出たら買う、橘玲。
本書も面白かった。

何事も「原因」と「結果」があり、「男女の性愛の非対象性」も(進化論的にみれば)意味がある。男に強い性欲があることも、女が子供への強い愛着があることも、男のペニスが(ゴリラより)長いことも、女が性交中に喘ぎ声を出すことも、男が連続して「いく」ことができないことも、女が連続してオーガズムをすることも・・・、ちゃんと意味がある(それぞれの理由は本書にエビデンス付きで載っている)。

農耕開始以降、人類の1万年の歴史の中での乱婚 → 一夫多妻制から生まれた慣習や、より多くの子孫を残すという目的のために、女と男は別々に進化し、遺伝的にいまに引き継がれている。

夫が部下の女性と食事しただけで妻はなぜ嫉妬するのか、男は女をなぜ支配したがるのか・・・こういった話も、進化論的にみれば腑に落ちる。

性愛以外の話も面白かった。

政治家や経営者になぜ女性が少ないのかというのも、進化論的に、男女のリスクに対する考え方の違いから説明している箇所は納得できる(第25章〜第26章参照)。

本書で男女の性差の全てが分かる訳ではないが、常日頃の疑問の幾つかは氷解した。

「男は強すぎる性欲に苦しみ、女は強すぎる共感力に苦しむ」(P243)

なるほど。


※橘玲氏の『上級国民/下級国民』にも、男女の性愛の非対象性について触れている箇所があるので、興味ある方はこちらもオススメします。