公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

仕事のはなし

マインドセット

heaven_hell


先日、平松ゼミの同期で、大手監査法人でパートナーをしているK君から、連絡が来た。「クライアントの経理の方が、決算早期化について武田先生に話を聞きたいとおっしゃっているが、お引き合わせしてもよいか?」という内容だった。拒む理由がない。是非是非。即OK!

今日、その会社を訪れた。

この2年、打ち合わせはほぼ全てオンラインだったので、企業に訪問するということがなかった。スーツを着て、ネクタイを締めて、革靴を履いて、上場企業を訪問するのも2年ぶりじゃないだろうか。

-----

売上高が兆を超える巨大企業。門衛さんに許可を取って会社に入るという行為に懐かしさを感じた。

お問い合わせを頂いた方は若い課長さんだった。先月登壇したラクス社主催するイベント『経理プラスサミット2022』を聴講してくれ、「これだ!」と思ってくれたらしい(そういうのは素直に嬉しい)。

『経理プラスサミット2022』は、経理部を進化させ「真の経理部」を作るにはどうしたらいいのかということを述べた講演だったのだが、講演内容がこの会社の経理部の問題点・課題とドンピシャだったらしい。

しかし、上層部は旧態依然とした思考の人が多いし、社長も技術部門上がりの人でバックオフィスの重要性を認識していない。そのような組織なので、部下も与えられた業務をこなすだけで、社長や経営陣に対して価値ある情報を提供しようという発想はない。中途で入った課長は、入社した時から「これじゃアカンやろ…」と思っていたらしい。より詳しい話を聴いて、私も「それじゃアカンやろ…」と思った。会社の規模と経理の質は比例しない。

-----

『経理プラスサミット2022』の講演において、企業に変革をもたらすDX(Digital Transformation)が必要だと叫ばれているが、DXよりもCX(Corporate Transformation)、CXよりもBX(Back-office Transformation)が必要である、という話もした(この話は、今書いている原稿でも述べているので、発売をお待ちください)。

上場企業の社長であっても、経理部を含むバックオフィスへの変革(Transformation)を渋る人が多い。特に営業部門・技術部門あがりの社長は、バックオフィスの重要性をまったく理解していないことがある。バックオフィスの変革には1円たりとも投資しないというスタンスの社長も少なくない。変革への投資どころか、経理業務・決算業務に必要不可欠なシステム投資、人材採用、教育投資、備品購入なども徹底して渋る社長すらいる。経理部への必要な投資を渋り続けたことにより、「昭和の経理部」が社内に取り残され、経理部から正しい情報、価値がある情報をタイムリーに発信できないばかりか、経理部が事業運営の足を引っ張っているケースもある。

「昭和の経理部」に優秀な人材が残ることはない。優秀な人材が抜け、また人材を補充し、また優秀な人材が抜け…と、人が定着しない状況に陥り、経理部が更に劣化するのだが、根本的な原因が「昭和の経理部」にあることを上層部は気付かない。

私は、独立して以来、「経理を変えれば会社は変わる」を経営理念として掲げているが、経理を変えるのは誰かといえば、社長なのだ。社長のマインドセットをしなければ、経理部が進化することはない(よほど優秀なスーパー経理部長がいれば別だけど)。

-----

ということで、今日は、課長さんから色々と現状をお聞かせ頂いたが、上層部の方も含めたバックオフィス全体のマインドセットをやっていきましょう、というご提案をさせて頂いた。課長さんのチカラだけでどうにもならないようなら、私をうまく使ってください。

日本中の上場企業の経理部を「真の経理部」に進化させることが、私のミッションですから。

クソどうでもいい仕事

skymark

大阪に戻る。
沖縄にはゴールドジムがないので、まずはジムに行き、筋トレ。

あとは、たまった「TO DO」を一気にこなす。

独立し、どこにも属さずに、人も雇わずに、一人で仕事をするようになって10年。24時間自由に過ごすことができるが、なんでもやらねばならない。メール、Zoom、来客、決算、請求、入金確認、振込、納税、チケット手配、買い出し、掃除、ゴミ捨て・・・なんでも来い!

とはいえ、そういった業務をいかに手放すかを常に考えなければ、時間がある限り雑務が膨れ上がる。やるべきでないことを効率的にやることを考えるのではなく、「手放す」「捨てる」「やらない」「開き直る」ってことをやらないと、とてもじゃないが一人で膨大な仕事をこなすことはできん。

-----

先日の『春秋』、非常に良い内容だった(是非ご一読を)。

220203_クソどうでもいい仕事
([出処]日経新聞(2022/2/3)より)

「ブルシット・ジョブ」(Bullshit Jobs)を、「クソどうでもいい仕事」と翻訳した方のセンスは見事。『ブルシット・ジョブ ―クソどうでもいい仕事の理論』(岩波書店、2020年)がベストセラーになった要因は、翻訳が9割じゃないか。本書は、仕事の中身が空虚で、仕事をする本人も意義や意味を感じられない「クソどうでもいい仕事」が世の中に溢れており、このような「クソ仕事」の際限のない増殖が社会に深刻な「精神的暴力」を加えて、働く人々から喜びを取り上げ、時には脳に損傷を起こすほどのダメージを与えると述べている。

昭和時代の人は、若い間に「クソ仕事」といわれるような仕事もこなしてきただろうし、今を犠牲にしてでも働き続ければ成功(昇進など)は後からついてきた。しかし、今は違う。上の『春秋』に書いているとおり、(クソ仕事は)「しない方がいいと思います」

私自身は、働くということをやめるつもりはないし、いま流行りのFIREにもミニマリストにも全く興味はないし、年中旅をするような生活にも全く惹かれないが、カネのために働いたり、誰にも感謝されない仕事をしたりする勤勉誠実な労働者になるつもりはない。

「労働とは本来『生産』ではなく『ケア』だ」というのは、なるほどなぁ〜と思った。世のため、人のために自分ができることをし、感謝されることが、最大の報酬であり、それが働きがい・生きがいだと私は思う。

どこかで読んだ本によると、人が死ぬ前に後悔することの1位は「働きすぎなければ良かった」ということらしい。そういう後悔だけはしたくない。仕事も断捨離をしなければならないと思う。ちなみに、人が死ぬ前に後悔することの2位は「自分が本当にやりたい事をやらなかったこと」、3位は「他人の目を気にし過ぎたこと」だった。クソどうでもいい人生にならぬよう、全部捨てていこう。他人の目など気にせず、大切なことだけを大切にしていこう。



ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論
デヴィッド グレーバー
岩波書店
2020-12-24

丹波黒豆パウンドケーキが届く

パウンドケーキ

この前泊まったホテルから宅急便が届いた。

「なんやろ??」と思ったら、手紙と共に、あの「京大和」で炊き上げられた丹波黒豆を使用したという有名なパウンドケーキが入っていた。うわぁ〜、びっくり。

チェックアウトの際に、私がちょっと面倒なお願いをしたのが原因ではあるのだが、フロントの担当者が領収書を書き損じてしまったらしい。私としては、どうでもいい書き損じなのだが、ホテル側の経理処理の関係上、領収書を再発行しなければならないと。

「大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません」云々という長い文章と共に、返信用封筒と、立派な箱に入ったパウンドケーキが送られてきた。

そこまでするか。

ホテル側は、宅急便の追跡までしていたらしい。私が自宅を不在にし、再配達を依頼したことを知ったホテルのマネージャーから、「重ねてのお詫びの言葉となり大変恐縮ではございますが…」云々というお詫びのメールまで届いた。

見習うべきだ。こういうの。

ここまでされたら、ファンになるやろ。また泊まりに行くやろ。ロイヤルカスタマーになるやろ。1泊でウン十万落とすやろ。

黒字社長塾のクライアントの社長にも言ったことがある。直筆のハガキ1枚でいいから、お客様に送ったら、営業が不要になるかもしれませんよ、と。



パウンドケーキ


賞味期限が迫っていたので、すぐ食べた。当然に美味しい。

これまで何度かこのブログで書いたことがあるが、私がビジネスをする上で、常に心がけていることがある。私の中で、「プラス1%の法則」と名付けているのだが、どんな仕事であれ、依頼主からの「期待を超える」ということを守るようにしている。お客様の期待値のプラス1%のことをやると「ありがとう」と言われるお客様の期待値のマイナス1%で済ませると信頼を失う。でも、プラスマイナス1%の努力の差は、能力の問題ではなく、単なる気持ちの問題。気の緩みが全てを失う。

信頼を失うのは一瞬。そして、信頼回復は信頼維持より10倍苦労する。だから、普段から信頼を得るためにプラス1%をやり続けことが、誰にとっても happy なことであり、これが「商売の原点」だと思っている。

これについては、YouTubeでも述べているので、興味があればご覧下さいませ(7分26秒)。



----

2022年1回目のYouTube Liveは、

1月 22日(土)20:00〜 の予定です。

今回のテーマは、『資産形成術』
このテーマに関する事前質問がある方は、何らかの方法でご連絡ください。


資産形成

プラス1%

バラ園


朝、目が覚めたら、あまりにも天気が良かったので、なんとなく走りたくなった。

夜型なので、いつも夜遅くに走るのだが、朝イチで走るのも気持ち良かった。バラ園のバラも綺麗だった。

----

今日は、午後から某所へ出張。

いつもの定宿ホテルを予約しようとしたら、いつもの倍の値段だったので予約をやめた。宿泊者が少ないであろう日曜日に、なんでこんなに値上げしてるんだろうか。もしかして3連休と勘違いしてる?? お金に困ってる訳ではないが、同じホテルに倍の宿泊料金を払うのはバカバカしい。

なので、今日はその近くにある老舗シティホテルに泊まった。誰もが知る有名ホテル。ハード面は立派だと思うが、ソフト面(サービス面)はひどかった。オペレーションが形式的で、感情がこもっておらず、歓迎されている気が全くしない。最上階のバーに行っても、「いらっしゃいませ」もない。待てど暮らせど席の案内もない。引き返して部屋に戻った。内線で電話して、「最上階のバーに行っても席に座ることもできないから、バーにあるワインを部屋に持ってきてくれ」と頼んだら、それは出来ぬと断られ、やっとバーに案内された。アホですか。

----

あるお気に入りの飲食店がある。味もサービスもいいので、何度もリピートしている。店に入ると、従業員全員が「いらっしゃいませーーーー!!!!」と大声を上げて、席に案内してくれる。席に付いてからの接客も素晴らしい。

しかし、先日訪れたら、店に入っても、誰も「いらっしゃいませ」を言わない。私が店に入ったことを何名かの従業員が気付いていたが、見て見ぬ振りをする。初めての店ならその時点で帰るのだが、その店は何度もリピートしているお気に入りの店なので案内を待った。空席が多くあるのに3分は待っただろうか。やっとカウンター席に通してもらったが、その後も会話はなかった。食べ終わって、お会計を頼んでも3分以上待たされた。クレジットカードを渡してからも3分以上待たされた。

どうしてしまったのか。

こんなことはしたことがないのだが、家に帰ってから、その店のホームページの問い合わせフォームから社長宛にメールをした。「商売の原点を忘れてしまわれたのではないですか」と。

直ぐにお詫びのメールが来た。貴重な意見をありがとうございますと。すぐに改善するように指示を出しましたと。必ず改善して、お客様の期待に添えるサービスを提供しますと。

期待はしてなかったが、お気に入りの店ということもあり、数週間後にもう一度訪問した。しかし、何の改善もなされていなかった。ある意味、期待通りだった。残念無念。

-----

寝るだけなら安いホテルに泊まる。空腹を充たすだけなら安い店で済ます。顧客が期待しているのは不の解消だけじゃない。サービス、空間、居心地、時間、体験、すべてに対価を払っている。

私がビジネスをする上で、常に心がけていることがある。私の中で、「プラス1%の法則」と名付けているのだが、どんな仕事であれ、依頼主からの「期待を超える」ということを守るようにしている。お客様の期待値のプラス1%のことをやると「ありがとう」と言われる。お客様の期待値のマイナス1%で済ませると信頼を失う。でも、プラスマイナス1%の努力の差は、能力の問題ではなく、単なる気持ちの問題。気の緩みが全てを失う。

信頼を失うのは一瞬。そして、信頼回復は信頼維持より10倍苦労する。だから、普段から信頼を得るためにプラス1%をやり続けことが、誰にとっても happy なことであり、これが「商売の原点」だと思っている。

コロナで休業したり、来客数が激減したりして、何かと苦労され、自分のことで精一杯なのは理解しているが、こういう時こそ「商売の原点」に返って欲しい。

「あなたという存在の何が、周りの人達を幸せにしているのか?」

「あなたという存在の何が、周りの人達を幸せにしているのか?」という問いに即答できるだろうか?

これは、リッツ・カールトンのリーダーシップ研修において、受講者への宿題として出題される問いらしい。

最近経営学の世界では「パーパス(Purpuse、存在意義)」というキーワードがブームになっている。資本主義が終焉を迎えたといわれている今、社会課題を解決するという企業の「パーパス」に共感した「人」を中心とした経営モデルへの変革が必要であり、それがグローバルの新潮流となっている(らしい)。

同じように、アフターコロナ、ニューノーマルといわれる今、個人の「パーパス(存在意義)」は何なのか? それは周りの人を幸せにしているのか? といったことも自分に問うてみてもいいんじゃないだろうか。

-----

先日、元リッツ・カールトン日本支社長の高野登さんの講演を聴く機会があった。これまで高野登さんの講演は何度か聴いたことがあるが、どれも強烈な印象が残っている。特に、独立した直後(もう15年くらい前)に聴いた講演で、リッツ・カールトンが大切にしているのは1人1人のお客様との「情緒的なつながり」だという話を聴いたのだが、この一言は心に突き刺さった。これが「商売の原点」だと思ったし、私のその後の商売においても大切にしていることのひとつでもある。

先日の講演では、高野登さんは「多くのサービスで抜け落ちてものがひとつある」とおっしゃっていた。それは何か。「後味」だという。例えば、お気に入りのレストランを予約すると、その当日までワクワクすると思う。これが「先味」である。大切な人とレストランで食事をする。美味しい料理を頂き、幸福感が上がる。これが「中味」である。レストランを後にしても、その時間・空間・サービス・幸福感の余韻が残る。これが「後味」である。高野登さんは、多くのサービス業が、この「後味」の提供を忘れているという。顧客を一回切りの「フロー」のもので終わらせるのか、顧客にファンにして、リピートしてもらい、「ストック」にするかは、この「後味」の良さを提供できるかどうかだという。例えば、顧客リストを作り、その人達に定期的に連絡を取っているのか。その人達の何人がリピートし、何人が知り合いを連れてきてくれるのか。そういったデータを取っているのか。

ビジネスの環境も、顧客の嗜好も常に変わり続ける中で、常に自分自身が変わり続け、イノベーションを起こし、新しい需要を創り出すことが、ビジネスで成功する「条件」だともおっしゃっていた。では、どのように新しい需要を創り出すのか? これに対する用意された答えはない。考えるしかない。本当の顧客は誰なのか? パーパスは何なのか?

この講演の最後に紹介されたのが、冒頭の「あなたという存在の何が、周りの人達を幸せにしているのか?」という問いである。

これも用意された答えはない。「永遠に答えはない」ともおっしゃっていた。問い続けることが大切だということだろう。思考の質が高まると、使う言葉の質が変わり、行動が変わり、世界を変えるのだと思う。

隣の芝は青くみえるだけ

くたばれ正論


先月に続き、古巣、大原簿記専門学校(大阪校)の公認会計士試験受験生とと食事をする場を設けて頂いた。

数年前から年に1度、受験生と食事会を開催していたが、今年はコロナの影響もあって、少人数での複数開催となった。少人数の方がじっくり対話ができるので、私としては嬉しい。

何度か受験生と食事をして思うのは、(私に会いに来るくらいだから当然かもしれないが)皆が志が高いということ。合格する前から高い志を持ち、公認会計士になってからのキャリアプランを考えている人も多い。素晴らしいことだと思う。

他方で、監査法人の内定前から、どこの法人に行って、どこの部署に行って、どこの上場企業の監査を担当したい・・・といったことを具体的に決めすぎている受験生が多いことは多少気になっている。期待しすぎだと思う。部署や担当クライアントが思い通りにアサインされることはない。思い通りにならないことが9割。でも、思い通りでなくても学べることは山ほどある。どこの部署に配属されようが、どこのクライアントにアサインされようが、どのパートナー・マネージャーの元で働くことになろうが、与えられた仕事コツコツとやるべきだし、そういうマインドを持って仕事に望むべきだと思う。どんな仕事でも結果を出すことがプロフェッショナルなので。

あと、受験生に限らず、若い人と話をしていて感じることは、生き急ぎすぎだと思う。人生は一度きりなので、いまここを全力疾走するという生き方は私も共感する。しかし、20代で公認会計士試験に合格すると、そこから40年、50年と公認会計士として生きていくことになると思うので、長期的なスパンでのキャリア形成も考えるべきだと思う。5年、10年と継続することができないものを「専門」といえるだろうか。それをさらに15年、20年と継続すれば「無敵」になるかもしれないのに、生き急ぎ、隣に芝を見ながら、キャリアを(縦ではなく)横に展開している人が多い。ホントは何がしたいのかを自分に問うべきだと思う。

もちろん、自分の感受性に従い、自分の本能が面白いと感じるところへ動いてく柔軟性は必要だと思う。ただ、自分のバリューを高めるには、生き急ぐべきではないし、隣の芝を見るべきではない。他人との比較で人生を決めずに、過去の自分との比較でキャリアを上に積み上げていくべきだと私は思う。


YouTubeで、公認会計士受験生向けに「公認会計士の仕事」というコンテンツを通して、公認会計士の魅力も発信しています。


(画像は、今朝の読売新聞に掲載されたRed Bullの全面広告。本文とは関係ない。)

新種で珍種のビジネスマナー

今日(2020/1/9)の読売新聞朝刊に掲載されていた「コロナ禍で問われるビジネスマナー」という記事に、週末の朝から吐き気がした。

オンライン会議の画面上に「上座」「下座」があるという。若手社員が事前にログインし、会議終了後は最後に退席するのが「ビジネスマナー」だと。

オンライン会議


電子印鑑には、印鑑の角度を1度単位で回転させる機能があり、部下は上司に「おじき」させるように押印することが「ビジネスマナー」だと。

おじぎ印


「おじき」は、シヤチハタがユーザー企業からの要望により付けた機能だという。

オンライン上でもこんな「ビジネスマナー」がまかり通っている会社は相当ヤバイに違いない。他にも、オンライン会議では常にカメラ目線、在宅勤務でもスーツ着用ってのが「ビジネスマナー」らしい。キモい。

こんな事を強いる上司がいたら、怒った方が良いと思うし、五反田辺りのベンチャー企業を見学させた方が良いだろうと思う。



(画像は読売新聞オンラインより)

魅力ある経理部づくり

税研BRIDGE

@都内某所

今日も収録。
こういう光景に慣れてきた。

税務研究会主催の最大のオンラインセミナーイベント『ZEIKEN BRIDGE』(2020/12/10〜12/11)におけるトークセッションの収録が行われた。『魅力ある経理部づくり!!』と題して、経理の本分を語らせて頂いた。同世代のキャリアの異なる公認会計士3名でのトークセッションは、結構盛り上がって楽しかった。『ZEIKEN BRIDGE』では(編集して)60分の配信となるようだが、2時間以上喋ったんじゃないだろうか。もっと喋りたかったが、最後は巻き気味で終えた。我ながら面白いセッションになったんじゃないかと思う。経理部の方は是非見て欲しい。『ZEIKEN BRIDGE』の申込みはこちら(参加無料)。

-----

私の決算早期化セミナーにおいて、ちょっとした余談の際に、ある方の話をする。

某上場企業経理課長だったSさん。

数年前、私の決算早期化セミナーにおいて、最前列で熱心に聴講されていた。Sさんは、休憩時間に私のところに来て、「今日は武田先生に御礼を言いに来ました」と名刺を差し出された。名刺を見て驚いた。日本全国の上場企業の中で、トップ10に入るくらいに決算発表が早い会社の方だったから。

「武田先生のセミナーは過去にも出たことがあります。決算早期化の本も全て熟読しました。上司も部下も読みました。弊社が決算早期化を達成できたのは、武田先生のお陰です。今日はそれを言いたくてセミナーにやってきました。」と、そんなことをSさんは言ってくれた。

冥利に尽きる。

セミナー終了後、私はすぐにSさんに連絡を入れた。驚異的な決算早期化を実現した御社の取り組みについて、詳しく話を聞かせて欲しいと。Sさんは快諾してくれた。

数日後、私はその会社へ訪問した。Sさんの上司であるA経理部長をはじめ、経理部員の皆様が私を迎え入れてくれた。そして、秘密保持契約も結んでいないのに、多くのことを教えてくれた。話は尽きず、そのまま会社近くの居酒屋へ流れた。その際、A部長、S課長だけでなく、全経理部員が来てくれ、話を聞かせてくれた。決算早期化の技術論だけでなく、「真の経理部」はどうあるべきかという思考・思想まで教えて頂いた。この日の出来事は、私の仕事観にも大きな影響を与えているし、私の書いた『「経理」の本分』にも反映されている。

『「経理」の本分』の出版が決まった際、当然に、A部長とS課長に書籍を郵送した。すると、その翌日には読書感想文がメールで送られてきた。特に、A部長はエクセルファイルにぎっしりとコメントを書いて送ってきてくれた。良い点だけでなく、直すべき点、補足すべき点、違和感がある点、A部長の意見なども細かく書いてくれていた。多忙な経理部長が、私の本を1日で読破し、これだけのコメントをまとめてくれたということは、当たり前の事とは思わない。この出来事もまた、私の仕事観に大きな影響を与えている。

今日、そのA部長、S課長と久しぶりに再開し、飲みに行った。本当は読書感想文を頂いた際に会食をセッティングしていたのだが、コロナで流れ、私も上京する機会が減り、再会が今に至った。

A部長は定年退職された。S課長は、私が『「経理」の本分』において「経理部員はフロント業務も知っておくべき」と書いたことを実戦するかのように営業部門へ異動された。しかし、皆、経理が好きなのだ。経理の話をはじめ、話が盛り上がり過ぎて、今日も少々飲みすぎてしまった。今日も貴重な話を聞かせて頂いた。


-----

店を出たのは23時を過ぎていた。5時間近くも飲んでいたらしい。

宿泊先のホテルに向かって歩きながら、A部長からのアドバイスを思い出す。

A部長は、「50歳でリタイアなんてすんじゃねーぞ!」、「リタイアする前に武田雄治の後継者を何人も作っておけ!」、「金児昭先生のような本を残せ!」・・・とホンキでアドバイスをくれた。愛を感じた。こんなことを言ってくれる経理部長はいない。こういうアドバイスを頂けることも、当たり前の事とは思わない。感謝しかない。これまでやってきたことを、これまでとは違うカタチで後世に残していきたいと思う。



銀座

独立なんて安易にするもんじゃない

兵庫県立甲山森林公園


先日、古巣の大原簿記専門学校(大阪校)へ行って、公認会計士試験受験生と話をしていた際に、受験生から質問が多かったのが「独立」に関するものだった。「独立を決意したのはどういう時ですか?」、「独立はいつ頃すべきですか?」、「独立したら年収が増えるんですよね?」・・・と。受験生時代から「独立」を考えている人が多いことは意外だった。

この時に限らず、「独立」に関する質問は多い。私は一貫して「独立なんて安易にするもんじゃない」と言い続けているし、以前もそれを「やがて哀しき起業家たち」というタイトルで書いたことがある。

ここでも書いたとおり、独立をするということは、「価値」(Value)を提供するということである。その分野で日本一といえる「価値」を提供できるのであれば独立すべきだろうし、逆に、何の「価値」も提供できないのであれば独立しないほうがいい。独立したら儲かるなんて因果関係は全くない。独立ほど大変なことはないと思う。

今朝の読売新聞のコラム「編集手帳」が、志村けんさんの『志村流』(三笠書房)を引用していた。志村さんは、独立するかどうかを迷っている人に、3つの問いを立てている。
(1)何がしたのか、すぐ答えられるか
(2)これだけは自信がある、という特技はあるか
(3)他人から『ちょっと変わっているね』と、よく言われるか

(1)したいこと、(2)できること、(3)独自性、と言い換えることができるだろう。志村さんは、このうち1つでもNOがあれば独立しない方がいいと語っている。これは私も同意である。

私の場合、3つともYESになった時点で独立したが、それでも独立してから今に至るまでを振り返ると、辛いことが8割だ。クライアントから「ありがとう」といわれることは最高に幸せなことであったが、その裏でどれほどの不条理と理不尽に泣かされてきたことか。3つのうち1つでもNOであれば、とっくに心が折れ、潰されていただろう。

まずは自分の「価値」を高めること。日本一といえる「価値」を生み出すこと。自分の「価値」を高めたら、クライアントの期待を超える結果を出し、感動を与え、ありがとうを集め、信頼を高め、社会に足跡を残すために、どうすべきなのか自分に問えばいい。「ホントはどうしたいのか?」と。その「手段」のひとつが独立であり、それを「目的」にすべきではない。ビジネスは「だいじょうぶだぁ〜」でスタートすべきではないと私は思う。


(※ 写真は自宅近所の公園。本文とは何ら関係ない。)

プラス1%の法則

marunouchi


数ヶ月前から都内の某上場企業経理部のあるプロジェクトを任されていたが、コロナの影響で上京できず、キックオフ以降ずっとリモートでの対応を続けていた。リモートでも成果を出せる自信はあったのでコツコツとやるべきことをやり続け、自分でも納得いく作品が出来上がった。

今日、久しぶりにクライアント先に訪問し、中間報告を行った。同席して頂いた担当役員から、「ここまでご尽力頂き、ありがとうございます」と感謝のコトバを頂いた。

私がビジネスをする上で、常に心がけていることがある。私の中で、「プラス1%の法則」と名付けているのだが、どんな仕事であれ、依頼主からの「期待を超える」ということを守るようにしている。お客様の期待値のプラス1%のことをやると「ありがとう」と言われる。お客様の期待値のマイナス1%で済ませると信頼を失う。でも、プラスマイナス1%の努力の差は、能力の問題ではなく、単なる気持ちの問題。気の緩みが全てを失う。

信頼を失うのは一瞬。そして、信頼回復は信頼維持より10倍苦労する。だから、普段から信頼を得るためにプラス1%をやり続けことが、誰にとっても happy なことであり、これが「商売の原点」だと思っている。


(※ 写真は東京駅。)


-----

まもなく開催! 第4回 YouTube Live !

6月14日(日)12:00〜12:45頃(@黒字社長塾チャンネルにて)

初の日曜開催!

今回のテーマは『武田雄治の出口戦略(EXIT戦略)』

第3回Liveで視聴者の会計士さんからリクエストのあった「出口戦略(EXIT戦略)」についてお伝えします。資産形成も人生設計も「出口戦略(EXIT戦略)」がメチャクチャ大事なのに、ほとんどの日本人がEXITを考えていないと思います。理詰めで成功・幸福を掴みたい人は是非ご覧下さい。

このテーマに関する質問、要望などがあれば、コメント欄か武田公認会計士事務所HP掲載の問い合わせ用メールアドレス宛にご連絡下さい。

黒字社長塾チャンネルに「チャンネル登録」をし、「通知」の設定して頂くと、Liveのリマインドが届くようです。


youtube live_Exit





武田雄治のYouTube
youtube_黒字社長塾
経理アウトソーシング
経理アウトソーシング
「経理」の本分とは?
経理の本分_カバー帯
プロフィール
公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表

side_banner01-テキスト無


■武田雄治本人によるコンサルティング、セミナー、執筆、取材等のご依頼は、武田公認会計士事務所のホームページよりお願いします。
■業者様からの営業はお断りしております
■ブログのコメント欄に、コンサルティング等のご依頼や、個別案件についてのご質問・お問い合わせ等を書かれても、回答出来ませんのでご了承ください。

もう一つのブログ
武田雄治 CFOのための最新情報ブログ
コンサルティングのご紹介
「経理を変えれば会社は変わる!」の信念のもと、「真の経理部」を作るお手伝いしています。

すべてのコンサルティングを武田本人が行います。

決算早期化・効率化・標準化・仕組化、業務改善、経営管理向上、IFRS導入など、経理に関することは何でもご相談下さい。


●決算資料を見直すだけで決算早期化を実現させます!

●連結決算の「エクセル化」を支援します!



お問い合わせは、武田公認会計士事務所のホームページよりお願いします。

記事検索
Archives
『真の経理部』を作るためのノウハウ公開!
決算早期化の実務マニュアル第2版


決算早期化の原理原則!
決算早期化が実現する7つの原則


IFRSプロジェクトの進め方
IFRS実務

公認会計士の仕事
公認会計士の仕事














QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ