」と指導するのは教育者として最低だと思う。

社会人になってからも、強みを徹底的に磨くべき。それを仕事にすべき。自分の中で「日本一」といえるような強みを最大限活かすことが、最大の社会貢献ではないだろうか。

やりきったのか?






ビジネス雑誌まで「FIRE」を取り上げたか。両誌とも目次を見ただけであるが、「FIRE」の本質を分かっているとは思えない。本質を突いた内容じゃない方が売れるんだろうけど、投資信託などに手を出して、大火傷する人が出てくるんじゃないだろうか。それこそ「FIRE」だ。笑い話で済まされんわ。ご利用は計画的に。この手の雑誌や書籍を読むのなら、『ユダヤ人大富豪の教え』でも熟読して、Financial Independenceの意味を理解し、理詰めで金持ちになった方がいいと思う。それをせずに、Retire Earlyを目指すのは間違えてると思う。

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Retire Earlyといえば、プロスポーツ選手。日本ハム 斎藤佑樹投手に続き、今日(10/16)、日本ハム 栗山英樹監督が今シーズン限りで退任することを表明した。名監督であったと思うが、どんな人物であっても勝ち続けることはできないし、チカラが衰える時は来る。プロであるが故に、一線を退く日が必ず来る。

「やめるのは簡単。でも、諦めずに立ち向かう姿を見せる使命がある。だから絶対に逃げるな。」 栗山監督は、斎藤佑樹投手に数年前からこう言い続けたらしい。そして、斎藤佑樹投手から引退の報告をもらった時は、「自分でやりきったのか?」と問うたという(スポーツニッポンの栗山監督の寄稿より)。

自分がやりきったと思えたら、そこが終着点であり、一線を退くタイミングだと思う。そこまでやり切るのがプロではないだろうか。斎藤投手は、思うような結果が挙げられなかったと思うが、やり切ったのだと思う。

ちょこっと副業で儲けたからリタイアするとか、ミニマリストのような生活をして貯金を切り崩しながらやっていけそうだからリタイアするとか、私にはそんな人生に何の魅力も感じないし、そんな人と友達にもなれないと思う。


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なお、野村克也監督の『野村ノート』も良かったが、栗山英樹監督の『栗山ノート』も良かった。栗山監督が、日本ハムの全チームメンバーに『論語と算盤』を読ませ、大谷翔平選手が愛読していることは有名な話であるが、一流選手も、「論語」(=チームのため)と「算盤」(=個人の活躍・成績)のを高いレベルでバランスさせることが必要であり、ギリギリの勝敗になった時に勝敗を分けるのは人間力である。成功するためには、人間力を磨き続けなければならないと思う。『栗山ノート』はそういうことが書かれている。


栗山ノート
栗山 英樹
光文社
2019-10-22

ギフテッド

今朝の日経新聞に載っていた「Z世代の天才たち」という連載は大共感した。

13歳にして数学者の顔を持つ梶田君という少年を取り上げた記事。

5歳で2次方程式の解法を理解。小学校の入学時点で、義務教育課程の算数・数学から学ぶことはほぼなくなった。小学校1年生の時に母が購入した専門書「Mathematics1001」は400ページを超える洋書だったが、英語に四苦八苦しながら読破。小学校は、大好きな数学に時間を割くため(さらに、勉強の進度が合わなかったため)小学校は不登校になったが、ホームスクーリングを選択。その後も大好きな数学に打ち込み、学習院大学の飯高茂名誉教授と何本もの共著論文を発表するほどになったらしい。

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私も小・中学生の頃は数学少年で、深夜まで専門誌に載っていた問題を解いたり、数学オリンピックの問題にチャレンジしたりしていたので、この梶田君という少年の気持ちはよく分かる。

ただ、共感したのは、この梶田少年ではない。梶田少年の母親の教育方針。

母は、息子に「自由にしていいよ」しか言わなかったらしい。フツーなら「他の教科も勉強しなさい」とか言うだろうけど、それも一度も言わなかったらしい。

別のサイトによると、梶田少年は何か思いつくと夜中までそれに向かう日々が続いたが、母は「早く寝なさい」とも言わなかったという。「そうこうしているうちに、小学校に通う生活が合わなくなってしまいました」と。

息子が不登校になっても悩みはなく、「うちの場合はそれよりもワクワク、楽しいことがどんどん出てくる!というような感じ」で、「やればやるほど成果が出るのが親としてもとても楽しくて、この子はどこまで行くんだろう、という気持ちで見ていました」と。

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このお母さん、ホントにすごい人だなぁと思った。承認と観察のみ。子供は安心して心を開き、才能を開花させる。これが真の教育だと思う。

誰しも天から授かった「ギフテッド」といわれる才能の原石を持っていると思う。でも、それを伸ばすのも、潰すもの、家庭教育と学校教育如何だろうと思う。そして多くの人が家庭教育と学校教育に才能を潰されている。自分自身で決断する力も、行動する意思も奪われ、成績も個性も「オールB」の子どもを作り上げる。特異な才能や可能性に蓋をされ、総合的に偏差値が高い子供に育てるが、一億総ジェネラリストの自律できない大人が量産される。堀江貴文さんの『すべての教育は「洗脳」である』という本に、「旧態依然とした学校教育の中で、日本人は洗脳されて」おり、「自分の可能性に蓋をすることを推奨する恐ろしい洗脳」が現場で堂々と行われていると書かれているが、これは決して大袈裟ではないと思う。洗脳されると洗脳だと気付かないだけで、洗脳されていない人は洗脳だと気付く。

人生100年時代になり、雇用形態がジョブ型に移行し、AIが仕事を奪い、DX化により会社が根こそぎ変わっていく中で、一億総ジェネラリストを育成する教育をこれからも続けてどうするんだろうかと思う。DXならぬCX(コーポレート・トランスフォーメーション)が起きると、ふるい落とされる人が出てくるのではないか。

資本主義がリセットされ、「才能主義(talentism)」に変わっていくといわれるが、その才能(talent)を、大人も子供も磨かなければならないと思う。アカデミックな教育ではなく、そういう教育に携わりたい。私の人生第2幕はそこかなと思う。


【関連記事】
2021/9/8 何のために学ぶのか?

何のために学ぶのか?

先日紹介した橘玲著『無理ゲー社会』(小学館新書)の副題、『才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア』の一文がずっと引っ掛かっている。

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先日、twitterでこんなツイートを目にした。

日商簿記検定

「自己満の資格」を取得するために頑張っているのはなんのためのかな? というつぶやき。

確かに、日商簿記1級が実務に使えるのかといえば、使えないものが多いと思う。2級も3級も同様。日商簿記検定自体が「古臭さ」を感じる。だから、実務で使えないものを何で一生懸命勉強しなきゃならんのだ…という気分になるし、上のツイートのように「自己満の資格」と思ってしまうのだろう。

が、しかし、それを言い出したら、公認会計士試験も、TOEICも、あらゆる資格試験に当てはまる。公認会計士試験対策の教科書に載っている特殊商品会計の利益率算定とか、工業簿記の標準原価計算とかABC/ABMとか、実務で使ったことも見たこともない。大学受験をしたことがないから詳しいことは分からんが、あの勉強こそ実社会に役に立つのだろうか…という気もする。

ただ、資格試験の勉強することは、(益はなくても)「意味はある」と思う。資格試験も、大学受験も、MBAも、あらゆる資格やタイトルは、一定水準以上の知識や技能があることを証明しているものにすぎず、実務に使える能力があるかどうかとは全く別モノ。運転免許証を取得したことと、クルマの運転が上手いかどうかは全く別モノであることと同じ。ただ、一定水準以上の知識や技能を得るために何百時間、何千時間と勉強したことには「意味はある」。直接的に実務の役に立たなくても、その知識や技能は人生のどこかで活かされるし、それだけ勉強したということが精神をも鍛えてくれる。

私も、公認会計士試験の勉強をしている時に、こんな勉強をしても実務で使えないだろうと思っていた。しかし、公認会計士試験に合格し実務の世界に入った時に、「使えないのは自分」だということを痛感した。試験に合格したくらいの知識量では、巨大企業の会計監査は太刀打ちできない。合格後数ヶ月でその事実に直面し、打ちのめされて、凹まされ、監査の現場で泣いたこともある。そこからめちゃくちゃ勉強したが、それができたのは、公認会計士試験の受験勉強をしていたからである。あの苦しい受験勉強の経験がなければ、監査法人の仕事を乗り越えられなかったと思う。

どんな勉強であれ、やることに「意味はある」が、ただ勉強すればいいというものでもない。勉強にはひとつの付帯条件がある。勉強したら則行動しろ(=実務に活かせ)。学んだことは活かすべきだし、活かさないものは学ぶ必要もない。

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私の中で明確に定義しているものがある。それは「学ぶのは自由になるため」であり、「生きるのは幸せになるため」というもの。どこかに載ってるコトバではないし、個人的な思考の結果なので、反論も異論もあるだろうが、私はずっとこのように定義している。

別に勉強なんてしなくても生きていくことくらいはできると思う。でも、なんで古今東西、多くの人がペンを握り、本を読むのか。それは、誰しも学びたい欲求があり、情報に飢えているからであるが、それ以上に「不自由な生活を続けたくないから」ではないのか。

最近流行りの「FIRE」に関する本や記事の多くが間違えているということは以前も書いたとおり。もし本当に「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)をしたいのであれば、節約や貯金や引退の術を考える前に、人の10倍くらい勉強すべきだと思う。お金は知識がない人から知識がある人に流れていくのだから。その勉強は、資格試験の勉強でもいいし、その道の第一人者のセミナーに参加することでもいいし、その分野の本を読み漁ることでもいいと思うが、まとまった時間とお金を長期的に投資しなければ、大きなリターンは得られないと思う。いわゆる「1万時間の法則」である。そのことだけに1万時間集中し、「たゆまぬ努力」をすれば、その分野のプロになれるという法則。オリンピックに出るようなスポーツ選手も、皆、小さい時からそれくらいの「たゆまぬ努力」をしてきたに違いない。その努力に有益性なんて関係ない。自己満足でもいい。好きなことにただひたすら打ち込むことが人生に彩りを添える。1万時間とは、1日3時間勉強したとして約10年、1日10時間勉強したて約3年かかる。そこまで何か一つのことに対して「たゆまぬ努力」をすれば、不自由になることもなければ、ディストピアになることもない思うし、望むならば「FIRE」に近づくんじゃないだろうか。

私はこれまで数々の挫折をしてきたし、コンプレックスが消えることもない。そんな私でもユートピアにいる方法はあると思っている。それは何かに打ち込むことだと思う。「才能は遺伝」、「努力はムダ」という学術研究結果もある。そのとおりなのかもしれない。けど、才能がなければディストピアなのだろうか。そうは思えない。この世で起こっていることのほとんどが自己満足の世界なんだから、自分が楽しいと思うことに、熱中・集中・没頭・没入して勉強することがユートピアなんじゃないだろうか。


「こつこつと続けること、益はないが、意味はある」
(鍵山秀三郎)

「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史に残る。」
(鍵山秀三郎)



人間を磨く言葉
鍵山 秀三郎
PHP研究所
2015-04-17


焚き火の中に札束を放り込め

抹茶ラテ


某中小企業の顧問をしている。私より若い社長と、経理担当の奥様が、月に一度、月次決算の分析手法を学びにやってくる。経費の1円、粗利率の0.1%まで細かく分析し、全勘定科目に曖昧をなくし、筋肉質な財務体質を作ってきた。経費を削減すれば、粗利率を上げる。粗利率を上げれば、売上を上げる。そうやって1年で最終利益率20%を超える企業に変えてきた。「利益が出すぎちゃったね」「フェラーリ買うか(笑)」みたいな冗談が言えるくらいに変わった。経理が無知だった奥様も、私が驚くような財務分析をするようになってきた。

P/Lを見ると、社長がすごい金額を自己投資にあてていることが分かる。私への顧問料だけでなく、その分野のプロといわれる人への指導料、研修料、セミナー料などの計上額が大きい(もちろん事業に関連するものなので損金になる)。無駄な経費は1円もないが、自己投資の金額は妥協がない。焚き火の中に札束を放り込むような勢いだ。とんでもない勢いで成長する人というのは、こういう人のことを言うのだと思う。投資なくしてリターンなし。

「黒字社長塾」の新規募集はやってないと何度も言ったのに、「そこをなんとか…」と頭を下げて頼み込んできた時から成功する人だろうと思ってはいたが、どこまでも高い所へ登っている。

ジェフ・オルソン著 『スライトエッジ』(きこ書房)にも書かれているが、成功者と敗北者の違いをもたらすものは、「スライト・エッジ」=「わずかな違い」にすぎない。それは、現状を変えようと思った時に、本気になって行動するか、流されるかの違い。人はどの瞬間にでも成長曲線に乗るという選択をすることはできる(本書第9章参照)。もちろん、行動しないという選択もできる。


スライトエッジ
ジェフ・オルソン
きこ書房
2016-10-08


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