先月、2日間で1つの事業を創り上げるという『SBM』というセミナーを開催しました。

創り上げた事業プランがホントにこれで良いのか自信がないという受講者もいるかもしれませんので、『SBM』開催後にマンツーマンの「個別コンサル」(1日1時間)を実施しています。28名の申し込みがあり、今日までに19名のコンサルを実施しました。

個別コンサルをやって気が付いたことを書いておきます。

まず、大半の起業家は、単一事業から1つのキャッシュポイント(収入源)しか考えられていません。複数のキャッシュポイントがあるはずです。例えばですが、セミナー業をやる場合、単発のセミナー収入だけではなく、その二次配信(動画販売、書籍化等を含む)による収入を得ることもできます。(私のように)セミナー後のフォロー(コンサル等)を実施して収入を得ることもできます。会員制にして定額収入を得ることもできます。BtoB向けのコンテンツをBtoC向けにすることもできるかもしれません。1つの事業から、何パターン、何十パターンもの収入を得ることは可能です。そうすることにより、セミナー収入が5倍にも10倍にもなる可能性があります。誤解を恐れずにいいますが、起業家の方は、もっともっと金儲けに貪欲になるべきです。

また、多くの起業家が、顧客に自社の商品・サービスを購入してもらうための「導線」を考えていません。例えば、HPを開設したり、instagramでコンテンツを配信したりしても、商品・サービスを購入してもらうための「導線」がなかったり、セミナーを開催しても次の階段に登ってもらうための「導線」がなかったり・・・。極論をいえば、モノが売れないのではなくて、モノの買い方が分からないのです。これは非常にもったいないことです。また、既に経営をされている方においても、既存顧客がどのような「導線」で自社の商品・サービスを購入するにいたったのかというデータを取るべきですが、それも十分に出来ていません。営業もマーケティングも科学的に実施すべきですが、多くの経営者が「なんとなく」やっているような印象があります。儲けたいなら、儲けの設計図を先に描くべきです。

さらに、多くの起業家の「ビジネモデル」がオリジナリティに溢れすぎています。他社と差別化を図るべきものは「ドメイン」であり、「ビジネスモデル」は差別化を図ってはいけません。世の中に成功事例が山のようにあります。成功している企業は、それまで多額の予算をつぎ込み、失敗や改善を繰り返しながら、成功を手に掴んでいるのです。なぜそのビジネモデルを研究して、パクらないのか。経営は「TTP」(徹底的にパクる)が鉄則とセミナーの中で何度も何度も言ったのですが、成功モデルを研究した起業家は皆無でした。考えることも大事だけど、ググれ! 何度も何度もググれ!

来週、残り9名の方の個別コンサルがあります。非常に楽しみにしています。