公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

社会問題のはなし

出生数と人口の激減に思う

日経新聞(2021/5/26)によると、「2021年の出生数が過去最少を更新し、通年で戦後初めて80万人を割り込む可能性が出てきた」とのこと。

2020年度は853,214人(前年度比4.7%減)だったので、年間出生数が5万人以上減少したことになる。婚姻数も前年度比で16.1%も減ったようなので、「コロナ禍で出産控えや婚姻先送りが相次いだ」(日経)ことが原因のよう。実際に、緊急事態宣言地域の都道府県では前年比10%前後の出生数の減少になっている。

なお、年間死亡者は1,384,544人(2020年)であり、出生数を50万人以上も上回っている。新型コロナによる死者数は12,351人(2021/5/24時点)なので、全死亡者の1%未満ということになる。しかも、この中には、死亡時にコロナ陽性だったが、元々他の病気や基礎疾患を抱えていた人も多いのではないだろうか。どうやって死因を特定しているのかという詳しいことは知らないが、新型コロナによる出生者の減少数が、コロナ死者数を上回ってることは間違いないだろう。死者を減らすことに医療従事者等が必死になっていると思うが、出生数も増やさないとこの国はどうなるのか…。


出生者数_推移
([出所]日経電子版より)


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国立社会保障・人口問題研究所というところが、日本の将来人口の推計を公表しているが、この公表データをグラフにしたのが下図。


▼日本の将来推計人口
日本の将来推計人口


新型コロナ前に発表されたデータであるが、2011年に1億2775万人だった日本の人口は、2053年に1億人を割り、2100年には5000万人を割る。65歳以上の高齢者(老年人口)の割合はどんどん増え、働き手である「生産年齢人口」(15〜64歳)や子ども(0〜14歳、年少人口)の割合はどんどん減っていく。

人口が減少するとどういうことが起こるのかというのは河合雅司さんの『未来の年表』シリーズに詳しい(初版は2017年)。

例えば、こういう事態が待ち受けている。
 2026年:高齢者の5人に1人が認知症患者に(約730万人)
 2027年:献血必要量が不足(手術・治療への影響が懸念)
 2030年:東京郊外にもゴーストタウン
 2033年:3戸に1戸が空き家
 2039年:死亡者数がピーク、火葬場不足が深刻化
 2040年:自治体の半数近くが消滅の危機
 2045年:東京都民の3人に1人が高齢者
 2050年:現在の居住地域の約20%が誰も住まない土地になる。
(河合雅司著『未来の年表』P22〜23『人口減少カレンダー』参照)


あっという間にこういう時代が来るが、国家が何かしてくれるのか。してくれる訳がない。

私が何度も読んだ 橘玲著『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』において、「国家は神聖なものでも、崇拝や愛情の対象でもなく、人生を最適設計するための道具だ」(P417)と書かれている。だから、「経済的に成功するためには、経済合理的でなくてはならない」

人口が激減し、超絶な高齢者社会を迎えることは、もう分かっていたことだし、財政が破綻するかもしれないことも、年金が破綻するかもしれないことも、もう分かりきっていたこと。分かり切ってるのに見て見ぬふりをするから「貧乏父さん」になる。3年前、金融庁の「老後2000万円問題」の報告書が炎上したが、あそこに書かれていたのは公的年金だけじゃ賄えないんだから、キチンと資産設計・人生設計をしておけよ、という当たり前の内容だった。お節介な報告書だなぁ〜とは思ったが、特に炎上をするような内容ではなかったと思う。しかし、野党やメディアが過剰に騒いだため、炎上した。その後、65歳で2000万円の貯蓄がない人が約8割、100万円未満が約3割という現実が報じされ、それが火に油を注ぐ結果となり、国会沙汰となり報告書は取り下げられたと記憶している(違ってるかもしれんけど、そこはどーでもいいのでスルーしてください)。この時も、多くの国民は見て見ぬふりをしていたと思う。

経済合理的に資産を設計しなければならないと書かれた本は、もう20年以上前からamazonのベストセラーランギングに入り続けているが、経済合理的に資産設計をしている人は少ない。本は買えども、不愉快な事実は見て見ぬふりをするのだろう。

経済合理的に資産を設計をしている人はコロナ禍で資産を増やしている。上場企業の純利益は前年比28%増の見込みである(2022年3月期予測、日経(2021/5/26)より)。現実を直視するか、現実から目を反らすかで、結果は180度変わる。

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話を戻すと、この国の出生数と人口の減少がどういう影響を与えるのか。パンデミックとは違い、終息はなく、減少し続ける。私にとって、この問題はウイルスよりも怖い。経済合理的に、理詰めで自分の資産を築き、自分で守らなければ、いつか自分も破綻するという危機感だけは20年前からある。で、20年かけて資産を築き、利回りで生活できるようになってもこの危機感だけは消えない。備えるか、死ぬか。日本でむしり取られるか、物価と税率の安い国に移るか。



最後に、平野啓一郎氏の少し前のtwitterより。

平野啓一郎



そういうえば、平野啓一郎さんの新刊書が出たな。早く読みたい。

本心
平野啓一郎
コルク
2021-05-26

拍手獺祭

獺祭


日本酒「獺祭」のメーカー、旭酒造の意見広告(2021/5/24 日経朝刊より)。

よく言ってくれた。

飲食店にあらゆる感染症対策を強いた上で、中学校の持ち物検査の如く不条理な全体主義思想を強制するかのような夜回りを行い、さらに、営業時間制限と酒類提供禁止という科学的根拠が不明な処刑宣告を突き付けることについては、多くの飲食店オーナー同様に怒りしかない。なぜ飲食店なのか。なぜ全ての飲食店なのか。

獺祭


私は前からチェックしていたのだが、兵庫県が新型コロナウイルス感染者の感染経路のデータを公表している。マスコミの流す2次情報は全くアテにならないし、恐怖を煽られた世間のクチコミ(3次情報)もアテにならない。1次情報をggrks! ということで、こちらがそのデータ。
兵庫県_コロナウイルス_感染経路2
出所

新型コロナウイルス感染者の感染経路は、24%が家庭、9%が職場・施設・学校等であり、飲食店からの感染は1%に過ぎない

兵庫県_コロナウイルス_感染経路
出所
感染経路が「調査中・不明」のものを除いたデータにおいても、飲食店からの感染は2.9%に過ぎない。上の獺祭の広告は、このデータを引用してる。


獺祭

「このままでは、飲食店がコロナ禍の最大の犠牲者に」なりかねない。そこで働く従業員・アルバイトも、仕入先・卸業者も犠牲者だろう。店には協力金が入るが、この原資は誰のカネなのか。飲食店営業施設数は東京都・大阪府だけで24万以上ある(出所)。1日6万円を、月30日、それを数カ月間、対象となる全ての飲食店に振り込むとなると、その額はいくらになるのか。掛け算すると頭がクラクラするわ。


獺祭

細胞がサッカーボールなら、ウイルスはゴマ粒くらいの小さい粒子らしい。網目の粗いマスクをしたとて、アクリル板を立てたとて、店を20時に閉めたとて、酒類の提供を禁止したとて、それほど大きな効果があるとは思えない。なぜなら、極小の粒子はそこらに飛び回っているのだから。


獺祭


日々メディアに登場する権力者達は、いったい何を守ろうとしているのか。守るべきは、国民が健康で文化的な最低限度の生活ができるように支援や補償をすることではないのか。未だに1月の協力金すら振り込まれていない飲食店があるという。五輪開催には懸命なのに、国民への補償はなぜ後手後手なのか。

いま、彼らがやっていることは、罰則を伴う事実上の命令であり、強行であり、脅しであり、いじめであり、自由や権利の不当な侵害ではないのか? 彼らの無策が招いた医療逼迫のツケを、真面目に経営していた人々が負わされるのは仕方ないことなのか?

旭酒造は、この意見広告の出稿に数千万円をかけたと思うが、この想いも虚しく、緊急事態宣言が再び延長されようとしている。いつまで茶番を繰り返すつもりなのだろうか。

いきすぎた忍耐は、美徳でもなんでもない。理不尽にはきちんと怒り、不条理には声をあげるべきだ。


ウイルスは生命の環の一部であり、自然の一員です。共存するしかありません。ウイルスに打ち勝ったり、撲滅したりすることはできないのです。それは無益な闘いです
(福岡伸一著『迷走生活の方法』P69より)


私たちは騙されている

西表島_世界自然遺産
(日経電子版より)

西表島から帰ってきた翌日、西表島などの島が世界自然遺産に登録勧告されるという記事。登録されれば、知床、白神山地、屋久島、小笠原諸島に続き、5ヶ所目となる。国内も色んな所を旅したけど、自然遺産も文化遺産も重要伝統的建造物群保存地区も、大半を行ったことがない。今のうちに行けるだけ行きたい。

なお、まだ石垣島に残っている秘書ちゃんによると、現地の新聞では一面トップ記事らしい。

西表島_世界自然遺産


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同じく、今日の日経。
再び宝島社の全面広告が掲載されていた。

宝島社_広告
(宝島社HPより)

ワクチンもない。クスリもない。
タケヤリで戦えというのか。
このままじゃ、政治に殺される。


私たちは騙されている
この一年は、いったい何だったのか。
いつまで自粛をすればいいのか
我慢大会は、もう終わりにして欲しい。
ごちゃごちゃ言い訳するな。
無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。
今こそ、怒りの声をあげるべきだ

年明けの強烈な広告に続き、今年2度目の宝島社の見開き広告。事実か解釈かも分からない情報を垂れ流して危機感を煽る大半のマスメディアの中で、こういった意見を発する宝島社は素晴らしいと思う。宝島社は、この広告の意図をこのように説明している。「今の日本の状況は、太平洋戦争末期、幼い女子まで竹槍訓練を強いられた、非科学的な戦術に重なり合うと感じる人も多いのではないでしょうか。」と(同社HPより)。政治家の非科学的な戦術に疑問を持たない日本人。我慢することを美徳と錯覚する日本人。人と違う言動をする人を叩きのめす日本人。ルールだから仕方ないのか? 政治家は絶対君主なのか? 俺たちは奴隷なのか? コロナ感染者がいない西表島に行く私に不要不急の外出をやめろと罵るのであれば、その前に通勤ラッシュの電車に乗るのをやめたらどうなのか。頭を使え。


ちなみに、宝島社の広告の写真は、山中恒著『子どもたちの太平洋戦争』(岩波新書、P62)において、「薙刀(なぎなた)の訓練(1941年)」として紹介されているもの。当時の子どもたちはこんな訓練を強いられていた。いまの我々と重なり合うという訳だ。

子どもたちの太平洋戦争
(岩波新書編集部Twitterより)

言葉狩り

以下3点の画像はネットから拝借した。

1

2

3

先日、某有名男優がTV番組で妻のことを「嫁」と言ったことが炎上していた。また、某メーカーがTwitterで「嫁」という言葉を投稿したら「配偶者を見下している」と批判されていた。さだまさしの名曲「関白宣言」の歌詞(お前を嫁にもらうまえに言っておきたいことがある〜云々)に対して暴言を吐いているツイートもあった。

TVやネットを見ないことだね。

相手を「嫁」という夫と、相手を「犬」と思う嫁、どちらがひどいのか。
まぁ、どーでもええワン。


夫は犬だと思えばいい。
高濱 正伸
集英社
2012-09-26


日本製鉄 呉製鉄所の閉鎖に思う

本日の日経新聞「春秋」より。

呉

以前、広島に出張に行った際に、呉に寄ったことがある。このコラムに書かれている通り、私も市街地は素通りし、「大和ミュージアム」に直行した。入場者数が1400万人を超えるとはこのコラムを読むまで知らなかったが納得である。「広島平和記念資料館」や「ひめゆり平和祈念資料館」と並ぶ程に、展示物の数々にハマった。私の中の「日本3大資料館」の一つである。

ただ、広島から呉までの移動中のタクシーから見える景色は、ちょっと驚いた。まるで戦後の高度成長期の時代にタイムスリップしたかのような、映画のセットのような街並みだった。ところどころ、本当に昭和前半から残っているんじゃないかと思われる建造物が並んでいる場所がある。とはいっても、倉敷美観地区のような街並みでもない。イノベーションを忘れてしまった古びた街という印象が拭えなかった。それはこの街のショッピングセンターに立ち寄った時にも感じた。

この「大和ミュージアム」の近くに、巨大製鉄所がある。地域の雇用を支えてきたに違いないが、これが来年閉鎖するというんだから、雇用面の影響力は大和級だろう。3300人の雇用の受け皿があるのだろうか。

なんとなく、令和の象徴となるニュースな気がしてならない。

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たまたまだが、今読んでる本に「大和ミュージアム」の写真が載っていた。こんな感じで、戦闘機も戦艦大和も展示されている。ここは面白いので是非一度。

大和ミュージアム

([出処]久保田 貢著「知っていますか?日本の戦争」(新日本出版社)より抜粋)






バカがまた壁を作っている。

新しい年を迎えて1週間。

昨年の1月7日に続き、今年も1月7日に宝島社が強烈な見開き広告(意見広告)を掲載していた。

上が日経新聞。下が朝日新聞。
(画像は宝島社HPより拝借した)


宝島社1

次のジョブズも
次のケネディも
次のアインシュタインも
きっと、女。


未来は、女の側にある。本当のところ、世界は停滞も閉塞もしていない。しているのは、エライおじさんたち。変化を嫌い、新参を排除し、現状維持に奔走した結果、彼らは毎週のように謝罪会見を開いている。そこからはもう、何も生まれない。世界を変える新たな何かは、既得権から解放され、遠慮や忖度や前例を知らない女たちから生まれるだろう。好奇心も自由も、女の得意技。彼女たちにこそ、未来は微笑む。


宝島社2

ハンマーを持て。
バカがまた
壁を作っている。


こんどの壁は、見えない壁だ。
あれから30年。ベルリンで壁を壊した人類は、
なんのことはない。せっせと新しい壁をつくっている。
貧富の壁、性差の壁、世代の壁…。
見えない分だけ、やっかいな壁だち。
そろそろもう一度、ハンマーを手にする時ではないか。
私たちはまた、時代に試されている。



昨年の企業広告のテーマは「嘘」だった。昨年は世界中で嘘・フェイクが蔓延していた。

今年の広告のテーマは「女性」

「女性活躍推進法」が施行されて、はや5年らしいが、日本の女性進出率は低い。女性公認会計士の比率は15.0%。上場企業の女性役員比率は3.8%。WEFの世界「男女平等ランキング2018」では、日本は110位でG7ダントツの最下位

『世界は停滞も閉塞もしていない。しているのは、エライおじさんたち。変化を嫌い、新参を排除し、現状維持に奔走…』

これが、日本のアチコチで見られる光景。そして、私が一番視界に入れたくない光景。

先日も書いたが、「老兵」が社会・組織の上層部に居座っている状況が長期間続いていることが、日本から新しいプレイヤーが生まれない原因であると思っている。

こういうおかしな光景に慣れてしまってはいけないと思う。今回の宝島社の広告も、昨年同様に「立ち向かえ!」という強いメッセージを感じる。ベルリンで壁を壊した人たちのように。

とはいっても、現実的なところ、自分がこの国で新しいプレイヤーになろうとは全く思わない。私は、既得権益やエライおじさんたちに立ち向かうよりも、その環境を変えることを選択する。次のジョブズも、次のケネディも、次のアインシュタインも、きっと日本からは生まれないと思うから。

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広告といえば、元日の新聞に掲載された、そごう・西武の全面広告。
(画像はネットから拝借した)

sogo_seibu


大逆転は、起こりうる。

わたしは、その言葉を信じない。

どうせ奇跡なんて起こらない。

それでも人々は無責任に言うだろう。

小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。

誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。

今こそ自分を貫くときだ。

しかし、そんな考え方は馬鹿げている。

勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。

わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。

土俵際、もはや絶体絶命。


一行ずつ逆さに読むと、全く逆の意味になる。おもしろい。

「生き方すべてにおいて、周囲からのさまざまな制約にとらわれてしまうのではなく、あなたらしくいてくださいというメッセージ」とのこと(そごう・西武の広報担当者談、出処

人生も解釈次第で全く逆の意味になるかもしれない。1つの事実に対して、解釈は無限。ハンマーを持ってベルリンの壁を壊すような人生でなくても、(上の広告にもあるように)「自分を貫く」をことが大事だと思う。自分らしく。



自分がされて嫌なことは人にするな

この世に生を授かったのも、日本人として生まれたのも、きっと何か意味があるんだろう。人生に目的はないとしても。歴史をさほど勉強してこなかった私も8月になると歴史モノの本を読み返すし、色々と考えさせられる。

長い人類の歴史を振り返ると、常に国家間・民族間・宗教間で武器や武力を使って領土・権力の奪い合いをしてきた訳だし、常に異人種や異性に対して(性)暴力により他者を支配し、欲望を充たしてきた訳で、人類の歴史そのものが戦争や暴力の歴史なんじゃないかと感じる。20世紀になって科学が発達し、化学兵器や核兵器が出てきて大量殺戮が可能となったが、戦争や暴力自体はサピエンスの時代から行われていたことではないんだろうか。自分の縄張りを犯す者は攻撃の対象であり、それはイエ・ムラ・夫婦といった単位でも同じことだ。

だから、道徳的に戦争や暴力は良くないと分かっていても、進化論的にみれば地球上からなくなることはないと思う。

「わたしはわたし」(=他人は他人)というエゴイズム的な生き方は大いに結構だと思う。私もエゴイストだから。でも、何の罪もない一般人を巻き込む戦争や暴力はすべきではない。科学技術の発達に伴って人間の倫理観も発達しなければ、過去の「過ち」を繰り返すことになる。「戦争を知らない子供達」の世代の我々は、戦争を体験したおじいちゃん、おばあちゃんから原体験を聞くことも大切かもしれないが、それ以上に大切なことを自分のお母さんから何度も何度も教え込まれているんじゃないだろか。

それは、「自分がされて嫌なことは人にするな」というシンプルな教え。

争いはきっとなくならない。けど、不条理なことや理不尽なことはなくなって欲しい。

自分がされて嫌なことを、しないで欲しい。

終戦記念日に、そんなことを考えた。

万人が幸せでありますように。



本日の仕入れ物。

暴力と不平等の人類史: 戦争・革命・崩壊・疫病
ウォルター シャイデル
東洋経済新報社
2019-06-07



がん患者が言われて傷つく言葉

苦しんでいる人、頑張っている人に、どのように声をかけるべきなのかは難しい。かけた言葉が相手を傷つけるかもしれない。軽い言葉と受け止められてお互いが気を悪くするかもしれない。かといって何も声をかけないのもどうかと思う。無力という言葉で片付けたくもない。言葉はチカラになるが、棘にも武器にもなる。

今日の日経新聞朝刊の「春秋」は多くの人に読んで欲しいと思ったので共有しておきます。

春秋

おはようございます。新聞です。

愛媛新聞


これは、すごい文章。
被災者の方に勇気を与える素晴らしい内容に感動です。

と同時に、「なんでこんな文章が書けんだ!」という感動も。

本日の愛媛新聞のコラムのようです。画像はネットより拝借。




昨年2月の読売新聞「編集手帳」(↓)のような、
芸術的な作品だと思います。

読売新聞


  【世の中】

毎朝、シャワーを浴びた後に、コーヒーを飲みながら竹内政明さんのコラムを読むのが日課になっています。

新聞を開ける前からアメフトの話題で攻めてくるだろうと予想はしていましたが、いつも想定外の展開を見せてくる。「辞書にも名文がある」からの書き出しとは。


アメフト


「個々の人間が、だれしもそこから逃げることにできない宿命を負わされているこの世。そこには複雑な人間関係がもたらす矛盾(中略)が見られ、許容しうる面怒り・失望をいだかせる面が混在する。」

【世の中】って、ホント、こういうものが混在した混沌としたものだと思います。世の中、不条理で不合理で不公平で不平等で不安定なものだと思います。これまでアメフトに人生を捧げていたはずの若者から情熱を奪い、人生を変えてしまう。これも【世の中】であり、人生なのでしょうか。奪われた人生の先に、新たな輝かしき人生が待っているに違いない、と思うしかありません。

サルトルの言葉を思い出します。
世の中は不条理だ。
人間は本質をもって生まれてきたのではなく、
自分がいなかる存在かは、偶然性でしかない。
各人が「選択」するしかない。
つまり、「自由」なのだ。「無」なのだ。


【オススメ本】
池上彰・竹内政明著 『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』 (朝日新書)
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公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表

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