金曜日は大学授業の日。

どうやって会計や監査に関心を持ってもらおうかと、毎回苦労する。

今回はこの記事を配布した。非常に良い内容のコラムだと思う。

なんでも開示
([出処] 日本経済新聞 (2021/11/17)より)

企業のディスクロージャーの範囲がまだまだ広がっていく。どこまで広がっていくのだろうか。財務情報のみならず、非財務情報へと開示の拡大は(個人的には)大賛成であるし、気候変動リスクの開示についても大賛成である。企業にサステナビリティを求めるようになってきた中で、積極的にサステナビリティ開示を行うことがパブリックカンパニーとしてのアカウンタビリティー(説明責任)だと思う。

しかしである。このコラムにも書かれているとおり、2つの問題を感じる。1つは企業の負担増大。最近、私が上場企業管理部門の方と議論をするのはこの点である。開示拡大に伴い、関連部署の激務はすさまじい。そしてもう1つは、膨大な開示を「誰が見るの?」「見て分かるの?」問題。うーん、見てないよね。

岸田首相の掲げた四半期開示の緩和、期待はしてないが、在任中に不毛な開示の重複くらいはなくして欲しいと思うところ。

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という「前置き」から授業を進め、会計監査の話へ。

シラバス上は「監査主体論」(誰が監査をするのか)がテーマ。だが、そんなことを真面目に講義しても面白くない。なので、事前に「プロフェッショナルとは何か?」というお題を与えており、各学生に発表をしてもらった。毎回いい発表をしてくれる。

プロフェッショナルの定義は様々。会計士試験に合格したからプロフェッショナルという訳ではない。たゆまぬ努力を続け、技術を身につけ、結果を出し、価値を生み出す人がプロだと思う。サラリーマンとして生きていくとしても、ジェネラリストで生き残るは難しいと思う。ジョブ型雇用が当たり前になる時代がくるかもしれない中で、プロフェッショナルとして生きていくための努力は(大学3年生の君たちの頃から)した方がいい。



今日は、そんな話をした。

スガシカオの曲が流れてきそうな講義じゃ。

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そして、今日は公認会計士試験の合格発表日。

私が合格して20年が経った。

20年前の合格発表の日。
合格発表を見に行った近畿財務局から、(内定をもらっていた)新日本監査法人東京事務所へ直行し、事務所の廊下で撮られた写真。ホワイトボードの前でスナップショットとは、今思えばひどい写真だなぁ。

この4日後に入所式があり、社会人になった。25歳、遅咲きのデビュー。ここまで育ててくれた親には感謝・感謝・感謝しかない。

合格発表



初めてもらった名刺。EYのロゴもなく、メルアドはKPMG。
そんな時代もあったねと。

KPMG



20年。
死ぬほど働いてきたし、たゆまぬ努力もしてきたし、圧倒的な結果と成果を出してきたし、そこそこの貢献もしてきたと思う。もう死ぬほど働く体力はないが、努力を止めることはない。経理を変え、社長を変え、会社を変え、多くの人の未来を変えていくという自己のパーパスを全うし、社会に足跡を残したい。自分を成長させてくれ、支えてくれた人への感謝を忘れずに。