本を紹介する特集を組む雑誌は買ってしまいます。

既にバックナンバーとなっていますが、『日経おとなのOFF』(2018年8月号)も良かった。

特に、元ライフネット生命会長の出口治明氏の巻頭インタビューは良かった。

僕が本を読むのは「面白いから」、これに尽きます。面白い本ならジャンルを問いませんし、途中でつまらなくなったら読むのをやめます。
これは私も全く同じです。面白いから読む。面白いものを読む。つならないものは捨てる。
一度読んでつまらないと思った人の本は、別の本もつまらないことが多いから、基本的にもう買いません。逆に、一度読んで面白かった人の本は、別の本も面白いことが多いから、同じ人の本ばかり読むことも。

”ハズレ”を引かないために僕が心がけているのは、新聞の書評欄を参考にすること、必ず試し読みすること、そして古典を選ぶことです。
新聞の書評欄は私も毎週参考にします。読売新聞の書評欄が好きかな。新聞以外にも書評サイト「HONZ」「flier」「TOP POINT」は定期的にチェックするし、読前に書評の検索もします。書評ブログ「スゴ本」のチェックも欠かしません。

「試し読み」に関しては、出口さんは「最初の10ページ」を読むことを薦めています。「目次を見れば判断できるという人もいますが、本文を読まないと相性は分かりません」と。これも同意します。最初の10ページが退屈な本は、後のページも退屈なことが多いですからね。本は本屋で買いましょう。

「古典を選ぶこと」についても同意です。20代の知識を吸収すべき時期は、ビジネス書の新刊書を乱読していましたが、最近はほとんど読まなくなりました。新しい知識を詰め込むよりも、古典的な思想・哲学を知りたいという欲求・飢えの方が上回ってきました。以前は年間300〜500冊位を読んでいましたが、最近は100〜200冊位かもしれません。古典を読むのは時間がかかります。でも、それでいいやと思っています。このブログで書評が減っているのはそういう理由です。

一般的に古典が難解なのは、その本がその時代にどうして書かれたのかという背景の事情を知らないためですが、ガイド本があれば、古典を理解するための入り口の知識を教えてくれます。
そうなんです。「ガイド本」に惜しみなくカネをつぎ込むべし。スピノザが生涯をかけて書いた本を凡人が一度読んで理解できる訳がないし、1週間、1カ月で理解できる訳がないのです。さらに全ページを理解する必要もないのです。身近な人の考えていることも、自分のことすらも、全て理解できないのに、カントやハイデガーの言っていることが理解できてたまるか!! 

でも理解したいという欲求が爆発するときは、まず「ガイド本」を読む。幸いなことに、色んな方が「ガイド本」を出してくれています。「ガイド本」を選ぶ時に気を付けるべきことは、その著者が原書・原典を読んでいる人かどうかを見極めること

試験勉強のやり方が人それぞれ違うのと同じで、本の正しい読み方なんてありません
「本の読み方」については、よく聞かれます。私の場合は、赤の水性ペンを持ちながら本を読み、気になった箇所には赤線を引き、余白に書き込みをし、読後にそれをノート(モレスキン)にまとめるか、線を引いたページを破ってモレスキンに貼り付けます。ただ、その方法が絶対的なものとは思いません。自分が読みやすく、記憶の残る方法で読めばいいと思います。

本を読む力は、読み続けること
付け加えるなら、難しい本を読み続けること。楽しみながら読み続けること。


なお、出口さんは、「ガイド本」として『書物誕生』というシリーズ本を紹介してくれています。






こういう本が難解だと感じる方は、以下のような古典案内本をさくっと読んでみることをお勧めします。




大人のための世界の名著50 (角川ソフィア文庫)
木原 武一
KADOKAWA/角川学芸出版
2014-02-25









世界の哲学50の名著 エッセンスを究める
T・バトラー=ボードン
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2014-02-21






西洋哲学の10冊 (岩波ジュニア新書)
左近司 祥子
岩波書店
2009-01-20