公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

経営のはなし

外部環境の変化に対応する努力と、自らの価値を高める努力

訳あって会社を1つ作ったのですが、登記が完了するや、来るわ来るわダイレクトメールの山。

『新設法人リスト』と検索してもらえれば分かりますが、新設法人名簿は売買されてます。オフィス家具・文具通販業者や会計事務所にとっては『新設法人リスト』は宝の山です。

今回、大量に届いたDMも、半分以上が会計事務所からのものでした。

一応、マーケティングの勉強のためにも全てのDMに目を通しましたが、会計事務所からのDMは驚愕でした。想像以上に価格破壊が進んでいる上に、圧倒的な安さ以外に目立った価値提供がないという印象。月額顧問料が980円とか、決算報酬無料とか、そういう破壊的な文字が踊るDMばかり。噂には聞いていましたが、身近な所にもそういう事務所がワンサカあることに愕然としました。気になってその事務所のサイトをチェックしてみましたが、フリーミアムモデルを採っているわけでもなさそうです。謎です。

数年前、会計事務所の所長さんの集まりみたいなところで、「会計事務所のブルー・オーシャン戦略」のようなテーマでの講演を頼まれて話をしたことを思い出しました。士業であっても、士業以外の経営者であっても、競争のない世界を創り出す努力は必要だと思います。それは、外部環境の変化に対応する努力と、自らの価値を高める努力。



異業種から学べ

続きの続き


『新規事業創出塾』を開催し、何名かの受講者と個別指導をしながら感じたことがあります。



それは、

『オリジナリティに溢れすぎ』

ということ。



言い換えれば、

『他社の成功事例を見てなさすぎ』

ということ。



新規事業を立ち上げるには、
 ●類似事業があるか
 ●類似事業は成功しているのか
 ●成功事例は何をもって成功したのか

ということを徹底的に分析して、成功事例についてはパクらなければなりません。



『パクる』というとネガティブな受け止め方をされる方がいるかもしれません。



私が言いたいのは、徳に反してでも成功しろということではなく、

『異業種から学べ』

ということです。



完全なオリジナルのビジネスモデルなんて殆どありません。
成功しているビジネスモデルの多くは異業種からの移植です。
自分が立ち上げようとしている新規事業についても、異業種のビジネスモデルを移植できるかを考えるべきですし、これが成功するための最短距離です。



成功事例のビジネスモデル
成功事例の値決めの方法
成功事例のマーケティング手法
成功事例のサイトの作り方  ・・・・・・

などは徹底的に分析すべきです。



こういったものは、アンテナを張っていれば、書籍、新聞、雑誌、テレビなどから情報はいくらでも入ってくるはずです。



吉越浩一郎さん(元トリンプ社長)は、

『TTP(徹底的にパクる)』

ということを信条とされて、19期連続の増収増益を達成したことは有名な話です。



私のビジネスモデルも、マーケティング手法も、神田昌典さんの書籍のパクリだという話は何度も書いたとおり。ベストセラーになった書籍に載っている手法なのに、会計士業界に同じことをやっている人はいません。聞いた話では、私のことを「新しいタイプの会計士」と形容してくれている方がいるようですが、何も新しいことはありません。異業種では10年前からやっていることです。

オリジナルが成功することはなく、成功がオリジナルと認知されるのだと思います。


もちろん、他社(他人)の著作権・商標権などの権利をパクるのは法律違反ですし、そういうことをやって成功することなんてないでしょう。徳の欠片もないことをやって事業の存続すら危ぶまれる状況に追い込まれた会社は枚挙に暇がありません。

『徳は事業の基なり』(菜根譚)
『天網恢恢疎にして漏らさず』(老子)
です。

一切の妥協なし

リッツ


今回も泊まりました。

チェックインする前の、建物の敷地に入った瞬間から、
『おかえりなさいませ』
のお出迎え。

チェックアウトした後は、敷地から見えなくなるまで
お見送り。

その間も一切の妥協なし。

最高のホスピタリティ。

こんなの、リッツかメイド喫茶くらいだろう。



スタッフは多くが20代と思われる。

どう考えてもマニュアル通りに動いているわけじゃない。



自分の頭で考えて動いているから、細部に目がとどく。

自分の頭で考えて動いているから、ちょっとした間が分かる。

自分の頭で考えて動いているから、粋に振る舞える。



コンサルティング業もサービス業。

こういうところは見習わなければならない。




モチベーションを維持する方法

昨日の続きです。


昨日の記事の内容に関して、
ある社長さんから、『モチベーションをどうやって維持したら良いのか?』という質問を受けました。

生活者・消費者・見込客に『認知』してもらう方法を15個も20個も書き出すことが出来ても、仕事をしていると些細な事に流されてしまう。

年初に高い志をもって高い目標を掲げたが、何日かすると掲げた目標を忘却してしまう。

そうやって、目の前のことに追われ、気が付けば、いつもと同じ状況から脱却することができない。

そういうお悩みです。



モチベーションというのは、維持しようと思って出来るもんじゃないと思います。

『人生における優先順位付け』

をやらなければならないと思います。

『優先順位付け』を行ってから行動しないと、どうでもいいことに流されてしまいます。

『優先順位付け』を行い、「緊急事項」より「重要事項」にフォーカスを当てなければなりません。



ですから、社長さんは

『タイムマネジメント能力(時間管理能力)』

は絶対に磨かなければなりません。

タイムマネジメントに関しては、『7つの習慣』の「第3の習慣」を読んで下さい。
地球上で、この本を超える成功哲学本はないと思います。




私がコンサルティングの仕事は1日2時間しかやらないと公言しているのは、逆にいえば、1日2時間(週5日✕1日2時間=週10時間)は『クライアントとの約束と果たす』ということにフォーカスしているということです。

売上が上がらないと悩んでいる社長さんは、1週間にどれだけセールス活動、マーケティング活動にフォーカスしているのでしょうか。週10時間以上の時間を割いているという社長さんはほぼ皆無だと思います。



ですから、話は戻りますが、
モチベーションを維持するためには、
優先順位付けをして、
そこだけを意識して、


今すぐやれ!


習慣化するまでやれ!



ということになります。





ご参考になれば。



7つの習慣 オーディオブック付き
スティーブン・R・コヴィー
キングベアー出版
2015-08-07

しつこさと 切なさと 心強さと ♪

昨日の続きとして、備忘録。


ビジネスモデルの構築(再構築)にあたって、
 (1)顧客の定義
 (2)商品・サービスの価値
 (3)価値の提供方法

の3つの要素は最低でも決定しなければなりません(詳細は拙著参照)。

昨日の『新規事業創出塾』でも感じましたが、(1)顧客の定義(2)商品・サービスの価値 は非常に難しい。ここは、(1)を定義しながら、(2)の価値を考えたり、(2)を考えながら、(1)を再定義したりということを何度も何度も繰り返していくことによって、イメージがカタチになると思います。

それができれば、その価値を、どうやって顧客に伝えていくのかという(3)価値の提供方法を考えなければなりません。

あなたの会社の商品・サービスを買わなきゃならないわけ(=商品・サービスの価値)を、
生活者・消費者・見込客にどうやって伝えていくのか

ということです。

□ 直接営業して伝えるのか、
□ チラシをまくのか
□ 広告を出稿するのか
□ ブログを書くのか
□ メルマガを配信するのか

方法は何十、何百とあります。
それをすべて書き出さなければなりません。

昨日の『新規事業創出塾』では、「最低15個」は書き出すことを課題にしました。

これが書き出せたら、ビジネスモデルは80%完成。

これを100%にするために時間を割くことも大切ですが、
「80対20の法則」の通り、最後の20%に、時間・気力の80%が必要です。

ですから、

価値の提供方法を15個も書き出せたらなら、何をすべきかと言うと


今すぐやれ!



15個すべてを、今すぐやれ。



昨日の『新規事業創出塾』でも言いました。

ビジネスモデルを構築するのに燃え尽きたかもしれませんけど、

  みなさんの会社の事業が『認知』されない限り、

      売上は1円も上がりませんから。





じゃぁ、どうやって『認知』してもらえるのか。

弾を撃ちまくるしかない。

価値の提供方法が100個あれば、100個すべてをやれ。

ビジネスモデルが決まったら、100発でも1000発でも10000発でも、弾を撃ちまくれ。

時間がない、カネがない、自信がない、とは社長であるかぎり絶対に口にするな。
自分で出来ないなら出来る人間を探せ。

弾を1発も撃ってないのに、あれこれと準備ばかりしている中小企業の社長が多すぎる。
弾を1発撃って、当たらなかったからといって、直ぐに諦める中小企業の社長が多すぎる。

私だって、「武田雄治」を認知してもらうために、この10年間、しつこいくらいに弾を撃ち込んできたから、ようやく世間に『認知』してもらえるようになってきた。武田雄治を知らない人が、武田雄治に決算早期化を依頼することも、IFRS導入を依頼することもない。

どれだけ撃ち込んでも命中しないこともある。
ただただ切ない時もある。
でも、それを乗り越える心強さが必要。



ですから、

事業立ち上げで大切なことは、正しいビジネスモデルの構築

ですが、

もっと大切なことは、アクション。

という話です。



PCの前に座っている限り、
会社は変わらない。

PCの前に座っている限り、
人生は変わらない。

おにぎらず

相変わらず安いビジネスホテルが取りづらい。
特に木曜日が取れません。

なので、この前と同じ某シティホテルにいます。

実はあの話、続きがありまして、ルームサービスのメニューにない「おにぎり」を食べた後、25時位に寝ようと思ったら、上のフロアから有り得ない位の騒音が響き、フロントに電話したんです。すると、フロアマネージャーの方が部屋まで来てくれ、とても真摯な対応をしてくれたのです(詳細は省きますが)。

翌朝もとても気持ち良い対応をしてくれました。

期待を超える感動でした。

私にとって、京都リッツ、京都ハイアット、沖縄ブセナが日本のベスト3のホテルだったのですが、ベスト2に昇格したかもしれません。

ということで、今回も宿泊させて頂きました。
今回もルームサービスを頼みました。あえて「おにぎり」を頼むことも考えましたが、「おにぎり」という気分でもなかったので、メニューにあるものを。



話は変わりますが、2011年の東日本大震災の直後に、中小企業こそ救わなければならないと思い、『黒字社長塾』を立ち上げましたが、これを機に、中小企業の社長さんと話をする機会が激増しました。経理部の方とは違う悩みを抱えていらっしゃいます。売上向上、資金繰り改善といった相談はもちろん多いのですが、結構多いのは人材育成、人材教育の相談です。

その分野は専門外ですので、あまりいい加減なことはいえません。真面目に思っていることを述べますが、社員を1日リッツに宿泊させれば良いと思っています。特にサービス関連のビジネスをされている会社であれば尚更。

そこで、20時間くらい過ごし、好きなことをするのです。食事もホテルの中のレストランでとり、スパも利用し、ルームサービスも利用し、フロントに色々とワガママを言ってみる(もちろん良識の範囲内で)。その時に、自分たちと歳の変わらないスタッフがどのような対応をするのか、どれほど感動を与えらえるのか、真のサービス、ホスピタリティとは何なのか、ということを体感してもらえば良いと思っています。泊まり込みの外部研修に参加するより安いもんです。



私は、以前リッツに泊まった時のことは一生忘れないと思います。
一人で朝食をとり、レストランを後にした時、20代くらいの若い着物を着た従業員の女性が私の背後にさり気なく近づいてきました。

「武田さま?」



名前を教えていないのに、彼女は私の名前を呼びました。

驚いて、私は後ろを振り向きます。

すると若い着物の女性が、深々とお辞儀をしているのです。

私は彼女をじっと見つめました。

彼女は、ゆーっくりと視線を上げました。

そして、少し間をおいて、微笑み、私に言いました。



「本日も素敵な一日をお過ごし下さいませ。」



しばらく時間が止まった感覚でした。

誰かにやらされて出来るサービスではありません。
彼女の心からの感謝の気持ちの表れだと感じました。

部屋に戻る途中、こみ上げてくるものを押さえました。



この時、思ったのです。
これが真のサービスだ、と。

裏を返せば、
サービスで失敗する原因のすべては愛と感謝の欠如だ、と。

私にとっても、最大級の学びとなった出来事です。



社員をサーフィンに行かせることも良いですが、
社員をリッツに行かるのも悪くないと思います。
何の保障もできませんけど。

資金繰りがヤバイ時に、社長は何をすべきか

黒字社長塾メールマガジンより)



月末に近くなると、黒字社長塾への相談が増えます。




『月末の資金繰りがヤバイんです・・・』 という相談が多いのです。



どうしたらいいのか。



シンプルにお応えします。



「収入」−「支出」=「収支」ですから、
資金繰り改善は、2つしかありません。


  (1)収入を増やす

 (2)支出を減らす




(1)収入を増やすためには、

   1.売上を上げる(もしくは売掛金を回収する)
   2.借入をする
   3.増資をする


という方法があります。



しかし、一般的に、『月末の資金繰りがヤバイ』 という会社は、どの方法も取り得ない状況かと思われます。



じゃぁ、どうするか。


支出を減らすしかありません。



(2)支出を減らすためには、以下の順序で進める必要があります。

  1.役員報酬の支払いを止める
  2.税金、社会保険料の支払いを止める
  3.借入金の返済を止める
  4.諸経費の支払いを止める
  5.仕入代金の支払いを止める
  6(最後の最後に)従業員の給与の支払いを止める





順序を誤らないようにしてください。



資金繰りが一時的に悪化することは、どこの会社でもあることです。何とかして乗り越える方法を考えなければなりません。



しかし、銀行借入ができなかったからといって、直ぐに仕入先への支払いを止めるようなことをすると、企業の存続すら危ぶまれる状況に陥る可能性があります(実際にそうやって取引停止となり事業継続ができなくなった企業は枚挙にいとまがありません)。



上の「1」から「6」の順序は覚えておいたうえで、自暴自棄にならずに、利害関係者の協力を仰ぐようにして下さい。


黒字社長塾






大切なこと

グリーン車の席の前に置いてある雑誌より。

商売の原体験
([出処]新幹線車内誌「ひととき」(2015/9月号)より)

『思念が業をつくる』(稲盛和夫)




本邦初の稲盛和夫・鈴木敏文のビッグ対談が掲載されているということで、読んでみました。

稲盛和夫氏は「人間として何が正しいか」を判断基準とし、鈴木敏文氏は「お客様の立場で」考えることを判断基準としている。

「ほかの方の意見を聞くとか、ノウハウ的なことを書いてあるものを読むことも、あまりありません」(鈴木敏文)

常に自分の判断基準にてらして考える。
自社に不利でも、正しいと思ったことを選択する。
自社に有利でも、正しくないことはやらない。

どんな時も判断基準は変わらない。
だから、お二人とも、悩んだり、迷ったりすることがない。

『思念が業をつくる。自分が本当に正しいと思う判断を行い、持てる能力を発揮し、常に情熱を傾ける。それが人生を成功に導く王道だと思います。』(稲盛和夫)



なお、本誌において、『気分爽快 哲学者の言葉35』というコーナーもあり、個人的にはこちらの方が面白かったです。

『合理性ばかり追求して心の余裕をなくし、
 人間らしい事柄をも無駄だとみなしていると、
 結局は人生そのものを台無しにする。

 疲れを感じたら、無駄にあれこれ考えずに
 休むか寝てしまおう。』
(ニーチェ)

『悲観主義は気分によるものであり、
 楽観主義は意志によるものである。

 僕は幸せだから笑っているのではない。
 逆である。笑うから幸せなのだ。』
(アラン)

偉大さとは方向を与えることなり

某球団の某監督が成績不振の責任を取って就任1年目で辞任すると報じられました。

「やっぱりね・・・」

って感じですね。

選手時代の成績もパッとしませんでしたし、コーチ時代にも不祥事を起こしてましたので、監督就任が決まった時は、「なんでこの人が監督??」と思ったものです。監督就任早々から「休日なし」の「スパルタ教育」を掲げていると報じられた時は、「終わったな・・・」とも思いました。

チームや組織で結果を出すということは、指導者を得て成し得ることだからです。

「偉大さとは、方向を与えることなり」
というニーチェのコトバがあります。

指導者と言われる人間は
「方向を与えろ」
ということです。

私は、指導者は
「方向だけ示しとけ」
と思っています。

スパルタ教育とか体罰による指導というのは、指導者が怠けている証拠だと思います。

プロスポーツの監督だけではなく、教育者も、親も、経営者も同じです。



監督就任1年目に、茶髪、ガム、つば、ネックレスを禁止した監督のチームは、現在ダントツの首位。
この指導法に批判もあったようですが、注目を浴びる野球人としての最低限の「マナー」を教えたという点では、素晴らしい指導者だと思います。



この本は、そういうことも教えてくれる本。指導者の方にオススメします。


セミナー開催情報
【上場企業向けセミナー】

■プロネクサス主催
 (5月25日(水) @東京)
『先行事例から学ぶIFRS導入プロジェクトの実務』
(近日募集開始予定)

■日本経営協会主催
 (7月開催予定@東京)
 (8月開催予定@大阪)


【中小企業向けセミナー】

■黒字社長塾主催
 (4月24日(月) @東京)
『1年で会社を黒字にする方法』


●満員御礼のセミナー、公募していないセミナーは掲載しておりません。
●武田雄治へのセミナー・講演・研修の依頼は、武田公認会計士事務所HPよりお願いします。
プロフィール
武田雄治



公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●中小企業支援の「黒字社長塾」代表
●中小企業のコスト削減・業務効率化支援の「バックオフィスサービス株式会社」取締役
●海外展開・クロスボーダーM&Aの「OneAsia」アライアンスメンバー
●起業支援の「一般社団法人スタートアップエンジン」理事



■武田雄治本人によるコンサルティング、セミナー、執筆、取材等のご依頼は、武田公認会計士事務所のホームページよりお願いします。
■業者様からの営業はお断りしております
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