金沢に来ると毎回立ち寄る兼六園。
日本全国様々な日本庭園を見てきたが、兼六園は何度来ても好き。何度来ても飽きない。
運良く雪吊り作業を見ることができた。
秋が近づき、冬支度。
一気に厳しい季節がやってくるんだろうな。
雪の兼六園も来てみたい。
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兼六園の近くに「国立工芸館」(東京国立近代美術館工芸館)が10月25日にOPENした。国の機関を地方に移す方針の一環で、皇居の隣に位置していた東京国立近代美術館工芸館が「国立工芸館」として金沢に移転した。
コロナ対策として予約制となっているので空いていた。
伝統工芸は全く無知の世界であるが、石川出身の人間国宝で蒔絵師の松田権六氏(1896〜1986)のアトリエ(仕事場)を再現した展示は、見惚れてしまった。特に、その展示場で放映されていた松田権六氏の創作活動の一端を紹介する10分位の映像は良かった。これを見ることが出来ただけでも、ここに来た甲斐があった。
小さな小さなアトリエで、畳の上に座りながら、ひとり黙々と無心になって蒔絵を創作しているのを撮影しただけの映像なのだが、この映像から(完成品からだけでは分からない)卓越した技術や芸術性を知ることが出来る。それ以上に、ひとつの作品を創り上げるための集中力、職人魂が伝わってきて、それに深く心を打たれた。
この映像は、死ぬまで脳裏に焼き付くだろう。
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ランチは、「ひがし茶屋街」へ。
ここも金沢で好きな場所のひとつ。
GO TOの影響か、今日は人が多かった。
食後は、喫茶「久連波」にて、抹茶と上生菓子セット。
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今回、金沢に来たのは目的があった。
サンディエゴの高校に短期留学していた時の日本人の同級生に会いに来た。色々と話したいことがあり。彼女の旦那さんは、私のセミナーを受講してくれたこともあり、以前から親しくさせて頂いている。4歳の息子さんも私のことを憶えてくれており、なぜか「たけだゆうじ〜」と呼び捨てにされる。超かわいい。
「金沢まで来てくれた御礼に」と、おそろいの赤いセーターをプレゼントしてくれた。これはビッグサプライズだった。早速着替えて、乾杯!
地元の割烹で、海の幸をたらふく食べた。本日解禁の香箱ガニも食べた。〆は寿司。食べ過ぎたかもしれんが、すべて美味かった。旧友と再会でき、楽しい時間を過ごせて、至福の時だった。
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最後に、拍手ボタンを連打したくなるような写真をあげておきますので、よろしくです。
金沢市役所前の通りより。