約1億2000万円の申告漏れで4ヶ月間の芸能活動を自粛していたお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんが、26日放送のラジオ番組で、自粛期間中の月収が1万円だったことを明かした(1万円はグッズ等の印税など)。45歳にして、デビュー当時(24歳頃)以来の低収入となったらしい(以上、日刊スポーツより)。

年収で億を稼いでいたであろう人気芸人でも、仕事をしなければ月収1万円になるというのは、そこそこの衝撃だった。

本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』には、日常的に仕事をしなければ収入が絶たれる人のことを「不自由人」と定義している。逆に、日常的に仕事をしなくても生活できる人を「自由人」と定義している。

私が公認会計士になって間もない頃にこの本を読んでショックを受けたのが、自営業者が「自由人」からいちばん遠い人であり、その典型例が医者・弁護士・公認会計士と書かれていたことだ。「お前は不自由人だ!」と突き付けられたような気がした。

ただ、世の中には仕事をしなくても生活できる人がたくさんいることも知った。独立して個人事業主になると定額給与がなくなる。独立するということは、日常的に仕事をしなければ収入が絶たれる「不自由人」の仲間入りをするということでもある。しかし、私は「不自由人」としてラットレースをする気にはならなかった。世の中に「自由人」と「不自由人」の2通りの人間しかいないのであれば「自由人」を選択する方が良いに決まっている。日常的に仕事をしなくても生活できるようにするためには、究極のミニマリスト(持たない生活をする人)になるか、働かなくても収入が得られるように権利収入等を増やすしかない。

こういった話は、億を稼ぐ人であっても、無知であることが多い。先日、億を稼ぐ開業医(不自由人)と結婚した旅人(自由人)の友達から相談を受けた。「死ぬほど働いて、死ぬほど税金を納めている旦那が、投資に無関心で話が噛み合わない」と。きっと、死ぬほど働いて、死ぬほど稼ぐことに美学をお持ちなんだろう。これが、ロバート・キヨサキのいう「貧乏父さん」の典型例だ、なんて言うと新婚夫婦に亀裂が入る恐れもある。投資は10年スパンで価値向上を考えるべきと思っているが、旦那さんのポートフォリオも10年スパンで変えていくべきだろう。自由人になるには、Long-term Valueを高めるしかない。


-----

今日、ビジネスパートナーに第一子が誕生した。
ということで、急遽セントレジスのバーに集まって祝杯。

あけちゃん、おめでとう!

愛子ちゃん、お疲れさま!

いやぁ〜、嬉しいなぁ〜。

aketa