公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

起業のはなし

起業するということ(4)

続き


景気が良いのか、最近よく起業の相談を受けます。

起業しようかどうか考えている人から、
起業を決断した人から、
起業してしまった人から、

脱サラした人から、
会計士・税理士から、

若い人から
年配の人まで。



私が起業して学んだことは、この前、『起業して学んだ20個のこと』にまとめた通りです。

起業して学んだ20個のこと



この中には「起業後」に気を付けて欲しいこともありますが、

「起業前」に特に気を付けて欲しいことは

●ビジネスは、ビジネスシナリオ、ビジネスモデル、マーケティングで決まる
●儲からない仕事はやってはいけない
の2点です。



私に起業相談をしてくるくらいだから、皆様、それなりに情熱はあるんです。

でも、ビジネスシナリオも、ビジネスモデルもない方がほとんど (っていうか、ほぼ全員)。



ちなみに、ビジネスシナリオや、ビジネスモデルの意味が分からない方は、こちらの本を読んで下さい。



起業するくらいですから、「あれをやりたい!」「これをやりたい!」という情熱があるのは分かるのです。

それができるという意思があることも分かります。

経営資源があることも分かります。




問題は、

「で、儲かるの?」 

「圧倒的に稼げるの?」


ってことです。





儲からない仕事は「商売」ではない。

儲からない仕事はやってはいけない


以上。


起業して学んだ20個のこと

2005年7月4日

独立し、事業を開始した日です。

独立した日なんて記念日でもなんでもなく、「あー、9年経ったんやー」という程度のものに過ぎず、どちらかというと過去を消し去りたいくらいの日ですが、7月4日になるとどうしても9年前を思い出してしまいます。

良くも悪くも、すべてはあの時に決断したことによって人生は変わったのです。



たまーに、「順風満帆だねー」なんて言われますが、、

その度に、「ふざけんじゃねーよ! どんだけツライおもいをしてきたと思ってんだ!」と思いますし、

私がどれほどの「どん底」を経験してきたかなんて、あんたに分かってたまるか・・・と思うのです。




先日、ラジオでご一緒させて頂いた豊田圭一さんの本に、こんなことが書かれていました。

柳井正でも「一勝九敗」って言うてるのに、凡人は100回のうち99回は失敗するかもしれない。

「失敗したらどうしよう?」と考えるよりも、99回は失敗するかもしれないと意識を切り替えろ、

1回や2回の失敗で諦めるな、と。

おっしゃるとおり。



私は、事業面で大きな失敗はしたことがありませんが (いや、「あれはもしかしたら失敗だったのかも・・・」というのがいくつもありますが、私は失敗と思っていなかっただけかもしれん・・・)、事業面以外では散々です。



9年間、色々やってきて学んだことは、こんなことです。

●すべては選択・決断・行動の結果
●「原理原則」を学習しろ
●書いたことは実現する、書かないことは忘れる
●努力しても成功しない
●価値観と習慣を変えたら成功する

●ビジネスは、ビジネスシナリオ、ビジネスモデル、マーケティングで決まる
●儲からない仕事はやってはいけない
●「勝てば官軍」
●「らしさ」は「無敵」
●信頼維持は信頼獲得より10倍苦労し、
 信頼回復は信頼維持より10倍苦労する

●自分がやるべきでないことはやらない
●いま手にあるものを離さなければ、新しいものは掴めない
●忙しいから貧乏
●行動を伴わない勉強は時間の無駄
●2次会・ゴルフは断ってでも仕事しろ、仕事を断ってでも旅に出ろ

●世間体を気にしない
●最悪の事態が起こるものだと想定しておく
●人を信頼しない
●悪は裁かなくても自爆する
●ネガティブな人間との関係を断絶する



私のクライアントの社長さんとか、独立支援している人とか、同じ失敗をしないで欲しいと思っています。




起業するということ(3)

続き


「起業した方が良いでしょうかー??」


なーんてボンヤリしたことを言ってくる人には、


「やめとけ!」


と言います。

起業なんて、そんな甘いもんじゃない。


エセ専門家・自称専門家が起業とか上場を煽ってますけど、
「何か違うのではないか!?」
と思います。

大阪弁で言うと
「ちゃうんちゃう!?」


起業したい人は気を付けて下さい。

起業する前から、
事業計画とか資本政策とかガバナンスとかコンプライアンスとかいう人がいます。
難しいことを言う人は、スゴイ人だと錯覚するかもしれませんが、
私からいえば、彼らは「ヤフー翻訳」で翻訳された日本語以上に意味不明なことを言ってますから。


そんな「スゴイ人」にプレゼンするヒマあったら、
先にお客様を見付けた方が良い。



起業に必要なことは、
儲かる「商売のタネ」を見付けることであり、
ビジネスモデルに落とし込めたのであれば、
情熱をもって「行動する」ことです。


それ以外に何が必要と言うんですか?



私の本にも書きましたが、
起業しても、10年後に残る会社は、100社に6社程度と言われています。
生き残っている会社も、100社に75社は赤字です。

起業家の方は、それなりの情熱をもって起業したはずなのに、
10年後に残る会社は100社に6社程度。
税金を納めている会社は4社に1社。

なんじゃらほい。

儲からないことを熱意をもって一生懸命やっている経営者・起業家がいかに多いかということです。



かなり昔に起業の支援をした社長さんから、
創業6周年を迎え、7年目のスタートを切ったと、ご丁寧に御礼の連絡を頂きました。

私が起業のきっかけを作ったかもしれませんけど、
6年も会社を維持・存続させ、今も多くの方に貢献出来ているのは、
社長さんが正しい行動をしただけのこと。

利の元は義なり、です。

儲かる「商売のタネ」を見付けることは大切ですが、
金儲けが商売の中心になっている人は、起業したってうまくいきません。


【関連記事】
2013/7/9 独立について




起業するということ(2)

続き


先週、「起業するということ」というエントリーをしましたが、そこで、「起業するために必要なことを考えると、商売のタネを見付けて、バカげるほどの情熱を持って行動できるかどうか」と書きました。

この「商売のタネ」の見付け方として、参考にして欲しい記事がこちら。

少し前ですが、5月6日の日経新聞朝刊。
日本M&Aセンターの分林会長のインタビュー記事です。

日本M&Aセンター


分林会長が日本M&Aセンターを設立する時、「M&Aの経験がなく、契約書を目にしたこともなかった」というのです。

これは、ちょっと衝撃でした。

M&Aの経験がなく、M&Aの契約書を目にしたこともないのに、M&Aの仲介をビジネスにするのですよ!?

分林会長はもともと外資系コンピューター会社の営業マン。顧客が事業承継問題を抱えているのを目の当たりにし、「救いの手を差し伸べて社会問題を解決したい」と思い、日本M&Aセンターを設立したようです。

「商売のタネ」の見付け方って、コレなんですよね。


ある本を読んで知ったのですが、「QBハウス」の創業者小西國義氏も、もともと理髪店をやっていたわけではなく、医療機器の営業マン。仕事柄、身なりに気を配り、月2回理髪店に通っていたけど、忙しい中待たされたうえに、調髪の時間が長いことに不満を持っていたようです。そこで、短時間で髪を切ることが顧客価値であると考え、「QBハウス」を立ち上げたようです。


つまり、

起業というのは、知識・経験・能力は一切不要! ということです。

顧客価値を高めることができるような「商売のタネ」を見付け、決断、実行することが、起業や新規事業立ち上げに必要なことだと思います。



起業するということ

先日、ビジネスパートナーと一緒に西麻布で食事をしたので、その後、なんとなく近くの某高級ホテルのバーへ行ったのです。

店に入ると、懐かしい匂いがしてきました。

シガー(葉巻)が売ってるのです。

周りを見渡すと、生のJAZZ演奏を聴きながら、何人かがシガーを吸ってました。シガーバーとしても有名な店です。

グランドハイアット


私は以前、シガー販売の事業をやっていたことがあります。海外から仕入れたシガーをシガーバーなどに卸していたのです。このホテルにも。私はタバコもシガーも未だに一度も吸ったことがありませんが、シガーの銘柄は結構覚えています。メニューを見ると、知っている銘柄がたくさん載っていました。

ソファーに深く腰を掛けると10年ほど前のことが走馬灯のように蘇りました。



東京で下積みし、関西で独立した時に、起業家が余りにも少ない現実に、なんとなく「関西で起業家をもっと生み出さなければ!」と思ったのです。今も起業家支援をやってますが、そのきっかけは独立時のこのなんとなくの想いなのです。

ただ、公認会計士が偉そうに起業家支援とか起業家育成とかやっても、誰がそんな人間の話を聞きますねん。だから、起業家支援なんて偉そうな事をやる前に、自らが起業家になって成功しよう、と思ったのです。

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でも手元にカネはない。
当時はネットバブル時代。
だから、ネット事業を立ち上げよう。
素人が1つのサイトで月100万円稼ぐのは難しいかもしれないから、月5万円稼げるサイトを20個作ろう。
月5万円なら、オークションでも稼げるだろう。
素人がネットで月100万円稼いでいるといえば、大人しい学生でも、「よっしゃ、なら俺もやるぜ!」ってなってくれるかもしれん。
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そんな感じで、20個くらいサイトを作ったような気がします。
ドロップシッピングなんてものが流行りはじめた時は、そのサイトも何個か作りました。
1つを除き、全く儲かりませんでした。でも、いいんです。今でもそれは財産ですから。
唯一儲かったのが、シガーのネット販売だったのです。これが儲かったという事実も、私には貴重な財産となりました。

周りからは、「会計士がなんで葉巻やねん!」とツッコミが入ります。
会計事務所にバカでかいヒュミドール(葉巻を保管するワインセラーみたいなもの)がありましたからね。
節操無い人間にしか見えなかったでしょうね。
でも私は信念を持ってやってました。

次第にネットからリアルへと商売が拡大し、シガーをリアルの店舗に卸すことになったのです。
全国のシガーバーのリストをかき集め、全店に電話させ、営業担当の人間を30連泊以上の出張に行かせ、全国のシガーバーから契約を取ってきたのです。そしたら、こういう高級ホテルのバーからも受注がくるようになったのです。

ある程度キャッシュが出来たら、また違う事業を立ち上げました。

何かは言いませんが、大阪湾からヘリコプターを飛ばしたこともありました。大きなことをやろうとしたのです。

まぁ、その後いろいろあって、それらの事業から去りましたが、今思うとあの頃が一番バカみたいに仕事していたかもしれません。

「理念経営」「ビジネスモデル」「経営戦略」「事業計画」・・・、売上を上げるためにはそういったものは必要ですが、起業するために必要なことを考えると、商売のタネを見付けて、バカげるほどの情熱を持って行動できるかどうかじゃないかなぁと思います。

一緒にバカできる人が周りに増えてきたので、ちょっと大きなことをやろうかなと考えてます。

セミナー開催情報
【上場企業向けセミナー】

■プロネクサス主催
 (5月25日(水) @東京)
『先行事例から学ぶIFRS導入プロジェクトの実務』

■ラウレア主催
 (5月25日(水) @東京)
『決算早期化実務の最新情報』

■日本経営協会主催
 (7月開催予定@東京)
 (8月開催予定@大阪)


【中小企業向けセミナー】

■黒字社長塾主催
 (5月29日(月) @大阪)
『社長のためのセールス・マーケティング実践セミナー』


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プロフィール
武田雄治



公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●中小企業支援の「黒字社長塾」代表
●中小企業のコスト削減・業務効率化支援の「バックオフィスサービス株式会社」取締役
●海外展開・クロスボーダーM&Aの「OneAsia」アライアンスメンバー
●起業支援の「一般社団法人スタートアップエンジン」理事



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