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2年前に兵庫県内に新築で賃貸マンションを建てたが、施工会社が50年先まで無償で定期点検をしてくれる。なんという良い会社。今日、「2年点検」に立ち会った。

2年も経つと、エントランスの植木も大きくなっていた。



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入口もキレイ。


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共用部も美しい。



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屋上も問題なし!
周辺に高い木がないので、ドレンが塞がれることもない。

それにしても、暑い1日だった。
沖縄より暑い。


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幸いなことに、建物完成後、ずっと満室なので、部屋の内部の点検は出来ない。外壁・屋上・共用部のみの点検となったが、異常なし。

これまた幸いなことに、このマンションの一室に秘書ちゃん夫婦が住んでくれているので、私だけお邪魔させて頂いたが、内部も問題なし。


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秘書ちゃんとは昨日も会ったのだが、娘ちゃんとは久しぶりの再会。
この前一緒に黒豆狩りをしたのに、覚えてねーよなーーー。

昨日も散々喋ったのに、今日もランチ&デザートを用意してくれ、長時間お邪魔してしまった。すまん。

秘書ちゃんから、「武田さんの『最後の秘書』になれるように付いていきます!」と言ってもらったのは素直に嬉しかった。スーパー秘書として、来世までよろしくお願いします。


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憎悪の科学 偏見が暴力に変わるとき
マシュー・ウィリアムズ
河出書房新社
2023-03-29



帰りの飛行機で『憎悪の科学 ー偏見が暴力に変わるとき』を読了。

大学生の時にヘイトクライム(憎悪犯罪)の被害者となり、それを機に(ジャーナリストになる夢を捨て)憎悪犯罪学の専門家になった著者が、二十年以上にわたる憎悪(ヘイト)研究の集大成としてまとめた本。憎悪の根底には偏見があり、偏見はあらゆる人に備わっており、それは様々な要因によって憎悪に変わり、過激な行動(暴力、殺人等)をもたらす。本書は、そのティッピングポイント(転換点)を探っていく。

結論として、彼ら(加害者)と私(被害者)を隔てている根本的な「何か」(脳の配線や心理的な要素の違いなど)は発見されず、私(被害者)も条件が揃ったら加害者の側になっていたかもしれないとのこと。ヘイトクライムの被害者である著者がこのように述べているのだ。誰しも偏見が憎悪に変わり、暴力にいたる可能性があるということだ。

ヘイトは国籍、肌の色、宗教、身体的特徴、考えの違いなど様々な要因で生まれる。最近ではネット上での攻撃・誹謗中傷も増え、木村花さんがSNS上で激烈な攻撃を受けて命を絶った事件は記憶に新しい。

所詮は他人事なのに、何がそんなに憎いのか。

人間の行動を「遠くから」理解したいという好奇心を、ご自身に向けてみてはいかがだろうか? そしてもし、鏡の向こうからあなたを見つめる人が自分の想像と違っていたとしたら、あなたはどうするだろうか?(P379)

誰とでも仲良くなろうなんて思わんことだね。
理解できない人を理解しようなんて思わんことだね。
違和感があれば離れることだね。
殺される前に逃げることだね。