公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

仕事のはなし

バックオフィスサービス

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バックオフィスサービス株式会社の一部のメンバーに向けて、社長が壮大な事業計画を発表してます。

単なる記帳代行サービス屋さんで終わらせるつもりはありません。企業の経営活動(フロントオフィス業務)を支えるバックオフィス業務(事務処理業務)全般のアウトソーシング事業というのは、今後ますますニーズが高まると思っていますし、競合類似企業との差別化を十分に図ることができる分野ですし、我々の強みを行かせる分野でもあります。必然的に事業計画もホラ吹きレベルになってしまいます。でも、ホラも吹き続ければホラでなくなります。「やらないわけにはいかない」という使命感で始めた事業ですので、やるのみです。



▼アウトソーシングに関する詳細・お問い合わせは、バックオフィスサービス株式会社までお気軽にどうぞ!

バックオフィスサービス

結果を出している人、消えていく人

KPMG時代の同期が、先日、都内のど真ん中の超一等地にオフィスを移転したとか。
Facebookにアップされている写真で見る限り、すごいオフィスを構えたっぽい。

「坪単価なんぼやねん?」、「家賃は?」、「敷金は?」、「内装は?」
といったことを考えてしまう。

あぁ〜小市民。

独立して10年位になるらしい
儲かってなければ、さらに、今後も儲け続ける自信がなければ、
こんな投資はできまい。

ホントにすごいと思う。尊敬です。

もう何年も会っていないので、表敬訪問しようかしら。
友達に花を贈るってのも水臭いしな。


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別の公認会計士の話。

先日、ある公認会計士の先輩と数年ぶりに再会しました。

以前会った時は、お互い小さなコンサル会社を経営していました。
大変失礼ながら、勝手に「似た者同士」と思っていました。

その後、私はクライアント以外のことで時間を取られたり、悩んだりすることに堪えられないと思い、組織を離れて一人で仕事をする決断をしました。

逆に、その公認会計士さんは、一人で仕事することに堪えられないと思ったらしく、組織を拡大していき、今では驚くほどの規模の会社に成長させました。

やっていることにブレがない。

何十人という社員を抱え、新卒採用までしているというから、驚きです。

「もう僕は社内で疎まれてますよ・・・」なんて謙遜されてましたが、ここに至るまでの努力たるや、半端ない。きっと。

ホントにすごいと思う。尊敬です。


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ふたりとも、向かっている方向も、価値観も、生き方も、私とは全然違う。

けど、自分の価値観で、自分らしく、自分の信じた道で結果を残しているのは素晴らしいと思うし、その姿は魅力的だし、刺激的だし、勇気付けられます。

同業者でも、(意識的であれ、無意識的であれ)目先のカネを追い求めている人はいます。理念もない。情熱もない。そういう人って、お客様からバレてると思うんですよね。しかし、長期的、大局的に考えて、自分らしく行動している人はちゃんと結果を出しているように思います。


同じ動きを止めてはならないという話

会う人、会う人から「忙しそうですね」と言われますが、私は「忙しい」という感覚は全くありません。



しかし、西表島から帰ってきてからは、何かおかしい。
特に仕事が溜まっているわけではないのに、時間に追われているような気がする。
そして、何かを半周遅れで追いかけている感じがする。

それでも「忙しい」とは思わないけど、普段と明らかにペースがおかしい。
ラットレースのラットになった気分だ。
時差はないのに、時差ボケになったような疲労感。

これまで長期の旅行に行ってもこんな感覚になったことはないのに、何が起こってしまったのだろうか・・・??



理由も分からず数日間を過ごし、ようやく理由が分かりました。



成毛眞さんの新刊書『大人はもっと遊びなさい』 (PHPビジネス新書) を読んでいる時に、こんなことが書かれていました。

先日、五日間かけて東北を車で旅行した。昼間はずっと運転し、宿に着いたら風呂に入って食事をして寝て、翌日になったらまた運転。その繰り返しで、初めての土地でさまざまなものを見て刺激を受けていたにもかかわらず、フェイスブックの更新を怠った。つまり、アウトプットをせずにいた。

さて、旅行を終えて家に帰り、仕事をしようと思ったところ、まるで頭が動かない。運転し過ぎで疲れてるのか、遊び過ぎて疲れているのか。

どちらも違う。ちょうど五日間、いわば惚(ほう)けていたのだ。アウトプット、つまり、考えてまとめて記すという行為をしていなかったため、頭が弛緩してしまったのだ。これには本当に参った。(P44〜)

この部分を読んだ時に、私の症状も「まさに、これやん!」と思いました。

西表島にいる間、アウトプットどころか、インプットも怠った。正確には、怠ったというよりも、ネットに繋がらなかった。西表島で泊まったホテルは、ロビーしかWi-Fiが繋がらなかったのです。「今どき部屋でネットが繋がらないの?」って思ったのですが、ここはジャングルとマングローブの島。仕方ない。ケータイも電波が悪い。ロビーに行けばWi-Fiが繋がると言われても、実際にロビーにノートPCを持って行って・・・って面倒なことはやってられない。なので、西表島にいた数日間はネットを断絶しました (1時間だけロビーに行ってブログを更新したけど)。

今から思えば、これがダメだった。

この十数年、アウトプットはネットを通して行なっていたが、これを断ってしまった。1のアウトプットをするのに、10のインプットが必要だが、それまでも断ってしまった。アウトプットを怠ると、インプットの質も低下する。これを数日続けただけで、1のアウトプットをするのに相当苦労してしまった。



今回の件、どーでも良い話のようですが、2つことに改めて気付かされました。

1つ。
私の仕事は「慣性の法則」で動いているということ。
静止している物体は静止し続ける。ある速度を持って運動している物体はその速度で運動し続ける。一旦静止すれば動き始めるのに大きなパワーが必要だが、一旦動き始めると(摩擦がない限り)一定の速度で動き続ける。つまり、大量の仕事をさばくためには、同じ動きを止めてはならない

2つ。
アウトプットは、「(大人の)遊び」だということ。
これは成毛さんの本を読んで唸ったところ。アウトプットを、仕事とか、人生とか、義務とか、強制とかって思いながらやっている人は動きが止まるはずです。ビジネス系のブログの大半が途中で止まるのも、そういうことかと。遊びと思って楽しんでやるアウトプットは最強であり、無敵である



気付きはモレスキンにメモです



ちなみに、『大人げない大人になれ!』 (新潮文庫)という本がとても面白く、それ以降、成毛眞さんの書籍も出版されたらほぼ買ってます。成毛さんも、仕事が遊びで遊びが仕事という方ですね。

第8回「公認会計士の日」大賞受賞者に平松一夫教授

第8回「公認会計士の日」大賞に、我が恩師 平松一夫先生が受賞されました。

[JICPA]プレスリリース「第8回「公認会計士の日」大賞受賞者について」


7月上旬には、関西学院大学を退職された恩師の退職記念パーティーが開かれたばかり。

私がゼミ生だったのは会計ビッグバンの頃。
コンバージェンス(収斂)やアドプション(採択)なんてコトバが一般化される何年も前から、「日本は、国際会計とのハーモナイゼーション(調和化)を目指すのだ!」とこめかみに血管を浮かべながら熱く語られていた恩師の姿が今でも昨日のことのように思い出されます。

そこから、連結主体の開示制度に変わるなど、会計制度が劇的に変わっていくのを目の当たりにし、公認会計士を生業とすることを決意し、旧証取法によるディスクロージャーを研究対象とすることになりました。

恩師との出会いがなければ今の私はありません。

恩師が残された足跡には遥かに及びませんが、『師に対する最高の報恩は、まさに師を越える一路の外にない』 (森信三「修身教授録」より) との想いであります。

1日2時間仕事術

先月は同業者と食事する機会が多く、その度に、「コンサルの仕事はホントに一人でしているのか?」、「一人でまわるのか?」という質問を受けました。

大型プロジェクトの場合を除き、基本的に一人でやっております。私一人でやる方が、プロジェクトのスピードも成果の質も圧倒的に向上するからです。チームでやればスピードが落ちます。

一人でやるには限界があるのではないかと思われるのですが、「1日2時間しか仕事していない」というと、皆様驚かれます。

昔は朝から深夜まで働き続けていましたが、どうも生産性が悪いと感じ、一人でやるようになってから徐々に働く時間を減らすことにしました。3年程前に「1日4時間」というルールを決めたのですが、それでも仕事をしながらネットを見ている時間が長すぎると思い、昨年から「1日2時間」というルールを決めました。

すると、長時間労働の時よりも、生産性が上がりました。

「2時間経ったら強制終了し、翌日に繰り越す」というルールを決めれば、2時間で終わらせる工夫をするようになります。

空いた時間は、コンサル以外の仕事(執筆やセミナー準備など)や、リラックスする時間に当てるようにしています。

「パーキンソンの法則」というものがあります。英国の歴史学者・政治学者であるC・ノースコート・パーキンソンが唱えた法則で、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」というものです。「今日は24時まで仕事をする」と思っていたら仕事量は24時まで膨張するはずですし、「45日以内に決算発表をすればいいや」と思っていたら決算業務は45日目まで膨張するはずです。

1日2時間仕事術を実施してから思うのは、労働時間と生産性は比例しないということです。

今日から四半期決算・本決算突入という方は多いと思いますが、「決算だから残業」とは思わず、短時間でやり切る決断をしてみて下さい。特に上の立場の方は、部下よりも早く帰るべきだと思います。

自分でとことん考えるということ

今朝の日経新聞に掲載されていたノーベル物理学賞受賞 中村修二さんへの「失敗から学ぶ」という記事より。

愛媛県の公立高校時代は理論物理学者や数学者に憧れていた。大学受験の際に担任の先生から「理学部じゃ飯が食えない。工学部へ行きなさい」と諭され、理学部に進学するのをあきらめた。
(中略)
入学したら、好きな物理を徹底的に勉強し、宇宙全体の動きを説明する法則を発見する。そんな夢を描いていた。

それなのに、心理学や国文学、憲法の講義に閉口してしまったのだ。しかも教養科目は必修だから、選択しないわけにはいかない。好きな物理の講義は週に1回ほどしかなかった。
(中略)
初志を貫徹せず、周囲に流されて工学部へ進学したことを今も後悔している。

私は一般教養を大学で学ぶ意味が理解できなかった。常識がないとか純粋だったといってしまえばそれまでだが、自分の興味のあること以外は大学ではやりたくなかった。だから自分で好きな勉強をしようと考えた。
(中略)
下宿に引きこもり、物理や数学の専門書を読みあさった。知識がある程度身につくと、哲学書に走った。世の中や科学のことを考えたかったからだ。考えることは小さなころから好きだった。

しかし、有名な哲学書でさえ、すでに自分なりに考えて結論を出したようなことしか書かれていない。これは目からうろこだった。自分でとことん考えることが大事なのだ。大学で一番ためになったのはこのときの経験だ。

一人で考え抜いて成果を出す。研究者としての私のスタイルは、この大学1年のときに基礎ができたと思う。


ノーベル物理学賞受賞前に出版された中村修二さんの本は、これまで何冊か読んできましたが、毎回、この「とことん考えることの大切さ」を学ばせて頂いております。積極的引きこもりの大切さも。

中村修二さんの「日本の教育システムは腐っている」という主張にも同感です。


【関連記事】
2015/2/10 「日本の教育システムは腐っている!」

格好悪い休み方

前回のエントリーの続き。

1つの大きなプロジェクトの区切りがついたこともあり、週末は2日とも自宅でリラックスしてました。自分が「ちょっと頭が疲れたなぁ」と感じるときは、肉体的にはもっと疲れているかもしれないので、7時間以上睡眠をとり、身体がこれ以上疲れるようなことは意識的に遠ざけ、リラックスして過ごすようにしています。週明けに最高のパフォーマンスを上げるために。

先日読んだ本によると、野村克也元監督は、現役時代も監督になってからも、「いつも3回、試合をしていた」といいます。3回とは、試合前に行う「想像野球」、実際に戦う「実戦野球」、試合後の「反省野球」のこと。「24時間、頭の中は野球だらけ」、「本当に頭が疲れたものだ」と、現役時代・監督時代を回顧されていました。

これは、非常に共感できます。

私のコンサルティングも、セミナーも、勉強する時も、読書をする時も、「前」「中」「後」のうち、「前」「後」に意識を集中させています。「試合中」のパフォーマンスは、「試合前」の準備と、「試合後」の反省の繰り返しで決まります。

「試合前」の準備といっても、パワーポイントで資料をペコペコ作ることは殆どしません。「試合中」に最高のパフォーマンスを上げるための準備です。

「試合後」の時間は、「試合前」の時間より大事な時間です。人間の記憶は、何もしなければ48時間で半分以上が消えますから、直ぐに記録しておかなければ忘却します。コンサルであれば、お客様が何を求めているのかなどを、セミナーであれば、受講者がアンケートに何を書いているかなどを、その日のうちにフォローしなければなりません。ここを後回しにする人が多いように感じますが、それは最悪の結果を招く場合があります。この作業は次の日にまで続くこともあっても、優先的にやる仕事です。

勉強も、読書も同じ。「読中」より、「読前」「読後」の時間が大事だというのは松岡正剛氏も言っている通り。ちなみに、松岡氏は「読前」のことを「前戯」と言ってますが、、、まぁ、それほど大事ということです。

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そういう意味では、事あるごとに開催される「打ち上げ」という名の宴会は、(開催すること自体を否定はしませんが)気を付けた方が良い儀式です。

慰労会、懇親会、反省会という目的を兼ねた組織内の「打ち上げ」であれば、大いに開催する意義があると思います。稲盛さんのおっしゃる「コンパ」的なものですね。ただし、世間一般的な意味での「打ち上げ」は、そのような目的はなく、ただ花火のように打ち上がる宴会に過ぎません。昔は私もそういった宴会に参加していたことがありますが、今は絶対に行きません(同じ趣旨の忘年会、新年会なども同じく)。

この手の宴会になると、一人や二人、大声を出してバカ騒ぎをはじめるヤツや、他人に絡みはじめるヤツ、説教垂れるヤツ、自慢話をはじめるヤツ、昔話をはじめるヤツ、セクハラするヤツ、記憶が飛ぶヤツ、行きたくもないお姉チャンの店に連れて行こうとするヤツ・・・・などが出てきます。そして、宴会が何時間も続き、自宅に帰ったら日付が変っており、翌朝、「昨日はすみませんでした」、もしくは、「何か粗相がありませんでしたでしょうか」というメールがくるのがオチです。友達と花見やってるんじゃねーんだよ!

飲みに行ったのだから時間やカネを浪費してしまったことは別に構わないのですが、翌日以降のパフォーマンスが下がるようなことをプロフェッショナルがすべきではない「試合後」の打ち上げをやるんだったら、ほんの少しでも試合を振り返れ、自分を省みろ、と私は思います。

とはいっても、組織に属していたら「どんちゃん騒ぎ」に付き合わざるをえない場面があるかもしれません。そういう時は一緒になってバカ騒ぎせず、テキトーな理由を付けて1次会で帰るべき。逆に、試合直後に気が張り詰めすぎて、直ぐに家に帰りたくない時があるかもしれません。そういう時は、一人で飲みに行くなり、気の合う仲間・同僚などと飲みに行けば良い。

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前出の本で、野村監督は、「反省試合」は(次の)「実戦試合」のプレーボールがかかるまで繰り返される、といいます。これがプロフェッショナルだと思います。

私は、テンションを下げて良い「場所」、悪い「場所」ってものがあると思いますし、テンションを下げても良い「時間」、悪い「時間」というのもあると思います。「場所」「時間」です。年間120日くらいある休日をどう使うかは自由ですが、ペナントレース中であれば、(リラックスしたり、ぼんやり過ごすことは大切だと思いますが)テンションを下げてしまってはダメだと思います。

バッターボックスに入る時に、「ちょっと前日飲みすぎまして〜」と眠そうな顔をするカッコ悪い選手にだけはなりたくないですね。

GWが近付いてくるとテンションだだ下がりの人が多いのがイヤなのですが、テンション下げても良い休日なんて年間10日〜20日もあれば十分で、この日本のやたらと多い連休って、意味のない「打ち上げ」くらい無駄だと思うのですよねぇ。


『業績が悪化する企業に共通していることは、危機感のなさ』/日本電産永守重信社長

日経ビジネス(2016/4/18号)において、日本電産永守重信社長の『永守式リアル経営学』というインタビュー記事が掲載されております。非常に有益な記事ですので、是非ご覧下さい。

日経電子版のアカウントをお持ちの方は、以下のリンク先から閲覧できます。

[日経ビジネス]対談・永守日本電産会長に気鋭の経営学者が斬り込む


あくまでも一般論ですが、業績が悪化する企業に共通していることは、危機感のなさです。大赤字を出していても、タクシーチケットが使い放題だったり、部長クラスでも新幹線のグリーン車に乗っていたりする。

僕には、永守3大経営手法というのがあるんですよ(笑)。1番が井戸掘り経営2番が家計簿経営。そして3番が千切り経営ですわ。
井戸掘り経営というのは、地球上大抵のところで井戸を掘れば水は出てくるでしょう。ただし、次々とくみ上げないと新しい水が湧いてこない。経営の改革・改善のためのアイデアも同じです。くみ上げ続けると必ず、出続ける。これだけアイデアを出したからもう終わりということはなく、くみ続けることが大事です。

2つ目の家計簿経営は、収入に見合った生活をするという、家庭の主婦がやっているのと同じです。不景気が来て旦那の給料が減ったら、晩酌でビールを2本飲んでいたのを1本にしてもらって、支出を減らす。でも子供の教育とか、家を持つといった将来の備えや資産形成は苦しくても頑張る。経費を収入の範囲内に収めつつ、投資にも目を配る。これが家計簿経営。

千切り経営は、何か問題が起きたらそれを小さく切り刻めということです。難しそうでも、小さく切り刻んで対処していけば、問題解決の糸口は見つかると考えているんですよ。

叱り8割、褒め2割場合によっては9対1。褒めて育てるみたいな本を書いた人がいるけれど全部ウソ。僕は、震えるほど叱る。叱るけれど、厳しく叱ったら抱かないといかん。子供はなぜ父親より母親の方が好きなのかというと、母親は怒る時はバシっと言うけれど、抱きもする。おやじは帰ってきて、ガタガタ言うだけで、抱かない。やっぱり抱かないといかんね。




▼ こちらのムック本には、4〜5年前に日経ビジネスに連載された永守重信社長の記事が掲載されております。こちらもめちゃくちゃオススメの記事です。


成功者は努力を習慣化している。だから努力を努力と思わない。

先日、このブログで4月1日付けの読売新聞「編集手帳」を紹介したところ、誰もが知ってる上場企業の役員さんから連絡があり、「(紹介してくれて)本当にありがとう。私もコピーを手帳に貼りました。感謝!!」というメールを頂きました。

お忙しい方が、私如きのブログをチェックしてくれていることの方が感謝です。



その役員さんが、「ちなみに、今年1月5日の日経新聞のスポーツ欄に、元中日ドラゴンズの山本昌さんのコラムがあってそれも手帳に貼ってます。」と書かれていましたので、日経電子版で検索しました(過去5年分の記事が検索・閲覧できます)。



驚く内容でした。

50歳まで現役を続け、219勝も挙げられた山本昌さん。

しかし・・・
小中学校ではエースになれず、高校でも県大会ベスト8が最高だった。ドラフト5位で拾ってもらった中日でもなかなか芽が出ず、解雇におびえる日々だった。

そして、初勝利まで5年もかかったようです。

今回も全文掲載したいところですが、著作権云々言ってくる人がいるかもしれないので、一部だけ抜粋しておきます。

大した素質もないのに、滑り込みで間に合った最終電車を乗り継ぐようにしてここまで来られた。幸運に加えしつこい性格も幸いしたのだろう。

野球への情熱が薄れたことはない。このオフ、モチベーションの低下を理由に現役続行か引退かで揺れた広島の黒田博樹投手のような心境とは無縁だった。むしろ今でも、もっとやりたかったと思っている。フリーエージェントでの移籍も考えたことがない。平穏すぎてつまらなく見えるかもしれないが、その平穏が心地よかった。

(中略)

年を経るごとに変わったのは準備の仕方だ。若い頃のようなキャンプ直前からの体づくりではとても間に合わない。大みそかや元旦も球場で体を動かしていた。「大変ですね」と言われたが、野球がしたければ普通のこと。私からすれば、サラリーマンの皆さんが満員電車で1時間以上かけて毎日通勤する方がよほどすごいことなのだ。

(中略)

ハードルを上げて頑張るのではなく、無理なく飛べるところまで下げる。私は2キロのダンベルを使った2分ほどの手首のトレーニングを高校時代から日課にしていた。一般の人なら「毎日500メートル歩く」でも十分。その代わり、雨が降っても500メートルは歩く。歩かないと落ち着かないようになればしめたものだ。


素晴らしいコラムですね。

成功者は、努力を習慣化しています。
(だから努力を努力と思わない。)

このコラムを読んで真っ先に感じたのは、山本昌さんも「努力を習慣化した人」だということ。

努力の習慣化というと、このブログでこれまで何度か紹介している、「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史に残る。」という鍵山秀三郎氏のこのコトバを思い出します。

山本昌さんも、まさに努力を30年(超)積み重ねてきたから歴史になった。

隣の芝を見てアレコレ言わずに、目の前のことを諦めずにコツコツやることが大切だと思います。



この記事もモレスキンに貼り付けておきました。

草の丈が伸びなくても、見えない根っこが地中深く伸びている、という話

先日からバンコクに来ています。
クライアント様の海外出張支援と、花粉からの逃亡と。

いつもバンコクで泊まるホテル、日系のホテルではないのですが、毎朝読売新聞を届けてくれます。(阪神タイガースフリーク故に)普段は自腹で読売新聞を買うことがないため、非常に有り難く読ませて頂いてます。

4月1日朝刊一面のコラム「編集手帳」(朝日新聞でいうところの「天声人語」のコーナー)が素晴らしい内容だったので、切り取ってモレスキンに貼り付けておきました。

たまには違う新聞も読んでみるものですね。

全文紹介したいのですが、著作権云々言ってくる人がいるかもしれないので、一部抜粋に留めておきます。

11打数0安打5三振。野村克也さんのプロ野球人生1年目である。拝み倒して撤回してもらったものの、シーズンの終了後には解雇を通告されている。その人が戦後初の三冠王になり、名監督になった。
(中略)
山中伸弥さんが執刀すると、20分の手術が2時間かかった。足手まといの”ジャマナカ”という異名を先輩医師からもらい、臨床医になる夢をあきらめた。その人がノーベル賞で研修医の頂点を極める。


なんだか、出だしから引き込まれることが書かれています。山中教授のエピソードは何かの本(これかな?)で読んで知っていましたが、野村監督のエピソードは初耳でした。

これ、4月1日、入社式を迎える人達に向けてのメッセージです。

「希望に燃える門出に要らざるお世話にちがいないが」と断りながらも、筆者自身も我が身を顧みれば日々、挫折と失意と狼狽と赤面の記憶しか残っていないといいます。

私の社会人1日目は、東京生活2日目でもあり、右も左も分からない「恐怖」しかありませんでした。同期も先輩も東大・慶応出身ばっかりだし、生まれて初めてみるような「天才」もいるし、「えらい世界に飛び込んでしまった」と思ったものです。仕事も、「編集手帳」の筆者同様、挫折と失意などの連続。自分の力の無さに、監査六法を投げつけて悔し涙を流したこともあったなぁー。今思い出すと笑ってしまうような話ですが、苦しい時もあったから、今、私が「ここ」にいるのだと思います。

そのことだけに1万時間集中し、専念したたゆまぬ努力をすれば、そんじょそこらのアマチュアなど全くよせつけないプロフェッショナルになれるという「10000時間の法則」というのがありますが、これはその通りで、約10000時間を一つのことに打ち込んだら、他をよせつけないプロフェッショナルになれると思います。

でも、ただダラダラと10000時間仕事をすればプロフェッショナルになれるというわけではなく、(以前も書いたとおり)何かをやり遂げようと思ったら、初めの1年〜2年でどれだけ高い所に行けるかで人生が決まる、と私は思っています。

今回バンコクに一緒にきたクライアント様は新規事業の展開を考えているのですが、新規事業をやる場合も、初めは挫折と失意などの連続になると思います。ましてや、海外進出など。それでも、初めの1年〜2年でどれだけ高い所に行けるかで勝負が決まると思っています。それまでの期間のたゆまぬ努力あるのみです。

新規事業開発を一緒にやっているクライアント様は他にも何社かありますが、やはり最初が一番苦しい。ここで大気圏を突き抜けるような何万馬力というエンジンを積んで飛び上がらないと、いつまで経っても同じ場所に戻ってしまいます。クライアントの皆様、苦しい時は野村監督や山中教授のことを思い出して下さい。


「編集手帳」の最後には、高見順さんの有名な詩『われは草なり』の冒頭部を引用し、以下のように締めくくっています。

草の丈が伸びぬ日もあろう。そういう日は、大丈夫、見えない根っこが地中深く伸びている


根っこが伸びない木は腐る。
根っこを張り巡らせれば無敵になれる。

でも、根は見えねぇーんだなぁ。

プロフィール
武田雄治



公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●中小企業支援の「黒字社長塾」代表
●中小企業のコスト削減・業務効率化支援の「バックオフィスサービス株式会社」取締役
●海外展開・クロスボーダーM&Aの「OneAsia」アライアンスメンバー
●起業支援の「一般社団法人スタートアップエンジン」理事



■武田雄治本人によるコンサルティング、セミナー、執筆、取材等のご依頼は、武田公認会計士事務所のホームページよりお願いします。
■業者様からの営業はお断りしております
■ブログのコメント欄に、コンサルティング等のご依頼や、個別案件についてのご質問・お問い合わせ等を書かれても、回答出来ませんのでご了承ください。




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