「無税」入門―私の「無税人生」を完全公開しよう
「無税」入門―私の「無税人生」を完全公開しよう





著者は、芦屋に住む年収500万くらいの普通のサラリーマンにようです。
しかし、37年間のサラリーマン生活で、税金を払ったのは最初の2年だけ。
あとの35年間は、1円も税金を払っていない、と。


なんでそんなことができるのか?


それは、天引きされた税金を全額取り戻しているから。
このようなサラリーマンのことを著者は「無税の人」と定義し、本書では「無税の人になる方法」を開示してくれています。


読んでみると、何とも簡単な方法。
あとはこれを実践するかどうかだが、結構面倒臭いと思われる方が多いかもしれない。
でも、そう感じるだけ。
実は大したことない。
行動すればあなたも「無税の人」になるかも!?


著者は、おそらく今まで税金・節税について、かなりの勉強をしてきたのではないかと思います。
あの難解な所得税法をこれほどまでに分かり易く解説している本は珍しい。特に第4章の「税法の基礎をかじる」は分かり易い。


「ちゃんと税金は払うべきだ!」と思われている方でも、本書は税法入門書として一読する価値はあると思います。


なお、本書を読んでいて、思わず赤ペンでチェックをしてしまった一文。

「真贋はわからないが、税金のプロである税務署員には、扶養家族が多い・・・」(P100より)

なんでだろ〜〜なんでだろ〜〜




■目次
プロローグ
第1章 私、会社員ですが税金ゼロです
第2章 「無税の人」のつくり方
第3章 この人たちの役に立たない節税術
第4章 税制の基礎をかじる
エピローグ