公認会計士武田雄治のブログ

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おすすめの本

【オススメ本】東野圭吾『人魚の眠る家』 (幻冬舎文庫)

人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)
東野 圭吾
幻冬舎
2018-05-30



知人が突然死んだり、大きな病気を患ったり、そういうことが続いた。

必然的に「死」について考える時間が増えた。人はいつ「死」を迎えるかなんて分からない。「死」は、「生」や「老」の最終地点にあるものではなく、突然やってくるものなのだ。

医学的に「死」とは心肺機能の停止だった。しかし、(事故などにより)脳の全機能が停止し意識のない昏睡状態となっても、人工呼吸器の発達などにより心肺は動き続けることがある。人工呼吸器を外すことはできないし、意識が戻ったという事例もないらしい。そうすると、何をもって人の「死」とするか、という問題が出てくる。

本書を読むまで知らなかったが、日本の法律では、本人か親族が臓器提供に同意しない限り、「脳死判定」がされない。「えっ!そうなの!?」「なんか、おかしくねー??」と思ったけど、日本の法律は臓器提供の意思表示と脳死判定がセットになっている。他の国の法律は違うらしい。「死」の定義が法律によって異なるというのはかなり強い違和感がある。

日本の場合、子供や親族の死を受け入れたくないため臓器提供を躊躇する。そして多くが臓器提供を拒否する(=脳死判定がなされない)。そのため、臓器提供の機会はなくなり、心肺機能が停止するまで延命措置が続けられる。

するとどうなるか。日本にはドナーが少ないから、臓器移植が必要な患者は、それを受け入れてくれる海外へ行くしかない。海外の人から見たら、日本からやってきた患者が大金を払って移植臓器を奪っていくと映る。それによって日本人一人の命が救われるかもしれないが、現地の命が一人救われる機会が失われるかもしれないのだ。海外から非難されるのは当然だろう。

法律がおかしい、考えを改めるべき、という女性がこの小説に登場する(P286、P295参照)。「生きている人間から臓器を摘出することを法律で認めるのは、やはり困難だった」(P353)ことから、臓器移植を進めたい役人としては「その人はもう死んでいる」ことにする必要があった(同)。だから『脳死』という言葉を使ったらしい。しかし、これが話を複雑にしている。

医学的、法律的、倫理的な話は抜きにして、自分の親族の「死」の決定を迫られたとしたら、自分はどういう判断をするのだろうか。蘇生する可能性がなくても本書の主人公のような狂気ともいえる看病をするのだろうか。それとも「死」を受け入れるのか。

重いテーマだが、色々と考えさせられました。

【オススメ本】『平気でうそをつく人たち ―虚偽と邪悪の心理学』 (草思社文庫)




「嘘」と「隠し事」は嫌いだ。

「嘘」と「隠し事」はいつかバレる。そして誰かを傷付ける。
その傷は、一生消えないこともあり、生涯苦しめられることもある。
私も一生消えない傷を負っている。

そんな話を友達としていた時に薦めてくれたのが本書『平気でうそをつく人たち ―虚偽と邪悪の心理学』という本(原題は『People of the Lie虚偽の人々)』)。

「虚偽と邪悪の心理学」という副題のとおり、「平気でうそをつく人たち」や「邪悪な行動をする人たち」の本質を明かしてくれます。

腑に落ちたのは、「平気でうそをつく人たち」は根底に「弱さ」があるという話(P55〜)。

「平気でうそをつく人たち」は、サイコパス(精神病質者)のような人もいますが、ごくごく普通に見える人もいます。根底には「意志の弱さ」がある。その「意志の弱さ」が「不安」を招き、「不安」から回避する行動を起こす。その行動は(自己防衛のために)他人を犠牲にしたり、他人を攻撃したり、他人を破壊したりといった「邪悪な行動」となることがある。つまり、平然とうそをつき、平気で人を傷つける邪悪な人間は、ある種のナルシズムであり、罪の意識から逃避し、自分の罪を認めようともせず、むしろ、自分にも欺きながら善人であるかのように見られることを強烈に望んでいるのです。

「悪」→「ナルシズム」といえば、エーリッヒ・フロム『悪について』を思い浮かべましたが、やはり本書でもこの本は度々登場します。不安から逃避し他人を傷つけるナルシズムもあれば、他人を支配し人間性を奪う(悪性の)ナルシズムもある。前者は他人をスケープゴートする邪悪性であり、後者は他人を支配下に置く快楽的な邪悪性。逃避か支配か。両方の書籍を読み比べると面白い。

「悪」の本質について学ぼうと読み進めていくと、あることに気が付くはずです。それは邪悪な人を批判的に見ている人間が、実は邪悪な人間の特性であるということ。正義を振りかざす人間こそ、他人を破壊しているということ。

精神科医である著者も、このように書いています。
自分の助言を受け入れようとしなかった患者に悪のラベルをはるということで、私自身が邪悪になっていなかっただろうか、と考えたくもなる。(P193)
邪悪な人間の特性として、他人を道徳的に邪悪であると批判することがあげられる。(P434)

生(live)を反対から読むと邪悪(evil)であるように、生と邪悪はループし、我々の中に同居しているのかもしれません。

この邪悪にどう対処したらいいのかが最後の最後に書かれていますが、これは結構衝撃でした(本書の最終章をご確認ください)。

「悪」については、カントやフロムだけじゃなく、この本も必読です。

人間関係を極めるには、コーチングの技術が必要。コーチングの技術を学ぶには心理学の知識が必要。心理学を学ぶには「悪」を知る必要がある。なぜなら多くの人が邪悪であるから。平気でうそをつくから。興味ある方は是非ご一読ください。超オススメです。

50歳からの孤独

あまり本を読まない妻から、斎藤孝さんの『50歳からの孤独入門』(朝日新書)という本を渡される。「読み終わったからあげる。読んで」と。長年一緒にいるが、そうやって本をもらった記憶がない。「残りの人生、ひとりで生きていけ」という無言のメッセージか。

まぁ、それはいいとして。

『50歳からの孤独入門』とは、またすごいタイトルだなぁ〜と、読む前から本書を手に色々と考えました。以前から『50歳までにリタイアする』と宣言していますが、『50歳』にこだわりはなく、タイミングが来たらいつでも構わないと思っています。『人生はタイミング』ですから、タイミングを逃すようなことはしたくないし、何かチャンスが来たら確実に掴みたい。ただ、目標には期限が必要ですから『50歳』で一つの区切りを付けて、残りの人生は違うカタチで社会に足跡を残していこうと考えています。何をするかは決めてませんが、日本にずっといることだけはないだろうなと思います。

残りの人生が何年あるかなんて誰も予測できませんが、人間は100%「死」を迎える訳で、今も「死」に向かっているのです。それが現実味を帯びてくるであろう『50歳』を超えた時に、自分ならどうするんだろうか・・・なんてことを思いながら、何かヒントになることがあればと、本書をペラペラとめくったのですが、途中であることに気付きました。

50歳を前にして、俺はすでに孤独じゃねーか! と。

語弊があってはいけませんが、あらゆる動物が孤独に生きて、生を楽しんでいるのです。50歳になったら孤独だから、読書をしようとか、恋をしようとか、ってことよりも、生きることを楽しめばいいじゃないかと思うのです。孤独の対義語は何か分かりませんが、仮に「群れ」だとして、群れることによって孤独が回避されるのかというと、そんことは決してない。孤独を回避するために自分を偽るのもどうなんだろうか。

「リタイアしたり、海外に行ったりしたら、孤独を感じないか?」と言われることがありますが、家族といても孤独になることはあるし、大勢の飲み会に行く時ほど孤独を感じる。「絆」とか「繋がり」が大切だとかいっても、あらゆる動物は孤独なんです。

斎藤孝教授は、「自分のアイデンティティとは何か?」という問いに向き合うことが大事だと書かれていますが(P34〜)、これは同意です。「自分は何者なのか?」「自分らしさとは何か?」という問いに答えること、これが孤独を楽しめるか、孤独に潰されるかの違いになるのではないかと思います。


話しは反れますが、ショーペンハウアーの『孤独と人生』 (白水uブックス)は私にかなり影響を与えた本です。他の出版社から『幸福について』というタイトルで出版されているものと同じ内容ですが、こちらの金森誠也訳がずば抜けて読みやすいです。


孤独と人生 (白水uブックス)
アルトゥール ショーペンハウアー
白水社
2010-04-01


【オススメ本】前田朋己著『最後の「愛してる」 ― 山下弘子、5年間の愛の軌跡』(幻冬舎)




先日紹介した山下弘子著『雨上がりに咲く向日葵のように  ―「余命半年」宣告の先を生きるということ』 (宝島SUGOI文庫)を読んだ翌日、書店に行くと山下弘子さんの夫 前田朋己氏が書かれた本書が平積みされていました。これも”引き寄せ”ってヤツでしょうか。中も見ずに買いしました。

『雨上がりに咲く〜』は、山下弘子さんが「余命半年」宣告をされた2012年10月(19歳)〜最初の2年(19歳〜21歳)の記録。本書は、著者が山下弘子さんと出会った2013年6月(20歳)から、亡くなる2018年3月(25歳)までの記録。つまり、癌が発覚してから、癌の闘病中、「死」の瞬間まで(=脈拍モニターが止まるまで)の、約5年間の本人・家族の闘い・想い・感情等が記されています。

序章から胸が張り裂けそうでした。

「余命半年」宣告されてから5年間、体調は常に波があり、その都度、感情にも起伏がある。20歳前後の女性なんだから当然といえば当然のこと。一般的な若い女性と同じように、結婚して、子どもを産むことを夢見る。しかし、無情にも癌は転移していき、(放射線治療により)生殖機能を失うばかりか、体調は悪化の一途を辿り、いつ死んでもおかしくない状況に。

咳と一緒にドバっと吹き出る喀血(かっけつ、肺・気管支から出る血液のこと)がコップ1杯分にもなるとか、咳と一緒に黒い肉片(抗がん剤によって壊死した癌)が口から出てくるとか、恐ろしいシーンもありましたが、それでも夫は献身的に彼女を支える。

倒れて緊急手術を受ける直前までLINEで夫にメッセージを送る弘子さんの姿や、意識を失っても(耳が聞こえることがあるので)弘子さんの名前を呼び続ける夫の姿は胸が打たれました。

おそらく、この手の本には批判も多いのではないかと想像できます。特に著者は政治家です。著者の名前をgoogleの検索画面に入力すると「売名」とリコメンドが出てくるくらいです。悲しいですね。著者のブログにも「(出版は)デメリットしかない」(=メリットはない)とはっきり書かれています。著者は「僕らの出会いをきっかけに、日本中で素敵な出会いが増えればいい」と思ったことが出版した理由であると述べていますが、私は本書の意義はそれだけではないと思います。

こういった壮絶なる経験をした人にしか書けないことを、いろんなものを犠牲にしてでも伝えるという勇気と行動力は多くの人には真似できないことです。本書がどれだけの患者に勇気を与え、そしてこれから病気になるかもしれぬ人に「生きる意味」を考えるきっかけを与えただろうか。また、私自身も本書に出会っていなければ、癌という病気と闘病の実態をここまでリアルに知ることは決してできなかっただろう。そういう意味でも、本書の存在意義は大きいし、彼女が25年間という短かった人生を生き抜いた意味はもっと大きかったと思います。

【オススメ本】山下弘子著『雨上がりに咲く向日葵のように  ―「余命半年」宣告の先を生きるということ』 (宝島SUGOI文庫)





先日紹介した中山祐次郎著『医者の本音』に、アフラックのCMに出ていた山下弘子さん(2018年3月逝去)と知り合いで、彼女が倒れた日は一緒に京都に遊びに行く約束をしていた、ということが書かれています。ちょうどこの本を読んでいた時に、朝のワイドショーで山下弘子さんの特集が組まれていたのです。しかも、それは私の大切な知人が癌の手術をする日でした。

「こんな偶然があるのか…」

と、引き寄せられるように本書を手に取りました。

感動の一冊です。電車で涙を堪えたのは久しぶりです。


彼女が「余命半年」宣告をされたのが2012年10月1日(19歳)、亡くなったのが2018年3月(25歳)、本書(初版)を執筆されたのが2014年11月。つまり、本書は癌が見付かってから最初の2年(19歳〜21歳)の記録。

2012年9月、右胸が急に痛み出す。近くの小さな病院で検査すると、病院側は何か違和感に気付く。そして大きな病院で検査を受ける。ここでも「まだ分かりません」と言われる。病院側はここでもまだ患者本人に癌だとは言わないのですね。2週間の検査入院を命じされる。しかし、彼女は、両親が祖母らに小さな声で話している会話を聞いてしまう。「余命半年だと聞いた」と・・・。これが2012年10月1日のこと。

そこから彼女の闘病生活が始まりまり、それが事細かに記録されています。癌の手術・治療をしても、それをあざ笑うかのように癌の再発・転移が見付かり、喜びと意気消沈を繰り返す。治療方法がなく絶望することもある。壮絶な肉体的・精神的なストレスを負ったと思います。闘病生活の合間に行ったブログや講演に対する誹謗中傷も受けます。まだ19歳とか20歳という若さにして、彼女は多くのことを悟ます。

それは、

絶望した時にも誰かの愛を感じるということの大切さ

また、

「幸せとは何か」というひとつの定義を考えるのではなく、「自分にとっての幸せ」を考えることの大切さ

そして、

”今” 死んでも幸せ、といえることをやっているのか

ということ。

死は老いの延長にあるのではなく、突然やってくるものです。今日・明日に何か起こるかもしれない。「余命半年」と宣告されても、今やっていることは「自分にとっての幸せ」といえることをやっているのだろうか。そして、”今” 死んでも幸せ、といえることをやってきたのか。この本は、私自身を深く見つめ直すきっかけになりました。


本書の初版が出た後の2017年5月、彼女は結婚します。文庫化された本書の末尾に彼女の夫の手記が書かれています。胸を打つものでした。

多くの人に読んで欲しいと思う一冊です。

【オススメ本】中山 祐次郎著『医者の本音』 (SB新書)

医者の本音 (SB新書)
中山 祐次郎
SBクリエイティブ
2018-08-07



著者はがん治療を専門とする30代の外科医。

「医者の本音」というタイトルですが、「この本は医療業界の暴露本ではありません」(P8)。医者、医療、医学、医院、診察、手術、薬・・・等々のことを「中の人」が本音ベースで書いてくれている本です。

一般の人にはブラックボックス化している医療の世界を、ここまで赤裸々に「暴露」してくれているのは非常に有難いことです(著者にとっては若干勇気がいる行動だと思います)。

がん治療を専門とする外科医とだけあって、がんの話は参考になりました。

最近、有名人ががんの「代替医療」(気功、健康食品、睡眠療法など、効くかどうかの科学的根拠がない補完的な医療)を選んでいるという報道がありましたが、多くの医師は「代替医療」の効果どころか、名前すら知らない・・・という驚愕のデータが載ってます(P102)。また、「代替医療」を選ぶ人は月平均57,000円も出費していますが(P98)、「代替医療」を選んだ人は、「標準治療」(病院で行う科学的根拠がある治療)を選んだ人よりも、5年後の死亡リスクは2.5倍だそうです(P100)。「詐欺のようにお金を吸い上げられていることもある」からきちんと医師に相談してください、とのこと(P103)。

時々「がんが消えた」「余命〇ヶ月からの生還」といった人が表れますが、これについては、ただのレアケースか、医療の誤謬(=もともとがんはなかった)のかのどちらかではないかと冷静な意見(P105〜)。

本書の最後に、浴びるほどの死を見てきた著者による死生観が述べられています。がんの専門家からみても「がんを完全に予防する方法はない」(P240)といいます。どれだけ健康に気を使った生活をしていても「がんになる危険は半減さえしない」(同)ようで、生命や健康はコントロールできず「死」に理由はない、と結論付けています(P243)。アフラックのCMに出ていた山下弘子さん(2018年3月逝去)とは知り合いで、彼女が倒れた日は一緒に京都に遊びに行く約束をしていたようです。多くの「死」をみてきた著者も、悔しさが襲い、不条理を感じずにはおれなかったといいます(P246〜)。

人間は100%死ぬ。理由もなく、不条理な終りを迎える。
「生きたいように生きるべき理由」がそこにあるのです。

『医者の本音』から離れた『著者の本音』に、どう生きるべきかを改めて考えるきっかけをもらいました。



【こちらもオススメ】
日野原重明著『死をどう生きたか―私の心に残る人びと』 (中公新書)


読書について(11)―本の読み方なんて人それぞれ

続き

今日の日経新聞朝刊の「読書欄」に、ある歌人の方が、『私にとって読書とは、数日間の弟子入りだ』『一冊を読み終えるまで、著者を師匠と仰ぐのである』と書いていました。

『なるほどですね、師匠』、『どういうことですか、師匠』・・・な〜んて、師匠のお言葉に相槌を打ったり、疑問を投げたりするようです。

改めて、本の読み方なんて人それぞれだなぁ〜と思いました。


私は師と仰いでいる人が2人おりますが、そのうちの1人(関西人)は、難解な本を読む時に関西弁に訳してしまうようです。

『これって、こういうことやねん!』、『あ〜いう意見もあるみたいやけど、俺はこうせなアカンと思うで!』みたいに・・・。そうやって読めば、パスカルやカントの本だって分かった気になる(笑)。私もたまに使ってます。

人間ドック

毎年「健康診断」は受けていますが、初めて「人間ドック」を受診しました。健康には人一倍気を遣ったいる方だと思うのですが、自覚症状の無い病気がないかどうかを知っておきたいと思いまして。

すべての検査結果が出るのは数週間後のようですが、当日に分かる範囲においては特に異常はなかったようです。異常はなかったものの、健康には気を付けなければならないと戒めになりました。外食が多いですし、運動不足ですし、酒飲み過ぎですし・・・気を付けなければ。



受診前に、テレビや雑誌などでよくみる大竹真一郎医師の『本当は怖い!健康診断&人間ドック』(主婦の友社)という本を読んでました。

以下、備忘のためのメモ

■「健康診断」と「人間ドック」の違いは何なのか?(P24〜)
「健康診断」は国が費用対効果を考え、なるべくコストがかからず、かつ病気を見付ける確率が高いものが検査で選ばれているけど、「人間ドック」は受診者自身が検査方法を選べるので、コストがかかる検査を受けることもでき、よって病気を見付ける確率が高くなる場合がある。

■受ける意味のあるがん検診(P91)
・胃のX線検査(胃がん)
・子宮頚部の細胞診(子宮頸がん)
・乳房の触診+マンモグラフィー(乳がん)
・胸部X線+喀痰細胞診(肺がん)
・大腸の便潜血検査または大腸内視鏡検査(大腸がん)

■PETは、がん検診に殆ど役に立たない(P88〜)

■脳ドック(MRI)は受ける意味がない(P143〜)
(過去に起った脳梗塞が分かるだけで、将来の脳梗塞の予測はできない)

■人間ドックで「すべて異常なし」は7.8%のみ(P154〜)





【オススメ本】國貞克則『増補改訂 財務3表一体理解法』 (朝日新書)




会計初心者の方から「初心者でも分かる会計の本を教えて欲しい」と言われることが多いのですが、ないんですよね〜。初心者向けの本も100冊以上は手に取りましたが・・・。

本書は、財務諸表の読み方から知りたいという初心者の方には少し難しいかもしれませんが、最低限の財務諸表の知識(B/SやP/Lの低提言の知識)を持っている方には超オススメ。財務3表の「つながり」をこれほど詳しく書いている本はないと思います。300ページを超える分量をすべて読むのは大変ですが、第2章の「財務3表一体理解法〜基本編」だけ読めば十分かと思います(第2章だけなら130ページ程度)。


【こちらもオススメ】
朝倉 祐介著『ファイナンス思考 』(ダイヤモンド社)

【オススメ本】橘玲著「『リベラル』がうさんくさいのには理由がある」 (集英社文庫)




先月、沖縄のひめゆり平和祈念資料館へ行った後、橘玲さんの「『リベラル』がうさんくさいのには理由がある」を読み返しました。

本書の冒頭(Part 0)に、沖縄戦に絡んだ「沖縄『集団自決』裁判」のことが詳細に書かれています。これは、内容もさることながら、橘玲さんの取材力、論理力、文章力に驚愕させられました(再読しても驚愕でした)。こういう文章が書ける作家になりたいとホンキで思っていますが、一生追いつかないと思います。(これを書くのに沖縄を2度訪れ、『集団自決』に関する記事・文献を3カ月かけて目を通したといいますが、それだけでこれだけの文章が書けるということも驚きでした。)

沖縄戦(1945年)において、集団自決が「軍による強制」によってなされたと教科書にも書かれています。大江健三郎は1970年に『沖縄ノート』を発刊し、軍命を出したとされる赤松元大尉を厳しく批判。赤松元大尉の弟らは、名誉毀損による損害賠償、出版差し止め、謝罪広告の掲載を求め、大江健三郎と岩波書店を訴えたのです。高名なノーベル文学賞受賞者が被告となったこともあり、この裁判は大きな注目を集めました。

裁判所は原告の請求を退けましたが、これは「軍による強制」があったと認めたわけではなく、「記述に真実性の証明もなく、名誉も毀損している」けれど、「公益性と真実相当性があり」、名誉棄損罪は成立しないというもの(P75)。

被告(大江健三郎ら)にとっては「勝訴」と喜べない裁判であったわけですが、大江氏は記者会見で「悪いのは書籍を誤読した原告だ」という趣旨のことを述べるのです(P79参照)。

橘玲氏は、日本の「リベラル」は、「日本独自の奇怪な思想」(P7)であり、大江氏の会見についても「傲慢なエリート主義が透けて見える」(P79)と批判的です。

「リベラル」はどこで間違えたのか? 「リベラル」がうさんくさいのはなぜなのか? 「リベラル」と折り合えないのはなぜなのか? ・・・本書は、慰安婦問題(朝日新聞問題)、中韓問題、軽減税率などを日常の話題になっているものも題材にしながら著者の意見が述べられています。Part 0以外は雑誌の連載を編集したものなので、気軽に読めますが、一つ一つはじっくり考えさせられる内容です。荒唐無稽で空想的な日本人にならぬよう、こういった「思想」の本もじっくりと読んでおくべきだと思いました。

ちなみに、本書は、『バカが多いのには理由がある』、『不愉快なことには理由がある』に続く3部作の3作目。世の中は、バカが多く、不愉快で、うさんくさい…ということですね。







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