経理になった君たちへ

ありがたいことに、多くの方から読みきれないほどの数の書籍をご恵贈頂くが、手書きの手紙が添えられていることは殆どない。先日、公認会計士YouTuberくろいさん白井敬祐さん)から、手紙と共に初の著書を送って頂いた。


本書『経理になった君たちへ』は、会計入門書ではなく経理実務入門書であるが、ここまで大局的・俯瞰的に説明してくれている本はない。

上場企業の経理実務がある白井先生だから書ける本。まさに「経理になった君たちへ」オススメの一冊。

目次は、以下の通り。
第1章  経理部に配属されちゃった
第2章  非上場会社 /会計事務所委託編
第3章  非上場会社 /単体経理編
第4章  非上場会社 /大会社編
第5章  非上場会社 /子会社編
第6章  上場企業 /親会社編

主人公の会計太郎くん(新入社員)が経理部に配属され、その会社が大きくなっていき、上場企業に買収され、さらに親会社に出向することになり・・・というストーリーの元、様々な規模の経理実務を学ぶことができる。

各章にある「コラム」も非常に良い。経理の面白さ・醍醐味は、自分の意見を持つ経理パーソンになり、自分の意見が業務に反映されていくことだという点は共感(P91参照)。経理部のとっての「顧客」を定義しようというコラムも共感(P280参照)。経営者などから「ありがとう」と言ってもらえる仕事をすることが、経理の面白さであり、経理の本分だと思う。





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なお、白井さんは、私も講師をしているCPAラーニングの講師もしており、こちらの「経理実務コース」も超オススメ。経理の仕事をされてる方は必聴! (無料です)


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そして、今日、著者の白井さんと飲みに行った。
出版おめでとう!

shirai