雑誌『PRESIDENT』(2019/11/29号)に興味深い記事が載っていた。

「孤独度」に関して、1300人のビジネスパーソンを対象にインターネット調査を行った結果、以下のような結果が出たという。

 ●SNSの利用時間が長い人ほど、孤独を感じやすい
 ●「腹を割って話せる友達」が多い人の方が、孤独を感じやすい
 ●業種別でみると、運送・輸送業の人が、最も孤独を感じていない


孤独を感じるかどうかは、人との「つながり」の数や時間や密度とは関係ない。(弱いつながりであっても)誰かから頼られ、存在を承認され、感謝されるかどうかということが孤独感を左右しているということが分かる。宅急便のおじさんは毎日多くの人から「ありがとう」を頂いているが、スペシャリストといわれる職業の人は他者に頼る訳にいかないため孤独を感じやすい、らしい。

この調査結果を見る前から、「つながり」とか「絆」とかいうコトバには違和感があった。そもそも、あらゆる動物は孤独に生きているものではないのか。

以前も書いたが、最近は「スマホ疲れ」がきており、またスマホに向き合うことによる「時間の浪費」に辟易としている。なので、「デジタルデトックス」をして、「アナログ主義」に戻すようにしている。仕事中もキーボードに向かう時間より、シャーペンを握っている時間の方が増えてきた。ペンだけで生きていければ、とも思うこともある。

相変わらず、LINE上では(仕事上での付き合いを除くと)数名しかやり取りしてないが、かつてメールやMessengerで不特定多数とやり取りしていた時の方が孤独を感じていたように思う。スマホやSNSが登場する前から、人の群れの中にいる時の方が孤独を感じていた。今でも基本的に4人を超える食事会は断るし、懇親会・パーティー的なものにも参加しない。あの空間が嫌いなのだ。誰かと一緒なら孤独を感じなくてすむということではない。

真の友といえる人や、腹を割って話せる人は少くても、傾聴してくれ、承認してくれ、頼り頼られる関係でいてくれる友の存在が私の精神的支柱になってくれている。私の場合、この精神的、情緒的な関係を何よりも大切にしたい。人と群れることよりも、大切な人を大切にすることの方が幸福だと思うので。


孤独
([出処]前掲誌P26)