令和3年3月3日。
ついに、というか、やっと、というか
引っ越しの日がやってきた。
色んな人から、夢のマイホームを手放すことに対して「寂しくないのか?」「未練はないのか?」とか言われるが、それは全くない。自分でも感情を司る神経の一部が欠けているのかと思う時がある。
確かに、大きな庭のある豪邸に住むことや、フェラーリに乗ることは、長年の夢だった。手に入れるまでは圧倒的な行動力で駆け抜けたし、契約した時の興奮は今でも思い出す。
しかし、手に入れると、夢は既に「過去」のものになる。そこに執着はない。いずれ手放さなければ新しいものは掴めないので、寂しさも未練もない。
それより「未来」を変えていきたい。次の新たな夢に向かって。
あらゆるものを手放しているのには理由がある。
先日のYouTubeでも述べたが、いま、時代の節目を感じている。人新世の時代、風の時代がやってきて、資本主義が終焉をむかえたような気がする。脱成長、脱炭素、サスティナブル、スローダウン、シェア、共存といったコトバがキーワードになっているが、このタイミングでコロナが来て、ライフスタイルも働き方も変化したことが必然に思えてならない。これまでの歴史が(ざっくりと)古代、中世、近代と大きく区分されてきたが、もう近代が終わり、その先に突入したんではないだろうかと思うこともある。
将来のことは予測不能だが、大きな境目にいるような気がするので、所有しているものを一旦手放して、投資しているものを一旦換金して、カネも環境も仕事も人間関係もポートフォリオを変えた。
しばらく状況を見極めながら、身軽に生きていく。
しゃがみ込んでおいて、チャンスが来たら一気に飛び上がり、再び大気圏を突き抜ける。
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秘書夫婦は、今日も引越先まで手伝いに来てくれた。
3日連続でどこまでも働いてくれた。
お陰で、初日からダンボールがほぼ消え、フツーに住める状態になった。感情を司る神経の一部が欠けているが、この2人には最大の感謝を伝えたい。ホンマありがとう。
これからも一緒に、夢に生きよう!