BOXIL EXPO

今日は、(以前から告知していた)スマートキャンプ株式会社主催『BOXIL EXPO 第2回 財務・経理・総務・法務展』の特別講演に登壇した。登壇といっても、自宅からのZoom配信。主催者とも開始20分前に初めて顔を合わせた。「初めてまして〜、ではお願いします〜」ってな感じだった。時代は劇的にしか変わらない。コロナ前だったら、登壇までに何度も東京に通っていただろうに。

「攻めの経理が会社を強くする 今 考えたい経理の真価」というテーマで60分間喋らせて頂いた。テーマは主催者から頂いたのだが、いいテーマだった。

多くの経理部が「守りの経理」になっているが、「攻めの経理が会社を強くする」というのはホントにそのとおり。私が「経理を変えれば会社は変わる」と言い続けていることと同じであるし、拙書『経理の本分』で書いた内容とも同じである。経理部は「情報倉庫業」(=仕訳屋)に留まっていてはならず、「情報製造業」(=価値ある情報の提供)に進化させなければならないし、さらにその先の「情報サービス業」(=経営者へのサービス提供)にまで進化させなければならない。

独立してから言ってることは1ミリも変わっていないが、それでいいのだ。


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自分のセミナーが終わってから、とある有名な学者の講演のアーカイブ配信(見逃し配信)を視聴した。この学者のセミナーを聴くのは今回が初めてだったが、とても感銘を受けた。アーカイブ配信だったので、もう一度見返したほど。

めちゃくちゃ大きな気付きがあった講演であったが、内容自体はこの学者の書籍や論文や雑誌記事に10年前から書かれているものと1ミリも変わっていない。正直「あー、またその話か」と思ったが、それでも講演を通して解説してもらうと驚くほどの気付きがあった。インスピレーションを与えられる講演であれば、内容は10年前から1ミリも変わっていなくていいのだ。講演やセミナーで大切なのは新たな知識を得られるかどうかよりも、生きたインスピレーションを得られるかどうか。

この学者の著書をこれまで3冊読んだことあるのだが、実はこの3冊の内容もほぼ同じ。そこを批判する読者も多いだろうが、私は批判どころか賛美と感謝の気持ちである。大切なことを違う切り口で3度も言ってくれ、3度も気付きを与えてくれるのだから。

私の講演も書籍も、いってみれば同じことを何度も言ってるだけなので、それをいちいち批判してくる人もいるのだが、毎回毎回違うことを語る人なんて信頼できねーだろし、理念や信念は変わるものではない。大切なことは不易であり、それは語り続けるものだと自分に言い聞かせている。

これからも、「経理を変えれば会社は変わる」と言い続けると思う。

いま書いている本も、それを違う切り口から書いている。


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次回のYouTube Liveは、

9月17日(金)20:00〜 です。

ちょっと事情があり、今回は第3金曜日にやります。

視聴者の方からリクエストを頂き、今回のテーマは『これからの稼ぎ方』についてお話ししたいと思います。

2020年5月に『武田雄治の金銭哲学』というテーマでソロライブをしたことがありますが、お金についてお話しするのはそれ以来かもしれないですね。大切なことを違う切り口でお話しします。


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