富士山

今年最後の東京出張。
新幹線からの富士山の美しさ。写真の上手さ。


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今日は、とある資産形成のセミナーに参加した。

「貴穀賤金(きこくせんきん)」といって、江戸時代から「穀物は貴く、お金は賤しい」という思想が日本人の根底にある。「お金は賤しいもの」「お金は汚いもの」「大事なのはお金じゃない」と思っている人は少なくないだろう。しかし、果たしてそうなのか。日本人の大半が「お金」に関する教育を受けていない。だから、収入の大半を浪費・消費・ローン返済に回し、資産を持っていない。なので、給与が下がり、物価が上がり、金利が上がり、税金が増えると生活できなくなる。

お金は、知識のない人から、知識のある人へ流れるものなのだ。自分や大切な人を守るために、フィナンシャル・インテリジェンスを真剣に学ぶべきだと思う。

今日のセミナーは3名の講師が登壇した。私のビジネスパートナーでもある。3名の総資産合計は優に100億円を超える。それほどの資産を持っている人は、人の5倍、10倍働いているのか。逆である。自ら労働するという考えがない。「自由」を誤解する人もいるが、何もしないことでもなく、何でもできるということでもなく、アーリーリタイアメントでもなく、自分が大切にするものに「限りある時間」を使うことができるということである。いつ終わるかも分からない人生を、自分と大切な人の「幸福」のために使うということである。「まず稼ぐ」という貧者の発想を捨て、「幸福」になることを考えるべきである。貯金を増やすことを考える前に、資産を増やすことを考えるべきである。今日の講師陣の話の共通点は、そんな話だった。

このセミナー、2部構成で、後編は2月に開催され、私が登壇する予定(但し、既に満員御礼)。今日の3名の講師とは違った切り口で、資産形成術を論ずるべく、今日のセミナーを聞きながら準備完了。


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夜、築地の『築地玉寿司 築地本店』2階に出来たばかりの『鮨 本店上ル』へ。

CPA会計学院の代表であり、公認会計士受験指導の第一人者である国見会計士(写真左)と、監査法人時代の同期であり、内部統制構築コンサルの第一人者である浅野会計士(写真右)と、武田雄治。夢の会食。

築地玉寿司



いきなり雲丹を手に乗っけてくれるヤツ、来たー。

築地玉寿司



なまこ、セイコ蟹、鮑、牡蠣。

築地玉寿司



握りも超美味かった。

築地玉寿司


これだけ食べて、思っていた値段の半額だった。また絶対に来るよ。

CPA会計学院は、先月の公認会計士試験合格発表において、合格者数は603名(占有率41.4%)を達成した。合格者数は(TAC、大原簿記を抜いて)2年連続でNO.1となった。国見先生がCPA会計学院で働き始めた時、合格者数は3名だったらしい。そこから20数年間、コツコツと努力を積み重ね、昨年NO.1となり、今年は更にぶち抜いた。この勢いは止められないと思う。ホントにすごいことだし、尊敬に値する。

CPA会計学院が運営する「CPAラーニング」は会員数が10万人を突破。近いうちに50万人を突破する見込みだという。こんなすごい人達と一緒に仕事が出来ることは有り難く、嬉しいことだ。浅野会計士も来年、「CPAラーニング」で実務家向けの内部統制の講義をやる予定。縁ある人間関係が深まっていき、それぞれの叡智を活かして、新たな価値創造が出来ることを「幸福」と言わずに何と言おうか。

先日、東証プライム上場企業の経理部門の方から連絡があった。「武田先生の『CPAラーニング』の経理実務講座を全経理部員で受講しました!」、「武田先生に会社に来て社内研修をしてもらいたいので、担当役員と交渉中です!」と。嬉しさの極みだ。

ブログ、SNS、YouTube、CPAラーニング、大学授業、執筆…と、大した益にはならないが、意味はある。多くの人に何らかのインスピレーションやインフルエンスを与え、感謝を頂くということが最大の報酬であり、生き甲斐でもあり、幸せでもある。これからも「限りある時間」を無駄にせず、幸せをつかんでいきたい。