上高地


上高地2日目

朝早くに目が覚め、そのまま3時間ほど散策した。

昨日は水の写真をアップしたが、樹の迫力もすごい。圧倒、圧迫、脅威、荘厳、静寂が一気に押し寄せてくるような、深い緑の未知の世界に我々をいざなってくれる。


このような遊歩道が何キロも続く。

上高地



沼がある場所には、ご丁寧に、このような道が作られている。
上高地のガイドブックやサイトには、トレッキングスタイル(いわゆる山ガールスタイル)で来るように書かれているが、その必要は全くないと思う。フツーのスニーカーに、フツーの服装で問題ない。

上高地



歩きながら視点をどこに置くのか困る。
足元を見ておかないと危険だが、むしろ下ではなく、右や左や上を見て歩きたい。すごい早歩きで駆け抜ける人がいたが、もったいない。ゆっくりと、時には立ち止まり、森全体を見ながら歩けばいいのに。

上高地




歩くたびに景色が変わっていく。
その変化も楽しい。

上高地


上高地


上高地



自然の厳しさに晒された樹々もたくさんあった。年の半分くらいは雪の中にいるんだろう。厳しい寒さに耐えながら、上に上に登っていく。生きるとはそういうもんだ。

上高地


「人は見た目が9割」という本が売れたが、確かにその通りでもあると思う一方で、そうではないとも思う。人は見た目では分からない。清楚に見える人が邪悪だったり、悪そうな奴が良い奴だったりする。いろんなことを経験して思う。「人は見た目では分からない」と。

大切なことは、どれだけ根を張っているかではないか。見た目はどうにでも取り繕うことができる。それこそ、着る服を変えただけで人の印象はガラリと変わる。中身がない人こそ、見た目を取り繕う。しかし、根を張っているかどうかはごまかすことはできない。見えないところで、どれだけ努力をしているかが、その人の全てだと思う。

環境は常に変わるし、思い通りにならない。理不尽で、不条理で、想定外なことばかり。だからこそ、ブレない自分で在るために、深く深く根を張らなければならない。

それでも、倒れてしまった木はたくさんあった。樹齢数百年もあろう大木も、根こそぎ倒されていた。こういった樹も、何百メートルと根を張っていたに違いない。それでも突然に一瞬に命は絶たれるのだ。根を張らなければ上に伸びないが、根を張っても突然の想定外の出来事で人生は終わる。だからこそ、いまここを楽しむべきだと思う。見た目を気にしながら生きていくなんて、ダサイ。

ホントに大切なことは何なのか。ホントに大切な人は誰なのか。
倒木を見ながら考えた。

上高地_倒木


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散策が終わり、河童橋に戻ると、その横に五千尺ホテルという有名なホテルがある。今回はここには泊まれなかったが、上高地で一番泊まりたいホテル。

空腹になったので、ラウンジで名物のレアチーズを食べた。美味い。


五千尺ホテル_レアチーズセット


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上高地を満喫した後、バスで下山し、レンタカーに戻り、松本に向かった。

松本に住んでいたことがある会計士の知り合いが薦めてくれた蕎麦屋に直行した。特上天ざる。めちゃくちゃ美味しかったけど、天ぷら多すぎやろ・・・。

店を出てから、激しい胸焼けを抑えるため、ビールで高圧洗浄した。

松本_蕎麦_こばやし



その後、国宝 松本城へ。
今週3棟目の城視察。

五重の天守のあるお城は松本城と姫路城だけらしい(松本城が日本最古)。で、「国宝」に指定されている城は松本城・姫路城含め5つしかない。城マニアが泣いて喜ぶ城。

泣かんけど。

松本城



我ながら上手く撮れた。すべて、iPhoneなのよ!

松本城



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腱鞘炎になりませぬように!