今日、なんとなくTVをつけたら、釘付けになった。

屋久島で40年間、自給自足生活をしている方を取材している番組。67歳と言っていた。

小さい時に壮絶なイジメにあうわ、父親の会社が倒産するわ、自宅に借金の取り立てが来るわ、地獄のような日々が続き、自宅を出たらしい。働き始めてアパートを借りるようになったが、収入の多くが家賃などに消えることに疑問を持つ。知人から、屋久島の土地が売りに出てるとの情報を聞き、1000坪を超える土地を80万円位で購入、そこから自給自足生活が始まる。

しかし屋久島でも、信じようと思った女性からひどい裏切り行為をされる。この話になると彼は号泣する。詳細は語られなかったが、余程の裏切り行為だったんだろう。それ以降、人が信じられなくなり、島民との接触も断ったらしい。友達といえるのは時々電話をくれる幼馴染1人だけだという。「1人いれば十分だろ」と。


裏切り


裏切り


「この人、すごいなぁ」と思って番組を見ていたのだが、すごいと思ったのは、自給自足生活をしていることでも、孤独に耐えていることでもなく、(号泣したシーン以外は)ずっと「笑顔」だったこと。

「この人は、なんでこんな爽やかな笑顔で生きていけるんだろう」と思ってみてたのだが、この方は意識的に「作り笑顔」でいるようにしていると言っていた。「作り笑顔」を何十年とやっていたらこういう素敵な顔になるんだなぁ〜、と妙な所に関心させられた。

先日、HISの澤田会長がTVに出ていた時も、「この人、いつも笑顔やなぁ」と思って見ていたのだ。どんな話をしている時も、同じ笑顔。

私は、顔が「怖い」とよく言われる。熱が入ると眉間に皺がよってるのかもしれない。直さなきゃならないと思う。「作り笑顔」を意識しようと思った。人は見た目が9割らしいから、見た目で損をしないようにしなければ。

人間の世界には、人間でなければ引き起こすことのできない悲惨な、さまざまな出来事が起きます。しかし人間にはまた、どんな苦しい生活の中でも、笑うことができる能力があるのです
(高史明『生きることの意味』(ちくま文庫)P62より)