いろいろな人が、いろいろ嘘をついている。

ついて良い嘘と、ダメな嘘があると思う。ついたらダメな嘘をつく人は、信頼をなくすだけでなく、自分の人生もつらくなると思う。約束を守らないのも同じ。人との約束、自分との約束を守らない。時間を守らない。納期を守らない。そういうことを一度二度と繰り返すだけで信頼をなくすし、自分自身の輝きが失っていくのではないか。

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今朝、読売新聞と朝日新聞の朝刊に、宝島社がすごい見開き広告を掲載していた。
上の「敵は、嘘。」が読売新聞、
下の「嘘つきは、戦争の始まり。」が朝日新聞。


敵はうそ


敵は、嘘。
いろいろな人がいろいろ嘘をついている。子供の頃から「嘘をつくな」と言われてきたのに嘘をついている。陰謀も隠蔽も改ざんも粉飾も、つまりは嘘。世の中にこれほど嘘が蔓延した時代があっただろうか。いい年した大人が嘘をつき、謝罪して、居直って恥ずかしくないのか。この負の連鎖はきっと私たちをとんでもない場所へ連れてゆく。嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年、嘘をやっつけろ。



うそつきは戦争の始まり

嘘つきは、戦争の始まり。
「イラクが油田の油を海に流した」その証拠とされ、湾岸戦争本格化のきっかけとなった一枚の写真。しかし、その真偽はいまだ定かではない。ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。この負の連鎖はきっと私たちをとんでもない場所へ連れてゆく。今、人類が戦うべき相手は、原発よりウィルスより温暖化より、嘘である。嘘に慣れるな、嘘を止めろ。今年、嘘をやっつけろ。


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作品の秀逸さにしばらく見惚れた。さすが電通。
上の作品の背景は、ローマの彫刻「真実の口」。最近、何が真実なのか分からないことが多過ぎる。疑ってかからなければならないものが多過ぎる。平然と嘘をつく人もいる、ネットの情報も嘘が多い、大手新聞社も平気で嘘を書く。それがどれだけのなのか分かっているのか。両作品に共通してでてくるコトバ、『この負の連鎖はきっと私たちをとんでもない場所へ連れてゆく』。そうなんだよな。嘘は私たちをとんでもない場所へ連れてゆくのだ。戦争の始まりなんだ。


宝島社はこの広告の制作意図を次のように説明している(宝島社HPより)。
人々は、次から次に出てくる嘘に慣れてしまい、
怒ることを忘れているように見えます。
いまを生きる人々に、嘘についてあらためて考えてほしい。
そして、嘘に立ち向かってほしい。

メディア社としての強烈なメッセージを感じる。

最近おかしいことが多いけど、そういったことをスルーしたり、逃げたりすべきではないと私も思う。真実を確かめるべきだと思う。


(※ 上の作品は宝島社HPより拝借しました)