amazonの売れ筋ランキングで、ずっとTOP100に入っていたので気になって購入。
刊行から約3週間で4刷、3万部を刷ったらしい(これはすごい!)。

facebookページで25000人以上がフォローしている有名な精神科医らしい。

文章力・論理力が乏しすぎて極めて読みづらい本だが、有益な内容ことが書かれている。
ざくっと要約するとこんな内容。
●現代人は、食べる量の絶対量が足りない「量的栄養失調」ではなく、必要なものが足りない(or 要らないものが多すぎる)「質的栄養失調」

「質的栄養失調」とは、主に「糖質過多」.「タンパク不足

●あらゆる病気の原因は、「糖質過多」「タンパク不足」(+α+ストレス)

●よって、改善策は「糖質カット」+「プロテイン」+「サプリメント

書いてることはこれだけなのだが、精神科に来る患者に栄養指導を行い、「プロテイン」と「サプリメント」の継続的な規定量の摂取を指導することにより、あらゆる慢性疾患が改善されたというから、これはすごいかもしれない。最終章には、その症例集が約60ページにわたって掲載されている。ADHD、アルツハイマー病、過食症、リウマチ、脊髄小脳変性症、アルコール依存症、躁うつ病、社会不安障害、アトピー性皮膚炎、睡眠薬依存症、不整脈、高血圧、白血病……といった症状をもった患者も、栄養指導により「質的栄養失調」を解消し、病気を改善したという事例が盛々に記載されている。

その「プロテイン」+「サプリメント」の内容等についても、細かく記載されている。
ざくっと要約するとこんな内容(一部表現を変えている)。
■プロテイン
・1回20g×1日2回=1日40g摂取
 (1日3回と書いている箇所もある…。どっちやねん…。)
・摂取したタンパク質は数時間で代謝されるため、複数回摂取すること
・ソイプロテインでなく、ホエイプロテインを摂取すること
・乳糖入りのWPCでなく、乳糖除去のWPIプロテインを選択すること
・タンパク質は、1日に体重×1.5g〜2gを摂取すること
 (肉、卵、チーズ、大豆などタンパク質含有量の多いものを食べる)
・プロテイン摂取の効果はP61参照

■サプリメント
・基本4点セット
 「鉄」「ビタミンB」「ビタミンC」「ビタミンE」
・さらに健康維持・病気予防を強化したい人は
 「ビタミンA」「ビタミンD」「セレン」

プロテインもサプリメントも市販のものでOK。
著者が薦める商品・摂取量は、本書に詳述されている。

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ちなみに、私が摂取しているプロテイン、サプリメントは以下の通り。


■サプリメント

ゴールドジムが販売しているWPIのホエイプロテイン。


■サプリメント

ニュースキンが販売しているサプリメント。最近はニュースキン製品がamazonで購入できるのが有り難い。この「ライフパックナノEX」の成分はこちらのニュースキンのサイトの右下の「栄養成分表示」に記載の通り。著者が薦める栄養素は全て含まれている。

この「ライフパックナノEX」以外にも、健康維持・体力維持のため、別途、マカ+シトルリン(ヤクルト)還元型コエンザイムQ10(カネカ)冬虫夏草&霊芝(MODERE)も摂取している。また疲労が溜まらないようにイミダペプチドも。サプリメントだけで月数万円の支出になるが、背に腹は代えられない。3ヶ月継続して摂取すれば身体の変化が実感できる(と思う)。なお、紀州のドンファンも冬虫夏草は欠かさなかったらしい(この本に書いてあった)。

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さて、話を戻すと、プロテインやサプリメントといった人工物を摂取することについては、賛否が分かれている。このような人工物を身体が受け入れることができるのか、内臓への負担が大きいのではないか…という疑問は私も持っている(なので過剰摂取をしないようにしている)。分子生物学者 福岡伸一博士の『新版 動的平衡』(小学館新書)においても、「身体の中の特定のタンパク質を補うために、外部の特定のタンパク質を摂取するというのはまったく無意味な行為」(P81)だと、ハッキリと書かれている。

著者藤川徳美さんは、サプリは「身体に必要な栄養素を抽出したものであり、代謝のために利用するもの、なくてはならないもの」(P29)であり、「人類に益をもたらすものとして最高傑作」(P32)、「人類の英知の結晶」(同)とサプリ大絶賛であるが、私の疑問に答えている箇所はなかった。「人工的なのは薬の方」(P29)であり、薬よりマシだろ…という説明に留まっている。

700万年の人類の長い歴史の中で、このような人工物を摂取し始めたのは数十年前のこと。結論は何十年後かに分かるのだろう。

ということで、ご利用は計画的に。

本書を読んで共感したのは、「医師に病気を治してほしいいと考える患者さんは治らない」(P26)と言い切っているところ。広島で開業している著者のものに、全国から診察を受けたいと問い合わせが殺到しているらしいが、初診受付は中国地方在住の方に限定しているらしい。わざわざ遠方から通わなくても、自分で学んで知識を得れば病気は治せるからだという(だから、本書タイトルの頭に「医師や薬に頼らない!」と付いている)。一般的な医師は栄養のことを知らない、そんな医師につまらない質問をしなくていい、といったことも書かれている(P28)。その通りだと思う。なんだって主体性がなければ変わらない。

知識は、誰にも奪われない最大の財産なり。


▼私のオススメ



「食べない」健康法 (PHP文庫)
石原 結實
PHP研究所
2012-01-07