備忘録。
バンコクでの1日、現地会計事務所のスタッフが観光に連れて行ってくれました。事前に「どこか行きたい所ありますか?」と聞かれたので、「ガイドブックに載っていない所に行って、ローカルフードが食べたい」と私がリクエストすると、「クレット島」(ko Kret)という場所を案内してくれました。地元では「お菓子の島」として知られているようです。約1キロに渡り屋台が並び、お菓子だけでなく、色んな食べ物が売っており、食べ歩きを楽しむには面白い島でした(もちろんビールもあるし、大繁盛のクラフトビール屋もある。)。
↑ピータンを揚げたもの
↑菜の花を揚げたもの
↑陶器に入ったカスタードプリン
こういう郊外に来ると改めてバンコクの物価の安さを痛感します。「クレット島」に渡る船の乗船料は片道2バーツ(約6円)。市場での食事も1品20バーツ(約60円)程度。クラフトヒールは1杯120バーツ(約300円)くらいしましたが、これがめちゃくちゃ高く感じるほど。缶のシンハービールなら数十バーツで買えます。飲んで、食べて、買って、1000円で十分にお釣りがきます。しかも美味い。私は日本に居る時でも週1以上はアジア料理を食べていますが、日本人向けにアレンジされていない安〜〜いローカルの味の方が好きですね。
「クレット島」で腹一杯食べて飲んだ後は、「チャトゥチャック ウィークエンドマーケット(Jatujak Weekend Market)」へ。こちらはガイドブックにも載っている有名なマーケットですが、初めて行きました。私は日本の百貨店に行っても何も買いたいものがないという物欲センサーの無い人間なので、今回も何も買い物はしませんでしたが、人気店の春雨のラーメンを食べました。
↑春雨ラーメン
バンコクには幾つか巨大な市場があり、いずれもすごい賑わいです。前回バンコクに来た際に行った「鉄道市場」もすごかった。あそこはまた行きたい。
食べるだけ食べた後は、刺激を求めに「カオサン通り(Khaosan Road)」へ。「バックパッカーの聖地」とも言われており、世界中からバックパッカーが集います(世界中と言って、大半は白人観光客です)。ここは何度も来てますが、バンコクで好きな場所の一つです。居てるだけで楽しい街です。自然と笑みが出る場所です。疲れ果てたバックパッカーのことなんてお構いなく、カフェではディスコ並みの音量でダンスミュージックがかかっています。まるで隣のカフェと音量を競い合うかのように。路上で踊り出す白人たち。そういうのを見てると、「僕たち、生きているんだ!」と強烈な元気をもらいます。とにかく楽しい場所。
ここでアテンドしてくれた会計事務所のスタッフとは別れ、私は現地のクラブ(ディスコ)へ一人繰り出していきました。無類のダンスフリークですので、海外に行くとクラブに行きます。海外のクラブでDJをすることが今でも夢です。いつか実現させてやろうと市場調査も兼ねて行きました。こういう所も、日本人はひとりもいません。白人観光客ばかりです。
一体、飛行機の中にいた日本人観光客はどこに消えたんだろ? って、毎回海外に行くたびに思います。クラブに行っても、カオサン通りに行っても、屋台に行っても、白人観光客ばかり。今回泊ったホテルのプールサイドも日本人は私一人でした。日本人は旅先でも忙しすぎるのでしょう。もっとぼんやり過ごしたらいいのに。
今、私の人生、人生観、価値観を劇的に変えた沢木耕太郎著『深夜特急』を1巻から読み直しています。『深夜特急』で人生が変わったという人は多いと思います。今読んでも面白い。特に第2巻の東南アジア縦断の所が一番好き。この本(この旅)が魅了されるのは、ひとつに、「急ぐ必要はない」、という旅(と人生)の概念を覆してくれたことにあり、さらには、道中での様々な人との出会いとコミュニケーションが人生のドラマを作るということを教えてくれることにあるのだろうと思います。
そして、この本を通して思うのは、人生は変えられる、ということ。自分が選んだ人生が、自分の人生になる。選択と決断と行動の3つが人生を変える。目の前にはいくつもの選択肢が常にある。だから、「本当はどうしたいのか」を自分に問わなければならない。自分に素直にならなくてはならない。思考に制限をかけたり、他人と比較したり、消去法的に選択したり、そんなことをすべきではないし、そんなことを正当化すべきではない。主人公は自分。自分が源。
今回のバンコクでは、現地の人との出会いはあまりなかったけれど、色んな人とのコミュニケーションが出来ました。今年に入ってから忙しなく慌ただしく走り続けていた中で、ようやく立ち止まる時間が持てたかな。
『深夜特急』と共に、バンコクに持っていった岡本太郎著『自分の中に孤独を抱け』に、「運命とは自分で切りひらいていくもの―――というより、向こうから覆いかぶさってくるたいへんな重荷だ」と書かれている。人生は切りひらいていくものだけど、運命は覆いかぶさってくるもの。なるほど、そうだよな、と思う。人生は予測不能。何が起こるか分からない。でも自分の人生を切りひらいていきたい。あとは運命に委ねるしかない。
そんなことをノートとブログに記し、帰路につきます。
バンコクでの1日、現地会計事務所のスタッフが観光に連れて行ってくれました。事前に「どこか行きたい所ありますか?」と聞かれたので、「ガイドブックに載っていない所に行って、ローカルフードが食べたい」と私がリクエストすると、「クレット島」(ko Kret)という場所を案内してくれました。地元では「お菓子の島」として知られているようです。約1キロに渡り屋台が並び、お菓子だけでなく、色んな食べ物が売っており、食べ歩きを楽しむには面白い島でした(もちろんビールもあるし、大繁盛のクラフトビール屋もある。)。
↑ピータンを揚げたもの
↑菜の花を揚げたもの
↑陶器に入ったカスタードプリン
こういう郊外に来ると改めてバンコクの物価の安さを痛感します。「クレット島」に渡る船の乗船料は片道2バーツ(約6円)。市場での食事も1品20バーツ(約60円)程度。クラフトヒールは1杯120バーツ(約300円)くらいしましたが、これがめちゃくちゃ高く感じるほど。缶のシンハービールなら数十バーツで買えます。飲んで、食べて、買って、1000円で十分にお釣りがきます。しかも美味い。私は日本に居る時でも週1以上はアジア料理を食べていますが、日本人向けにアレンジされていない安〜〜いローカルの味の方が好きですね。
「クレット島」で腹一杯食べて飲んだ後は、「チャトゥチャック ウィークエンドマーケット(Jatujak Weekend Market)」へ。こちらはガイドブックにも載っている有名なマーケットですが、初めて行きました。私は日本の百貨店に行っても何も買いたいものがないという物欲センサーの無い人間なので、今回も何も買い物はしませんでしたが、人気店の春雨のラーメンを食べました。
↑春雨ラーメン
バンコクには幾つか巨大な市場があり、いずれもすごい賑わいです。前回バンコクに来た際に行った「鉄道市場」もすごかった。あそこはまた行きたい。
食べるだけ食べた後は、刺激を求めに「カオサン通り(Khaosan Road)」へ。「バックパッカーの聖地」とも言われており、世界中からバックパッカーが集います(世界中と言って、大半は白人観光客です)。ここは何度も来てますが、バンコクで好きな場所の一つです。居てるだけで楽しい街です。自然と笑みが出る場所です。疲れ果てたバックパッカーのことなんてお構いなく、カフェではディスコ並みの音量でダンスミュージックがかかっています。まるで隣のカフェと音量を競い合うかのように。路上で踊り出す白人たち。そういうのを見てると、「僕たち、生きているんだ!」と強烈な元気をもらいます。とにかく楽しい場所。
ここでアテンドしてくれた会計事務所のスタッフとは別れ、私は現地のクラブ(ディスコ)へ一人繰り出していきました。無類のダンスフリークですので、海外に行くとクラブに行きます。海外のクラブでDJをすることが今でも夢です。いつか実現させてやろうと市場調査も兼ねて行きました。こういう所も、日本人はひとりもいません。白人観光客ばかりです。
一体、飛行機の中にいた日本人観光客はどこに消えたんだろ? って、毎回海外に行くたびに思います。クラブに行っても、カオサン通りに行っても、屋台に行っても、白人観光客ばかり。今回泊ったホテルのプールサイドも日本人は私一人でした。日本人は旅先でも忙しすぎるのでしょう。もっとぼんやり過ごしたらいいのに。
今、私の人生、人生観、価値観を劇的に変えた沢木耕太郎著『深夜特急』を1巻から読み直しています。『深夜特急』で人生が変わったという人は多いと思います。今読んでも面白い。特に第2巻の東南アジア縦断の所が一番好き。この本(この旅)が魅了されるのは、ひとつに、「急ぐ必要はない」、という旅(と人生)の概念を覆してくれたことにあり、さらには、道中での様々な人との出会いとコミュニケーションが人生のドラマを作るということを教えてくれることにあるのだろうと思います。
そして、この本を通して思うのは、人生は変えられる、ということ。自分が選んだ人生が、自分の人生になる。選択と決断と行動の3つが人生を変える。目の前にはいくつもの選択肢が常にある。だから、「本当はどうしたいのか」を自分に問わなければならない。自分に素直にならなくてはならない。思考に制限をかけたり、他人と比較したり、消去法的に選択したり、そんなことをすべきではないし、そんなことを正当化すべきではない。主人公は自分。自分が源。
今回のバンコクでは、現地の人との出会いはあまりなかったけれど、色んな人とのコミュニケーションが出来ました。今年に入ってから忙しなく慌ただしく走り続けていた中で、ようやく立ち止まる時間が持てたかな。
『深夜特急』と共に、バンコクに持っていった岡本太郎著『自分の中に孤独を抱け』に、「運命とは自分で切りひらいていくもの―――というより、向こうから覆いかぶさってくるたいへんな重荷だ」と書かれている。人生は切りひらいていくものだけど、運命は覆いかぶさってくるもの。なるほど、そうだよな、と思う。人生は予測不能。何が起こるか分からない。でも自分の人生を切りひらいていきたい。あとは運命に委ねるしかない。
そんなことをノートとブログに記し、帰路につきます。