一昨日、昨日に続き、今日も収録の日。
今日は、YouTube Live
毎月毎月、スタッフの皆様が手弁当で手伝ってくれるのは感謝しかない。


Live前にスタッフと焼肉屋へ。
ジム帰りだったので、今日はノンアルコール(烏龍茶)で、肉・サラダのみ。

焼肉



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YouTube Liveは、今日もハプニング発生。マイクが音を拾わないという想定外なトラブルが発生した。生ライブはトラブルが付きものだと思っているが、画像が切れたり、音が切れたり、ネットが切れたり・・・次から次へと何かが起こる・・・。原因不明。結局、撮り直しとなったため、事前に告知していたURLと異なる所からの配信となった。最初からご覧頂いていた方には、ご不便&ご迷惑をおかけしました。


▼アーカイブ配信の閲覧は画像をクリックしてください。
youtube live



これまでのLiveで、「読書」や「知的生産術」をテーマに喋ったことがあったので、今回は「ライティング力」(文章力)をテーマに喋った。

前回(2月)のLiveの際に、視聴者の方から「プレゼン力を高めるにはどうしたらいいですか?」という質問を頂き、その際に私は「情熱で伝えるのみ」というような回答をしたのだが、文章力を高めるのも同じではないかと思う。文章に情熱を込めることが文章力を高めるのではないだろうか。

とはいえ、プレゼン力や文章力を高めるためには、モデルとなるような人の喋り方や書き方をマネるモデリングする)ことも大切だと思う。例えば、好きな作家の小説を読んでいる時に、心を揺さぶられるような文章に出会ったら、私は赤線を引いておき、読後にノートに書き写している。その文章をモデリングすることにより、語彙力や文章力は確実に上がっていく。漫才師になりたい場合も、外国語を学びたい場合も、同じようにモデリングすることが上達への近道ではないだろうか。学生時代、漫才師を目指していた友達は、ダウンタウンの漫才を一言一句暗記し、なぞるように一人でボケて、一人でツッコむということをやっていたが、しばらくするとホントに漫才師のような喋り方になっていた(その後、メガバンクに就職したのだが)。私が学生時代、英語にハマっていた時は、「Back to the future」のセリフを全部覚えて、マーティーやビフをなぞっていた。そういうセリフは、いまでも覚えていたりする。

ライティング力についていえば、長い文章を書くことよりも、短い文章を書くことの方が難しい。このブログは毎回1000文字くらい書いているが、これは簡単なこと。でも、このブログを300字とか500字にまとめろと言われると、それは難しい。

Liveでも述べたが、私は新聞のコラム(朝日新聞の「天声人語」、読売新聞の「編集手帳」、日経新聞の「春秋」、産経新聞の「産経抄」)はめちゃくちゃ参考にして、モデリングしている。特に竹内政明さんの時代の「編集手帳」と、いまの大島三緒さんの「春秋」は、かなり読み込んできた。時事ネタを盛り込みながら、オチまで付けて、約500文字にまとめるというのは、簡単にできるものではない。それを(休刊日以外)毎日毎日繰り返すというのは「神」だと思う。「編集手帳」や「春秋」も、赤線を引いて、ノートに書き写す(もしくはノートに貼り付ける)ということをやっている。

Liveでも紹介したが、竹内政明さんと池上彰さんの共著『書く力』は、文章力を高めたい人にはオススメ。竹内政明さんの本は、他にもたくさん出ているので、それらもオススメ。大島三緒さんの本も参考になった。あと、「天声人語」を担当された辰濃和男さんの本も。





「春秋」うちあけ話 (日経プレミアシリーズ)
大島 三緒
日本経済新聞出版
2020-03-10


文章の書き方 (岩波新書)
辰濃 和男
岩波書店
1994-03-22





Liveで紹介した竹内政明さんの神文章はこちら。

読売新聞



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Live後は、スタッフの皆様と打ち上げのケーキを。
モンブラン好きにはたまらない中島大祥堂の丹波栗をまぶしたモンブラン。

中島大祥堂


花粉症で喉のイガイガがひどい中、3日間よく喋った!
明日から無口な武田雄治に戻るわよ。