nakanoshima

朝起きてすぐにホテルを出て、中之島を東に向かった走った。
最高に気持ちいい天気。



nakanoshima

2〜3キロ走ったら中之島バラ園がある。
310品種・約3,700株ものバラが植わっており、かなりキレイな光景が広がる。
大阪に住んでいた時からのジョギングコースでもある。



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バラの見頃がそろそろ終わる時期ではあるが、まだ満開のバラもあった。
今日も朝からカメラを持った薔薇族がたくさんいた。


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午後、関学へ。
いつも学内でランチをしていたが、今日は学校の外にある学生の聖地「ハングリーウィッチ」へ。


kwanseigakuin

2年前に一度来たことがあるが、それを除いたら、およそ25年ぶり。

アメフト部員のためにあるのではないかというくらいのボリュームなのだが、結構美味しい。メニューも豊富。これだけのメニューを夫婦2人で回しているのはすごいと思う。

今日は人気メニューのカツカレー丼を食べたが、満腹すぎて(授業前なのに)胃袋が破裂しそうになった。苦しかったが大満足!

また来るぜ。


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kwanseigakuin


腹ごしらえをしたところで、商学部へ。

私の授業は、他学部の学生も含め、2年生から4年生までの学生が受講してくれている。これから就職活動という人も多く、就職活動についての質問も多い。

ある4年生の学生は、皆が髪の色を黒に戻し(もしくは黒に染め)、皆が同じようなスーツを着て、皆が必死にガクチカ(=学生時代に力を入れたこと)を探し、皆が大げさに面接で自分のことをアピールすることに、ものすごく「違和感」を感じたらしい。この学生は、かつて海外で生活をしていたことがあるのだが、その時は学校から"Be Creative" (=創造的であれ)と言われ続け、勉強内容も発言も服装も髪の色も、自由を尊重され、「人と違うことは素晴らしい」と教えられてきた。しかし、日本は、人の目を気にし、人と同じことをしなければならないという風潮がある。個性は大人や教育者によって潰される。

この学生は、「今の日本に必要なことはCreativeだと思う」という。日本はGDPが高いにも関わらず、幸福度ランキングが世界で54位(2022年)と極めて低いことも、「Creativeさ」がないからではないかと。

結局、この学生は、髪を明るい色に戻し、就活をせず、海外で働きたいという自分の夢を追求することに決め、より幸せな人生を自らの意志と行動で掴もうとしている。

私はこの学生の考えに深く共感し、授業内で他の学生にもシェアさせて頂いた。

今でも学生の半分以上がマスクをしている。その多くはウイルス対策としてマスクをしている訳ではないはずだ。他人の目を気にしているだけ。しかし、自分の中に他人を介在している人は絶対に幸せになんてなれない。他人の目を気にしたり、他人の言動を気にしたりしている時点で幸せから程遠い。幸せになりたくない人はいないと思うが、幸せになりたいなら、いい意味でアホになることだ。人と違うことを恐れないことだ。嫌われる勇気を持つことだ。人と違う髪の色でいい。人と違う服装でもいい。人より発達が遅くてもいい。人に笑われるような弱みやコンプレックスがあってもいい。それはすべて「個性」だから。自分らしく生きずして、どうして幸せになれようか。

そして、この学生のように、自分の「違和感」を大切にすること。自分の「違和感」や「嫌悪感」はたいてい正しい。だから「違和感」「嫌悪感」をスルーしたら絶対にダメ。口にすること。伝えること。おかしいことはおかしいと言える人間になること。発言することによって、他人に何と言われようが、何と思われようが、気にしすぎないこと。最悪なのは沈黙したり、不機嫌な態度を取ること。それは幸不幸以前に幼稚。黙り込んで他人が変わるのを待つ幼児と同じ。「違和感」「嫌悪感」を大切にして、自分らしさを偽らず、個性的にクリエイティブに、自分が幸せと思う人生を生きて欲しい。

今日はこんな雑談から授業が始まった。本題は省略。
雑談もホンキ。こんな話の中からも、何かのawarenessとinspirationを掴んでくれたらと思う。