フェラーリ

2年8ヶ月乗ったフェラーリと今日でお別れ。

この自宅とも来週でお別れ。

過去への執着こそ手放したい。
新しい人生を楽しみ尽くすために!


フェラーリ

フェラーリは、中学生の頃からの憧れのクルマだった。「いつかはフェラーリ」と思いながら、クルマの雑誌を見ては妄想を広げていく日々が続いた。2013年10月、ビジネスパートナーの吉岡会計士とシンガポールに行った時に、ハイアットの入口に停まっていたフェラーリF430チャレンジを見て、「願望」が「決断」に変わり、「行動」を誓った。「決断」と「行動」で人生は変わる。自分との約束を果たすために、仕事のやり方を変えた。年収は数倍になったと思う。2015年にアストンマーティンを購入、2017年にポルシェを購入した。「次はフェラーリ」と思ったが、夢を叶えることに多少の躊躇はあった。

2018年5月、再びシンガポールに行った。フラトンホテルに泊まっていたのだが、今度はホテルの入口にフェラーリ カリフォルニアTが停まっていた。その隣にはアストンマーティン ヴァンキッシュが停まっていた。両車に見惚れたが、私が手に入れるべきはフェラーリだと思った。

その場でフェラーリ カリフォルニアTをオーダーし、翌月納車された。中学生からの夢が叶った。

納車された日のノートには、「一期は夢よ、ただ狂え」という団鬼六のコトバが書かれていたのには笑える。人生は一期の夢に過ぎない。後戻りできないんだから、狂ったように好きなことに打ち込めばいい。ちなみに、団鬼六は母校関学出身。


フェラーリ

フェラーリ、アストン、ポルシェ以外にも色んなクルマに乗ってきたが、走ることの面白さではフェラーリだと思う。見た目の美しさではアストンを超えるクルマは世界中を探してもないと思う。街乗り使用なら断然にポルシェ。いずれも個人的主観だが。

フェラーリに乗っていると、「故障しないのか?」と何十人に聞かれたか分からない。電気系の故障が多いとか、雨の日に乗れないとか、いまでもそんなことを思っている人が多いのかもしれないが、さすがに今どきそんなクルマを売るはずがない。故障なんて一度もない。峠道を攻めてもとにかくキレイに走ってくれる。非の打ち所がない完璧なクルマだった。


フェラーリ

次はランボルギーニでも買うのか? と聞かれることもあるが、残念ながら、当面クルマは買わないと思う。違う夢に投資し、新しい人生を味わい尽くしたい。

ただ、私の人生の1ページに、長年の夢を叶え、フェラーリオーナーとして過ごした日々を記録できたことは誇りに思う。夢は叶えるものだ。

恐れずに、自分の心の声に忠実に、一歩踏み出したところから、人生は開かれる。