今朝の読売新聞。
「のび太、逃げた。」という一面広告に目が止まる。
やっぱりムリだよ。/ 僕には、しずかちゃんをしあわせに / することなんてできないよ。
子供の頃から、/ 勉強もダメ。走るのもダメ。/ 力は、しずかちゃんより弱いくらい…。/ 自慢じゃないけど、僕は今まで / 何かで一番になったことがないんだ。
そんな男がしずかちゃんを / しあわせにできるなんて思えないよ。
だって、結婚って相手のことを / 「世界で一番しあわせにする」って / 約束することでしょ。
僕には、その自信がないんだ…。
ごめんね。しずかちゃん。/ 僕じゃない誰かと、/ しあわせになってください。
そして、僕のことはもう / 探さないでください。
のび太
いったい、何の広告????
と思って、次のページ(裏面)をめくると、今度は、しずかちゃんの一面広告。
のび太さんへ。
勉強が、苦手でもいい。/ 走るのが、遅くたっていい。/ 力が弱くたってかまわない。/ あなたは、あなたのままで / いてください。
人のしあわせを願い / 人の不幸を悲しむことができる。
そんな、優しい / あなたのままでいてください。/ 多分それは、人間にとって / いちばん大切なことです。
運動音痴で、意志薄弱なあなただけど / 私はあなたの / その優しさが大好きです。
だから、逃げないで戻ってきて。
大丈夫。/ 私はあなたとなら、間違いなく / 世界で一番しあわせになれるから。
野比しずか
朝から泣けるわ…。。。
表裏両面を見て、映画『STAND BY ME ドラえもん2』の広告であることを知った。遂にあの2人が結婚するのか?
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先日、友人にこんな話をしていた。
勉強もダメ、走るのもダメ、といった過去の出来事にネガティブな感情を抱き、自分の箱に入り込み、あらゆる可能性を封じ込めてしまっている人が多い。そういう人は、何かをしようと思っても、カネがない、時間がない、自信がない…といった言い訳が先行する。だから何をやっても上手くいかず、さらにネガティブな感情を抱き、自分の箱に入り込む…、という負のスパイラルにはまり込む。まさに「のび太」現象が起こっている。
しかし、過去の出来事は変えられなくても、「意味付け」は変えることができるし、感情をコントロールすることもできる。人生は「振り子」だから、悪い事が起きた後には良い事が起こるはず。だから、負の感情になったら、一刻も早く気持ちを切り替えた方がいい。悪い面だけを見て、自分の人生まで否定すれば、可能性を掴むことが出来ず、ホントに人生が終わってしまう。しかし、「振り子」が振れた後のチャンスが来た時に一気に飛び上がる準備をしていた人は、人生が好転するんじゃないか、と。
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よく「1%でも可能性があるなら、その可能性を掴みにいけ」というようなことが言われるが、私も実体験として、それには同意できる。夢や願望を掴めるかどうかというのは、遺伝、学歴、才能、技量などは余り関係ない。強い意志(と、それに付随する圧倒的な行動とスピード)が、あらゆるものを凌駕し、欲しい結果を手に出来るのだと思う。
かなりの日本人が「のび太」だと思う。
ホントに掴みたいものがあるなら、言い訳せずに絶対に掴むと決断すべきだと思う。
一度しかない人生を楽しむために。
ちなみに、上の広告の表裏両面を光にかざすと、2人が手をつないでいるという仕掛け…。
おめでた過ぎる。
朝からホッコリした。。
(※ 写真はネットから拝借し、編集した)