ネットの情報をさくっと拾い集めただけですが、例の会社、以下のような感じのようです。

はれのひ株式会社
資本金150万円

2008年創業
2011年法人化

2015年9月期:決算を粉飾(売上高4800万円架空計上、黒字に改竄? 債務超過を隠蔽)

2016年9月期:10の金融機関から18回にわたって計約6億円の融資を受ける
2016年9月期:売上高約4億円を計上(架空売上分を特別損失計上)

  →以後、新規融資困難になり、資金繰り悪化

2018年1月8日:成人の日
2018年1月26日:破産開始決定(資産1,620万円、負債10億8,500万円

※ 「16年以降は税理士による税務申告もしていなかった」(日経より)


「こんな酷い会社があるのか!?」と思われる方が多いのかもしれませんが、こんな会社、履いて捨てるほどあります。拙書において9割の会社の決算書は間違えている、って書きましたが、大袈裟に言ったつもりはなく、実際にそうだと思っています。

P/Lをめちゃくちゃに改竄したわけですから、その膿はB/Sに溜まります。P/LもB/Sもめちゃくちゃだけど、銀行の融資担当者はそれに気付かないことが多い。で、銀行から1年間に6億もの融資を引き出す。これも珍しい話でもなんでもないです。

一連の報道の一部を見る限り、上の会社の社長の倫理的価値観の欠如たるや凄まじいものがありますが、決算書を良くみせて銀行から融資を取り付けるということは経営者の倫理観だけの問題なのか。

世界には全ての企業に公認会計士の会計監査を義務付けている国があります(日本は主に上場企業のみです)。全社義務付けまでやる必要性はないかもしれませんが、銀行から数億・数十億の融資を受けたり、投資家から出資を受ける時に、会計監査も受けていない決算書が提示されていることが許されているということに誰かがおかしいと言わなきゃならんと思います。事実は如何ようにも改竄、書き換えができるのですから。国だって、銀行だって、書類を改竄、書き換えするのですから。