ビジネス雑誌まで「FIRE」を取り上げたか。両誌とも目次を見ただけであるが、「FIRE」の本質を分かっているとは思えない。本質を突いた内容じゃない方が売れるんだろうけど、投資信託などに手を出して、大火傷する人が出てくるんじゃないだろうか。それこそ「FIRE」だ。笑い話で済まされんわ。ご利用は計画的に。この手の雑誌や書籍を読むのなら、『ユダヤ人大富豪の教え』でも熟読して、Financial Independenceの意味を理解し、理詰めで金持ちになった方がいいと思う。それをせずに、Retire Earlyを目指すのは間違えてると思う。

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Retire Earlyといえば、プロスポーツ選手。日本ハム 斎藤佑樹投手に続き、今日(10/16)、日本ハム 栗山英樹監督が今シーズン限りで退任することを表明した。名監督であったと思うが、どんな人物であっても勝ち続けることはできないし、チカラが衰える時は来る。プロであるが故に、一線を退く日が必ず来る。

「やめるのは簡単。でも、諦めずに立ち向かう姿を見せる使命がある。だから絶対に逃げるな。」 栗山監督は、斎藤佑樹投手に数年前からこう言い続けたらしい。そして、斎藤佑樹投手から引退の報告をもらった時は、「自分でやりきったのか?」と問うたという(スポーツニッポンの栗山監督の寄稿より)。

自分がやりきったと思えたら、そこが終着点であり、一線を退くタイミングだと思う。そこまでやり切るのがプロではないだろうか。斎藤投手は、思うような結果が挙げられなかったと思うが、やり切ったのだと思う。

ちょこっと副業で儲けたからリタイアするとか、ミニマリストのような生活をして貯金を切り崩しながらやっていけそうだからリタイアするとか、私にはそんな人生に何の魅力も感じないし、そんな人と友達にもなれないと思う。


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なお、野村克也監督の『野村ノート』も良かったが、栗山英樹監督の『栗山ノート』も良かった。栗山監督が、日本ハムの全チームメンバーに『論語と算盤』を読ませ、大谷翔平選手が愛読していることは有名な話であるが、一流選手も、「論語」(=チームのため)と「算盤」(=個人の活躍・成績)のを高いレベルでバランスさせることが必要であり、ギリギリの勝敗になった時に勝敗を分けるのは人間力である。成功するためには、人間力を磨き続けなければならないと思う。『栗山ノート』はそういうことが書かれている。


栗山ノート
栗山 英樹
光文社
2019-10-22