2019年に一番売れた本(日販より)。

樹木希林さんの生前の残されたインタビュー記事や活字を集めたもの。

本書のタイトルは、樹木希林さんが生前、色紙に書いていたコトバ、
『私の役者魂はね 一切なりゆき』
から選んだらしい。

この一言で、この方の生き様が分かるし、本書を読んでも「一切なりゆき」の人生を歩んでこられたんだということが伝わってくる。

だから、全身がんになった後でも、楽しむのではなくて、面白がることよ。楽しむというのは客観的でしょう。中に入って面白がるの。面白がらなきゃ、やってけないもの、この世の中。」(P64)というコトバが(おそらく自然と)出てきたんだろう。

「面白がらなきゃ、やってけない」、たしかに、その通りだ。

「人は誰でもいろんな形で背負っているものがあると思うけど、それだけが人生のすべてじゃないものね」(P182)。だからこそ、「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」(P199)。けれど、「人はみな、どんな人生を送ろうとも、最後には『やがて哀しき』に終着するのです」(P68)。

他にも、一言ひとことが共感する(だから、大ベストセラーになったんだろな)。

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以前は、年末になると、自分の人生の「中長期計画」(5カ年計画)を立て、そこから逆算して「短期計画」(1年計画)に落とし込み・・・ってなことをやっていたが、昨年末からそれをやめた。高い目標を掲げることが出来なくなったから。

今の延長線上で何がしたいかを考えるよりも、今の延長線上にはない想定外の人生を歩みたいし、そういう人生の方が面白いはず。だから2019年もあと4日となったが、2020年の目標も予定も何もない。ストレスがなければそれで良し。あとは「一切なりゆき」。

これからも、楽しむことに躊躇せず、面白がって生きていこうと思う。