プロネクサス_決算早期化セミナー


1週間ぶりの東京。
プロネクサス主催 決算早期化セミナー(オンデマンドセミナー)の収録。
10年以上前からやっているセミナーだが、毎回アンケート結果が好評らしく、アンコール開催をすること21回目、今回で22回目の開催となる。ホントにありがたいこと。

ただ、スタッフもいない完全無人の部屋で、天井からぶら下がったカメラに向かって、4時間も喋り続けるというのは、めちゃくちゃ疲れる…。ボケても笑いがない。私が笑っても反応がない。1年で最も酷な仕事だ。相当な根性と、開き直りと、センスと、自己愛がなければ乗り越えられん。毎回、プロネクサスの収録後はクタクタで、ぶっ倒れそうになる。

オンラインセミナー、オンデマンドセミナーは受講者数が数倍になるので、多くの方に受講して頂けるという大きなメリットはあるものの、(個人情報は講師に開示されないため)私は受講者の名前も顔も分からぬまま。

早く対面セミナー(もしくはハイブリッド型セミナー)に戻して欲しい。受講者と「対話」がしたい。

ちなみに、今回収録のセミナーは、2022年10月3日(月)から配信される予定。詳細・申込はこちら


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東京駅


夜は、東京駅へ。
クライアントの経理部長さんと定期的なお食事会。

部長と出会ってから10年近くになると思うが、今でも経理の最先端の情報を教えて頂けることは本当に幸せだと感じる。今日も、監査対応、システム対応、経理部内の人材育成、非財務情報開示の対応などの話を聞かせて頂いた。いまの私の関心事の一つは非財務情報開示(サステナビリティ開示)。その実務対応の片鱗だけでも聞けたことは、私にとって大きな意味がある。

会社も経理も「生き物」であり、常に動き続け、変わり続ける。そこにどうやって対応していくかを考えることもリーダーの大きな仕事のひとつだと思う。サステナビリティ開示なんて、誰もやったことがないし、誰も準備してなかったと思うが、それでも多くの上場企業が瞬時に対応している。キャッチアップしなければ、振り落とされる。振り落とされたら、奈落の底まで落ちていく。「会計ビッグバン」なんて言ってた頃が懐かしいが、いまはそれ以上の変化が起こっているのではないか。国や制度が付いてきてない事幸いに四半期ごとに同じような書類を作っているだけの経理が多いが、「経理の本分」はそこではない。

投資家や経営者や社会からの要求が変わってきた中で、経理が変わらなければならないと思う。稲盛和夫さんが『実学』で言っているように、会計は「現代経営の中枢」をなすものなのだ。中枢部門が外部環境に付いていかないのは、DXを掲げながら紙とハンコを無くせないお役所仕事と同じこと。経理を変え、会社を変え、社長を変える、という我が理念をこれからも伝え続けたいと思う。


過門香



YouTubeで「終わりの会」を再開しました。またボチボチ更新していきます。