Tokyo station


今日は、日本経営協会(東京)主催の決算早期化セミナーに登壇した。来週月曜日(12/23)に出版記念特別セミナーがあるが、ロングセミナーはこれが今年ラスト。今年も多くのセミナーに登壇させて頂いた。

これまでのセミナー実績は私のホームページに載せているが、決算早期化セミナーに関しては、登壇して10年以上が経つ。それなのに受講してくれる方が今でも途切れることがないどころか、受講者が増えている。決算早期化の社会的な要請に応えなければならないだけでなく、働き方改革への対応(残業時間の削減、生産性向上)や、生産年齢人口の激減への対応といった、新たな経営課題への対応が急務となっていることも受講者増加に繋がっているのだと思う。

先日、10年前のセミナーに来てくれた上場企業経理部長さんから、久しぶりにメールを頂いた。「10年間、自力でコツコツと改善をしてきたが、近い将来の組織再編を実現させるために武田先生のチカラが必要になった」というような趣旨の内容だった。10年経っても覚えてくれ、私を必要としてくれたことが嬉しい。

思えば、私が支援してきた上場企業は、ほぼ全社、私のセミナーを受講された方からの問い合わせにより契約締結に至っている。私が売り込んだことはない。ホームページの問い合わせフォームから来た問い合わせに一つ一つ応えているだけ。

セミナーというのは、そのたった一度の出会いによって、受講者も私も「人生が変わる瞬間」だと思っている、というと大袈裟に聞こえるだろうが、ホントにそう思ってる。ある時、ある瞬間に、私が喋った一言が、ある受講者の魂に火を付け、その受講者の人生を変えてしまったことは何度もある。そして、その受講者との出会いが、回り回って私の人生を変えてきた。昨日書いた経理部長との出会いもそうだ。7〜8年前のセミナーがキッカケで、お互い、人生観・仕事観が変わったと思う。

私はセミナーを受講することも多いが、単に知識を提供するだけで、気付きも何もないという内容のものが多い。文字だらけのパワーポイントをただ読むだけのセミナー講師にあたるとウンザリとする。「原稿を見ずに、受講者の表情を見ろ!」と常々思う。

恩師平松一夫先生は、「教育とは、知識を与えるのではなく、インスピレーションを与えること」だと何度も言ってくれた。私が登壇する時は、いつもこの恩師のコトバを自分に言い聞かせる。受講者に気付きを与え、インスピレーションを与え、魂を揺さぶり、人生観を変えようと思って、必死で想いを伝える。普段無口な私が、なんでセミナーではあんなに喋れるのか、自分でも摩訶不思議だが、セミナーは「人生が変わる瞬間」なので必死のパッチで喋っている。

セミナーが終わると、いつも全身のチカラが抜け落ちたようになる。身体中の水分が抜け切ったかのように喉も渇く。今日もホテルにチェックインした後、ひとりで飲める場所を探し、身体中にアルコールを染み込ませた。こういう時の酒は酔いが回る。でも気持ちよい。ほろ酔いでホテルに戻ると、早速セミナー受講者から「宿題提出」というタイトルのメールが届いていた。セミナーの中で、「セミナーを受講しただけじゃ絶対だめ。セミナーが終わってからが勝負。セミナーが終わったらそのまま帰らずに、スタバに行って振り返って、宿題やらないと、すぐに記憶の半分は消えるから!」と強く言い続けたので、セミナー終わった直後に振り返ってくれたらしい。最前列で熱心に聴いてくれていた若い女性からだった。セミナーへの感謝のメッセージも添えられていた。「経理を通して社会に何を貢献したいかを、自分に問うキッカケになった」と。決算早期化のノウハウ以外のものを受け取ってくれたことは、私も嬉しく思った。

来年は仕事を減らすつもりだが、セミナーは1年先まで予定が入っている。主催者の皆様には感謝しかない。セミナーに関しては依頼が来る限りは、日本全国どこへでも行こうと思っている。また多くの方との出会いを楽しみに、自分を磨き続けたいと思う。


(※ 写真は東京駅丸の内出口前。我ながら上手に撮れた。)