東京から京都へ。

個人事業主のクライアントとの会食。

このクライアントとは、年に3〜4回食事をする。正確には、年に3〜4回の食事の時にしか会っていない。それでも、もう10年近くも支援をさせて頂いている。

毎月訪問してくれる税理士が近隣に何人でもいると思うのだが、近くにも居ないし訪問もしない私と創業以来のお付き合いとさせて頂いている。私としては、クライアントがより安心して経営ができるのであれば、近隣の税理士に契約を切り替えてくれても構わない。しかし、クライアントはその気はないという。

「税務の相談だけをしたいなら税理士に頼めばいいし、経営の相談だけをしたいなら経営コンサルに頼めばいいと思う。でも会議室で喧々諤々言われたら、僕はキレると思う。そういう人と付き合いたいとは思わない。武田さんなら何でも話せる。あとは人柄・キャラが好き。だからこれからも武田さんと契約を続けたい。」

今日も、そういってくれた。

このクライアントはお酒にやたらと詳しい。これまでお酒のことを相当教えてもらった。蒸留所に連れて行ってくれたこともある。今宵も4軒ハシゴして、しこたま飲んだ。何杯飲んだのかも覚えてないが、クライアントの前で記憶が飛んだことは一度もない。笑い転げて抱き合うような関係だが、緊張感が途切れることは絶対にない。「クライアント」と「私」という関係は、会議室にいなくても、どんなに仲が良くなっても、24時間365日、一定の緊張感が必要なのだ。悲しいかな、そういう関係なのだ。この緊張感が持てなくなったら、全てを失うのだ。