公認会計士武田雄治のブログ

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Pay it forward

ペイ・フォワード(字幕版)
ヘレン・ハント
2013-11-26



3連休も特にアポイントはなかったため、Prime Video Days。

ホロコースト関連の映画を観過ぎたので、ちょっと違うジャンルの映画を観ようと、友人の薦めで『ペイ・フォワード』(Pay it forward)を観賞した。制作されたのはもう20年前らしい。随分前に観賞したことがあるが、内容も、John Bon Joviが出演していることも、すっかりと忘れていた。この映画でいうところの『ペイ・フォワード』とは、自分が受けた善意や思いやりを、その相手に返すのではなく、別の3人に渡すというもので、このバトンが次々と広まっていくという内容。最後は(今回も)泣けた。

この1ヶ月で、去年の1年分以上の映画を観賞している。ま、いっか。

『夜と霧』

夜と霧 (字幕版)
ミシェル・ブーケ



この映画だけは最後の最後にしようと思っていたが、ナチス、ホロコースト関連の映画を幾つか観ているうちに、ドキュメンタリー映画が観たくなった。。

この『夜と霧』は、たった32分の映画なのだが、これ以上の衝撃作はないかもしれない。18分くらいで「もういい!やめろ!!」と心の中で発狂したが、そこから先の映像はもっとエグかった。本で読むのと記録映像で観るのでは違い過ぎた。しばらく悪い夢にうなされそうだ。

これがアウシュヴィッツ強制収容所でなされていた悲劇の実態。ガス室に送り込んで絶滅させただけではなく、あらゆる残虐行為が行われていた。普通の人間が、上から命令されたからといって、ここまでのことができるものか。

書きながらも、絶望的な余韻が尾を引いてる。

『ハンナ・アーレント』



この週末も特にアポイントもないため、Prime Video Day。

先日『アイヒマン・ショー』を鑑賞したので、その関連で『ハンナ・アーレント』を鑑賞。この映画も、アイヒマン裁判の実際の映像が随所に使われている。

アイヒマン裁判を傍聴したアーレントは、アイヒマンは根源的な悪人や巨悪なサディストではなく、上からの命令に従っただけだと感じる。思考することを放棄した結果、モラルまで判断不能となったのだ。そして、そのことを『ザ・ニューヨーカー』という雑誌に寄稿すると、それがナチを擁護したと解釈され、大論争となり、世界中からバッシングを受けることになる。

映画の中では『悪の凡庸さ』というコトバを使っているが、アーレントが言いたかったのは、人間は思考することができなくなると、平凡な人間が残虐行為を起こすということだ。世界最大の悪も、ごく平凡な人間が行う悪なのだ。

(ちなみに、矢野久美子著『ハンナ・アーレント』(中公新書) を読むと、アーレントがどれほど「思考」をしたかが強烈に伝わってくる。)

映画の中での、アーレントの『思考とは、自分自身との静かな対話である』、『私が望むのは、考える事で人間が強くなることです』というセリフが印象に残る。

人間は思考することを放棄すると、人は誰でもアイヒマンになりうるのだ。

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話は反れるが、この時代は煙草を吸う人が多かったのだろう。この時代の映画を観ると必ず煙草を吸うシーンが登場する。それも半端ない回数で。煙草のニオイが苦手な私は、見ているだけで頭が痛くなりそう…。この映画のハーレント役の女優は、撮影中に何百本の煙草を吸ったのだろうか。どうでもいいことを考えてしまう。

『俺は、君のためにこそ死ににいく』




そして今日も、Prime Video Day。

今日はホロコースト関連から離れて、『俺は、君のためにこそ死ににいく』という特攻隊(特別攻撃隊)の映画を鑑賞した。先日、鴻上尚史著『不死身の特攻兵 ―軍神はなぜ上官に反抗したか』 (講談社現代新書)の書評を書いた後に、友達からこの映画を薦められた。

舞台は、鹿児島県の知覧(ちらん)という場所にある飛行場。20代くらいと思われる青年が特攻に任命される。生きて帰ってくると徹底して罵声を浴びせられる。軍の内外で、「お国のために…」という「空気」が出来上がる。そんな中で、特攻に行く者、残された者が運命を受け入れていく。ストーリーは、鴻上尚史さんの本の通りだった。

この映画も、所々に実際の特攻の映像が挟み込まれている。映画のストーリーよりも、その映像の印象が強すぎた。ホロコーストとはまた違う戦争の恐ろしさを感じた。

この映画を薦めてくれた友達が先日、知覧にある「知覧特攻平和会館」に行ってきたらしい。「2〜3日、目が腫れたほど号泣した」とのこと。一度行ってみたいと思うが、google mapを見ると、知覧はバンコクに行くよりも遠いかもしれん…。

『アイヒマン・ショー』




この週末も特にアポイントもないため、Prime Video Day。

今日もホロコースト関連で『アイヒマン・ショー』を観た。

「ユダヤ人問題の最終解決」(ユダヤ人抹殺計画、ホロコースト)を計画した男、アドルフ・アイヒマン(Adolf Otto Eichmann、1906-1962)に対する世紀の裁判(アイヒマン裁判、1961)を全世界にテレビ中継し、ホロコーストの真実を伝えた実在のテレビマンたちの姿を描いた作品。裁判は4ヶ月にわたり、その間、撮影された映像はすぐに編集され、世界37カ国で放映されたという。

この映画では、実際の裁判やアウシュヴィッツの映像も使われている。アウシュヴィッツの残酷・残虐な映像は「ぼかし」がないため鑑賞の際は覚悟した方が良い。かなりショッキングな映像が流れる。

裁判中、証人たちの証言に傍聴席の人々が驚愕し、カメラマンも涙する中、最後まで罪を認めようとせず、たじろぐこともなく、表情ひとつ変えず、微動だにしないアイヒマンの姿が印象に残る。

アイヒマン


アイヒマンは特別な怪物なのか、それとも「人は誰でもアイヒマンになりうる」のか。これは、アイヒマン裁判の翌年に行われた「ミルグラム実験」でも明らかになった。権威者からある一言を言われたら、人は誰でもアイヒマンになりうるのだ。その一言とは、「俺が責任を取るから」。

この映画のラストシーン、アイヒマン裁判の裁判官の実際の映像で締めくくられる。この裁判官の言葉が胸に突き刺さる

『自分は他者より優秀に創られたと一度でも考えた者は、アイヒマンと同じ地平にいます。そして一度でも鼻の形や肌の色や信仰する神の違いによって、他者に悪意を抱いた者は、理性の喪失が狂気への道と知るべきです。このような事から全てが始まったのです。』(字幕:松岡葉子)

なお、裁判から50年の節目を迎え、全記録映像がyoutube「EichmannTrialEN」にて公開されている。今でもこういう実録映像を見ることができるのは、この時のテレビマンたちの努力の甲斐あってのことである。撮影許可を取るまでのに様々な困難があったり、ナチスシンパから脅迫があったり…まさに命げけで映像を撮り続けた。我々が観ている映像の裏に、本作のようなドラマがあったのだ。


(※ 画像は裁判中のアイヒマン。映画ではなく実際の画像。ネットより拝借した)

『ライフ・イズ・ビューティフル』

ライフ・イズ・ビューティフル (字幕版)
ロベルト・ベニーニ
2016-12-01



コロナウイルスの影響で、多くのアポイントが延長・中止となった。
海外旅行も行きづらい。ジムも行きづらい。サウナも行きづらい。
自分の確定申告も終わった。
人生最大の「暇」をどうにか楽しんでやろう。

ということで、今日もPrime Video Day。

独ソ戦』の読後感に浸りながら、映画『シンドラーのリスト』『ウィンストン・チャーチル』『肯定と否定』とホロコースト関連の映画を鑑賞してきたが、同じくホロコースト関連の映画で、友人から薦められた『ライフ・イズ・ビューティフル』を鑑賞した。

最初の数十分は「なにが始まるんや!?」という感じだったが、後半から吸い込まれた。そして、最後のシーンは泣けた。

死と隣り合わせの収容所での絶望的な環境の中で、妻と子供のために必死で生きる父親の姿に、じわりじわりと本物の愛を感じる。人生は不条理だし、絶望することもある。そんな中でユーモアを失わず、大切な人をとことん大切にする生き様が周りの人をも幸せにする。それが命を捧げた贈り物になる。私はそういう父親になれそうにないが、こういう生き様は私の記憶として残るだろう。素晴らしい映画だった。

カンヌ国際映画祭審査員グランプリ受賞。米国アカデミー賞3部門受賞。

『肯定と否定』

否定と肯定 (字幕版)
レイチェル・ワイズ
2018-06-20



今日もPrime Video Day。

以前から観たいと思っていた『肯定と否定』を鑑賞。実際にあった世紀の裁判(※1)を映画化したもの。

ユダヤ人女性の歴史学者リップシュタットは、自身の著者において、イギリスの歴史家アーヴィングが主張する「ナチスによる大量虐殺は無かった」とする”ホロコースト否定論“を看過できず、「ホロコースト否定論者」と言及する。

アーヴィングは、リップシュタットと出版社(ペンギンブックス)を名誉毀損で提訴し、異例の法廷対決を行うことになる。

被告側(リップシュタット側)で大弁護団が組織されるが、リップシュタットと弁護団との間で裁判の戦略についてぶつかりあう。感情的になるリップシュタットと、緻密な戦術を練り上げる弁護団が、折り合いを見せながら、最後は相手を信じ、「チームワーク」で裁判に臨む。ホロコーストの話かと思ったが、素晴らしいヒューマンドラマだった。

所々に現れるアウシュヴィッツの映像は、やはりエグかったが。

いつかポーランドに行きたい。
映画ではなく、自分の目で、あの場所を見ておきたいと思う。

(※1)アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件



否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い (ハーパーBOOKS)
デボラ・E リップシュタット
ハーパーコリンズ・ ジャパン
2017-11-17

『ウィンストン・チャーチル ―ヒトラーから世界を救った男』




独ソ戦』の読後感に浸りながら、映画『シンドラーのリスト』をPrime Videoで鑑賞した後に、『ウィンストン・チャーチル』も鑑賞した。かねてから、知人より強く薦められていた映画。

ウィンストン・チャーチルの英国首相就任から27日間を描いたもの。

ナチス・ドイツからの侵略の脅威が迫っているという危機的状況の中で、国家のトップがいかなるリーダーシップを果たすのか。政界の多くを敵に回しても、いかに信念を貫き、決断し、行動するのか。

最後の数十分間は見入ってしまった。苦悩と葛藤の末の最後の4分間の演説のシーンは感動。実話(史実)に基づいて描かれたという内容にも感動するが、主演俳優(ゲイリー・オールドマン)の演技力は圧巻だった。

『シンドラーのリスト』

シンドラーのリスト(字幕版)
リーアム・ニーソン
2013-11-26


独ソ戦』の読後感に浸りながら、映画『シンドラーのリスト』をPrime Videoで鑑賞した。

過去にも2回、観たことがある。日本での公開が1994年なので、20年以上前に観たのだろう。その時は歴史的背景を分からずに、話題性だけで観ていた。今回、ある程度の歴史的背景を知り、『独ソ戦』も読み終えた後だったので、これまでとは違った角度で鑑賞することができた。

強制収容所(クラクフ・プワシュフ強制収容所やアウシュヴィッツ強制収容所)の出来事・シーンについては何度観ても衝撃であり、恐怖であり、絶望であり、絶句する。

その強制収容所に収容されていた1100人以上ものポーランド系ユダヤ人を、自身の工場で雇うという名目により虐殺から救ったのかオスカー・シンドラーである。今では、この1100人の子孫が6000人いるという。杉原千畝のような素晴らしき生き様である。

3時間を超える長い映画だが、これは一度観ておいた方が良いかもしれない(R18指定)。監督はスティーヴン・スピルバーグ。アカデミー賞では12部門にノミネート、7部門で受賞。

サヨナライツカ




バンコクに行く前に、友人から映画『サヨナライツカ』を薦められた。Prime Videoで観ることができる。書籍『サヨナライツカ』は文庫化された時(2002年)に読んだことがあるが、映画は観てなかった。

もう小説の内容を忘れていたが、舞台はバンコク。それも、私がバンコクで一番好きなホテル「マンダリンオリエンタルバンコク」が舞台(映画では「オリエンタルバンコク」)。映画の公開が2010年なので、10年前のマンダリンオリエンタルということになる。マンダリンオリエンタル自体はそれほど変わりないが、周辺の景色が全然違うことに驚いた。バンコクはこの10年でとてつもなく発展したことがこの映画からも分かる。

小説版は(確か)涙なしでは読めない恋愛小説だった記憶があるが、映画版は涙を流すようなシーンはなく、ただただ切ない物語だった。バンコク赴任中の「好青年」(西島秀俊)の前に、同僚の元カノである美女 沓子(中山美穂)が現れる。「好青年」には日本に婚約者がいるが、2人は愛に溺れていく。かなわぬ恋と分かっていながらも。「好青年」は、婚約者と仕事(=出世)への道を選択し、沓子と別れるという選択をする。

が、しかし、25年後・・・、予想もつかない展開になる。

こういう恋愛小説(恋愛映画)は賛否が分かれるんだろう。私は純粋に良い内容だと思った。このブログで何度も書いてるが、人生なんて所詮フィクションだ。都合の良いように編集されるフィクション。第1章が終われば、第2章が始まる。第3章が始まる。どんどん新しいストーリーが展開する。1冊目が終われば、続編が続く。番外編も待ち受けてる。特別編だってある。いつ終わるかも分からないけど、ストーリーはひたすらに続いていく。出会いがあれば別れもあるだろう。嬉しいこともあれば悲しいこともあろうだろう。何を選択して生きていくかは自分次第。ストーリーを自分で作っていけばいいのだ。主人公は自分。他人でも世間でもない。

この映画の2人は、思い通りにならないこともあったが、生涯忘れられない相手となった。そして、人生を楽しんだ。幸せな人生だった。だから見ている私もハッピーになった。批判する点なんてどこにもない。幸せでなければ意味がない。楽しまなければ人生じゃない。

映画の中での名ゼリフがこれ。

『人間は死ぬ時、愛されたことを思い出すヒトと、愛したことを思い出すヒトにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す』
(辻仁成著『サヨナライツカ 』(幻冬舎文庫)より)

私は、もちろん、愛したことを思い出す人間でありたい。

プロフィール
公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表

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