3ヶ月ぶり、今年5度目の東京。
かつて毎週、東京まで新幹線で通っていたのがウソのよう。
久しぶりに平日午前に東京行きの新幹線に乗ったが、ガラガラだった。
もう誰も出張をしてないんだね。
今日は、プロネクサス社にて、決算早期化セミナー(オンラインセミナー)の収録。約10年前に初めて登壇させて頂いて以降、アンコール開催を続けること20回目となった。昨年から感染症対策としてオンライン開催になったが、それでも10年間、21回も呼んで頂いていることに感謝しかない。
ただ、スタッフもいない完全無人の部屋で、天井からぶら下がったカメラに向かって、4時間も喋り続けるというのは、めちゃくちゃ疲れる…。相当な根性と、開き直りと、センスと、自己愛が求められる。芸人にでも成り切って演じなければ乗り終えられんわ。視聴者も見ていて疲れるだろうなあ…。
早く対面セミナーに戻って欲しい。
収録後はクタクタで、ぶっ倒れそうだった。
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セミナー後、IFRSの仕事を一緒にやっているヨッシー(吉岡会計士)が出てきてくれた。頻繁に会っているような気がするが、1年ぶりだった。政府の飲食店に対する過剰な要請は、face to faceの付き合いを遠ざけてしまっている。
対面セミナーも、酒類提供も、深夜営業も、早く戻って欲しい。
スタミナが切れていたので、ガッツリとステーキを食べた。
よみがえった。
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平日19時台の丸の内仲通り。
信じられん景色。三菱村の人たちは完全リモートワークなんだろうか。
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ビールを買って、ホテルに入ると、デスクの上にアンリ・シャンパルティエのお菓子。
元西宮市民に、西宮の会社の洋菓子を用意してくれるとは、粋なホスピタリティ。
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「100分de名著」のテキストを見ながら、「100分de名著」のTVを見る。
今回の書籍『群集心理』(1895年刊行)はめちゃくちゃ面白い。
・群衆はばい菌のように作用する
・群衆は感情が誇張的で、単純
・群衆は未熟な心理しかもたず、非合理な行動をとる
・群衆は粗暴で偏狭になる
・群衆は暗示を受けやすく、物事を軽々しく信じる性質をもつ
まさにネット民。陰謀説に振り回される人たち。
群衆は、個性や知性を喪失させ、戦争のはじまりとなる。
「群衆」でなく「連帯」を、というメッセージは響いた。