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沖縄移住15日目。
初の出張。

朝の国道や空港の混み具合が分からないため、8時に家を出たが、特に渋滞もなく、8時半に空港に着いた。いつも観光客でごった返している空港カウンターも、朝は怖いくらいに人がいなかった。



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10:15発の便まで時間があったが、保安検査場を抜けて、搭乗口へ。
ホントに人がいない。朝はそんなものなのか。


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2時間ちょっとで羽田空港に就き、定宿になりつつあるホテルニューオータニ東京へ直行。
エントランスからゴージャス。

newotani




「新江戸ルーム」という部屋を予約していたらしく、江戸の文様をほどこしたインテリアに、ヒノキのお風呂が設けられていた。

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ヒノキ風呂にレモンを入れて浸かってください。
風呂上がりに日本酒を飲んで、五感で江戸を体感してください。
という粋な計らい。

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ステキなメモパッドまで。

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こういった計らいだけでなく、接客も好き。
「コスパ」というコトバは好きじゃないが、このホテルの倍以上の値段を取りながら接客がズタボロって所が多い中、ここはコスパが良過ぎる。老若男女国籍問わず多くの人に愛されるはずだ。勉強になる。さすがだ。オーータニさん!


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夜、ビジネスパートナーと「MARUGO YOTSUYA」で合流。

marugo



普段からお世話になっているのに、私の上京が減りすぎて、14ヶ月ぶりの再会となった。積もり積もった話をシェアしてたら、あっという間に4時間が経過。今日も飲みすぎたが、料理もワインも美味しかった。いい店を紹介してもらった。

marugo


ビジネスパートナーから、「従業員にどうしたら経営理念を浸透させることができるだろうか?」という真面目な相談を受けたので、真面目に「ソニー再生」という本を薦めておいた。この数年で読んだビジネス書で圧倒的にオススメの書。瀕死のソニーが再生したのは、平井一夫という「行動者」が世界中で従業員と「対話」する場を持ち、経営理念を伝え続けたからだと思う。一人ひとりの魂に火を灯し、やる気や強みを引き出し、インボルブし、エンゲージメントを高め、組織を蘇らせ、結果(過去最高益)を出す。これが経営者たる姿だと思う。

拙著「社長の本分」でも少し書いたが、メールやLINEやチャットなどの便利なツールがある時代だからこそ、face to faceの「対話」が必要なんじゃないかな。LINEにスタンプを貼り付けただけの薄っぺらいコミュニケーションでは、想いや感情を伝えたり、相手の想いや感情を引き出したり、魂に火を灯すことなんて絶対にできやしない。

ビジネスに限ったことではなく、相手に想いを伝えるには、直接相手に会って、目を見て「対話」をすべきだと思う。それがほんの2〜3分でもいい。私がLINEでのコミュニケーションや、オンライン飲み会などを一切断ち切っているのは、直接会わなきゃ共感もインボルブもないと思ってるからだ。おそらく平井一夫さんもそういう考えで、世界中のソニーの拠点に足を運んで、タウンホールミーティングをやってきたのだろう。

コロナが拡大して会える機会が減ったビジネスパートナーや友達は多いが、そんなものは誤差。いつでも会える。会って話をすれば、誤差もリセットされる。そして、会って話をすれば、想いは伝わるし、インボルブもできる。記憶にも残る。

マスクも外し、意味のないアクリル板も取っ払われ、ようやく笑顔を見ながら盃を交わすことができるようになってきた。ビジネスでもプライベートでも、マスクを外し、「対話」の時間を持とう。それがすべてだと思う。