『真似のできない仕事術』って、どんなのだろ?


12人の「仕事人」が登場するが、そのうちの1人が(なぜか)タランティーノ監督。

仕事の現場では「徹底したアナログ主義だという点は共感できる。脚本を書く時は今でもリングノートとフェルトペンを買ってきて、手書きで書くらしい。「コンピューターじゃ詩は生み出せない」が彼のモットーだというが、すごく理解できる。

撮影現場では、ケータイ・スマホの持ち込みは禁止で、現場で鳴らしたら即クビらしい。ケータイはかえって人とのコミュニケーションを奪うし、自由も奪う大事なものを見落とさせちゃうと思うんだ俺はケータイがなかった時代へ戻りたいよ。これもめっちゃ理解できる。

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三浦瑠麗さんも登場する。平日に東京のオフィスで仕事をする時も、週末に軽井沢の別荘で過ごす時も、「どう過ごすかが大体決まっています」というくらい1日にすることが「ルーティーン」であるという。これもめっちゃ理解できるし、大切だと思う。

twitterなどからの情報も「時間を決めて1日に数回チェックする」というが、これも大切なことだと思う。1日に何度もリロードして情報を取りに行くってことをやっていたら、大切な時間があっという間に過ぎ去っていく。ここでも、ネットに過度に依存しない「アナログ主義」が必要だと思う。

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私もここ最近、「アナログ主義」でいきたいと思っていたところだった。「スマホ疲れ」がきてる。ケータイがなかった時代に戻りたいと思うことが時々ある。

友達の一人がLINEをやめることになり、「連絡手段が途絶えるなぁ」と思ったのだが、実際はスマホがなかった時代の連絡手段に戻っただけで、何ら不自由はない。

私のビジネスパートナーは、スマホ上のあらゆるアプリの通知設定をOFFにしている。サウンドもバッジ(アプリ上の赤丸)もOFFににしている。メールや電話すらもタイムリーにやり取りできない。それでも特段困ったことはない。

人との繋がりやコミュニケーションをLINEやSNSに依存していること自体が異常なのかもしれないと思うこともある。

橘玲氏の進化論の本を読むと、人間は(進化の大半を過ごした)旧石器時代に適したカタチで「設計」されているんだなぁということが分かる。食事、睡眠、運動、健康、働き方など、あらゆるものがそうなんだと思う(ちなみに、福岡伸一ハカセは、食品添加物が体内に入ることを「壮大な人体実験を受けているようなものだ」と言っている。原始人はそんなものを口にしていないから。同じ理由で、私はプロテインも余り摂取していない)。


話がどんどん逸れていったが、結局は『真似のできない仕事術』ってのは、自分が真似する必要のない仕事術だ。原点に戻り、原始的に考えれば、大抵はうまくいくんじゃないだろうか。

知らんけど。