神戸港



東日本大震災から4ヶ月後の2011年7月、橘玲さんが『大震災の後で人生について語るということ』という本を上梓された(後に『日本人というリスク』というタイトルで文庫化)。震災後、他の仕事を断り、2週間で書き上げたという。作家として何かを書かざるを得なかったのだろう。

コロナが収束に向かうであろう今、この本を再読してみた。

本書で書かれていたことは、「個人のリスク」を(震災により財政が一層厳しくなった)「国家のリスク」から切り離すべきだという提案。言い換えれば、人生設計のポートフォリオを変えなけばならない、という提案。当時の民主党政権がズタボロで、日経平均も1万円前後という状況においての大震災だったので、国家破綻というリスクもあった。

とはいえ、この提案は、多くの人にとって、実行は難しく、受け入れがたいものである。著者も、ほとんどの日本人が実現できないし、「たんなる絵空事」であると断っている。

ただ、国家だけでなく、不動産、会社、円といった「神話」が崩壊し、戦後的な価値観が変わった中で、新しい価値観(新しい人生設計)を見付けていかなければならないということは、当時(私を含む)多くの読者に突き刺さったはずである。

その後も著者は、人生設計論や日本人論の書籍を上梓していく。

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コロナの今は、お粗末だった民主党政権ではなく、ある程度の結果(=日経平均を2万円以上にしたという意味で)を出した安倍政権になったが、人生設計のポートフォリオを変えなけばならないという点においては、「ポスト311」と変わりはないように思う。

「afterコロナ」の世界の姿もきっと変わる。「どうなるのか?」と聞かれることもあるが、そんなこと、分かる訳がない。ただ、経済の動きも、お金の動きも、働き方も、人間関係も、人の価値観も、きっと変わると思う。

この2ヶ月、じっくりと事前準備をしてきた。色んなものを捨ててきたし、色んなものを解約した。ポートフォリオも変えた。いよいよ伽藍の世界を捨ててバザールへと向かう。

次の金曜日のYouTube Liveはそんな話もしようかな(質問、要望などがあれば、コメント欄か武田公認会計士事務所HP掲載の問い合わせ用メールアドレス宛にご連絡下さい)。



youtube_live3


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和食のお店を営む秘書の旦那さんが、名物の牛タンを送ってきてくれた。
生ワサビを添えて頂いた。美味い!

今宵も、ユービール(U Beer)からの赤ワイン。
ひとりでベロベロ。

まぁ幸せだからそれでいい。


U Beer_タン