この前泊まったホテルから宅急便が届いた。
「なんやろ??」と思ったら、手紙と共に、あの「京大和」で炊き上げられた丹波黒豆を使用したという有名なパウンドケーキが入っていた。うわぁ〜、びっくり。
チェックアウトの際に、私がちょっと面倒なお願いをしたのが原因ではあるのだが、フロントの担当者が領収書を書き損じてしまったらしい。私としては、どうでもいい書き損じなのだが、ホテル側の経理処理の関係上、領収書を再発行しなければならないと。
「大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません」云々という長い文章と共に、返信用封筒と、立派な箱に入ったパウンドケーキが送られてきた。
そこまでするか。
ホテル側は、宅急便の追跡までしていたらしい。私が自宅を不在にし、再配達を依頼したことを知ったホテルのマネージャーから、「重ねてのお詫びの言葉となり大変恐縮ではございますが…」云々というお詫びのメールまで届いた。
見習うべきだ。こういうの。
ここまでされたら、ファンになるやろ。また泊まりに行くやろ。ロイヤルカスタマーになるやろ。1泊でウン十万落とすやろ。
黒字社長塾のクライアントの社長にも言ったことがある。直筆のハガキ1枚でいいから、お客様に送ったら、営業が不要になるかもしれませんよ、と。
賞味期限が迫っていたので、すぐ食べた。当然に美味しい。
これまで何度かこのブログで書いたことがあるが、私がビジネスをする上で、常に心がけていることがある。私の中で、「プラス1%の法則」と名付けているのだが、どんな仕事であれ、依頼主からの「期待を超える」ということを守るようにしている。お客様の期待値のプラス1%のことをやると「ありがとう」と言われる。お客様の期待値のマイナス1%で済ませると信頼を失う。でも、プラスマイナス1%の努力の差は、能力の問題ではなく、単なる気持ちの問題。気の緩みが全てを失う。
信頼を失うのは一瞬。そして、信頼回復は信頼維持より10倍苦労する。だから、普段から信頼を得るためにプラス1%をやり続けことが、誰にとっても happy なことであり、これが「商売の原点」だと思っている。
これについては、YouTubeでも述べているので、興味があればご覧下さいませ(7分26秒)。
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1月 22日(土)20:00〜 の予定です。
今回のテーマは、『資産形成術』。
このテーマに関する事前質問がある方は、何らかの方法でご連絡ください。