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以前も書いたが、私が師と仰いでいる人が2人いる。1人は人生の土台を教えてくれ、もう1人は知の土台を教えてくれる。

今日は、人生の土台を教えてくれた師の誕生日で、都内某所で誕生日パーティーが開催された。400〜500名が集まったのではないだろうか。途轍もない信頼と愛と感謝の結集を見せつけられた。今日も人生で大切なことを、とんでもない熱気と熱狂の中で学ばせて頂いた。

私は50歳までに仕事に一つの区切りを付けたいと思っているが、師は50歳になった今日、新事業を発表された。長年の夢を今日実現されたのだ。私は、この新事業の内容よりも、この1つの事業モデルを構築されるまでの過程や、そこに携わってきた協力者、そして今後携わっていく人々の熱い想いに胸を打たれた。私も微力ながらこの新事業の歯車の1枚に噛ませて頂けることは、純粋に幸せだと感じる。

今日、師に「幸せでなければ意味がない」と言われて、ハッと我に返った。なんで俺は仕事にストレスをためてんだ。なんで辞めることばかり考えてんだ、何のために・誰のために仕事をしてんだと。

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ブックオフコーポレーションを設立した坂本孝氏は、同社の粉飾決算などが明るみに出て引責辞任をする。この時、師と仰ぐ稲盛和夫氏から何十分にも及び叱責を受けたらしい。当時67歳。引退を考えた。しかし、その後、稲盛和夫氏は78歳でJAL会長に無報酬で就任。弟子坂本孝氏は引退を撤回し、「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」を立ち上げた。「本」に続き、「食」の新しいビジネスモデルを構築した。「俺の」が上場すれば、1人で2社上場させたことになる。

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今日、ふと坂本孝氏のことが頭をよぎった。私も、まだやるべきことがある。やっていて幸せと思うものがある。人々を幸せにできることがある。そういうものに残りの人生を賭けたいと思った。

なんとなくこの6月から新しい人生の幕が開けそうな気がしていたが、"601"に神が舞い降りてきたかもしれない。