ホイアン


今回ダナンに行ったのは、ビーチが見える所でぼんやりしたかったというのもあるが、一度「ホイアン(Hoi An)」という町に行ってみたかったから。

ホイアンは、ダナン国際空港から直線距離で約25km、私が泊まったホテルから約10kmの場所にある。カラフルなランタンで有名な町。1999年に世界遺産に登録されている。

ダナンに着いた初日、ホテルに荷物を置いて、すぐにホイアンに向かった。町中は歩行者天国になっており、一定の時間はタクシーも進入禁止になっている。


ホイアン


タクシーを降りた瞬間から、人の多さにビックリした。ハイシーズンの京都の如く、白人観光客で溢れていた。東南アジアのどこにいっても白人観光客ばかり。彼らは仕事をしとるんかいな…と、いつも思う。


ホイアン


実際に町も京都に似ていると思った。町の中に川(トゥボン川)が流れているが、ここは鴨川のような雰囲気がある。川沿いには白人観光客に狙いを定めたかのようなカフェバー、ベトナム飲食店、イタリア料理店などが立ち並ぶ。ここも京都の木屋町のような雰囲気と賑わいがある。タイのカオサン通りとは全く雰囲気が違うが、相変わらず白人観光客は賑やかで、相変わらず中国人はうるさい。


ホイアン


流れているのは何でもない川なんだけど、余りにも質素なボートにランタンを付けただけで「観光船」に変わる。一人で歩いている私にも色んなボートオーナーが声をかけてくる。いい商売をしていると思う。「企業努力」を感じる。

ランタン付けてるだけやん!
タピオカ入れてるだけやん!
でもめっちゃ儲かってるやん!

神戸もこういう所から学ぼうぜ。


ホイアン


露店も多い。ランタンを売ってる店もあれば、アオザイを作ってくれる店もある。なぜだか露店商は総じてやる気がない。スマホをいじってないだけでもマシだと思うことに。


ホイアン


ここも一人で飲めそうな店を探したが、結局は普通のベトナム料理店に入った。
色々と頼んだが、上の写真はTiger Beerと生春巻。
やっぱり、アジアの料理は屋台で食べる方が美味い。

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ちなみに、旅行好きの友達も知らなかったのでシェアしておくと、中公新書から「物語 ○○の歴史」という本がシリーズで出版されている。これは旅先の歴史・文化をサクッと勉強するにはとても良い。新書1冊にまとまっているから「サクッと」と書いたが、中身は世界史の教科書よりも何倍も濃い。下に載せた国以外も沢山ある。kindle版があるのも有り難い。ご参考までに。






物語 シンガポールの歴史 (中公新書)
岩崎 育夫
中央公論新社
2013-03-22