肉そば藤七


昨夜会ったKさんから、「せっかくグルメ」ということで、「藤七」という行列ができる蕎麦屋を薦められた。

開店直後に行ったのだが、既に行列が出来ていた。立ち食い蕎麦屋なので回転は早く、10分位で店に入れた。「肉そば」というのが有名らしいが、そこに「ゲソ天」をトッピングするのがツーらしい。それを注文。

「蕎麦にゲソ天!?」「その組み合わせ、合うのか!?」と思ったが、合うんだねぇ〜これが。美味い(しかも安い)。行列ができるのが分かる。蕎麦の量に比べて多すぎるんじゃないかという位の大量の肉が載ってる上に、ゲソ天トッピング。私は7割位食べたところで満腹になったが、周りの客を見渡すと若い客の多くの人が大盛を注文していた(上の写真は私が注文した並。大盛はおそらく麺が2倍あると思う。)。

満腹・満足。

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仙台城跡

帰りの飛行機まで時間があったので、「仙台城跡」へ。
仙台市街が一望できる高台にある。いい所に城を構えてたんだねぇ。伊達さん。


仙台城跡

大広間跡が残っている。


仙台城跡

伊達政宗造。


仙台城跡


同じ敷地内に、明治維新以後の戦死・戦没者の御霊約56,000余柱を祀っている宮城縣護國神社があり、その境内に「英霊顕彰館」ってのがある。戦艦大和の展示をしていたので入館してみた。明治維新から大東亜戦争までのあらゆる展示がされていて面白かった。私は戦国史より近現代史の方が好きだ(じゃ、仙台城跡になぜ来たのだ…?)。


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秘書ちゃんが、仙台の情報もLINEで送ってくれた。

「輪王寺」(りんのうじ)の山門からの山道が美しく、庭園が綺麗だと(ちなみに情報源はInstagramらしい)。

輪王寺

確かに、山門からの山道は美しい。初夏だ。


輪王寺

そして、庭園がホントに素晴らしい。
日本全国いろんな日本庭園を廻ってきたが、ここはめちゃくちゃ気に入った。


輪王寺

ため息が出るほど美しい。


輪王寺

三重塔まである。


輪王寺

ここの席が気に入った。


輪王寺

その席からの眺め。

ここでただぼんやりと過ごした。

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今回の東北旅行も、いつもの如く詰め込んで廻った。レンタカーの走行距離は4日で800キロを超えていた。うち200キロ以上は峠道だったと思う。「セナ足」でぶっ飛ばしたため身体中が痛い。本当は男鹿半島(秋田県)や酒田(山形県)辺りも行く予定だったが、身体が持たないと思い、ルート変更した。次は白神山地を目指したい。

今回の旅で一番印象に残っているのは、陸前高田市の全てが流された光景だ。全てが流され、人が戻って来ていない場所に、数メートルのコンクリートの壁(堤防)を作り、街と海を分断してしまった。そうせざるを得ないとしても、あの光景はショックだった。そして、その場所で、いまでもショベルカーの音だけが響いていたことも。阪神大震災の復興とは次元が違う。

その日のブログにも似たようなことを書いたが、「生きてるだけでいいじゃないか」と思った。人間は、他人の価値観に左右され、悩み、苦しみ、ストレスを抱えながら生きている生き物だと思う。しかし、サミュエル・バトラーがいうように、『人間を別にすれば、あらゆる動物たちは、生きていることの主たる仕事が、生を楽しむことだということを知っている』のだ。

私も、自由奔放に生きてるように見られるが、当然に悩み、苦しみ、ストレスを抱え、それを克服するために多少の努力もしてきた。だけど、あらゆる動物たちは、いつか、必ず死ぬ。それは今日かもしれない。もう正義感を振りかざしたり、正論述べたり、他人に同調したりして、ムリしなくていいんじゃないか。自分らしく、生を楽しむことを最優先に、ライフシフトをしていいんじゃないか。人生は所詮フィクションなんだから。

人生に深みを求めすぎず、完全なる善を求めすぎず、その時その時を楽しんでいこうと思う。

(完)