シェラトン沖縄

昨日も少し書いたが、私の新しいオフィスは(オフィス街ではなく)住宅地の中にある。

この北中城村(きたなかぐすくそん)という住宅地の小高い丘の上に「コスタビスタ」という巨大なホテルがある。初めて北中城村に来た時は、「なんでこんなところに巨大ホテル?」という違和感しかなかったが、この辺りには広大な米軍基地があり、かつては、この丘の上は高級住宅とホテルが建ち並ぶ人気エリアだったらしい(今でもその面影はある)。

この巨大ホテルは、元々は1972年に竣工したヒルトンで(1985年からシェラトンが運営)、当時の沖縄県におけるNo.1のホテルだったとか。当時はホテル内にディスコもあったらしい。いつもアメリカ人で賑わっていたのだろう。

 ※ 上の写真は、当時のシェラトンホテル(写真はネットから拝借した)。

しかし、北中城村の米軍基地は段階的に返還されることになった。1992年にシェラトンが閉鎖し、その後放置されていたのを沖縄の会社が買収し、大規模全面改修され、2005年に今の「コスタビスタ」になった。

前置きが長くなったが、昨夜はこの「コスタビスタ」に泊まった。「なんでこんなところに巨大ホテル?」という謎を解くためにググっていたら、元ヒルトンだとか、元シェラトンだとか、色んな情報が分かったので、備忘録として書いただけ。ブログはこうやって綴られる。

米軍キャンプが移転するということは地元経済に大きなインパクトがあるに違いない。もし沖縄から米軍キャンプが完全になくなったらどうなるんだろうか。


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沖縄そば_やまや


今日はチェックアウトして、那覇でレンタカーを返却し、昼飲みできる店を探したが、良い店が見付からなかった。落ち着いて読書ができそうなカフェもないので、沖縄そばで〆めて、空港のラウンジでぼんやり過ごすことにした。

沖縄以外では食べないが、沖縄に来ると必ず食べる沖縄そば。前回のように沖縄そば屋をハシゴすることはなかったが、今回も(「朝すば」を含め)3回食べた。

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ラウンジでPCを開けると、大原簿記専門学校の受験生から「公認会計士試験に合格しました」との報告のメールが届いていた。昨日が合格発表で、私が大原簿記で喋った時の受験生も、何人か合格していた。

私が公認会計士試験に合格したのは20年も前のことだが、あの時のことは今でも度々思い出す。運良く合格ラインを超え、人生が変わったが、今でも受験勉強に追われている夢を度々見る。たいてい圧倒的な敗北を喫する夢を見る。20年も経ったのだから、もうこの手の悪夢から解放されたいのだが、なぜか絶望的な夢を繰り返し見る。私の人生において、公認会計士試験の受験勉強というのは、それほどにキツイ出来事だったのかもしれない。

監査法人に入所し、配属先が決まった日、同じグループのパートナーから、「お前ら、合格したからって浮かれてんじゃねーぞ! お前らはピラミッドの底辺なんだから、謙虚さを忘れんじぇねーぞ!」と言われたことも、今でも思い出す。謙虚さを忘れると信頼を失う。信頼を失うと全てを失う。そのことを理解したのは、合格してから何年も経ってからだ。

メールをくれた律儀な合格者諸氏には、「謙虚さを失わず、全力で上を目指してください」と返事を送っておいた。プロの世界は若手が活躍してくれないと面白くないから、全力で頑張って欲しいと切に願う。


ということで、6日間の沖縄ワーケーション終了。
また来月。