ダナン


上の写真はベッドルームからの眺め。

寝る時は冷房を消す。朝5時頃(日本時間朝7時頃)から暑さで何度も目が覚める。
今日も「何もしない」つもり。日本にいる秘書から「No Fun,No Life」とLINEが届く。人生は限りがあり、人生は予測不能であるからこそ、人生は楽しんでナンボだと思う。イギリスの作家、サミュエル・バトラー(1835-1902)は、『人間を別にすれば、あらゆる動物たちは生きていることの主たる仕事が、生を楽しむことだということを知っている』というコトバを残している。何度も読み返してきたコトバなので憶えてしまった。「主たる仕事が、生を楽しむこと」。楽しまなければ人生じゃない。

何かするには目的があるはずで、人が旅をするにも目的があると思う。以前も書いたことがあるが、日本人は旅先でも忙しすぎると思う。ホテルのプールサイドも、目の前のビーチも、日本人は私だけ。朝からツアーに出かけたのだろうか。東南アジアのどこに行っても、ホテルでぼんやり過ごしているのは白人観光客ばかり。まぁ、人それぞれの目的があるんだから、どーでもいいんだが。

今日は夕方までホテルで過ごす。朝は部屋でモレスキンタイム、午後はプールサイドで読書タイム。あらゆる情報を1冊のノート(私はモレスキンを使っている)にまとめている。思ったこと、考えたこと、気づいたこと、反省点、振り返り、気になった小説の一文、取っておきたい新聞記事・・・なんでもかんでも1冊のノートに書き留め、貼り付けておく。そのノートは常に持ち歩き、常に読み返す。思考を脳みそに擦り込ませるように。単に読み返すだけではない。色んなページを行ったり来たりしながら、ある日の思考と、別の日の思考を、ツナいでみたり、合わせてみたり、ズラしてみたり、関係性を考えてみたり、境界線を見つけてみたり、第3案を考えてみたり、抽象化してみたり、ということを繰り返していく。それが新たな1ページのネタになる。そうやって「知」は移動する。書くことがない時でも、読む時間を作る。ノートに向き合い、自分と向き合い、考え抜くという時間を持つことにより、思考が思想や哲学に昇華されていく。習慣になるまでこれを繰り返していけば、軸がブレることもない(はず)。他人のことなんてどーでもいいと思ってくる(はず)。あとは「生を楽しむだけ」という心境になる(はず)。知らんけど。


ダナン


午後はプールサイドに移動。インフィニティプールから海を眺める。

旅先に大きな単行本を持ってくる気にはなれないから、文庫本3冊とKindleのみ持ってきた。以前何かの雑誌で紹介されていた、俳優高嶋政宏さんの『変態紳士』という本をKindleで読んだ。あまりテレビを見ないので知らなかったが、高嶋政宏さんは40歳を過ぎてSMの世界を知り、ドはまりしているらしい。「急ビッチで取り戻さなくては」という勢いが出て、緊縛の講座まで受講したとか。緊縛以外にも変わったフェチ(フェティシズム )を持っている(だからなのか、食や健康へのこだわりも半端ない)。そんな(世間から見ると)アウトローで異常な一面を公言し、本にまとめるというのは、ある種の共感がある。人間、誰しもこういった不道徳な部分を持っている。社会的批判・制裁へのおそれから、仮面を被り、自分を隠し続ける人生より、素の自分を曝け出し、「本音」で生きていく方がいいと私は思う。SMだろうが、LGBTだろうが、不倫だろうが、バツがあろうが、それが「自分らしさ」の表現であれば、人の目を気にせずに堂々と生きていくべきだと思う。「生を楽しむ」ことを優先すべきで、偽りの人生を歩むべきではない。自分にも他人にも嘘をつくべきではない。『しあわせとは、あなたの考えと言葉とおこないが、調和していること』(マハトマ・ガンジー)なのだから。思ったことを行動に移さなければ幸せにはなれない。


ダナン


とりあえず、250mプールの端から端までを泳いでみた。魚になったような感覚。気持ちよかった。


夕方からダナン中心部へ出て行ったが、その話はまた明日にでも。



変態紳士
眦萓宏
ぶんか社
2018-10-10