大学授業の前乗りで、5日ぶりの関西へ。
先週は神戸空港入り、神戸泊だったが、今週からしばらく伊丹空港入り、大阪泊。
今日は中之島リーガロイヤルにチェックイン。
久々に中之島公園を走りたかったから。
中之島バラ園のバラが満開の季節だから。
名門 中之島リーガロイヤルは、アメリカの不動産ファンドに売却されることが発表された。まもなく創業60年を迎え、施設の老朽化が目立つが、キャッシュ余力が乏しいことから、株の一部(33%)を売却した上で大改装する。同ファンドはIHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)と提携し、リーガロイヤルは日本初のヴィニェット コレクションとなる。
以前から名門 東京帝国と中之島リーガはフルリノベすべきだと思っていた。東京オークラのように歴史と伝統を残しながら時代に合ったホテルへの生まれ変わるのだろうと思う。再オープンの2年後が楽しみだね。
ということで、改装前のリーガに泊まったが、やはり古臭い。まぁ想像通り。こんな古臭いホテルなのに、チェックインで30分も待たされる程に世界中から観光客が押し寄せていた。なんでこんな古臭いホテルに泊まるんだろうか…。IHGやSPGより安いからかな。知らんけど。
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夜、高校・大学時代からの旧友と「手打蕎麦 守破離」へ行ってきた。
本州に戻ってきたら、蕎麦が食べたくなる。
この店は、蕎麦は当然のこと、一本料理も、日本酒も、かなり美味しい。
旧友は、大阪の超有名企業で経理部長をしている。私の本も読んでくれている。彼の悩みを聞きつつ、私も彼から現場の話を教えてもらう。こういった現場の話は、大学の授業でも多いに役に立つ。いわゆる「財務諸表論」「監査論」なんて論じても学生達の関心が広がることはないだろうが、現場でどういう仕事がなされているかという話は、私も学生達も興味深い。
いまは、一億総ジェネラリストを育成するような古臭い昭和のマネジメントは通用せず、従業員に会社への忠誠心・協調性・同質性を求めることはできない。老若男女、健常者・障害者その他、色んな絵具を使いながら多種多様な色を出していくダイバーシティが強く求められながら、彼らのエンゲージメントを高めていくことも求められる。経理とて例外ではない。組織中心主義から個人中心主義へ時代が変わった中で、専門性が強く求められる経理部員をどうやって育成していくべきか。「育成しても辞めていく」のはどうにもならん。この店名のとおり、「守破離」なのだ。人はいずれ離れていく。ジョブ型にしても、給与を上げても、優秀な人は辞めていく。それを悩むなら、非自前主義にするか、何か組織的な対策が必要だろうね。ホテルも会社も古臭いものは変えなきゃならんのだ。
なぁ〜んて、言うは易しの居酒屋談義だ。
まぁ、難しい話はやめて、旨い酒を飲もうぜ。
と、閉店まで呑み続けた。締めの蕎麦が最高。幸せ。